あらすじ
美月・26歳・未婚・OL・妻がある会社の同僚と不倫中。英利子.・34歳・既婚・専業主婦・子供なし。バリバリ働く友人を最近眩しく感じている。将来像を描けない不安を抱える美月と、単調な毎日に漠然とした不満を覚える英利子。恋も家庭も仕事も自由な時間も、他人にあって自分にないものは妬ましい。女はどこまで欲張りなのか。結婚という選択はどれだけ女の人生に影響を与えるものなのか。
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人生は無い物ねだりばかりだと思った。結婚前は仕事を辞め早く結婚したいと願い、結婚すれば仕事をバリバリこなす独身女性に嫉妬のようなものを感じる。英利子にとても好感をもてた。夫の浮気相手にネイル代のみを慰謝料として請求した時は驚いたがかっこいいとさえ思った。
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唯川恵さんの本は共感する部分も多くて、
先が気になるのですぐ読み終わる。
結婚について考えさせられた。
私はまだ、結婚する歳ではないけどいつか私も結婚する歳になって、結婚をしているってだけで幸せになれるっていう訳では無いのだなと思った。
結婚について考えさせられたし、仕事をやめたり辞めなかったりとか着いてくる問題も多くて難しいなと思う。
マリちゃんの考え方とかがすごく尊敬出来たし、好きだった。
不倫についてこの本では、悪いことっていう目線で書かれていなくて、私は不倫とか考えられないと思う人間だったけどこういう考え方もあるのねと思った。
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妻帯者と恋愛する主人公。ただ一緒にいられるだけで幸せと思っていた。けれど、やっぱり寂しい。
彼の奥さんは専業主婦だったが、通っていた料理教室の先生の秘書をまかされることをきっかけにすべてが少しずつ動き出す。
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女性として生きるにあたって必要な考え方すべてをまるっと教えてくれる本。結婚すること、しないこと、子供を産むこと、産まないこと、専業主婦になるか、ならないか、そんな様々な側面の二極化を味わうことが出来る1冊。個人的には面白かった。
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昨年に引き続き、唯川恵さんの本は2冊目。
女性の感情をとてもわかりやすく表現されていて、共感する事多々。
ただここに登場する男性のずる賢いこと。
夫に不倫されて離婚する事になった英利子を、応援する自分がいた。結婚だけが女の幸せではないし、ましてやゴールでもない。何が幸せかなんてその本人にしかわからない。どうしても他人と比べてしまうから、虚しくなるんだと思う。
自分も頑張ろうと思えた一冊です。
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「例愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである」中扉裏の一文が、私たちの戦いに終わりがないことを示している。そして、勝ち目がないことも。
「女は、負けの恋愛をしちゃいけないと思う」マリが語る。「女の人は結婚で人生が変わる確率が凄く高い」順子が語る。周りからも、自分自身でも、追い込まれてゆくだけだ。
「欲しいのは確かなもの。確かな約束、確かな成就、確かな未来」美月が答える。そして、私たちは知っている。確かなものなど、どこにもないことを。”確かなもの”を見つけても、いつの間にかそれは砂上の楼閣に変わってしまうことを。
ない物ねだりかもしれない。隣の芝生は青く見える、なのかもしれない。”自分”が揺らぐのかもしれない。”安定”と”変化のなさ”に捕まったのかもしれない。そして、”もし”という選択肢が、よぎっているのかもしれない。そして、抜け出せない”自分”に
人生のゴール、完結は、結局ないのかもしれない。確かなものがないのと同じ。確かなものがなくても、自分を信じられれば…、と。終わりがなくても、勝ち目がなくても、信じられるものがあれば…、と。
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リアルだけど綺麗に描かれた男女の世界!
