唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ直木賞の作品らしい。
おぉこんな内容だったか!
JKが好きな唯川さん×直木賞ということで、読んでみる。
しかもドラマやってた気がして、期待して読む。
すごい女がいた!
るり子、私の周りににはいなかったなぁ。でも、萌のような子もいなかったなぁ。
それぞれが、すごく魅力的。
自分の行動に自信を持っていること、27歳にして後悔のないような生き方をしていること。言い切るって難しい。でもこの2人は行動も選択も迷いがないことに、すがすがしい感じがする。あとがきに、江國さんが唯川さんの作品を“梨”の筆と言っていた。“あるのまみずみずしさと、さくさくとした歯ざわりの良さ”と書いている。まさに!!!
読み応 -
Posted by ブクログ
ネタバレ浅間山でひとりの高校生の死をきっかけに、それぞれの人生を歩む3人の高校生たち。
稀世の父親がいないことで憂いにあい、目まぐるしく変わる人生
創介の人生も親の庇護を捨て、ひとりで生きていこうとする
未来子もまた、大きな姉の存在に苦しみながら、人生を切り開いていく
32年という時間が経ち子供は大人へと成長していく。自分も今、同じ様な年齢だから彼らの人生を重ねながら読むことができました
山は人に希望も絶望も与える
日々のルーチンの中で生や死を感じることはなかなかないと思う
自然を通じて、死を感じることで人は生を身近に感じ、もう語り合うことのできない人の姿も感じるのかもしれない