唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
過去、単行本でも読んだ本。
文庫になっていて再読。
乃梨子と薫。
同期で広告代理店に就職した2人の、同じ歳のお互いの様子を交互に描いてある。
比較対象になりやすい、専業主婦とバリキャリ。
どっちががうまくいっている時は、もう1人はうまくいっていなくて、…という繰り返し。
どっちの人生の出来事も、誰にでも起こってもおかしくないようなことが多く(起業はそんなに多くはないかもしれない)わたしは数々のエピソードに共感した。
あの時こっちを選んでいたら、そう思うことは、もちろん何度も何度もあった。
でも、選ばなかった方は、その時は青い芝でも、次のシーズンでは、また次の何かが起こってる。
人生の分岐点は、いくつもあり、進むルートは数えきれないほど、想像できないほどあるのだろう。
読む時々によって、感じ方も変わるのだろう。
選んだことを正解にする
敬愛するジェーン・スーさんがよく言っているが、わたしはこれを指針にしていこうと思っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2組の母子が出てくる。
1組は母子家庭で、亜沙子は母の気にいる人と、お見合い的な出会いをして婚約する。
だが、そのひとには予想できない性癖があり、それが原因で婚約破棄。
その後、一卵性双生児のようだった母は体調を崩しがちになり、それで娘を縛り付ける。
もう1組は、裕福な地方の社長の娘として産まれた千遥。聞くに耐えない罵り方をする母から逃れるため、無理して東京の母の気にいる女子大に合格して、母から離れることに成功。東京を満喫するも、就職を決められず契約社員にしかなれなかった。母とのイライラを解消するため分不相応な買い物に走り、お金が足らなくなり、愛人になる。その後、紆余曲折があり、公認会計士に合格した歳下の男と婚約する。
結局、2人とも婚約破棄して次の道を歩む。
1人は親から離れ、1人は親のもとに戻る。
同じように困った母を持ち、離れたいと思い続けて、出した結果は2人とも正反対。
この本を単行本で読んだ時とは、私自身の状況が変わりすぎていて、全く違う気持ちで再読した。
亜沙子の母にならないよう、気をつけたいと思う。
そして私自身の母とも距離感を考えないといけないと強く思った。ここ10年ほど距離を置いているが、千遥のように、倒れた親を見たら、気持ちが変わるのだろうか?
時間を置いて、また読んでみたいと思う。
母との関係に悩む人に、読んでほしい作品。 -
Posted by ブクログ
久しく恋愛小説から離れていたので肩慣らしのように選んで読んだ一冊。好きだった作家の作品ばかりなので、読後感はいい。恋愛小説を読むと自分の日常すら物語のように言語化されていく感覚を思い出した。でも長いこと離れていたので恋愛小説特有の「におい」に鈍感になっていた。寂しいにおい、切ないにおい…。読みすすめる中で少しは鼻がきく状態に戻っているといいが。
ミーヨンさんの作品は私には少し理解に時間がかかったので、また読み返すと思う。全体的に「次読んだとき、前とは違う感想を抱くだろうな」と思わせられる作品ばかりだった。
ただ最近「百合」の作品も読むようになったせいか、作中の女友達との関係が百合的な関係に思われてならなかった。特に角田光代さんの『そしてふたたび、私たちのこと』とか。 -
購入済み
美容整形
美容整形ものの小説にハマりこちらの本を見つけました。ストーリーの展開が早く最後まで飽きずに一気に読んでしまった。
欲望のまま整形を繰り返す女性たちの心情が細かかった -
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女性の生態のほぼ全てが分かるといっても過言ではない作品。
結婚か仕事か。
どちらの選択をしたかによって、女性はそれぞれの派閥に分かれることになる。自分の選択こそが正しい選択なのだと思いつつ、自分とは反対の選択をした女性を羨ましいとも思う。
さらに面白いのは、選択する前の女性の多くが、私は両方手に入れる、と本気で信じていること。
結局のところ、どちらを選んでも、それなりに楽しくて、それなりに辛いことがあるのだろう。
実は、女性はいつだってそういう経験をしていて、
例えば色違いのバッグを前に、どちらを購入しようか迷う。自分の意思で選択して、そこに後悔なんて微塵もないはずなのに、ある日自分が選ばなかった方のバッグを持っている人を見かけて、あーやっぱりあっちにすればよかったかな、と思う。でも、それを認めることは敗北を意味するから、自分の選択を正当化することに躍起になる。
女性の人生なんて、そんなことの繰り返し。
“あっちを選べなかった”ではなく、”こっちを選んだ”。
そんな人生を歩きたいなぁ。
小説の中に、それぞれの言い分として数多くの名言が出てきます!そばに置いておきたい作品です。 -
購入済み
読み終わって読んで良かったと思える作品でした。
唯川恵さんの作品は沢山読みましたが、こちらはちょっといつもと違うなと思いました。
恋愛小説でもありますが、女性の真の友情のお話だと感じました。
2人の女性、タイプは違う2人なのにどちらにもどこか共感できる部分がありました。
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購入済み
今まで読んできた唯川恵さんの作品とは違ってました。
単純に言ってしまうと2人は依存している関係だと思いました。
見方によっては世渡り下手で駄目な男の人、でも純粋すぎるゆえに
不器用にしか生きられないのか。
幸せってなんだろう?と考えさせられました。
読んでいて辛くなる部分もあり
重いけれど先が気になりながら読み進めました。
余韻というか、その後が気になる終わり方でした。
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Posted by ブクログ
あーーーーいたいいたいいたいいたい。
主人公にも相手にもうるせええええええええええええええええええええっていって全力でアッパーカット喰らわせたい衝動に駆られる
"あなたは結局、自分しか愛せない人なのよ。そうでしょう、あなたは誰かのために何かをするってことに価値を見いだしたことがある?恋は向き合ってするものでしょう。背中ばかり見せて、気紛れにちょっと振り向いて、それでいて自分のすべてを受け入れることだけを条件にして、相手の気持ちなんか思いやる気もないの。あなたはいったい私の何を理解してくれたの。私の孤独を知っているの?自分を愛させても、自分は少しも愛を与えない。こんなの恋じゃない。女を都合よく扱っているだけ。もうたくさん。もういらない、あんたなんか、いらない。二度と会わない"