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Posted by ブクログ
姿形は クォーターだし 肌の色も白い 目と髪の色も黒じゃない おゑん
先生は子供を産める身体なんですか?
と聞かれ
私は ふたなり なんですよ。
と答える。
あーふたなり なんて言葉あったなあ!
いい言葉の使い方です。
竹が鳴く
お竹という女の 腹の子をおろしてくれ
とお江代という女将が やってくる。
お江代の亭主が孕ませたという。
お竹は 生まれて初めて おゑんから 自分の気持ちを聞かれる。
あんたは どうしたいんだい!
私は産みたいです。
そのお江代という女将は 家付き娘で 女だから跡をつげなかった。
亭主があちこちに女を作るのは 許せても
こんなやつが男だというだけで 家督を継いだのが 許せない
ときれる。婿を刺して 江戸から離れる前に なぜか
おゑんのところに 血の匂いをさせて やってくる。
そのお竹は 無事に男の子を産み
前に おゑんがお江代から脅し取った30両で
自立していく。
花冷えて
これも恵まれた薬種問屋の娘が
死んだ姉と比べて器量が悪い
と言われたトラウマで
娘コレラという ありもしない病気を作り出し
殺していく話し
世のお母さんがた
娘にブサイクだ!なんて口が裂けても言っちゃいけませんよ!下手に頭のいい子が こう言われて育つと
恐ろしい物語りがやってくる。
うちは娘が2人いるけど 私も毎朝 鏡は見るので
そんな恐ろしいことは言わなかった!
恵まれている環境で育つと 逆に足りないものが 気になるのかもしれませんね。
Posted by ブクログ
竹林を背負った江戸の片隅で子堕ろしを行う闇医者おゑんの活躍を描くシリーズ第2弾(現段階では最終巻)。本書は表題作「花冷えて」と「竹が鳴く」の2編を収録した中編集。
子堕ろしを行うとしながらも堕ろすことのみに焦点を合わせず、やってきた患者たちにやさしく手を差しのべるといった印象が強い。「母は強し」を地で行くシリーズ感じる。ただ、表題作はシリーズの流れからすると謎解き要素もあり、やや異質な印象を受けるが、女性の再生をテーマにしているところでは最も色濃く印象付ける作品になっている。
「ものは捉え方次第で変わる」ということを改めて思うことのできるシリーズである。
Posted by ブクログ
『弥勒の月』シリーズとともに見逃せない、『闇医者おゑん秘録帖』シリーズ。
『弥勒』が、男の心の闇を描いているのに対し、『おゑん』は女の心の深淵が対象となっている。
治療のためだけではなく、人の心自分の心を見つめるために、その稼業を営むおゑん。
シリーズ第二弾は、「竹が鳴く」と「花冷えて」の二作。
「竹が鳴く」では、難産の末産まれてくる赤ん坊に、おゑんは呼びかける。
「この世が極楽だなんて口が裂けても言えやしないさ。楽しさよりも辛さの方がはるかに勝っている。信じるより憎しみ合うことの方が多いだろうね。でも、生きてみる値打ちはあるんだよ。あるからこそ、産まれてくるんだからね」
かつては赤ん坊だった我々も、心に留め置く言葉だろう。
「花冷えて」は、一転ミステリータッチとなっている。
江戸市中で、若い娘が次々倒れ、眠ったまま死んでしまう出来事が起こる。病ではなく殺人だと見抜いたおゑんが、その謎を解き明かす。
第三弾が待ち遠しいシリーズ。
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