唯川恵のレビュー一覧

  • 【電子特別版】みちづれの猫

    Posted by ブクログ

    ねこがいる人生の様々な場面が描かれた短編集。
    「ミャアの通り道」では導き教えられる。
    「運河沿いの使わしめ」では心を癒される。
    「陽だまりの中」では見守られる。
    「祭りの夜に」では神様として。
    「最期の伝言」では思いを伝える。
    「残秋に満ちゆく」ではぬくもりを届ける。
    「約束の橋」では共に暮らす。
    そんなねこたちがでてくる素敵な1冊。

    0
    2023年03月05日
  • サマー・バレンタイン

    Posted by ブクログ

    1995年6月に刊行された作品です。

    岡山県の美星町が舞台となっていて、大人になっていくことのやるせなさとかつて輝いていた自身の青春への憧れ、伝えられなかった恋心などが、星を眺めるという描写と共に美しく描かれています。

    文庫版あとがきで書かれていましたが、本作は阪神淡路大震災の直後に書かれた作品です。その影響なのか、文章一つ一つに透き通ったエネルギーが感じられお祈りのような特別な空気感が伝わってくるのが魅力的な作品だなと思います。

    また、インターネットがない時代の恋愛小説を今読むとどこか落ち着くというか、感情の進展がスローで丁寧で、一つ一つのやりとりが切実で、それゆえにロマンチックで、い

    0
    2023年02月09日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

    Posted by ブクログ

    唯川恵さんの本は共感する部分も多くて、
    先が気になるのですぐ読み終わる。

    結婚について考えさせられた。
    私はまだ、結婚する歳ではないけどいつか私も結婚する歳になって、結婚をしているってだけで幸せになれるっていう訳では無いのだなと思った。
    結婚について考えさせられたし、仕事をやめたり辞めなかったりとか着いてくる問題も多くて難しいなと思う。

    マリちゃんの考え方とかがすごく尊敬出来たし、好きだった。

    不倫についてこの本では、悪いことっていう目線で書かれていなくて、私は不倫とか考えられないと思う人間だったけどこういう考え方もあるのねと思った。

    0
    2023年01月24日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    長かった!けど、読んでほんとによかったし、時間かかりながらも読み中に他にもあれもこれも読んでみたいという本が出現したり。

    今年もやっぱり
    いっぱい
    旅に出よう山に登ろう世界を知ろう

    0
    2023年01月23日
  • イブの憂鬱

    Posted by ブクログ

    物語が進むにつれて真緒がどんどん明るくなっていくのがすごく良かった。
    共感できるところがたくさんあって自分も前向きになれた。

    0
    2023年01月22日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    女性として世界で初めてエベレストに登頂したのが、福島県出身の田部井淳子さんだと知ったときは驚き、その物語を見つけてすぐに手に取った。冒頭に描かれる闘病しながらも東北の高校生を富士山に連れて行くシーンはドキュメンタリーで実際の映像を見ていたこともあり、リアルなものとして感動を私の中に呼んだ。何よりも私が大好きな安達太良山の噴火口の景色に田部井さんも感激したというエピソード、そしてそんな女性が力強く、直向きに山と向き合い、強く生きていくストーリーは本当に勇気を与えてくれる。田部井さんほど強くはまだ生きれていないかもしれないが、彼女のような自立したカッコいい女性になりたいと思う。

    0
    2023年01月04日
  • セシルのもくろみ

    Posted by ブクログ

    あぁ…おもしろかった…。
    唯川恵さんが描写する女性心理はいつもリアル。
    心奥底に潜んでいる敵対心とか、強がりとか、比べなくていいのに つい周りと比較して落ち込んでしまう所とか。
    やっぱり唯川恵さんの本はおもしろい。

    0
    2023年01月01日
  • 別れの言葉を私から 新装版

    Posted by ブクログ

    女性がぶつかる別れの問題(仲間、恋人、仕事など)についての向き合い方の教訓を説いてくれる本だった
    最近自分が悩んでいる内容に近くて刺さった

    0
    2022年12月15日
  • 永遠の途中

    Posted by ブクログ


    『もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに』

    隣の芝生は青く見える。
    どちらかに転んだとしても、幸せで不幸せかは一概に言えないし、自分の人生なんだからましてや他人にとやかく言われる筋合いはない。
    傷つくこともまた自分を成長させてくれてる。
    今日はどんなに最悪で嫌で逃げたいそんな日だったとしても、もしかしたら明日は楽しいことが待ってるかもしれない。
    背中からポンと後押ししてくれるような心がじんわりと温かくなる一冊

    0
    2022年11月09日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

    Posted by ブクログ

    どのお話も愛猫との別れや、
    家族とのツラい事情がテーマなんですが、
    切なくも読み終わりは温かくなる
    素敵なお話ばかりでした。
    涙が止まらないお話もありました。

    唯川恵さん、初めてでしたが、
    他の作品も読んでみたいです。

    0
    2022年09月23日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

    Posted by ブクログ

     ネコが好きな方は勿論、ネコが好きではない方にもお薦めする。ネコをモチーフに、「別れ」をテーマにした短篇集。いづれも女性が主人公。じわーっと心に沁みてくる七編。

     自分は最初と最後の話が特に好きだ。うちでもネコを飼っているが、20年も経っているわけではない。やっと1歳だ。
     あと、自分も齢を重ねてきたからだろうか。いろいろと思うところがある。

