あさのあつこのレビュー一覧

  • 紅色の幻 おいち不思議がたり

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    シリーズ第7弾。きれいな風鈴とおいちの立ち姿が物語の肝になっている。風鈴の音は涼やかで風流なものだけど事件は禍々しくておいち含め新吉や和江など周りの人にとっても結構ショックだっただろうと思う。医療器具は人を救うものであって、人を傷付けるものではない。事件と犯人を追いながら自分の体や心と向き合うおいちが大切なことに触れ気付き前に進む姿が清々しく眩しい。けれど、会話がとても多く、軽い話し言葉が時代小説や内容にはちょっとそぐわない気がするし辟易。話自体は面白いので残念。母になったおいちの奮闘がこれから楽しみ。

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    2025年06月17日
  • ランナー

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    あさの先生の作品は初めて読んだ。BSの「あの本、読みました?」で実際に陸上競技されたことないとのことだけど、走ってる時の感じが読んでて蘇ってくる。ただこのストーリーのテーマはヒューマンが色濃いかな。

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    2025年06月10日
  • 透き通った風が吹いて

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    表紙から『バッテリー』的な話を想像したけれど、別物でした。
    流れる空気?土地勘?は近しいけれど。

    田舎に産まれて、田舎で育って、大学進学は一大転機。
    何がやりたいのか、どうなりたいのか。大人だって分からないのに、1つの選択で人生が変わる。

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    2025年06月07日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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     誰にでもできることかもしれないけれど、些細なことかもしれないけれど、でも私を助けてくれたのはあなたなんだよ。

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    2025年06月06日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 あさのあつこ 特別授業『マクベス』

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    読書会の課題図書だったので読んだ。

    他の人が選んだ本を読むことから得られる刺激、栄養が心地いい。

    そもそもマクベスを知らないので、シェイクスピアの作品ということを知れて勉強になった。

    あさのさんの読書の授業も素晴らしい。
    何が素晴らしいのかと言われると難しいけど、面白いし受けてみたいと思った。

    好きなところや印象に残ったところを聞く、作品を色に例える、セリフを読むなどなど。

    あさのさんも学生さんも作品からいろんなことを感じ取り言語化されているのも素晴らしいし、私もそうなりたいと思った。

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    2025年06月05日
  • バッテリーIV

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    真剣に野球に打ち込む少年達ひとり1人がカッコ良く見えてくる。揺れながらも進もうとする豪の心模様にはじんわりくるものがありました。瑞垣や門脇のそれぞれの気持ちや視点も見所でした。

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    2025年06月02日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    おいちと新吉の祝言の当日、『浦之屋』という商家で毒物混入があり、おいちは祝言の途中で現場に駆け付ける。
    おいちの幸せを気に掛ける松庵とおうた。
    仕事と家庭の両方を追い求めるおいちを、それぞれのやり方で手助けする。
    おいちの能力は、おいちの成長にどんなふうに関わって行くのだろうか?

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    2025年06月01日
  • ラストラン ランナー4

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    部員の不祥事により高校最後の大会に出場できなくなった貢。碧季の高校のマネージャー信哉と、貢の従兄弟・坂田は、碧季と貢 二人だけの五千メートル走を企画する。

    シリーズの最終巻、ちょっと出来すぎ感がある。シリーズでは、一巻が一番印象的だった。

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    2025年06月01日
  • アーセナルにおいでよ

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    居場所がないと感じる若者たちの第3の場所として機能させようとした「アーセナル」。現実に企業として運営できるのかどうかは半信半疑だが信じる強い気持ちが大事なのかなと思った。
    コトリと陽太の個性が強すぎて内容入っていかない部分があったのはちょっと残念。

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    2025年05月31日
  • バッテリー

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    努力神話の話かと思ったら全然違った、ストーリーを読むというよりは感情とか特有の雰囲気を楽しむ本なのかなと思った、!三浦しをんの解説が無かったら星2だったかもー、時間があったら続きも読みたい

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    2025年05月28日
  • アーセナルにおいでよ

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    主人公は高校生。若い時ほど、見える世界は狭いから。でも、何歳でも自分の居場所を求めてる、探してる。居場所を見つけていく、眩しくてキラキラした物語でした。

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    2025年05月27日
  • バッテリー

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    巧の年齢設定は中学生か?!それも入学前の中1?!
    こんな会話をする中学1年生がいるかな?と思いながら読み進める。
    「こじらせ男子」の印象。対して、豪くんの大人で優しいところはとてもよかった。
    自分に絶対の自信を持ち、他人を寄せつけない巧にスポーツ、それも野球ができるのか、少し疑問だった。巧は人を信頼することができるのだろうか。
    児童文学らしいが、大人でも楽しめた。
    でもまだ入学すらしていない。続きを早く読んでみよう。

