唯川恵のレビュー一覧

  • ただそれだけの片想い 始まらない恋 終わらない恋

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    今まで私は「片思いなんてしてない」って思ってたけど、この本を読めば読むほど、「あー、私って「片思い」してるんだなぁー」と思えてきて、切なくなりました。笑

    でも、それと同時にようやく客観的に自分を観れるようになった気がして、前に進む勇気がでました!!

    エッセイで読みやすいのでオススメです!

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    2014年11月09日
  • 息がとまるほど

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    同僚にプロポーズされたのを機に、不倫中の上司と別れる決意をした朋絵だったが、最後のデートを後輩に目撃され…。男と女の間に流れる、もはや愛とは呼べないくろぐろとした感情、女と女の間の、友情とは呼べない嫉妬や裏切り、優越感。女たちの心に沈む思いを濃密に描きだした、八つの傑作恋愛短篇。

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    2014年10月12日
  • めまい

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    ネタバレ

    青の使者
    きれい
    耳鳴りにも似て
    眼窩の蜜
    誰にも渡さない
    闇に挿す花
    翠の呼び声
    嗤う手
    降りやまぬ
    月光の果て

    以上の短編集


    この『めまい』と、『刹那に似てせつなく』が唯川恵作品の中でちょっと異種だと聞いた。
    確かに後者はちょっとハードボイルドなサスペンスだなぁ~。恋愛小説ではないなとはおもったけれど、このめまいは恋愛小説からの狂気を表したものだと思った。
    好きだ惚れたの小説の次のステージでした。

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    2014年09月24日
  • 息がとまるほど

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    唯川さんの短編集なので、ただの恋愛ものではないだろうと思い手に取ったら、本当に女性の怖さが詰まっていた。
    最初の「無邪気な悪魔」に出て来る結婚退職するOLさんは、天然なのか、計算なのか。
    飲み会でどんな爆弾が落とされるのか、ハラハラした。
    「雨に惑う」のヒロインが壊れていく様子や「あね、いもうと」のラスト、薔薇を植える場面などは、ぞっとしました。

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    2014年09月18日
  • ベター・ハーフ

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    第八章 夜明けまでの美有がいなくなって、そこから喧嘩になるけど、文彦の「じゃあ、なんで結婚したんだ」に対する永遠子の返答がシンプルやけど、すごく良かったです。

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    2014年09月10日
  • 永遠の途中

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    【本の内容】
    広告代理店に勤務する薫と乃梨子は、同期入社。

    仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。

    どちらも、同僚の郁夫に恋心を抱いていたが、ささやかな駆け引きの後、薫が郁夫と結婚して主婦に。

    乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。

    歳月は流れ、対照的な人生を歩みつつも、相手の生き方を羨んでしまうふたり…。

    揺れる女性の心をリアルに描く長編小説。

    [ 目次 ]


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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足

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    2014年09月03日
  • 不運な女神

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    【本の内容】
    「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。

    駆落ちした相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼かされたり…。

    とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。

    情感あふれる八つの恋愛短篇。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    損をしていると思った。

    「恨んでも、憎んでも、愛してる」この本の帯が邪魔なのだ。

    8つの連作それぞれに異なる女のそれぞれの人生がある。

    揃いも揃って「幸せ」とは言いがたい。

    家計を楽にするはずのパートの主婦は生活に疲れ、娘が初潮を迎え、同居する母親の痴

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    2014年08月29日
  • ため息の時間

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    【本の内容】
    愛したことが間違いなんじゃない。

    ただ少し、愛し方を間違えただけ-。

    完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。

    妻が化粧をするのを許さなかった原田。

    婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かけた洪一。

    仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。

    裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。

    [ 目次 ]


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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆

    0
    2014年08月24日
  • 不運な女神

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    連作というか登場人物が少しずつ繋がる連作集。一気に読むのが吉。途中であけたら没入感が無くなってしまい若干後悔。
    こういう連作ものは世界観が複層的になるので大変好み。素晴らしいです。

    0
    2014年07月09日
  • 永遠の途中

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    面白かった!唯川さんてこんな感じだったのか。
    私の嫌いな感じだと勝手に思って読んでこなかった。
    読まず嫌いはだめだな、やっぱり。

    すんごーーーーくリアルでした。こわい。
    専業主婦を選んだ薫とキャリアウーマンで独身を通した乃梨子。
    人生って何なんだろうなあ、本当に。
    私は乃梨子みたいな人生に憧れつつ、
    自分がこんな風にはなれないことだけは分かるし、
    薫みたいな人生をばかにしつつも
    結局は薫の方が幸せだろうと思うし、
    自分もやっぱりそうなりたいって思う。最近は。
    あ、専業主婦は嫌だけど。

