唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恋愛から性生活まで何でも話し合える母とはもちろん本の趣味も合う訳で。
そんな母から勧められて読んだ一冊。彼女は唯川恵さんの本が好きらしくよく読んでいる。
女を巡る短編集で一話完結なので大変読みやすい上にラスト1ページあたりで話が
谷を転がり落ちるように展開するのが大変小気味良い。
中にはありがちな展開だな、とゆう話も何篇かあったが全体的に女の情念がリアルに、しかし美しく書かれており満足。
どの話も作者さんのご出身地の金沢が舞台になっており、読んでいると眼前に古都金沢の美しい風景が
目に浮かぶようです。・・・そうだ、旅に出よう・・・!
母から鼻息荒く次の唯川恵さんの本を薦められているのでそ -
Posted by ブクログ
作者の唯川恵さんは、地方の銀行で10年のOL生活を経て小説家になりました。
10年のOL生活は決して華やかではありません。
上司のセクハラに悩んだり、先輩や後輩との人間関係に振り回されたり、仕事でミスをしてへこんだり・・・
でも、仕事だけでなく処世術をも学び、併せて人間ウォッチングを楽しみながら、唯川さんはベテランOLの貫禄をつけていくのです。
さまざまな荒波を乗り越えてきたからこそ、唯川さんは小説で女性の気持ちをリアルに描くことに長けているのだと思います。
私も同じくOL生活をしています。毎日は、楽しいことも辛いこともいろいろいっぱいあります。
仕事が自分には向かない!もうやめたい!と -
Posted by ブクログ
男女平等だのフェミニズムだのが言われるなかで、女であることを最大限に利用して生きるるり子はいっそ清々しくて好きだ。それもひとつの生き方で、芯の強さはかっこいい。自分が幸せになると信じて選択する、その意志の強さこそが、自分を幸せにするのかもしれないね。
とはいえ、絶対友達にはなりたくないし、憧れもしないんだけどね。関わりたくないけど、傍から見てる分にはOKという意味の好き。自分の幸せを他人に委ねてしまうことがリスキーと思うから、わたしは萌のほうが近いのかも。
連載だったということで、読者を惹きつけるためにアップダウンのあるストーリー展開だったのかな。さくさく読めたけどラストはあっさりし過ぎと -
Posted by ブクログ
今から20年以上前の作品
当時の女性たちの恋愛観や結婚観、
仕事観が垣間見られる。
5歳からの幼馴染である2人の主人公
「るり子」は女であることを最大の武器として、
フルに活用して生きる女
一方、「るり子」とは対照的で常に冷静に物事を考え、
恋に溺れず頭で考える「萌」
現代は、「萌タイプ」の女性が圧倒的に多い気がする。
「るり子タイプ」もかつては大勢いたが、何処へ行ったのだろう。個人的は、裏表が無い「るり子タイプ」の女性が結構好きだ。
勿論、一定の距離を置いてという条件付きで。笑
直木賞受賞作の恋愛小説とあって、等身大の女性の生き方が潔く、大胆ながら明るい筆致で描かれる。
フェ -
Posted by ブクログ
続きが気になってどんどん読み進めることができた。
後味は決していいとは言えないが、とりあえずは落ち着くところに落ち着いて良かったとおもう。(ロ⚪︎コン田畑は別として)
ただよくわからなかったのは、ラストでの千遥の母のセリフだ。別人のように穏やかになっていたのは結局演技だったのか?それとも何か別の意図があってのセリフだろうか。ちょっとしたホラーのような恐ろしさを感じた。
昔メンタルを病んで入院していたというところも、だからと言って千遥への言動が許されるわけではないし、母には母の辛さがあったという以外にどういう意味があったのかいまいち不明だった。
それと、亜沙子。
ノルウェーって、観光目的ノ