唯川恵のレビュー一覧

  • さよならをするために
    恋愛ものはあまり読まないけど
    これはよかったと思う。
    短編集になっているのでさらっと読めて
    後味も悪くない。
    ドロドロが嫌いな人にはいいかも。

    ただし「さよなら」がテーマなので
    ほぼ失う恋となっている・・・かな。

    この本に出てくる女性の強さ、格好良さには参った。
  • OL10年やりました
    「OLあるある」がたくさん詰まっていて、笑いあり、教訓あり。
    読んだあとは、みんながんばってるんだ!と元気になれる。
  • 今夜 誰のとなりで眠る
    一人の男性が亡くなったあとの話

    彼の元彼女だったり、同居していた妻同然の人だったり
    友人だったり、夫の友人だったり、元同級生だったり
    彼に関わりのあった人たちの、お話

    彼はもう死んじゃってるのに
    話の中では、一番生きてる

    それぞれの生き方考え方に
    共感してしまいます
  • 愛には少し足りない
    愛するということ、
    女の本質、
    結婚という儀式の有り様。
    様々なことを考えさせてくれます。
    納得のできないところもありましたが、
    面白い一冊だと思います。
  • 海色の午後
    再読。本棚を整理してたら読みたくなった。
    著者デビュー作。デビュー20年目の文庫化で、紙質が厚く、挿絵もカラーな特別仕様。

    内容は22才のOLもの。
    随分あっさりした印象。
    昔は22才でも結婚年齢。25才で行き遅れの仲間入り。
    今より10才は設定年齢が若い。
    22才で結婚がどうのって、そんな時代だ...続きを読む
  • 今夜 誰のとなりで眠る
    自分が死んだあと、これほどの影響を出せるんだろうか。。。。
    自分の死後はこうありたいと、つい思ってしまうような本でした。
  • ナナイロノコイ
    読んだことのない作家さんばかりで楽しかった。
    それぞれ個性的です。

    個人的には、女性同士の友情を扱ったものが面白かった。
    角田さんもいいけれど、谷村さんの話がとくに印象的。
    こんなに開放的になることはないし、主人公に共感はできないけれど、女と女をつなげるモノが何かっていうことに気付くきっかけって、...続きを読む
  • イブの憂鬱
    一気に読めた。
    めっちゃ素敵な話でした。同年代で内容が共感できるというのもあると思うけど、その辺にありそうな(ないかな…)日常が丁寧に描かれていた。恋愛、友達、家族、仕事。
    悩むよねそれ!という内容が盛り込まれてた感じ。

    女友達との関係も嫌らしくなく読めた。
    美枝子が一番友達にしたくないタイプ。さ...続きを読む
  • イブの憂鬱
    29歳を迎えた女性の1年間を描いた物語。
    年下の男に遊ばれ、お見合いは断られ、リストラされ、友達に不倫を疑われ、なんともついていない主人公。
    印象的だったのは彼女が思う「寂しい」という気持ち、考え方が同じだったこと。思わずそうなんだよね、と共感してしまった。

    しかし、唯川さんが描く人は本当にリアル...続きを読む
  • サマー・バレンタイン
    なぜかちょうど、日々の暮らしの中で、むなしい気分になったときに、手にとりました。

    社会人4年目。大人といえる24歳が、日々人並みに過ごしながらも、ふと立ち止まると、孤独を感じる。そんな姿に共感します。

    18歳の頃を懐かしみながら、ふとしたことから、昔の仲間と再会。甦る忘れかけた感情。

    ...続きを読む
  • 愛に似たもの
    8編の短篇作品集
    幸せを求めて生きていく女性達は、どの話も共感できるところや、
    怖いなと感じながらも分からなくもないと感じるところもあった。
    生活も性格も立場も環境も違うけれど、女性は皆、自分の幸せをすごく考えて生きている。
    欲がない女性なんていない。とあるように、主人公以外のすべての登場人物からも...続きを読む
  • めまい
    ホラ〜!!です!!

    全く知らず読んだ私は、もうびっくり!この人こういうのも書くんだ〜
    本当、百聞は一見にしかずとかなんだか分からないけど悟ってしまいました。
    でも現実離れしているホラーではないのよね。
    なんか、こう、人の心に住む悪魔的な部分とか、勿論普通、実行にはしない殺意とか。。
    そういう小さな...続きを読む
  • 不運な女神
    まるでノンフィクション。


    とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。情感あふれる八つの恋愛短編。

    このように紹介されていましたが、私としてはこの紹介のされ方は相応しくないと思います。
    だいたい、男運に恵まれないっていう表現が違うので...続きを読む
  • いつかあなたを忘れる日まで
    タイトルに惹かれて購入しました。
    エッセイだと思わなかった…。
    けど、心にギクリと来るものが多いし笑いもあるし、買ってよかったです。
  • 今夜 誰のとなりで眠る
    最近この人の作品がお気に入りです☆本屋をブラブラしていて、帯の『失った恋、求める愛。』ってのに惹かれて読みました。

    秋生という一人の男の死から始まった5人の女性のお話。職業も性格もバラバラの5人だけど、それぞれに共感できるところがあった。切り替えも上手くて一気に読めました!

    「欲しいものがあ...続きを読む
  • 海色の午後
    デビュー作。22歳CEの遙子、医大生の耕平。妾の子供であるという家庭へのコンプレックス。女にとって結婚ってなんだろう。
    今自分にとって一番大切なものをしっかりと見極める目、ううん錯覚と呼んでもいいわ、それを失いたくないの
  • 今夜 誰のとなりで眠る
    この世代の女性は、多かれ少なかれ何かを抱えて生きています。
    幸せか不幸か、というのは自分の考え方次第。これからもいくつの山を乗り越えるかわからないけれど、それでも「幸せ」と言っていたい。

    「37歳は、若くもないし老いてもいない」にドキッとしました。
  • シングル・ブルー
    唯川恵さんのエッセイ集。

    29歳の執筆活動を始めるまでは、OLだった彼女。
    30歳くらいまでは会社勤めだったらしい。

    このエッセイ集は、アラサー世代の独身女子たちを
    そのまま映し出しているような、リアルな内容でした。

    その中で心の残った部分を・・・。


    ・「私はまず私自身でいなくては」
    恋人...続きを読む
  • 息がとまるほど
    女は怖い…どれもありそうで、妙に納得してしまうトコもいっぱいだった。息がとまるほどの瞬間…生きてたら必ずあるよね。
  • さよならをするために
    再読。何回となく読んだ作品。今回も一気読み。
    好きな作品は変わらず同じ。
    ・「さよならを言わせて」好きな男から彼女に贈るジュエリーを頼まれるたびに、毎回用意しさばけた女のふりをしてしまうジュエリー会社に務める可奈子。
    ・「やっと言える、さよならが言える」
    冴えない女子大生 文恵が遊び慣れた都会的な男...続きを読む