唯川恵のレビュー一覧

  • ベター・ハーフ

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    唯川恵先生の作品の中でこれと「永遠の途中」は常に私的ランキング首位を争う2冊です。

    バブル当時小学生だった私はニュースの回顧とかでバブリー時代を見たりするのですが「こんなんだったんだー」と興味深く、羨ましく読みました(笑)

    永遠子の見事なOLぶり!(笑)
    成田離婚、とティファニー(笑)
    凄いな~一年でいいから体験したい!

    そんな時代がいつまでも続くと信じてやまない2人の生活に、本当に泡のように弾けたバブル。
    でも、生きていかなくてはならない。
    ローンは払わなくてはならない。
    生活していかなければならない。

    時には擦れ違い、時には寄り添い、夫婦という形が時代によって変化していく描写が素晴

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    2013年10月14日
  • キスよりもせつなく

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    最後の彩子の復讐が気持ちよかった! それでもやっぱりシンガポールに行ってしまう彩子、それが恋、人を好きになることなんだと思った。

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    2013年08月19日
  • 永遠の途中

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    唯川恵の中で暫定1位
    いろいろイベントがありすぎる気がしたけど、最後の10頁で★5つ

    男でも分かる気がする

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    2013年07月13日
  • サマー・バレンタイン

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    唯川恵ワールドのなかでカコイチ。読んでてこんなに身近にかんじられてかつときめいてしまう世界観すごい。

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    2013年06月25日
  • 病む月

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    金沢が舞台なので親しみがわく。

    ・いやな女
    まさか自分がいやな女だったとは、最後まで気付かなかった。

    ・過去が届く午後
    この流れは・・・先が読めたけど最後でやっぱり鳥肌。こわいー

    ・川面を滑る風
    あれね、あいつの子供なんだね。やっぱ女はこわい。鳥肌。
    でも男に悟られないようにするのは優しさなのかな。

    ・愛される女
    ほんとやだ!自分の母親を思い出す・・・しかも子供でループかよ鳥肌。

    ・天女
    一番金沢弁が飛び交ってた。でもこの主人公も男も勝手だよね、こうゆうやつほんといなくならないよね。ばかだよもー、タカシくるわけないじゃん!

    ・夏の少女
    最後の最後に泣いてしまった。女の黒いところばっ

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    2013年06月05日
  • 愛しても届かない

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    ドロドロの恋愛小説。でも止まらなくってサクサク読めた。
    彼を手に入れるための手段がひどいものだったけど、
    最終的に立場が逆転というか、仕事でも負け組というか、
    そうゆうふうになってしまった主人公が不憫で、
    いや、悪いのは主人公だし自業自得だけど、
    でも読んでいてとても切なかった。
    高校生の時に読んではまった小説でした。
    ちなみにこの表紙の絵が好き。

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    2013年06月06日
  • 孤独で優しい夜

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    「肩ごしの恋人」(ドラマ)の作家・・・他にどんな本を書いているか気になってしまった。20代後半からのシングル女性の心をしっかりとらえている作家だ。今までの生きた過程で考え感じた心を思い出した。主人公は26才OL、好意を持っていた上司と友人が結婚したところから物語は始まる。後に気づく・・・本当はOLと上司は好きという気持ちを互いに持っていた事。友人に騙され、互いの心を閉ざした事。そして、ある日OLと上司はその事に気づき、恋愛が始まる。不倫として・・・。唯川さんは不倫の行く末はほとんどがこうなると、あとがきにあり、恋の成就について語っている。人それぞれ恋の成就は違うと実感した。他の本も読みたくなっ

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    2013年05月21日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    一人の男性の死と、係る5人の女性の物語である。5人共、生き方や境遇が違うし、すべての人達が繋がっている訳じゃない。自由奔放に生きた男性の魅力や、家庭にとらわれない生き方をする。5人の女性の感性により、恋愛とは他人が解決できるものじゃないと実感した。

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    2013年05月10日
  • サマー・バレンタイン

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    思い続けていても
    高校時代の親友の恋人

    言い出せないまま
    再会してもこころのなかに持ちつづけるだけ。

    岡山の美星町で再会した二人。
    最後はよかった!

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    2013年04月27日
  • 彼の隣りの席

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    芽以子は嬉しい気持ちも悲しい気持ちも共有したいと思ったけど、彰生は楽しいだけを共有したかった。 自分の考えばかり押し付けていてはだめだな。 理想の恋人関係って人それぞれだし、ましてや男と女の違いが大きいと思う。 あなたとあたしは違うってところを理解しなくちゃ。 難しいけど。

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    2013年03月10日
  • ベター・ハーフ

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    ありふれた日常生活のように書くのがうまい。
    悲惨そうな事も、悲惨そうに書くのではなく、それも日常の変化の一つにすぎない。

