あさのあつこのレビュー一覧

  • 闇に咲く おいち不思議がたり

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    おいち不思議語りの三作目。おいちも18歳になる。年を重ねるたびにおいちも成長していく。医者への道を真っ直ぐ向いている姿は好感が持てる。

    今回は双子の姉弟が不思議な事象を起こす。さて、精神病なのか?人を喰う鬼か?不思議な事件なのか?それとも?・・・ミステリー作品として楽しめる。
    仙五朗親分と新吉、松庵とおうたがおいちの周りを固める。ミステリーとなると、動機、機会、方法が解決への道筋である。方法がまず描かれ、機会も次第に明らかになる。動機には薄々気づかされるものの、下手人が誰かの推理は合っているかわくわくできる。
    そして、それすらもミスリードの可能性も想定して読み進めた。
    最後に全てが明かされた

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    2022年07月05日
  • 冬天の昴

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    第五弾
    お栄の過去から始まり、同様な心中偽装事件が、世間的にはもっぱら心中として広まり、奉行所は
    一人、同心の性格から疑問を持つ変わり者の同心木暮
    彼を助けるいつものメンバー、そして背後には殺し屋組織と、犯罪をアレンジする者
    観察力の鋭さと、新たに加わった遠野屋主人の兄の妾
    色々な条件が重なり無事に

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    2022年07月03日
  • あかね色の風/ラブ・レター

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    『あかね色の風』と『ラブ・レター』の二作品が収録された青春小説。小学校高学年の女の子たちが主人公。恋や友情、複雑な想いに揺れ動く少女たちが描かれている。少女たちを通して、自分の小学校時代を思い出し、懐かしくなった。

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    2022年07月01日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    第四弾
    惨殺された町人に扮した武士、兄の家臣の弟、腹から出てきた瑠璃の原石
    遠野屋清之助は過去を忘れるのでなく、向き合うために故郷へ
    乳母の出身地の山奥は、実際は隠れ切支丹の里、そして既に滅び去っていた
    旧藩に新しき血を吹き込むために紅花の栽培と川運の整備を
    此処で一旦区切りか?

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    2022年07月01日
  • 夜叉桜

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    第二弾
    今回も遠野屋が係る、過去の因縁と現在の商売仲間
    女郎が殺される事件が一人は手代の幼馴染
    背景には狂った男女の関係と婿養子に入った真面目な商人の闇、二人が絡まった時、そして遠野屋の過去の曰くも

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    2022年06月28日
  • 弥勒(みろく)の月

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    シリーズ第一弾
    遠野屋の若女将おりんが身投げ、背後に隠された秘密を直感で感じる同心小暮信次郎、そして配下の伊佐治親分
    清之介が清弥だった頃の父と兄の関係
    この伏線で展開か

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    2022年06月28日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

    少々イライラする

    ストーリーや描写は面白い。しかし、この作者、無類の脱線癖がある。
    いざ、というストーリーの展開場面では必ず脱線というか、これだけは描いておかないと前へ進めないというこの作者のこだわりが、ある意味病的でさえあるのだが、延々と過去に戻り想起場面として述べられる。
    読者の心理としては、そんなこたあ、前もって伏線を敷くかストーリーの構成で考えといてくださいよ、と言いたくなる。
    この素人っぽさがいいという方もおられるだろうが、イラチの小生としては耐え難い。次作からはご遠慮もうしあげたい。

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    2022年06月27日
  • 10代の本棚 こんな本に出会いたい

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    10代をとうに駆け抜けた大人たちの10代の時に読んだ本たち。中高時代はほとんど本を読まないまま過ごしたので、自分の本棚に差す本は少ないなぁと思ってしまった。

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    2022年06月23日
  • 雲の果(はたて)

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    第八弾
    焼け跡から切り殺された身元不明の女の焼死体と帯の焼け残り
    真相を探っていく行くうちに焼けた仕舞屋の持ち主、亡くなった隠居と画家志望の若旦那と商売根深な木のような嫁
    遠野屋の亡くなった番頭の線から手がかりが
    背後にはある版画災害時に金を稼ぐために行っていた江戸での強盗
    捨て去りたい秘密のために殺人を、悲しい物語が背景に

