あさのあつこのレビュー一覧

  • 一年四組の窓から

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    とにかく甘酸っぱかった。片思いとか、それぞれの道に進んでいくことの寂しさとか。私がとっくに失ってしまった感情ばかりだ。この4人にはどんな未来が待っているのかなぁ。余韻にひたれる終わり方だった。

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    2016年03月26日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    ネタバレ

    7、8くらいまでは一気読み!
    9の完結編は物足りなさや、息切れ感があったかな…。
    うーん。
    でも総じて、発展途上国と先進国の関係がギュッと凝縮された舞台。世界の仕組みが垣間見るような感覚。自分が幸せ、と思っているとき隣の国はどうなのか。そんなことを考えるきっかけになると思います。
    惰性で日常を送る大人と、これから社会に出て行く若者に是非おすすめしたい、一冊です。

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    2016年03月23日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

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    あえて人と違う道を選ぶことを望む若い人と、その若い人がより苦労せずに幸せになると思われる別の道を勧める大人たちの対話が好きだ。

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    2016年03月21日
  • かんかん橋を渡ったら

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    長編ではあるけれど、複数の語り手による物語だった。小学生や中学生がこんな言葉知らないだろうとツッコミを入れたくなることはあったけど、人物の心情描写が繊細で引き込まれた。ラストは衝撃だった。

    続編も出るのね。単行本だから高いけど、余韻を感じられるうちに読みたいな。買ってしまおうか。

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    2016年03月02日
  • 木練柿(こねりがき)

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    弥勒シリーズ3作目。
    短編集となっていたけど、読みごたえがあって途中でやめられなくなってしまった。
    捕物帳としての謎解きも面白く、決して人から好かれる性格ではない信次郎の魅力が、じわじわと伝わってきて癖になる。

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    2016年02月22日
  • 夜叉桜

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    弥勒の月の続巻。
    遠野屋清之介にとっての弥勒、おりんが亡くなった後、どう物語が続くのか、続けられるのかと心配したけれど、心配不要でした。

    同心の信次郎と若旦那の清之介は、お互いを疎ましく思っていながら、心の底では相手を認めている、その距離感がとても面白い。
    シリーズ物なので続きが気になるけれど、1冊で話がきちんと終わっているので、すっきり安心です。

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    2016年02月21日
  • 闇医者おゑん秘録帖

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    「弥勒」シリーズで人間の闇を鮮やかに描き出す著者の、「闇医者」シリーズも、期待通りの作品。
    堕胎医の主人公の元に、事情を抱えた女たちが訪れる。そして、思い惑う彼女たちの話を聞き、心の苦しさを解きほぐし、助けの手を差しのべる。
    そんな主人公の、生い立ちから江戸へ出てくるまでが、第三話で解き明かされる。江戸へ出てから闇医者になるまでの経緯は、シリーズ第二弾で明かされるのだろうか。楽しみである。

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    2016年02月05日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    とても読みやすい。内容は何に分類されるのかわからないけど、ネズミや紫苑の心の葛藤がよく描かれている。とりあえずはやく助けに行ってほしいのだけれど…

    舞台は未来都市と外部の地区だけど、地球の縮図のようだ。富裕層の残飯を貧困層が売買したり、食したりする。同じ人間なのに…ありえないことが現実には起きている。富裕層(先進国)が想像できないような世界が貧困層(発展途上国)には広がっている。富裕層が汚いところや悲惨なところを排除し、見て見ぬ振りを続けた結果が今の世界情勢ということを感じずにはいられない。

    今の段階ではネズミが貧困層代表、紫苑が富裕層代表として話が展開している。二人の間には3巻までで既に

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    2016年01月19日
  • 燦 1 風の刃

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    導入の1巻。ワクワクする始まりで、これからが楽しみ。
    筆頭家老の嫡男である伊月は藩主を襲った刺客と刀を交える。
    その刺客は鷹を操り剣も達者な謎の少年・燦だった。
    二人の宿命とは。燦の正体とは。神波の一族の正体とは―。

    気になることだらけで面白くてグイグイ読めました。
    悲しすぎる過去。儚い夢と願い。大人たちの葛藤。逆らえない運命の荒波。
    物語が大きく動き出したところで次巻へ続くので早く読みたい。
    その名の通り、心のままに誇り高く生きる燦。
    出来れば彼らにとって幸せな展開であって欲しいと願ってしまう。

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    2016年01月18日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    No.6の3作目。今回は大きな動きはなく、矯正施設への潜入への準備段階というか、動機づけの巻だった。だいぶキャラクターの輪郭がしっかりしてきて安心して読める内容になっている。続きも気になる。

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    2016年01月11日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    ファン向けのオプションストーリー集的な位置付けだと思って読んだけど、予想をはるかに越えた内容だった。