    人間として、筋がぶれていないことが大事。


    良い伴侶(beter half)をどうやって選ぶか、悩んでしまう。
    いえ、どうやって選んで貰えるかを悩んだのかもしれない。

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    2013年03月09日
  • わたしのためにできること

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    PHP増刊号 1995年6月号から1998年12月号に連載したもの。

    「はじめに」は、
    「たとえば「頑張れ」と言われることが苦しく思える時があります。」
    で始まる。

    人生訓のようなもの。

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    2013年03月03日
  • サマー・バレンタイン

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    夏のバレンタインといえば、七夕の出会い。
    チョコを渡す習慣があるのだろうか。
    著者はあとがきで、「忘れられない一冊になりそう」とのこと。
    高校時代の思い出を忘れたい人と忘れられない人が登場する。
    忘れたい日とには、忘れられない一冊にはならないような気もする。

    取材協力岡山県美星町。何日くらい取材したのだろう。
    少なくとも七夕には行ったはず。
    忘れられない一冊にするためには、何日美星町で取材すればいいだろう。

    同姓の友人の死。それは、こんなに軽いものだろうか?
    唯川恵にしては疑問の残る作品かもしれない。
    切替を強調せずに、切り替わるのを待つのだろうか。

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    2013年02月27日
  • 恋人はいつも不在

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    解説は 下川香苗。岐阜県出身の作家。一世代下。
    唯川恵が姉御のような存在なのに、
    「ふつうの女の子の気持ち」
    「痛みを自分で引き受ける潔さがなければ掌の中で守り続けることはできない。」
    「彼女は歩き続けている。顔を上げて、自分の足で。」

    登場人物の主人公と作家とも。
    話の展開は、ぎくしゃくする感じがある。
    現実はそんなものかもしれない。

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    2013年02月26日
  • ただそれだけの片想い 始まらない恋 終わらない恋

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    「あなたがこの本を閉じたとき、開いたときより少しでも元気が出ていてくれたなら、すごく嬉しい」
    姉御の努力は実を結ぶでしょう。

    「それがきっと、私の元気にもつながってくれると思うからです。」
    情けは人の為ならずですね。

    思いやりの書かも。

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    2013年02月25日
  • 彼女は恋を我慢できない

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    解説は阿木燿子。唯川恵が、「海辺の午後」でコバルトノベル大賞を受賞した際の赤川次郎、阿刀田高、眉村卓と審査委員4人の一人。女性審査委員は阿木燿子だけなので、阿木燿子のお眼鏡にかなわなかったら、受賞していなかったのだろう。

    初の随筆集の文庫化にあたって、解説を頼んだ、出版社か本人かは偉いと思う。解説で適切な指摘をしている阿木燿子も偉い。

    唯川恵の最初の持ち味は、素人っぽさなのかもしれない。
    文章における素人っぽさではなく、中身における。

     

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    2013年02月25日
  • 夢美と愛美の消えたバースデー・プレゼント?

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    双子の姉妹の一人が、小さい頃に亡くなっている。
    11歳の誕生日に、天国からやってきた。

    突拍子も無い話。幻想小説(fantasy)としてはありだと思う。
    話も明るく、学園小説している。

    軽文学のお手本のような話。

    唯川恵による「あとがき」
    樹原くり による「こんにちはくりでーす」
    が目次にない。残念。

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    2013年03月13日
  • 幸せを見つけたくて~明日に一歩踏み出すために~

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    初出一覧がすごい

    シェール、ミス家庭画報、日経ウーマン、トーハン新刊ニュース、アクタス、モニク、PHP、日販DOBOOK、サリダ、学研ジミー、コスモポリタン、月刊宝石、週刊新潮、小説中公、マイバースデーなどなど。

    あなたとKEIの部屋という読者の相談室がある。

    恋愛の随筆が多いので,著者も「またか」と思うらしい。
    「本当いうと、私も少し疲れていてため息をつきたい気分です。
    けれど、最後のピリオドは、笑顔で打ちたいと思っています。」
    ええと、最後はピリオドじゃなくて、読点なんですけど。

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    2013年02月21日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    解説 鎌田敏夫。脚本家・作家。
    「恋愛は殺人と似ている、と言った人がいる。それも理由なき殺人と。」
    こういう人に支えられて、唯川恵の作品が多面的な展開をしていくことが分かる。

    掌編小説集。24話。
    最初は随筆集かと思ったけど。

    いい感じで、結論をぼやかした風の作品に惹かれる気がした。

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    2013年02月21日
  • ロンリー・コンプレックス

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    なぜ小説家になったか。
    どういう経緯で小説家になったか。
    小説を書くときは孤独。
    孤独との向き合い方の例が分かるかもしれない。

    唯川恵の作品が好きでない人や、孤独を楽しんだり、孤独を感じない人には無用の作品かもしれない。

    唯川恵は、随筆より小説の方が圧倒的に好きです。
    随筆は、著者の背景をしり、小説の感傷(鑑賞ではなく)に役立てたいと思うから拝読しています。

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    2013年02月21日