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    2022年06月23日
  • 花を呑む

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    第七弾
    牡丹の花を口に突っ込まれた死体、奉公人たちの証言から妾の幽霊の仕業?
    疑われる内儀、一方遠野屋の主の実兄の病気から治療に阿片を使用している疑惑が、また伊佐治の義理娘おけいの家出から一気に解明に

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    2022年06月21日
  • ラストラン ランナー4

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    「ランナー」から始まって、4巻目にしてフィナーレを迎えました。走り続ける高校生たちが、さわやか以外の苦悩や葛藤を抱えている様子が、たんなる青春小説、部活小説とは一線を画している作品でした。彼らがこれからどんな成長を遂げるのか、物語の外の物語を応援したくなります。

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    2022年06月15日
  • 燦 8 鷹の刃

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    第八弾の最終編
    主人公の兄として描かれてきた伊月が藩主の子、散々ダメな藩主に翻弄された親としての意地の取り換え、同じく翻弄された清門院も思い人の名残を感じさせる男の妹の身代わりに、本当は違うのだが
    神波の秘宝は薬草の記述?

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    2022年06月09日
  • ランナー

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    ネタバレ

    ただ走る。
    僕にできることはそれだけ。
    何のせいにもしない。

    家庭では妹が虐待を受けていて…
    それでも走る。
    僕はランナー。

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    2022年06月08日
  • 燦 5 氷の刃

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    第五弾
    清門院の訪問の帰りに襲われた伊月、燦の機転で一命は取り止め、藩邸内の闇神波を炙り出す、やはり一番妖しくない家臣が、殺しに取りつかれた男
    いよいよ藩の裏側の膿を絞り出すことに

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    2022年06月07日
  • 燦 6 花の刃

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    第六弾
    田鶴藩への帰国、途中の色々な経緯の元帰国に、正室を娶り、江戸藩邸の重臣とのやり取り、そして掏りのお吉達の災難、結局兄の側室清門院の助けを、かなり女が絡んでくる展開に

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    2022年06月07日
  • 敗者たちの季節

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    バッテリーを読んでいたので、似たようなクールなピッチャーの主人公を想定していたが、色々な登場人物が敗者としての背景や想い出が描かれた小説。どの登場人物も敗者であり、その面では重いテーマになりがちだが、淡々と描かれているので深刻にならずに読めた。
    県予選での決勝戦。サヨナラ負けのホームランを打たれた海藤高校が相手校の不祥事で代わりに甲子園に行く。海藤高校のキャプテンはレギュラーでは無いが、全員の推薦でキャプテンとなる。他にもレギュラーにならなかった選手が何人も出てくる。不祥事の高校の内部の選手達の想いであったり、代わりに出る海藤高校の一人ひとりの想いとか、児童文芸を得意とするあさのあつこ先生が丹

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    2022年06月05日
  • 木練柿(こねりがき)

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    シリーズの短編集。
    こんなに全ての話に遠野屋を絡ませてくるのかと驚いた。もうこれは名探偵コナンと同じだ!w

    短編はあまり好きではないので星3つ。

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    2022年06月02日
  • 燦 4 炎の刃

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    第四弾
    いよいよ渦中に?
    闇神波の正体がはっきりしないせいか、藩内に何か別の動きか?、圭寿の風変わりな点は藩主の血を引いてない?
    故郷でも燦の女?篠音が誘拐
    兄の側室の不可解な行動、わからないままに次巻へ?

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    2022年06月01日
  • にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳

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    これは、いくら何でもハッチャケ過ぎじゃないか?次から次へと、出るは出るは、駄洒落の雪崩れ状態‼️あさのあつこさん、なんか、振り切れちゃってるみたいで、ちょっと心配です。でも、続編も楽しみです。

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    2022年05月31日
  • 燦 2 光の刃

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    第二弾
    兄と死とともに世継ぎとなり江戸に移った圭寿と伊月、そして後を追って燦も
    藩内の不穏な動きを探っていくが、圭寿が襲われる、背後にあるのは闇の一族?

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    2022年05月31日