唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ唯川恵先生の作品の中でこれと「永遠の途中」は常に私的ランキング首位を争う2冊です。
バブル当時小学生だった私はニュースの回顧とかでバブリー時代を見たりするのですが「こんなんだったんだー」と興味深く、羨ましく読みました(笑)
永遠子の見事なOLぶり!(笑)
成田離婚、とティファニー(笑)
凄いな~一年でいいから体験したい!
そんな時代がいつまでも続くと信じてやまない2人の生活に、本当に泡のように弾けたバブル。
でも、生きていかなくてはならない。
ローンは払わなくてはならない。
生活していかなければならない。
時には擦れ違い、時には寄り添い、夫婦という形が時代によって変化していく描写が素晴 -
Posted by ブクログ
ネタバレ金沢が舞台なので親しみがわく。
・いやな女
まさか自分がいやな女だったとは、最後まで気付かなかった。
・過去が届く午後
この流れは・・・先が読めたけど最後でやっぱり鳥肌。こわいー
・川面を滑る風
あれね、あいつの子供なんだね。やっぱ女はこわい。鳥肌。
でも男に悟られないようにするのは優しさなのかな。
・愛される女
ほんとやだ!自分の母親を思い出す・・・しかも子供でループかよ鳥肌。
・天女
一番金沢弁が飛び交ってた。でもこの主人公も男も勝手だよね、こうゆうやつほんといなくならないよね。ばかだよもー、タカシくるわけないじゃん!
・夏の少女
最後の最後に泣いてしまった。女の黒いところばっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「肩ごしの恋人」(ドラマ)の作家・・・他にどんな本を書いているか気になってしまった。20代後半からのシングル女性の心をしっかりとらえている作家だ。今までの生きた過程で考え感じた心を思い出した。主人公は26才OL、好意を持っていた上司と友人が結婚したところから物語は始まる。後に気づく・・・本当はOLと上司は好きという気持ちを互いに持っていた事。友人に騙され、互いの心を閉ざした事。そして、ある日OLと上司はその事に気づき、恋愛が始まる。不倫として・・・。唯川さんは不倫の行く末はほとんどがこうなると、あとがきにあり、恋の成就について語っている。人それぞれ恋の成就は違うと実感した。他の本も読みたくなっ
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Posted by ブクログ
ネタバレ夏のバレンタインといえば、七夕の出会い。
チョコを渡す習慣があるのだろうか。
著者はあとがきで、「忘れられない一冊になりそう」とのこと。
高校時代の思い出を忘れたい人と忘れられない人が登場する。
忘れたい日とには、忘れられない一冊にはならないような気もする。
取材協力岡山県美星町。何日くらい取材したのだろう。
少なくとも七夕には行ったはず。
忘れられない一冊にするためには、何日美星町で取材すればいいだろう。
同姓の友人の死。それは、こんなに軽いものだろうか?
唯川恵にしては疑問の残る作品かもしれない。
切替を強調せずに、切り替わるのを待つのだろうか。