あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少し間をおいてと思っていたのですが、ついつい続編に手を出してしまいました。読み始めた直後の思いは「しまった」。なんだか一編読み切りの漫画が評判になって、後から続編を継ぎ足して行ったよう。目新しさを付け加えるために前編には無かった、ありきたりの敵役を付け加え、結果として元のストーリーとは変質していく・・・・。そんな感じがして他のですが。
杞憂でした。途中からどんどん引き込まれます。私の好きな弟・青波の出番が少ないのはやや不満ですが、相変わらず登場人物たちは生きています。相変わらずストーリーそのものはありきたりな感じはしますが、著者自身が描きたいものを一生懸命書いている。変に阿ったりしていない。 -
Posted by ブクログ
なんか雰囲気が随分変わりましたね。結構笑える場面がたくさん出てきて、これまでのストイックな雰囲気が柔らかくなりました。
かなりの長期にわたって書き継がれた作品だと、以前の後書きにあったので、?から?の間に相当な機関があったのではないかと思いましたが、そうでもないようです。何か理由はあるのでしょうが。。。
ただ、やや分裂気味なところはあります。思い切り協調性が無くてストイックな巧だったのですが、友達との妙に軽いやり取りがでてきたり、協調性の塊みたいだった豪がストイックになってしまったり。全体の雰囲気としては良いのですが、ある意味この小説の特徴だったところが崩れて来たような気もします。
さて -
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Posted by ブクログ
他人の期待に応えることで必死になって自分の人生を放棄しちゃいけない。
他人が描く「理想の自分」を自分に嘘をついてまで演じるのではなく、自分自身の人生を主役として生きるということ。
そして、未来のためだけに生きるのではなくて、きちんと「今」生きている私の希望、感覚、感情に心を傾けて、大切にすること。未来をずっと目指していると、ずっと「今」の私を満たすことができないまま終わる。
高校生の立場を通して若くみずみずしい感覚として描写されているけど、人生をどう生きるかの大切な話。
>油断するな、みんなが期待する美しい物語に嵌め込まれたら、逃げ出せない。捕まりたくない、演じたくない。演出も脚本も主演