    24歳ですら、自分が子どもすぎてびっくりするし、
    いつになれば大人なんだろうって考えるのに、
    彼女たちは6

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    2014年06月14日
  • イブの憂鬱

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    佳作。30歳を控えた女の恋愛と心の葛藤とを描いている。登場人物が全てと言っていいほど、個性にあふれて瑞々しい。

    はっとする箇所も何か所かあった。そのうちの一つ。
    「自分の身体の凹凸にぴたりと当てはまるもうひとつの身体が恋しい。
    抱き締められる瞬間、ゆっくりと目を閉じる時の恍惚は、たぶんわかりやすい快感しか持たない男にはわからない。」
    これは男である自分にぐさりと突き刺さった。

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    2014年05月08日
  • ベター・ハーフ

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    ネタバレ

    特に何も期待せず、たまたま手に取ってよんでみたのだけれど・・・思わず一気に読んでしまった。
    夫婦、家族、親子・・・等々をきれいごとでなく描ききっていて恐ろしいほどリアルだった。どんどんいろんなことが出てきて昼ドラのように下手をするとなってしまいそうだけれどそんなことはない。すごい。面白かった。時間をおいてまた読んでみたい。

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    2014年05月04日
  • 天に堕ちる

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    この人の短編集を何冊か読んだけど、読みやすくオチは想像できるけどそれでもゾクってくる人の狂気な部分の描き方が上手いなと思う。

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    2014年05月02日
  • 息がとまるほど

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    いろんな女のドロドロを描いた短編集。
    最初は「あんまり好きじゃないなぁ」と思いながら読んでいたはずなのに、『女友達』『雨に惑う』でズガーンときた。
    そして最後の『あね、いもうと』でズガガガーンとやられた。素敵だわ、この短編集。それこそ息が止まるほど。まぁ分かりやすいハッピーエンドはないんだけど。

    特に印象的だったのは『雨に惑う』
    三十代後半、独身、美人じゃない、男に媚びるのは嫌い、頑なな性格、仕事は頑張っているのに上司にそれを認めてもらえない、結婚したことで不幸になった母親を見て育ってきたせいで結婚に夢も描けない、そして一人で生きていくことを決意して、マンションまで購入した女性の話。
    そう、

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    2014年04月29日
  • シングル・ブルー

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    つい読んでしまった一冊。
    好きってだけで結婚したいよおおおってごろごろした16歳の冬でした。着実にメンヘラの芽を育てています。

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    2014年04月26日
  • テティスの逆鱗

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    美容整形を行う4人の女性とクリニックの医師と受付女性の6人が交錯する形で同時にストーリーは展開していく。動機は様々だが、美しくなるための欲望は果てしなく、ある一線を越えるところを、悪意を感じるほど上手く描いている。

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    2014年04月06日
  • イブの憂鬱

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    さすがの唯川恵クオリティを実感。ストーリー自体はともかく、言葉選びのセンスが違いすぎる。もちろん、話も読みやすかったし内容も忘れないと思うけど(好きかどうかは微妙)、とにかく文章に感動した。そんな感じ。

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    2014年03月16日
  • OL10年やりました

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    今ほどメジャーではなかった頃の本。
    地方銀行に勤めてた頃のエッセイなので
    都内で働いてる訳でもなく、
    洒落な事を沢山しらない私でも
    身近に感じられる内容で好きだった。
    でもいつのまにやらドラマ化されたり
    お洒落な恋愛の小説家になり
    遠くなってしまった気がして寂しいな。

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    2014年03月02日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    1人の男を巡った5人の女の人の話。自分の人生に完全に満足してる人なんていないんだろうな。人はないものを欲しがるから、いくら大丈夫って思っても他人と比べてしまったら無いものが大きく見えてしまう。

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    2014年03月01日
  • 愛なんか

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    人を愛するとゆうことは いいことばかりじゃない。
    人を愛すると 自分の嫌なことがいっぱい見えて 自分のことが嫌いになって 嫉妬したり、嫌味をゆったり・・・自分が自分でなくなる気がするけど 真剣に愛する姿が真の自分の姿なのかも。。。。人を愛するっていいなぁ ・・やっぱ。短編集だけど 出てくる女性 個々にすごい個性があって 切なかった。イイ恋ってどんなのか わかんないけど 後悔してもしなくても 人を好きになれた時点で イイ恋よね・・

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    2014年03月01日