唯川恵のレビュー一覧

  • 愛には少し足りない

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    ネタバレ

    タイトルに全てが繋がった

    結婚してる身としては正直共感がたくさんあった…
    麻紗子の死は本当にびっくりしたが麻紗子の生きた方ってかっこいいと思う自分さえいた

    優子と卓之には正直引いた
    早映は結婚前に沢山自ら選びベッドに男と入ったがそれによって得るものと代償がまさかですごかった

    一気に読んでしまった

    早映にとっての幸せってなんなんだろう
    結婚したがこの先またポワゾンに行ってしまうのではないかとソワソワした
    ポワゾンではなくても夫婦生活で辛いとき現実逃避してしまうのではないかと思った

    人は二重人格

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    2025年12月10日
  • 雨心中

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    ネタバレ

    芳子と周也を中心に進んでいく物語
    章ごとに、物語の舞台が変わり、2人を取り巻く環境も人物も変わっていく。
    芳子と周也の生き様、関係が面白い

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    2025年11月19日
  • 淳子のてっぺん

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    沼尻高原ロッジに、泊まりに行くので、エベレスト登頂、日本初女性登山家の田部井淳子さんは、どんな人なのかな、と調べたところ、ちょうど公開したばかりの映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の、モデルとなった方だったのですね。
    ご本人もいろいろな、エッセイを出されていましたが、小説家の方の本が、読みやすいかも、と注文。
    届いて分厚くて、びっくり!
    映画とどっちが先がいいかと思いつつ読み始めたら止まらなくなって、あっという間に完読でした。
    山での過酷な話しもあり、ええっ??と驚きながらも一緒に山を登っている様な感じでした。
    ぜひ、田部井さんご本人のエッセイも、読みたいです!沼尻高原ロッジも、楽しみです

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    2025年11月18日
  • 愛しても届かない

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    ネタバレ

    七々子は彼氏がいながら合コンに行き駿に一目惚れ。駿にはお嬢様タイプの彼女、美咲がいる。美咲に近づき友人になり騙し奪う。奪ったのに駿は自分の思い通りの付き合いをしてくれない。もっともっと求めても叶えられない。そして駿と美咲はお互いを忘れていなかった。
    恋愛でやり返され、学生のときのキャリア思考専業主婦思考も入れ替わり、すべてをなくす。
    唯川恵は好きで全て読んでいたはずなのにノーマークだった本。設定は古いがそれ以外は何も変わらないんだと感じる本。自分だったらどうするかな、そしてやられたらどうするかな。面白く一気読み。

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    2025年11月01日
  • 一瞬でいい

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    舞台は軽井沢と東京
    高校生の男女4人が夢を語り合い、恋を募らせるなかで、そのうちのひとり英次が浅間山の登山中に滑落して命を落としてしまう
    残った創介、稀世、未来子は自責の念に苦しみながらそれぞれの道を歩み、別れと再会を繰り返す
    戦後から平成前半にかけての激動の日本をうまく取り込み、どろどろした感じは一切なく、およそ30年の彼らを追う壮大な物語

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    2025年10月12日
  • テティスの逆鱗

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    ホラー小説かと思うぐらい最初から最後まで背筋が冷えた
    美を追求すると彼女たちはもはや人ではなくモンスターのように見えたが、その背景には言葉にできない思いが乗っかっている
    それは誰かが止めてあげる必要があるかもでも歯止めが効かなくなるともはや誰も止められなくなるのかもしれないなそんなことを感じました

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    2025年10月06日
  • 肩ごしの恋人

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    ネタバレ

    肩ごしの恋人、なるほど萌とるり子はずっと抱き合っていたのか、または時には背中合わせだったり
    その肩ごしに通りすぎゆく2人の恋人たち、彼らは彼女たちの脇役にすぎない、彼女たちを形作るパーツでしかないのだ
    2人でひとつ、月と太陽、春と冬(夏と冬ではなく)
    太陰大極図
    萌とるり子は私たち女性の中にいる感情だ
    1人で生き、孤高であることが美しいと思う自分と、男に幸せにされて然るべきだと思う自分
    つまり萌とるり子は私たちなのだ
    だいぶ恐れ入るわね

    そして、ああこの本がどれだけ私の救いになったか
    そうなのだ、男に酷いことをされてもセックスも男も嫌いにはならない、だけど一生セックスも男も信用をしないのだと

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    2025年09月18日
  • 彼の隣りの席

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    僕も小説を書いていますが、唯川恵さんのようには到底かけないなと思いました。素晴らしい作品だと思います。僕もいずれこういう作品を書けるような物書きになりたいですね!