    0
    2022年08月26日
  • テティスの逆鱗

    Posted by ブクログ

    美容整形やり出すと止まらないんだろうな。
    特にモデルさんや女優さんは、自分本体が商品だから、常に綺麗で美しくいないと。というプレッシャーが凄そう。
    整形依存って恐ろしい。
    見た目も大事だけど、最終的に人って中身よな〜
    でも、初対面で相手を知る唯一の情報って外見よな〜
    難しい。

    0
    2022年08月02日
  • ベター・ハーフ

    Posted by ブクログ

    「おもしろかった!!!」
    と思うと同時に
    「終わっちゃったー...。」
    と少し寂しくなるほどおもしろかったです。

    小難しい言葉もなくて、
    友達夫婦の生活を覗き見てるみたいな
    感覚で読めてしまいました。

    結婚生活、マイホーム、子供...。

    世間一般、“幸せ”と言われることを
    何もかも手に入れたように見えても
    実際はうまくいかないことばっかり。

    SNSで他人のいいところばかり見て
    羨ましくなるようなこの時代に読むと、
    ちょっと安心する自分もいました。

    私自身は“女”で、
    永遠子の気持ちがわかる部分が多かったです。
    特に出産後の気持ち。

    でも、それをもし産前に産んでいたら
    理解できなかっ

    0
    2022年07月28日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    作者はどの視点から文字を選んで綴っているのだろうか?
    山を一人で登る者にしか見えない光景が綴られていく。
    読む読者を登攀の世界に連れていく。谷川岳、インド、
    ネパール、エベレスト山。モデル本人にインタビューをして想像で人物を追加したのだろうか?
    全共闘時代、1970年の僕が子供だった頃、アポロ計画に夢中になっていた頃の実話として山行きが語られている。
    淳子の主人は怪我をして、行動範囲が狭くなった。まるで、不慮の病気で、社会活動が中断され、徐々に前の自分と現在の自分を調整している私のことのようだ。家内に福祉作業所を任せて私が家事の料理の現場を助けるようだ。無論、子供たちは我々の場合独立していって

    0
    2022年05月28日
  • 刹那に似てせつなく 新装版

    Posted by ブクログ

    冒頭部から物語に没頭し、続きが気になってやめ時に悩む1冊でした。
    お互いの素性を知らないままの響子とユミに、読者として、観測者として「それはこういうことなんだよ!」と何度教えてあげたいと思ったことか…。
    最後の一文が印象的でした。この作家さんの他の本も読んでみたいと思いました。

    0
    2022年05月23日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    分厚い本だが、一気に読み終えた。田部井さんが女性登山家として、先駆け的な存在である事は知っていたが、それは田部井さんが健康で前向きで努力家なだけでなく、冷静沈着、優秀な方だったからこそ、成す事ができたのだ。また、思いやりがあり、決して偉ぶらないが、決断力があり、リーダーシップがある。
    「女性なんて‥」という時代の海外遠征は、困難の連続でバッシングも凄かった。そんは中、いつも田部井さんを応援し、支え続た夫の器の大きさにも感動した!

    0
    2022年05月01日
  • 愛しても届かない

    Posted by ブクログ

    駿を巡って女性2人の奪い合い。
    女心って怖いなとも思うし、
    恋も怖いと思う。

    でも結局嘘をついて恋人を引き裂いて自分のものにしてもそれは自分にまた返ってくるし、
    心は満たされない。

    0
    2022年05月09日
  • わたしのためにできること

    Posted by ブクログ

    今の私には必要な本だと思い購入。唯川さんの優しい言葉は、読んでいる人を思って書いてくれている事が良く判る。
    できない時は…など、さらに突っ込んで、色々な場合を想定して補足してくれているのも良い。
    本当に上手く?というか、自分で納得して人生が送れていないような気がして、もの凄く困っている。もっと好き嫌いで判断してみようかな。

    0
    2022年02月20日
  • テティスの逆鱗

    Posted by ブクログ

    美の追求が辿りつく成れの果てを描いているような作品でした。
    美しさとは誰もを圧倒する強さであることを実感するとともに、終わりのない欲望に囚われ、「バケモノ」へと変貌していく姿が忘れられません。
    女性の願望を叶えるだけが気づいた時にはもう遅い。変えることに重きを置く価値観が根本にあるからこそ、今を受け入れることの強さをより濃く実感しました。
    タイトルの伏線も予想外で、最後までにヒヤヒヤドキドキハラハラさせられます。

    0
    2022年02月16日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    女性でエベレストに初登頂された田部井淳子さんをモデルとしたフィクション作品。
    登頂成功と言う点の情報でしか知らなかったが、登山がこんなにも危険で死と隣り合わせのものであり、そこまでの葛藤や苦労、全く知らなかった背景が次々と出てくることに圧倒された。
    そして成功はスーパーマンによってもたらされるものではないこと、挑戦することの大切さ、など、どうせ自分じゃできないと思いがちなことを考え直すきっかけをくれた。
    立ち止まっている自分の背中を優しく大きな手でゆっくりと押してくれるような本だった。

    0
    2021年10月10日