唯川恵のレビュー一覧
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並木響子は、藤森産業の社長の御曹司である藤森祐介を殺害した。容姿を変え、名前を変えて藤森産業の清掃員として働き、約三年間ずっとこの機会を待っていた。娘の可菜を自殺に追いやった藤森にとうとう復讐を遂げた響子は、その場に呆然と立ち尽くしていた。もう捕まってもいいし、死刑になっても構わないと思っていた。可菜のいないこの世界で生き続けることに、なんの意味も未練もないから。そこに突然道田ユミという若い女が現れ、響子の手を引いて何故か逃亡の手助けをしてくれた。ユミもまた藤森を殺すつもりだったのだ。どうして響子を助けるようなことをしてしまったのか、ユミ自身にもその理由は分からない。この場を離れ、響子を人目に
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Posted by ブクログ
中学生の時に、唯川恵さんの少女小説を読んでいたので懐かしく手に取りました。
いつのまにか直木賞作家になっていて、小説の内容も大人っぽく。
手に取ったきっかけは、帰任する駐在員からのお下がりの中にあった一冊で、駐在員本人のものと、奥様の読んでいたものと、タイトルを見るだけではっきりとどちらのものだったのかわかるのが面白いな、と思いました。
読むものは人を表す。
企業が舞台なものの、ライトな感じで読みやすく、女性が共感しやすい内容だと思います。
ただ、私はここで年増として描かれるヒロインよりも、さらにずっと年上で、かわいいなぁと思いながら読みました。 -
Posted by ブクログ
「肩ごしの恋人」がとても面白かったので唯川恵さんの他の作品も読んでみたいと思い、手にとった次第。妊娠中から読んでたけど出産したらなかなか時間とれなくてやっと読み終えた。
95年の作品なのでトレンディさ( )を感じる部分もあるが、恋愛の切なさや女のめんどくさい絶妙な感情などの普遍的な「さよなら」に向けた心の動きが本当に上手に綴られている。唯川恵さんは女臭さを書かせたらピカイチね!共感度高い短編5話。
「さよなら」を昇華した女の清々しさよ。
「広志が好きだった。好きだったから傷ついた。
彼を憎んだ。そして憎んだだけ、広志は深く心に刻み込まれた。」
◆内容(BOOK データベースより)
まるで -
Posted by ブクログ
ひたすらに共感。
30前の独身女あるある、「これでいいのか」病。
結婚するわけでもなく、仕事が面白いわけでもなく、やりがいや目標が何もなく、ただ毎日が漠然と過ぎてゆく、そのことへのたまらない不安と焦燥。
文庫版あとがきには、ダブルでもブルーってね。
不安や焦りがあるのはきっと結婚しても同じで、
仕事が面白くなってもきっとそう。
考える時間があれば悩みこんでしまうけれど、
それは今しか見えてないからだよって思わせてくれた〜
ブルーなのはシングルだからじゃなくて。
ダブルでもきっとブルーはブルー。
ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー的な!笑
ブルーはブルーでも、書影みたく鮮やかで清々し