唯川恵のレビュー一覧
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美月・26歳・未婚・OL・妻がある会社の同僚と不倫中。英利子・34歳・既婚・専業主婦・子供なし。バリバリ働く友人を最近眩しく感じている。将来像を描けない不安を抱える美月と、単調な毎日に漠然とした不満を覚える英利子。恋も家庭も仕事も自由な時間も、他人にあって自分にないものは妬ましい。女はどこまで欲張り...続きを読むPosted by ブクログ
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どれもさくっと読めた。
なんだかんだ言いながらも最後は前向きに自分なりの結論を出している主人公ばかりで、すがすがしい。
短い話でも共感できるセリフや文言があふれている。
仕事も落ち着き結婚に差し掛かる20代後半~30代の女性特有の心理や、女同士の口には出さぬ見栄や意地がとってもリアルに描かれていた。Posted by ブクログ -
38歳の専業主婦が、女性誌の読者モデルとして活躍していくストーリー。ファッション界でのモデル達の確執は面白いが、プロとしての自覚や振る舞いには参考になる部分が多い。Posted by ブクログ
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施設で実の姉弟のように育った 芳子と周也。
芳子がなぜ 何度も何度もすべてを捨て
奈落に堕ちても 周也と共に生きていくのか…
次々と移り住み 周りの環境も変わり 今度こそ!という
期待もあり 読みごたえたっぷりで おもしろかったです。
タイトルの「雨心中」も 納得。Posted by ブクログ -
今まで私は「片思いなんてしてない」って思ってたけど、この本を読めば読むほど、「あー、私って「片思い」してるんだなぁー」と思えてきて、切なくなりました。笑
でも、それと同時にようやく客観的に自分を観れるようになった気がして、前に進む勇気がでました!!
エッセイで読みやすいのでオススメです!Posted by ブクログ -
同僚にプロポーズされたのを機に、不倫中の上司と別れる決意をした朋絵だったが、最後のデートを後輩に目撃され…。男と女の間に流れる、もはや愛とは呼べないくろぐろとした感情、女と女の間の、友情とは呼べない嫉妬や裏切り、優越感。女たちの心に沈む思いを濃密に描きだした、八つの傑作恋愛短篇。Posted by ブクログ
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第八章 夜明けまでの美有がいなくなって、そこから喧嘩になるけど、文彦の「じゃあ、なんで結婚したんだ」に対する永遠子の返答がシンプルやけど、すごく良かったです。Posted by ブクログ