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    2025年06月12日
  • あなたへの日々

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    あらすじを見て、自分の体験と同じような話だと思い読みました。考えさせられます。結局自分が幸せになれる恋ができる方を選ぶことが正解ではないのかと思いました。答えがない恋愛観を知りました。面白かったです。

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    2025年05月28日
  • 淳子のてっぺん

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    かなり読み応えがあって楽しめました
    エベレスト登攀の場面は私もハラハラして
    一気読み
    唯川恵さんの本は読んだことがあったのですが
    この本はまた違った作風でとっても良かったです

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    2025年05月25日
  • 雨心中

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    施設育ちの芳子と周也は血のつながりはないけれど実の姉弟のように生きてきた。幸せになりかけてもいつも何かに邪魔されてしまう二人。小説全体にずっと雨が降り続いているかのようなノワール感が漂う。芳子の周也に対する母性愛の深さがすごい。

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    2025年05月17日
  • 燃えつきるまで

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    アラサー独身には刺さりました。
    もう過去の恋愛の話ですが、合鍵が最後の砦みたいな感じで考えていたり…(不法侵入はしてませんが)。
    表面ではみんな幸せそうにしてるけど、中身は本人にしか分からないなぁと。みんな幸せになりたいだけなんですけどね。

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    2025年05月04日
  • おとこ川をんな川

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    小気味よく読みやすい文脈、金沢の地域性を盛り込んで花街の置屋を巡る女たちの人間模様、幸あれと読み終える。

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    2025年04月30日
  • 肩ごしの恋人

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    ネタバレ

    気持ち良い!
    解説にもあるようにさらさらと流れる文章とその中の時間、正反対のふたりの腐れ縁からなる最強感。
    自身が女であることを誇れと、おしりを叩かれたような清々しさ。

    高く高く伸び軽やかに揺れるるり子と、深く根を張りどっしりと構え、我々に頼もしさを見せてくれた萌。どちらも最初から最後まで一貫してカッコよく、強くて魅力的だった。初めに正反対と言ったが、2人がずっと一緒にいる理由は何となくわかるような気がする。2人は似ている。

    旦那の浮気相手へのるり子の態度、気持ち良すぎて痺れた。

    腹立たしいほど真っ青な空を見上げて胸を張れる彼女たちに憧れる。自分もいつだってそのような女で居たいと思う。

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    2025年04月20日
  • 孤独で優しい夜

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    粧子の気持ちが手に取るよう分かってしまった。
    「不倫」って一言にして欲しくない。
    ただ純粋に愛しただけ。本当にそれだけ。
    だけど、公にできない。そして妻には勝てない。
    歯がゆい、悔しい。自分だけが取り残されたような気持ちになる。

    1日で完読。それくらいのリアリティ。
    男性側を描いた話があれば読みたい。

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    2025年04月06日
  • 淳子のてっぺん

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    再読⭐️
    世界最高峰エベレストへの登山の素晴らしさと過酷さが山盛りでした。
    かなり厚い本ですが一気に読み進めてしまいます。

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    2025年03月25日
  • おとこ川をんな川

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    とても良かったです。
    しなやかに生きる女性達に感化されました。

    年齢を重ねても
    背筋をシャンと伸ばして生きていこう!

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    2025年03月16日
  • 肩ごしの恋人

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    萌とるり子、どちらに似ていると聞かれるとるり子。
    るり子は性根がどうかと思うが、我慢するより我儘を通す方がずっと難しいことも分かっていて、それでも「絶対に妥協しない」るり子はある意味強かな女だと思う。良く言えば一貫していて格好いいまである。

    所々るり子の暴言に納得してしまう私はルッキズムに染まっているのだと思う。

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    2025年03月07日
  • おとこ川をんな川

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    時代小説は苦手だけど、これは、一話一話で完結しつつ繋がっていく話で、とても読みやすかった。
    自分の生活で、つい、芸者さんの言葉に変換しそうになるくらい、ちょっとのめり込んじゃった(笑)

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    2025年01月21日
  • 愛なんか

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    女性の恋愛がすごく繊細に書かれていて、疑似体験しているみたいだった。
    恋愛のいいところ悪いところの言葉にできない部分が、この一冊でスッキリした。

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    2025年01月13日