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    2025年05月24日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    後日談というか番外編というか…主要登場人物4名にフォーカスされた短編集。
    本編の時とはまた違った顔を見ることができるし、意外な出会いが描かれていたり。もう会えないと思ってた彼らと、また一瞬再開できる、そんな一冊。
    (本編を読んだ後に、この作品を読むことを推奨)

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    2025年05月23日
  • レーン ランナー3

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    五千メートルのレースで、2位ながらも復活をはたした碧李。そこで出会った天才的なランナー貢。走りたいという純粋な気持ちで、二人はつながっていく。一方で、碧李の高校のマネージャー信哉と、貢のいとこ光喜も、それぞれの友を支えたいという気持ちで、つながり始める。

    結局4部まで読んでしまいそうだ。

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    2025年05月22日
  • 春立つ風

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    前作のラストで不穏な動きをしていた木暮信次郎と八代屋の大番頭弓之助。
    八代屋の別邸で行われる花見に大店や大身のお内儀を招き、花見の宴の後に客に配る引き出物をどうするか頭を悩ませている弓之助に、信次郎は遠野屋に相談してみろと焚きつける。
    前回、あんな事件を起こした八代屋からの注文を、商人として、冷静に請け負う遠野屋。
    回を追うごとに遠野屋は商人としての矜持が高まっているように思う。それが面白くないのか、信次郎の清之助を「人斬り」の世界に引き戻そうとしているサドっぷりがすごい。
    今回は事件の話よりも、遠野屋の新たな商売の話、おくみ、おちやの若い世代を育てていこうとしている遠野屋の未来への希望に満ち

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    2025年05月17日
  • 野火、奔(はし)る

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    シリーズとしては相変わらず面白い。奉公人おちやが攫われ、遠野屋の積荷を乗せた船が行方を消す。そして、それらは信次郎が追う死体とも結びついていく。

    信次郎の謎解きは冴え渡っている。しかし清之介についての描写が残念に感じるようになってきた。というのもシリーズ初期にあった信次郎が清之介を意識していた程の清之介の鋭さが全く無くなっている。その平凡さを町人として馴染んできたからだ、とするのであれば、今までは方向性は違うが2人とも人なみはずれたもの(異常さ)があったからバランスがとれていたのに、清之介が凡庸になり伊佐冶のような共に謎とくような、読者に寄り添うような人柄が増えたがために、信次郎の異常性が押

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    2025年05月09日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    うーん、3.4くらいかな。
    前の巻と比べて何か嫌なことがあるとかではないのだが、木暮信次郎の行方が分からなくなり、伊佐冶もしょっぴかれて……と面白そうな土台があっただけに、スケールは大きいが、これといった爽快な解決がなかった今回の全体像に少し拍子抜けをした。
    乱鴉の空と言うだけあってサブタイトルや物語の中で鳥についての描写が多かったのは印象的だった。
    また、今回は清之介の人柄について多く描写されているので、柔らかい気持ちで見れるページが多かった

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    2025年05月07日
  • スパイクス ランナー2

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    複雑な家庭の事情で、有望視されていた陸上競技から離れていた碧李が1年ぶりに大会の五千メートルに出場する。そこで出会った他校の選手に挑発的な言葉をかけられる。結果は、その選手の圧倒的な勝利であったが…。

    一部では、碧李とその周囲の人たちを細かく描いていたが、今回は大会当日を二人の少年を中心にじっくり描いている。期待しすぎたせいか、ちょっと拍子抜けな感じもした。

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    2025年05月05日
  • 彼女が知らない隣人たち

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    ふと気づくと
    確かに自分の地元にも、通勤途中にも
    町中にも色々な国の人が多くいます
    ほんとに日本は旅行者の方も含めて
    様々な国の方が増えたなと
    思います
    デリケートな問題になってしまうので
    詳しくは書きませんが様々な事が
    問いかけれた話でした

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    2025年04月28日
  • おいち不思議がたり

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    医者である父の仕事を手伝う16歳のおいちは、「この世に思いを残して死んだ人の姿が見える」特殊な能力を持つ少女、読み始める時はホラー色の濃い物語かと読み進めるが、どちらかと言うと江戸時代の下町で起こる日常、笑いあり涙ありのヒューマンドラマを体験している気分になる!
     健気に生きる「おいち」を応援したくなる感覚は何処か心がホッコリする、シリーズ1作目という事で色々な可能性と拡がりを予感させる!続編も楽しみながら読んでいきたいと思う!

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    2025年04月22日