唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『キスよりもせつなく』を読んで、登場人物が自分より少し年下なこともあって、「若いっていいなあ」と思いました。
同時に、昔の自分の恋愛も思い出しました。
私は恋愛をたくさんしてきたつもりだけれど、振り返ると「あれは無駄だったのかな」と感じてしまうこともあります。
人生にはたくさん選択があって、勢いや感情で決めたことも多かった。
そして選ぶということは、同時に何かを捨てることなんだな、と改めて思いました。
別の道もあったかもしれないと思うと、少し切なくなります。
遠回りもしたし、傷ついたこともたくさんありました。
でも今、ささいなことを幸せだと思えるのは、
その辛さや楽しさをたくさん経験して -
Posted by ブクログ
"聖女になる日”が良くも悪くも印象深くて
余韻が数日間続いている。
簡単に言ってしまえば
よくあるストーリーなのかもしれない。
ただそのよくあるストーリーに
唯川恵の世界観が組み込まれることにより
美しさや切なさ、時には猟奇的さえも
気持ち良く融合した作品になっているものだから
ただただ引き込まれていく。
聖女になる日に限らず
女性の本質、人としての本質、そういったものを
読者の想像を引き立たせながら
時に良い意味で斜め上の裏切ったような描き方に
長けているのは勿論のこと
言葉の選び方も大胆且つ繊細で本当に好き。
そして現実味のある生々しさが
奥底に眠っている衝動や欲望を刺激してきて -
Posted by ブクログ
沼尻高原ロッジに、泊まりに行くので、エベレスト登頂、日本初女性登山家の田部井淳子さんは、どんな人なのかな、と調べたところ、ちょうど公開したばかりの映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の、モデルとなった方だったのですね。
ご本人もいろいろな、エッセイを出されていましたが、小説家の方の本が、読みやすいかも、と注文。
届いて分厚くて、びっくり!
映画とどっちが先がいいかと思いつつ読み始めたら止まらなくなって、あっという間に完読でした。
山での過酷な話しもあり、ええっ??と驚きながらも一緒に山を登っている様な感じでした。
ぜひ、田部井さんご本人のエッセイも、読みたいです!沼尻高原ロッジも、楽しみです -
Posted by ブクログ
ネタバレ肩ごしの恋人、なるほど萌とるり子はずっと抱き合っていたのか、または時には背中合わせだったり
その肩ごしに通りすぎゆく2人の恋人たち、彼らは彼女たちの脇役にすぎない、彼女たちを形作るパーツでしかないのだ
2人でひとつ、月と太陽、春と冬(夏と冬ではなく)
太陰大極図
萌とるり子は私たち女性の中にいる感情だ
1人で生き、孤高であることが美しいと思う自分と、男に幸せにされて然るべきだと思う自分
つまり萌とるり子は私たちなのだ
だいぶ恐れ入るわね
そして、ああこの本がどれだけ私の救いになったか
そうなのだ、男に酷いことをされてもセックスも男も嫌いにはならない、だけど一生セックスも男も信用をしないのだと