唯川恵のレビュー一覧

  • 夜明け前に会いたい

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    ザ・恋愛小説で、展開もなんとなく予想できるけど、金沢の情景がそうさせるのか、なんだか心が澄んで穏やかな気持ちになる本だった。芸妓や着物といった古き良きトピックも、読んでいてなんだか背筋がすっと伸びる感じ。雰囲気が好きな本。

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    2020年08月01日
  • キスよりもせつなく

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    ぐんぐん読めるお話。今までの自分を変えたり、一歩進める恋をしたいと思える作品。
    しっかり向き合ったらわかる一面は誰にでもあるんだなと思った。
    --捨てるものは、かけらほど些細なプライド

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    2020年07月30日
  • 雨心中

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    周也のような純粋だけど生い立ちと性格のせいで社会に馴染めない人間って、苦しみにながら生きていくしかないように思える。
    そして周也のような人間に関わってしまった女性は、自分の人生を犠牲にしてしまう…
    なんとも救いようのない話で、ラストはこうなるしかないよな、と悲しいながらも納得してしまった。

    不幸に巻き込まれた、癖はありつつも善人の脇役が一番かわいそうな気も…特にハオさん。

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    2020年07月27日
  • ベター・ハーフ

    購入済み

    バブル崩壊前後の出来事を織り交ぜながら、夫婦間の問題が
    ありふれた日常のように上手く書かれていました。
    男女間の考え方の違い、どこにでもありそうな夫婦喧嘩。
    お互いに溜め込んでいた不満、何かの時に湧き出てくる感じが
    身近なこととして感じられました。

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    2020年07月23日
  • 恋人はいつも不在

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    サクサク読み進められる本。
    自分自身の境遇と重ね合わせ、想像もしやすい。
    男女の分かり合えない部分、ぶつかり合い、そしてそれを乗り越えたその先になにがあるのか、わかったような気がする。

    自分自身、3年付き合った恋人と別れたばかりに読み、少しの後悔と一歩を踏み出す力をもらえた作品!

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    2020年07月22日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

    購入済み

    不倫と離婚を経験する2人の女性。
    どちらの女性の心情も、見事に表現されています。
    両方とも辛い経験なのに、それほど暗さを感じませんでした。
    読んだ後に「しっかりこれからの人生を考えてみよう」と思えましたが
    読む立場や考え方によっては好き嫌いが分かれる作品かもな、と思います。

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    2020年07月19日
  • 夜明け前に会いたい

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    「自分の惚れた男が幸せになれば、自然と自分も幸せになる。すべては自分に返ってくるんだよ。そのこと、忘れるんじゃないよ」美しいけれども厳しい冬を迎えた金沢が舞台。着物と金沢が好きな私にとってはにやにやが止まらない。加賀友禅を身につけ、凛とした強さとたおやかさを持つ女性に憧れる。金沢がよく似合う女になろう。

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    2020年06月25日
  • 燃えつきるまで

    購入済み

    人を愛するということはなんて重いのだろう。
    終わろうとしている恋人との関係にしがみつく
    怜子の気持ちが伝わってきて辛く苦しくなりました。
    考えや行動が少し怖くもなりました。
    失恋から立ち直れていない人にお勧めの作品です。

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    2020年07月11日
  • 彼女の嫌いな彼女

    購入済み

    読みやすかったし、OLの世界の話の部分については「そういう事あるある」と思いながら読みました。
    女は他者からも自分自身も女の価値について年齢という基準に左右される。
    会社という場所が女性にとっては仕事だけとはならず、恋愛が関わってくること描写が上手いなと感じました。

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    2020年07月11日
  • テティスの逆鱗

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    美容整形を繰り返し人間としての心を失っていく女たち。

    顔や体でさえ欲しいものは何でも手に入る時代。

    欲しいと思うものが本当に必要なものなのか
    その判断を間違えると大切なものを失ってしまう。



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    2020年03月20日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    初めて読んだ唯川さん。
    恋愛と結婚、どちらとも良いこと悪いことがあって、結局どちらを選択するかは自分次第のだな、というのが率直な感想を。
    単なる奪う側と奪われる側の話なのではなく、どういう過程でそうなっていくか、別れてからの英利子の開花してゆく才能、結婚してからの美月の成長、そちらにスポットが当てられていて、一般的な不倫についての良いか悪いかに終始していなかったのが良かった。

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    2020年02月25日
  • 愛には少し足りない

