あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オリンピック熱がまだ続いております。
スポーツ青春モノが読みたくなり、あさのあつこさんを。
と思っていたのだが、主人公の少年が元野球部のエースでもう引退していたというだけで、スポーツ感はなかった。
でも、普通に青春小説として楽しく読めた一冊。
舞台は岡山県の美作市。主人公は高校3年の渓哉。野球部のピッチャーであり、引退後は、喪失感と将来の不安に襲われる。
親友である実紀も、同級生の栄美も進路は決まっているよう。そしてひと回り年上で、急逝した父を継いで稼業を盛り上げる立派な兄も、渓哉には眩しい存在。
短い物語で、大きな盛り上がりもないものの、登場人物に魅力があって、また彼らの話の続きを読 -
Posted by ブクログ
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些細なことに傷ついたり、悩んだり、謝ったりしている自分たちがいいなと感じた。
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中学1年生の1年間を描くお話。4人それぞれが家庭の問題や自身の気持ちと向き合っていく。
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進研ゼミで連載されていたとは!驚き。
するすると読みやすく、ぜひ中学生に読んで欲しい作品。
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私は中学時代知り合った友達と今も親友で居れてる。住んでる場所も今や全く違うけど、支えになっている。この小説みたいな甘酸っぱさもない中学生時代だったけどその親友に出逢えたことは最高だ。思えば作中にあるように、「いっしょにいたいなら、いっしょにいればいい。」の結果かなと思う。これから読む子ども達が、友達って何かなと悩んだ時のヒン -
Posted by ブクログ
<ぜんぶ塗り替えていくために、走る>
本当の理由を隠すために、違うモノを持ってきて、あてつけてしまう。それを後から自分で見て「うん、仕方なかったんだ。あそこからじゃあ、どうしようも無かった」とか、「これで良かったんだ」とか、作り上げてしまう。自分自身を守る、土台の弱い塔を。本当は建てる前からとっくに気付いている。こんな塔、風が吹かなくても倒れてしまう
もちろん、碧李の置かれた環境は、そんな簡単な表現では足りないけど。
でも、分かるなあ。言い訳し始めてんな、俺。って気付く時の惨めさと言ったら。
季節の移ろい、風景描写が綺麗で。思わずそこに吹く風まで感じられそうな。
あと、碧李。