あらすじ
町娘のお糸が仕えることになったのは、鈴江三万石の奥方様。
その正体は……なんと猫?
人情、猫情てんこ盛りの抱腹絶倒、時代小説!
幼い頃から妖かしが見えてしまうお糸は、鈴江三万石の江戸屋敷に奉公に出ることになった。正室の珠子に仕えるものの、お糸の目に映る珠子は……なんと猫?
聞けば、城主長義に一目惚れし、人間に変化して嫁いできたという。しかし鈴江には権謀術数が飛び交い、長義にも命の危機が!
愛する人を守ろうとする珠子の姿に心打たれ、お糸もともに立ち上がるが……。
【『にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳』改題作品】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
以前、続編を読んでいたので第1作目はどんな感じなのかな〜と気になって購入。
江戸っ子言葉の主人公・お糸のセリフがコミカルで楽しいけれど、人の弱さから生まれる憎しみや冷たい気持ちが本当に周りを見えなくするんだなと読んでいて学んだ。
最後まで目が離せない痛快不思議な歴史小説でした(ˆ. ̫ .ˆ)
Posted by ブクログ
猫好きの人は読んだ方がいいお猫様な一冊。出てくる唐書人物全てが憎めない、可愛らしいお話。結局のところ、今回の問題を作った張本人は…。コミカルな文体でサクサク読めてとても面白かった。
Posted by ブクログ
何も考えずに、あっという間に読んだ。
とにかくテンポ良く、ラストまでぐいっと引っ張られていった。
登場人物がみんな魅力的なんだけど、個人的には笑ちゃんが好き。
その後のお糸と夢之助の事や美由布姫の謎?とか続きが読みたい。
Posted by ブクログ
最近重いテーマの本を読む事が多かったので、この本で息抜きできました
鈴江藩の江戸屋敷に仕える町娘の糸
正室の珠子様を始め周りを固める上臈の方々
なんとこの人達が
お家騒動がありハッピーエンドで一安心でしためでたしめでたし
Posted by ブクログ
その一 猫は世につれ、世は猫につれ
その二 花咲く猫たち
その三 寝転んでも猫
終 天晴れ、猫晴れ、江戸の空
奥方様は猫だったのです あっ!帯に書いてあった!!
面白かった。 狐は……要るのかな?
Posted by ブクログ
タイトルの「にゃん!」に惹かれて。
時代もの、になると思うけれど、江戸かと思えば、カタコト英語も出てくるし、韻を踏むかと思えば、ダジャレのオンパレード。
キャラは全員個性強め。でも憎めない感じ。
ストーリーも分かりやすく、落ち着くべきところに落ち着く展開。
ただ、言葉遊びのクセ強すぎで、大人には辛いかも。小学校高学年くらい向きじゃないかと思う。
猫族なんだけどちょいと不思議な一族。
長く生きてきたからこその偉人のネーミングセンスは笑えました。
Posted by ブクログ
お糸が勤めるお屋敷の奥様は猫!?という歴史ファンタジードタバタコメディ。
もう登場人物(猫物?)がかわいいし面白いし、あとお糸とだでぃーのやり取りとか、ぶっちゃけストーリーよりも、話のやりとりの言い回しの方が面白かったかも!!
Posted by ブクログ
これは、いくら何でもハッチャケ過ぎじゃないか?次から次へと、出るは出るは、駄洒落の雪崩れ状態‼️あさのあつこさん、なんか、振り切れちゃってるみたいで、ちょっと心配です。でも、続編も楽しみです。