あらすじ
ずっと好きだった会社の先輩・入江と親友・美帆の結婚披露パーティの後、痛飲する粧子。苦しい思いに区切りをつけ、素知らぬふりで仕事を続けてはいたが、ふとしたことから入江も実は粧子を好きだったと知る。そして間を取り持ったはずの美帆が二人を騙していたことを……。許せない! 粧子にとって、これは「不倫」ではなかった。本来は自分のものであった「愛」を取り返すだけのこと。略奪愛の行方は…。
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粧子の気持ちが手に取るよう分かってしまった。
「不倫」って一言にして欲しくない。
ただ純粋に愛しただけ。本当にそれだけ。
だけど、公にできない。そして妻には勝てない。
歯がゆい、悔しい。自分だけが取り残されたような気持ちになる。
1日で完読。それくらいのリアリティ。
男性側を描いた話があれば読みたい。
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「肩ごしの恋人」(ドラマ)の作家・・・他にどんな本を書いているか気になってしまった。20代後半からのシングル女性の心をしっかりとらえている作家だ。今までの生きた過程で考え感じた心を思い出した。主人公は26才OL、好意を持っていた上司と友人が結婚したところから物語は始まる。後に気づく・・・本当はOLと上司は好きという気持ちを互いに持っていた事。友人に騙され、互いの心を閉ざした事。そして、ある日OLと上司はその事に気づき、恋愛が始まる。不倫として・・・。唯川さんは不倫の行く末はほとんどがこうなると、あとがきにあり、恋の成就について語っている。人それぞれ恋の成就は違うと実感した。他の本も読みたくなった。
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割と初期の作品なので、割と単純な展開。
登場人物が、ややぶれているかもしれない。
あるいは体験上の人物像が強く出過ぎているのかもしれない。
ソフトウェアを仕事にしているところがナウイのかも。
津島粧子、根岸宗吾、美帆、入江。
根岸宗吾が、理想的過ぎないかなとやや心配。
解説を倉本由布が書いている。
唯川恵と同じ時に佳作になった人。
唯川恵が姉御はだが、似合う背景が分かるかも。
あとがきでは「まっさら」という言葉が印象的。
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愛って苦しいと思った。本当の愛でもこんなに苦しい愛があるなんて。周りに認められる恋愛ができることは幸せなのかも。どんな恋愛でも苦しくない恋愛はないのかもしれない。ラストの、強く生きていこうとする主人公に共感がもてたし、私も頑張ろうと思った。
男には伺いしれない世界かも?
出だしが面白そうだったので、購入して一気に読んでしまった。下手な映画1本より面白かったし、男の考え方と女の感じ方のズレがなかなか興味深かった。最後がどういった結末になるかは、読んだあなたが感じて下さい。
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簡単に言えば「ただの不倫」の話。
唯川恵らしい作品に仕上がっていて、心をギュッとされました。
現実のエグさと小説感のバランスが取れたいい作品です。
不倫は肯定出来ませんが。
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不倫の話。飽きずに読めた作品でした。
本当は両思いだったのに親友に裏切られた形で
自分が好きだった人と親友が結婚した。
そうしたら自分はどうするんだろうか。
多分そのまま、黙って自分の中に気持ちを閉じ込めておくんだろうな。
作中では、親友と言い争いになるけど、そんな事できないと思う。
入江が優しいのかもしれないけど、男ってずるいよね。
宗吾みたいな男が近くにいたらほれるわ。
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略奪愛(ノ∀〃) 唯川小説にはよく出てくるシュチュエーションながらも
やっぱり読んでて面白いと思ってしまう
実際にありそうなのが また怖い(笑)
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恋愛モノというか、不倫モノになるのかな。
あんまり読まないテーマ。
恋愛モノはいつもサラッって読んじゃうんだけど。
これはなんかドキドキした。特に後半。
女は男が絡むと怖いね。
しかし、唯川恵はこんな話ばっかり。
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19-Dec/2006 再読
唯川恵さんの文章はやはり好き。
ま、そんなことは置いといて・・・・。
恋愛ものです。というか、不倫ものです。
そういっちゃそうなんだけど、読んでて最後はなんか爽快な気分になりました。
美帆にはめられる設定は、ちょっとありえんとか思うけど、主人公の理想と現実にぶち当たってる感じとか、納得出来る部分もあり。周りの友人達もいい色だしてるし。最後の1ページくらいで、現実は甘くないけど、なんか「頑張るかぁ〜」って気分にさせてくれる。
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久しぶりに恋愛ものを読んだので新鮮だった。
いわゆる不倫の話だけど、何だかきれいに書かれているせいかあまり負の印象をもたずに読めたかな。
宗吾が素敵だった!
