感情タグBEST3
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姉が買って家にあった本。
まだタイトルは「天使たちの誤算」だった。
中高生の頃、何度も読んだ。
悔しくて悔しくて泣けた本は、後にも先にもこれだけだと思う。
34歳のいま読んだらどう思うか分からないけれど、当時はとにかく何度も読んだ。
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結婚直前に昔自分を捨てた男と再会し、彼とやり直すために婚約を破棄した侑里。弁護士事務所で働きながら不本意にもゴーストライターになってしまった流美子。こうではない、そう思いながら彼女たちは転がり落ちるように不幸になっていく。
唯川恵さんの本を読んだのは初めてだったけど、どろどろの内容でもさくさく読めて、読後感がさわやかで好きになれそうな気がした。文庫版で解説の人にお礼の文を載せているのもすてき。他の作品も読んでみたい。
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んー、面白かった!
最後、何もかもが破滅するんだろうなあって最初からわかってても、その過程での焦燥感やドキドキ感がとても楽しめます。
そして、鈍感な私にとっては、結末は意外でした(私が鈍感なんでしょう、やはり)
くぅ、そう来るかぁ!って感じ。
巧みな関わりに、因果関係に、痺れました。
鈍感な私からだからこそ、この評価。
しかし面白かった。
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流実子と侑里
2人の主人公が、それぞれの人生において躓く。
1度だけでなく何度も躓く。
躓く。躓く。躓く。
2人が躓いた先は同じ。
社会の仕組みの堅さに、
しなやかに生きていけない主人公。
どちらも著者の分身かもしれない。
幸運だけで著者がここまで来たのではないことが分かる。
読み進むのが辛くて、読みたくなくて、なんども投げ出した割に、
悲哀ではない何かが残っているような気にさせる著者の思いに
一縷の望みをかけたい。
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ふたりの女性の話が同時進行で進み、其々の苦悩や葛藤が描かれています。私はどちらの立場にもなった事はないけれど、彼女達の気持ちが手に取るようにわかってしまい、しかも、わかるわかる、そうだよね…と同調してしまうところが、唯川さんのすごいところですよね。。唯川恵さんの作品、大好きです( ´ ▽ ` )
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自分の幸せは、男につくってもらうもの。もしくは、自分でつくるもの。どっちも間違ってはないけど、登場人物二人は幸せになれるはずが、なれなかった。多分、過信しすぎないこと、幸せになるための努力をし続けること、が大切なのかなぁ。二人とも、人生を変える決断をして、違う道を選んでいれば…と考える場面があるけど、きっと後悔するかしないかじゃなくて、その後に後悔しないように精一杯頑張ることが大事なんだろうな。続きがきになってあっという間によんだー!
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面白かった!この一言につきる。
なんというか、揺れ動く感情がリアルで、読んでいる時間を忘れるほど熱中出来た。
そして登場人物の一人と自分の状況がすごく似ていて、読み終えると同時に考えさせられるモノがあった。
安定と愛、自分ならどちらを選ぶだろうか。
頭では分かっているけど、墜ちてしまった恋っていうのは止められないよなーとか、乙女チックなことを考えてしまった。
あと、読後感がすごくいい。
ラストのどんでん返しも予想外だったし、その後の展開もとても楽しめた。
読み終わってスカッとした!
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女って怖い!できる女は恋も仕事も独り占めやな。自分が男を切って、自分も別の男に切られたユリの話について、自分でしたことは返ってくると思った。エジンバラ〜ロンドンまでの電車4時間で読みきった。
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桃谷駅からいくらか離れた古本屋で購入。雨の季節に読んで良かった。盲目になるのって恐いな。登場人物の女性それぞれが本当に腹立たしくなってくるが、ふと自分も気づかないだけで奈落に落ちる選択を自らしているんじゃないか、と思わされた。よくあるストーリー、でも奥が深い。
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将来を見据えるって大変だな。見据えて見えるものでもそうなるものでもない。ただこうなるだろうと見当をつけておくことで、人生を自分の思っている通りにできることもある。手帳の予定表みたいに。
手帳の予定表だって、その日になったら急にキャンセルになることだってあるし、検討がすべてあたってしまってもそれはそれでつまらないだろう。
時々ある、ハプニングが人生には必要なんだと思う。それがとってもつらくても、立ち直れないと思っても、立ち直って生きていくのが人間の宿命なんだろうなあ。
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リアリストとロマンチスト。対照的な二人の女の子を描いた作品唯川恵はこういうのおおいよね。でもどっちが正解ってわけじゃない。
コレじゃ駄目だってわかってても行ってしまう。わかってても諦められない。
どろどろした恋愛劇の後に新しい明日が待ってる
頑張ろうって言ってくれてる本
朝日みたいだ。
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弁護士事務所に勤める流実子と一流商社のOLの有里は、高校の同級生で25才。卒業以来、連絡の途絶えていた二人が思いがけない形で再会した。夢を実現するためなら、自らの体も武器にする流実子。自分を棄てた男とやり直すために、婚約を解消する有里。愛なんか信じない。愛がなければ生きられない。それぞれの「幸福」をつかむための、がむしゃらな闘いが始まった。・・・この主人公2人、何気なくさり気なくがむしゃらで。なーんも変化を求めないアタシにしてみれば、そのがむしゃらさも読んでいて心地いい。この本1日で読み終えちゃったけど、なんだか小説の中で生きた気分だった。でも、がむしゃらになる対象が恋愛だったりするから、私的には軽く凹み。・・・恋愛だからこそ面白く読めるのかな。。オンナのコにとっては、永遠のテーマか。。
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結構好き
いくつかの教訓
人から嫌われるようなこと、憎まれるようなことをしてはいけない。
愛しすぎてはいけない(誤算につながる)
賢く生きなくてはいけない(だまされてしまう)
無知は恥
これこそが勉強のモチベーション
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流実子と侑里.どちらかと言えば,私は流実子に近いと思うけど,侑里を少しうらやましく思った.ああいう,もともとの育ちの良さみたいのが最近とてもあこがれなので.関係ないけど,ショックだったことは,ずいぶん年上の人たちだと思って読んでいたのに,実は1つしか自分より上でなかったこと.