個人的には、セオリー通りに奪われてものを奪われてほしくもあった。
再会して前に進むのも素敵だけど現実はそんなにあっさりとしていないような気がして、話し合いのネイル部分くらいリアルを読みたかったなあと思い4つ星に
不倫と離婚を経験する2人の女性。
どちらの女性の心情も、見事に表現されています。
両方とも辛い経験なのに、それほど暗さを感じませんでした。
読んだ後に「しっかりこれからの人生を考えてみよう」と思えましたが
読む立場や考え方によっては好き嫌いが分かれる作品かもな、と思います。
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初めて読んだ唯川さん。
恋愛と結婚、どちらとも良いこと悪いことがあって、結局どちらを選択するかは自分次第のだな、というのが率直な感想を。
単なる奪う側と奪われる側の話なのではなく、どういう過程でそうなっていくか、別れてからの英利子の開花してゆく才能、結婚してからの美月の成長、そちらにスポットが当てられていて、一般的な不倫についての良いか悪いかに終始していなかったのが良かった。
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恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。
不倫中の独身OLと専業主婦。
既婚者との恋愛に将来が見えない不安と、毎日が単調でつまらない不満。
ないものねだりの二人の心は、痛いほどによくわかります。
不倫する女と不倫される女。
どっちが悪いとかじゃなくて、二人とも自分の人生に向き合って生きている。
女性の生き方について考えさせられる一冊です。
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結婚して専業主婦になった女と独身で不倫をする女の話。はいはい、そのパターンね、と本を開いたら、ちょっと裏切られた。私は何を求めてこの本を開いたのだろう?思ったよりこってりドロドロではなく、淡泊でもない。この物語に主人公の女性2人に2人の男性が出会うが、同じ人間なのに交わり方が違えば動き出す運命の矛先も違ってくる。当たり前なんだけど、それを傍から見て感じる貴重な機会であった。携帯もあるし平成のお話なのに、20代女性の話し方が古くてちょっとね、昭和のにおいがしたー。あとジャケ写がすごく好き。
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結婚が幸せなのか?結婚しても悩みはあるし、結婚しなくても悩みはある。自分にないものは羨ましく、焦りを覚えることもある。自分は自分の生き方でいいという女性の開き直り?までを描いた物語。
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24歳未婚の心には響きました。
なんで結婚したいのかもわからないけど
結婚したいのはなんでだろう。
幸せってなんだろう。
なんて考えさせられました。
でも不倫はさ、やっぱ…だらしないかな。
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美月・26歳・未婚・OL・妻がある会社の同僚と不倫中。英利子・34歳・既婚・専業主婦・子供なし。バリバリ働く友人を最近眩しく感じている。将来像を描けない不安を抱える美月と、単調な毎日に漠然とした不満を覚える英利子。恋も家庭も仕事も自由な時間も、他人にあって自分にないものは妬ましい。女はどこまで欲張りなのか。結婚という選択はどれだけ女の人生に影響を与えるものなのか。
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仕事、結婚、家庭、人生…
どれにも正解はないし、自分にはないものがほしくなってしまう。自分の好きなことは何なのかを見つけるのが1番難しいのかな。
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同じ時間軸で、奥さんと不倫相手両方の心情が分かり、どちらにも共感出来る所があってあっという間に読み終えました。
女性目線なので、途中までこの男はクソ男だ。と思っていましたが、読み進めるうちに、男性側の気持ちも想像して、、、恋人関係から結婚して家族になる間に2人の間にも色々あったのだろうなと納得しました。(だからと言って浮気は良くないけど)
ほとんどの人が結婚は1度目で、しかも若くして結婚したのなら尚更、結婚してみて生活してみて、合わないな。と分かる事もあり、その後で運命と思える相手と出会ってしまう事もあると私は思いました。
