唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・面白かった!!!
・悪役が、中途半端ではなくちゃんと悪い人で、しかも非現実的で犯罪的な悪人じゃなく、普通にどこにでもいそうな単に性格の悪い人で、それがもう胸をえぐるように不愉快なんです。
・しかも、主人公たちが、ちゃんとその悪役に振り回されて、ちゃんと不幸になっていく。
・だからといって、ラストのラストまで、大逆転もなければスカッともなく、ちゃんと報われないままで終わる。
・希望がまったくないんだけど、どん底なんだけど、でも、最悪の方向だけにはなんとか行かずに、かすかな、本当にかすかな希望だけを残して、物語が終わる。
・だからこそ、私たちの中では物語は終われなくて、この人たちの人生にはまだ必ず先はあるって、そう応援したくなる読後感でした。
・救われないけど、だからこそ、救われる。不思議で、素敵な小説でした。
・予備知識なしで読み始めたけど、気づけば夢中になって読んじゃってました。大満足です。 -
Posted by ブクログ
登場人物の一人の「山登りなんてどこがいいの?」の問いに最初はなんて奴だと思い、素晴らしいでしょと返していたけど読み進めるうちこんなリスクや苦労をしてまで登るほど良いのか?嫌だな。いいや良いのか?いや登りたくないな、と波が押し寄せる。
山登りといえども難易度は様々で私は難易度一程度しか経験がない。敦子さんの話はまさに命懸け人生懸け…壮大で壮絶だった。
女なんかに山登りなんてと周りの男性たちに言われ反骨精神があった敦子さん素敵だなと思っていたけど言う側の気持ちも読み進めるうちに分かってきた知れば知るほど難解すぎる。
山登りのことなにも知らなかったんだなぁ。最初はこんなに分厚いのかと読むのが億劫だったけど読み始めたらあっというま。
レールの上を歩く人生を親御さんは求めていたしこの時代ってそうだろうけどパートナーにも会社にも恵まれてとても希望が持てると言うか清々しさをありがとうという気持ち。
副隊長の責任と資金繰りと家事と育児に奮闘する敦子さんのガッツに勇気をもらえる。
山登りの最中だけが登山じゃないんだね。