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うん。サクサク読める。
昼ドラか、1990年代トレンディードラマか、ちょっと前の韓ドラって感じ。
ある意味面白い。
最近、不倫関連本にハマってる。
現実にはできなさそうだから、本の中で妄想中。
自分に置き換えて、考える。
これは辛いなーとか。これはうれしーなーとか。
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同じ会社での三角関係。
邪魔をした親友が最低かと言えば、なんとも難しい。
彼女もまた自分の恋に必死だったということ。
フェアではないとは思いますが。
盲目な恋をしているとき、人は冷静さを欠いてますね。
序盤と終盤では主人公がだいぶ変わったなと。
悔しい気持ちも腹立たしい気持ちも共感できます。
客観的に見れるのは読者だからですが…自分が同じ立場になったら、どうするかなぁ。
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想いを寄せていた男性(上司)と仲良しの親友が結婚。
振られたと思ったから諦めたのに、
実はその男性と自分が両想いだったことを結婚後に知る主人公。
”不倫”という枠で括ってしまえば簡単かもしれないが
そこに至るまでの葛藤や嫉妬、迷い、もどかしさが赤裸々に書かれていて、心理描写がリアル。
「正直に生きる事と、自分に誇れる生き方をすることは、時に違う」という主人公の台詞が心に残った。
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「ただ、愛しただけ」
ずっと想いを寄せていた会社の先輩と、親友の結婚式のあと、粧子はなんとも思っていない後輩と寝てしまう。
切ない想いを抱え続ける粧子に、思いがけない事実が発覚。
「わたしたちのはただの不倫じゃない、喪っていた愛を取り戻しただけ」
そんな信念に基づいて続けていたけど、結局は型どおりの不倫に終わってしまう。
女って怖いなぁーって想った><
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切ない。が、やはり不倫はダメだ。
実は両思いだったのに、親友にだまされ、その彼は親友と結婚してしまった。
確かに、気持ちは分かる。許せない。
けど、もう結婚した人。
そこは、きちんとケジメつけなきゃダメでしょって思った。
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最近思う。「やった後悔」より、「やらなかった後悔」のほうが同じ「後悔」でも遥かに大きいのではないのだろうか。
それは「やらなかった後悔」は『ああなってたかも』っていう想像が入ってしまうためではないかと。
だからあとで後悔すると結構やっかいな気がする。
この小説の主人公もそうだったのかなと。
最後に前向きに頑張ろうとしたのがせめてもの救いかな。
Posted by ブクログ
不倫、女同士のやや陰湿な戦いなので、読み進めていてやや不愉快な時も。
・・・と思わせるくらい、筆致がうまい。
内容的に入りこめなかったが、救いがあったので★3つ。
Posted by ブクログ
不倫・・ なんだろうけど不倫と言えないような・・
粧子の気持ちになれば美帆を許せない!って思うけど
美帆の策略勝ちとはいえ、自分でアクション
しなかったんだから仕方ないって思えたり。
Posted by ブクログ
「ただ、愛しただけ」
ずっと想いを寄せていた会社の先輩と、親友の結婚式のあと、粧子はなんとも思っていない後輩と寝てしまう。
切ない想いを抱え続ける粧子に、思いがけない事実が発覚。
「わたしたちのはただの不倫じゃない、喪っていた愛を取り戻しただけ」
そんな信念に基づいて続けていたけど、結局は型どおりの不倫に終わってしまう。
女って怖いなぁーって想った><