結婚しても、独身で仕事を続けても、その他の人生でも、これが正解というものは無くて、何かしら不満が出てくる。
これかの人生で、自分で選択した事に自信が持てるような生き方をしたいと思いました。
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えりことみつき、どっちにも共感。
だけど、不倫してた側が結婚して幸せになれる、というのがやっぱり私は許せないんだろうな。
誠実に生きてる人や、
誰か他の人に目移りしても耐えようとしている人がいる一方で、
一歩踏み出してしまえる、
そして幸せになれるなんて
ズルいなあと思ってしまう…。
えりこが偉いんよ、えりこが。
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結婚とは。子育てとは。働くとは。人生とは。
独りもあれだけど、どの道を選んでも大変だな。この登場人物の中ではマリちゃんが理想的だが、私には無理だなー
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読みやすくて一気読みしてしまった。
結婚していない、結婚しているの2通りだけじゃなくて、結婚していても、その先にいくつもの生き方があるっていうところには共感した。
結婚していても仕事が好きな人もいれば、家族のために尽くす人もいて、人それぞれで良い。
離婚した英利子さんの5年後は大人でかっこいいなと思った。あんなふうに元夫に堂々と会えることもかっこいいし、仕事や人生のトラブルにも「さ、行きますか」って感じで対応できるのもすごい。
専業主婦になってからの美月が、友達が子供産んだ後正社員になって復職したことに動揺するけど、自分はこれからも家族のために時間を使うってなるところが良かった。元彼からのデートの誘いを、「チャンスがあったら家族と行きます」って断るところも良かった。
Posted by ブクログ
意外と初読みの唯川さん。
すごく面白かったし20代の今考えさせられること(キャリア、恋愛とか)がたくさんで自分の人生についても立ち止まって考えるきっかけになった。
でも不倫てこんな綺麗に終わるものなのか?と思ってしまった。
Posted by ブクログ
どの登場人物の気持ちも分かるっちゃ分かるんだけど全く感情移入できなかった。
美月の、なんだかんだ言いながらずっと受け身な姿勢が女の子っぽくてイライラする。
強いて言うなら後半の英利子がかっこよかったかなあ
狡い生き方と愛だの恋だのを信じる生き方は両立するのだろうか
Posted by ブクログ
はじめての唯川さん。(多分)
結婚と恋と仕事と女友達。何が幸せかってほんと分かんないものだなと思ったり。女ならなおさら。
不倫の末にハッピーエンドがあるなんて少し釈然としない気持ちもあるけど、まあ現実そういうものなんだろうなと。
英莉子の生き方には勇気をもらえた気がする。
Posted by ブクログ
なにかの雑誌でたまーに読むことがあった小説。
もともと雑誌や新聞で連載されている小説は読まないので(次を待つのが嫌なので)、これも偶然目についたときに読む程度だったのだけど、文体が読みやすく、感情移入がしやすくて、小説が出るのを待って買うという私にしてはめずらしいタイプの買い方でした。
内容はまー、不倫を中心したその関係者のいろいろ。
なんとなく、不倫をしている女の子の気持ちになりつつ、でも本妻である女性の気持ちにも同調でき・・
どうしようもないのは男性なんだろうな。
今更不倫がいいか悪いかなんて意味がないので、それは別として、みんな逃げ場を求めているんだよね。
ここではないどこか、誰かと感じられる幸せ。
現実逃避としか思えないけども・・。
結果的に不倫は成就するし、興味深いのは成就した数年後も簡単にだけど描いているところ。
みんなが悩むながらも、それなりの幸せを掴んで生活しているところで終わっていて、その意味では読後感は○。
悪者はいないってのがね、良し悪しですが。
Posted by ブクログ
文章も読みやすく、二人の葛藤もうまく描かれていて結末が気になり、全体的に楽しく読めました。が、個人的に気持ちのいい終わり方ではなかった。
それぞれのハッピーエンドの様な描かれ方ですが、英利子はこれでよかったのかな、美月のが幸せそうだし、不倫の末のハッピーエンドはなぁ、、朔也もずるいし。もやもやっとしました。
Posted by ブクログ
ちょうど主人公と同じ年で、やっぱり今後の人生について考えるから読みながらフムフム…
結婚って焦ってするものじゃないよねとわかっていながら周りが結婚したって聞くと焦る自分…
でも読んで思ったけど結局は自分がどう生きるかってことなんだろうなーとなんとなくぼんやり思った。