    まず、登場人物の魅力が生きる会話やエシーンが盛り沢山だったこと。イヌカシが体調崩して紫苑達を頼ったこと、No.6崩壊の翌日の紫苑とネズミ、イヌカシと力河を招いてのホームパーティー等、本編で描かれなかったエピソードがあたたかく、読んでいてNo.6の登場人物達の魅力を再確認できた。これだけでも読んで良かった、という感じ。
    そして、No.6崩壊後の社会の不穏さが、思ってた以上に描かれていた。再建委員としての紫苑の話や、紫苑がどんな人物で何をしようとしているのか。
    不安はあるけど希望のラストだった本

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    2016年01月10日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    イヌカシの日々
    ネズミとの出会い。その後のネズミ、紫苑との関わり。

    過去からの歌
    紫苑のこと。ネズミの過去。NO. 6のこと。

    紫苑の日々
    母・火藍のこと。力河。楊眠。ネズミ?

    ネズミの日々
    イヴ・歌う者。力河。酒飲みの紫苑。水の中。盗っ人。


    イヌカシの話、過去のことに少し触れていて、ずきんとした。力河さん本当いい味だわ。火藍ママとはどうにもならないのだろうけれど。

    酔っ払った紫苑がちょっと可愛い。どこでどうしていてもネズミを求めているのか。これから一体どうなるのか。またさらに先の先が気になる。

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    2015年12月31日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    不穏・・・。
    いつか続編が出るのでしょうけど、どうも明るい未来にはなりそうにもないような気がしてならないんですが・・・。

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    2015年12月26日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    今巻 主に西ブロックでの生活を描くストーリー。新キャラとしてイヌカシと力河が登場。どちらもいいキャラで今後活躍していきそうな予感。次巻にも期待。

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    2015年12月26日
  • 待ってる 橘屋草子

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    「じつに切ない、しかし凛とした余韻が読後にしみじみと広がっていく。読んでよかったと、心から思える一冊だ。」(解説の山前譲氏の冒頭の言葉です) 私もまったく同感です。あさのあつこさんの「待ってる」・・・、この作家、この作品を紹介いただいた読友さんに大感謝です!

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    2015年12月21日
  • バッテリーVI

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    シリーズ最終巻。横手中との再試合までがえがかれています。

    巧が主人公のこの物語ですが、天才ゆえにひとづきあいが苦手な彼が周囲の人びとと打ち解けていくといったようなありきたりなストーリーとは一線を画していて、新鮮に感じました。とくに後半には、自分の信じる道を進もうと努力する巧のすがたが輝いていて、しかもそんな彼に読者のほうも自然に共感を抱くことができるようになっています。児童文学でこういう人物造形も可能なのかと、著者の文章力に驚嘆しました。個人的には、本書の物語にそれほど深く感動したというほどではなかったのですが、児童文学の表現の幅についての認識をあらためることになりました。

    もっとも、巧や

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    2015年12月12日
  • バッテリーIV

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    巧たちの所属する新田東中学野球部と、門脇を擁する横手中との練習試合が開催されます。巧と豪のバッテリーは名門校相手に健闘しますが、門脇の悪友で横手の5番打者を務める瑞垣俊二に揺さぶりをかけられ、敗退します。

    試合後、巧と豪の間に生まれた亀裂は修復できず、監督のオトムライはバッテリーの解消を命じます。ところがその後、勝負が中途半端に終わったことに消化不良を感じる門脇は、巧たちのもとを訪れ、再試合を申し入れます。

    豪が第1巻の快活さを失って、あまり楽しめませんでした。その一方で、お調子者のチームメイト・吉貞信弘が、ストーリーの重苦しさを救っています。

    なお、巻末には、3歳の頃の巧と祖父の井岡洋

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    2015年12月12日
  • 福音の少年

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    オモシロかった、少年たち。でも、

    また、どうなったか
    わかんないないようにしちゃったし。
    微妙にスッキリしないなぁ。

    最後が、絵美と藍子とのやりとりで
    しめちゃったけど…
    あれでいいの?
    よくわかりません。

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    2015年12月22日
  • ガールズ・ブルー

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    ホントのともだちって、
    こんな感じ。ってウスウス思ってた。

    親友っていうのは何をもとにするんだろ…
    こっぱずかしくて、親友ってよびたくない。
    ともだちはともだち。

    ともだち同士って
    意外とシビアじゃないと
    やってけないと改めて思う。

    高校生じゃない今でも、
    コレ読んで刺激的だった。
    何度か、自分も問われた気がした。

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    2015年12月22日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    久しぶりのNo.6の世界はやっぱりとても素敵でした。
    個人的には紫苑とネズミが別々の道を選んだ後、どのように再会できるかが気になります!
    ただ、あさのあつこさんのコメントを見ると二人の再会の物語はもうしばらく時間がかかりそうです。
    その時をいつまでも待ち続けたいと思います(*´-`)

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    2015年11月22日