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初めて唯川恵さんの作品を読んだ。
元は「天使たちの誤算」という題だったらしい。個人的には、「恋人たちの誤算」のほうがしっくり来た。
クライマックスは手に汗握る展開。
何が幸せか、それこそが価値観だと思った。
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いつもながらサクサク読めます。展開も、読めますw。
でもグイグイ読み進めてしまう力のある作家さんだと思います。うーん・・・主人公達の逆転劇はあるのかなあ。そのままくすんで生きていそうな気も・・・。
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どちらの女性もかわいそうだな、と思った。実際にありそうな感じで書き上げる唯川恵さんはすごいと思った。読んでてもやもやするけど、たまにふと読みたくなってしまう作家さんです。
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唯川恵もとても好きな作家です。そして彼女の小説はこれまたたくさんある(*´∀`*)
2人の25歳の女たちがまさに誤算とも呼べる人生の選択をしてしまうその行く末の物語。
25歳は現実を生きる大人になるための最後のポイントがあるのかもしれない。
きっとそのポイントではどの道を選んでも後悔することになって、けれどもその後悔をバネに先へ進む術を身につけていくの…かもしれない。25になったばかりの私には何とも鬼気迫る、不安に踊らされる、重いお話。
10年くらいあとに読むと、「あの頃ってこんなもんよね」と頬杖付きながら半笑いできるような感じなのかな。
とりあえず最後の2人の新たな決意にも救われない、また転んで踏みつけられるんじゃないかと思わされるような、そんな作品でした。
勢いあって読みやすかった!
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25歳というのは、女の子にとって諦めの歳だ、と、解説に書いてありました。
夢に憧れる気持ちと、現実と向き合う気持ちの狭間の年齢。
うーん、確かに・・・。
そんな25歳、私と同い年の女の子たちのお話。
求めていたとおりのドロドロの展開で(笑)、とっても良かったです。
つくづく人生って上手くいかないものだな、と思いました。
さすがに、侑里や流実子の行動はちょっと行きすぎだし、見ていて
「それじゃだめだよー」
って言いたくなるけど、
何が正解で何が誤算かは、最後まで分からないものです。
ラストの流実子は逞しくてかっこいいです!
ぜひとも瑛子の鼻をあかしてやって。
Posted by ブクログ
主人公たちは25歳。私、26歳。
なんかいいときに読めたなーと思いました。
2人の女性は恋愛・仕事と岐路に悩んでる。
よく決断したなーと。
私だったら、安定を求めてしまうと思います。
最後はもうちょっと濃く終わってほしかったってのが個人的感想。
途中まではどんどん吸い込まれていくんだけど、
最後はちょっと失速気味。
でもドロドロが楽しく読めました。
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数年前にも読んだことがある本。
でも内容をかなり忘れていたから、びっくりするポイントは前回と変わらなかったかも。
パズルのように、あの話とこの話が合わさっていく。そこかー!みたいなのがいっぱいあって面白い。
バカだなぁこの人たちって思っちゃうけど、同じ立場にいたら絶対にこうはならないと断定できないと思わずにはいられない。
Posted by ブクログ
仕事、恋愛、結婚…それぞれの道を選ぶ時、何を考えるか。
うまく行かず、悩み苦しむ女性たちを描いた作品。
みんな幸せになりたいのは同じだけど、思うように道を進めない。
共感できる部分もあり、スラスラ読めた。
Posted by ブクログ
改題に気づかず、再読してしまったのだが、2回目にも関わらず最後まで一気に読んでしまうほど展開、内容が面白かった。あーあ、そんな事しちゃダメだよ・・・って感じた個所は主人公が感じたままの事を思っていたり、等身大の女の子が考えること、望む事と現実のGAPをうまく描いている作品だと思う。