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    やっぱ唯川恵さんの本、好きだなー。

    セックスとはなんぞや、愛とはなんぞや、という問いの答えにちょっとだけ近付けたような、そんな気持ちにさせてくれる小説って感じ。

    誰も彼もが頭の中で計算しながら上手く生きようと踠いているし、幸せになろうと頑張ってる。

    でも、人間には本能も欲もあって。

    誰とセックスしようが自分の勝手だけれど、誰かを傷つけたくはない。

    そんな我儘を不器用に貫こうとして醜態晒して生きるのが、人間なんだろうなぁ。

    セックスの話をしてるのに、なんで愛が出てくるの?という麻紗子の科白には、つい笑ってしまった。

    確かに、そうだよねぇ。



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    2020年02月14日
  • ヴァニティ

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    すごくよかった!
    世代もばっちり合ってて、アラサードンピシャ

    短編でスラスラ読めて、ぐんぐん入ってくる感じ




    「女」の話。

    いい面も、悪い面も、これぞまさに女。


     


    神様が人間にくれた最大のプレゼントは

    「忘れる」ってこと



    好きなフレーズ!

    に対して、逆だよって言う彼の台詞もまたよかったーー



    神様がくれた一番のプレゼントは

    「忘れられない」ことじゃないかな


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    2020年01月04日
  • イブの憂鬱

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    主人公の真緒と同じで結婚に逃げようとしていた時期がありました。でも結局は上手くいきませんでした。
    その当時の自分は何もかも上手くいかず「結婚」に救いを求めていたかもしれません。
    「誰か私を愛して」「私に安定と幸せをください」と相手に求めてしまう所謂くれくれ星人でした。
    主人公の真緒も最初は何の取り柄もない自信のない女性でしたが友達サポートのお陰で自分のやりたいことが見つかり芯の強い女性に変わっていきました。

    自分に自信が持てると心に余裕ができて愛をもらう側ではなく愛を与える人間になれるのかなと思います。

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    2019年12月15日
  • 永遠の途中

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    2019.11.11

    仕事か家庭か。
    現代社会の日本人女性でこの物語が刺さる人はかなりいると思う。
    かくいう私もこの本、ぐさっときた。
    今や結婚が全てではない、かといって仕事が全て成功するわけでもない。1人の男がターニングポイントになるが、完全な幸せではないし、完全な正解もなく
    どちらも隣の芝は青く見える状態
    起業、失敗、年相応の恋愛と別れの乃梨子
    義両親との付き合い、夫婦仲、セックスレス、子供の悩みの薫
    もし郁夫の選択が逆だったならばどうだったのかな

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    2019年12月03日
  • 孤独で優しい夜

    購入済み

    男には伺いしれない世界かも?

    出だしが面白そうだったので、購入して一気に読んでしまった。下手な映画1本より面白かったし、男の考え方と女の感じ方のズレがなかなか興味深かった。最後がどういった結末になるかは、読んだあなたが感じて下さい。

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    2019年11月08日
  • さよならをするために

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    まるで、さよならをするために恋をするよう

    さよなら。
    それは必ずしも辛いだけじゃない。
    さよならをすることで強くなれた。
    清々しい気持ちにもなった。

    5つのさよならを描いた恋愛短編集。
    恋愛の名言がたくさん。

    『さよならの向こう側』が一番よかった。

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    2019年09月01日
  • サマー・バレンタイン

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    ネタバレ

    美星町。行きたくなったな。

    きっとみんな青春時代にひとつやふたつ心残りを抱えてるよね。過去のことであっても自分が納得できないと前を見られないのだよね。

    病室で、みんなが弱さを見せ合うシーン、よかった。
    それをつっぱねた夏彦の心の中が知りたかったなー。

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    2019年08月14日
  • ため息の時間

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    「ったく、男ってばよぉ」と男のズルさに嫌気がさすが、「女はやはり、したたかよのぉ」そんな気持ちにさせられる恋愛9短編集。男がぎゃふんと言う話が多いのだが.....好みの話はブリッコ女とサバサバ女の狭間で揺れる『言い分』、ラストに驚いた『分身』、ざまーみろな『バス・ストップ』。『終の季節』と『父が帰る日』は毛色が変わってちょっといい話。どの話も短くてサクサク読み易く、隙間読書には良かった。

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    2019年08月03日
  • 愛しても届かない

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    ネタバレ

    友達を裏切ってまで手に入れた恋なのにうまくいかず、結局最後までその友達が頭のなかにも現実でも付き纏う。
    自分がそのひとの何なのか、何番目なのか考えてしまうのも元カノの影を探してしまうのも、終わりを告げられるのを恐れて言いたいことを言えないのも、痛いほど共感した。

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    2019年07月01日