唯川恵のレビュー一覧

  • テティスの逆鱗

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    美容整形を繰り返し人間としての心を失っていく女たち。

    顔や体でさえ欲しいものは何でも手に入る時代。

    欲しいと思うものが本当に必要なものなのか
    その判断を間違えると大切なものを失ってしまう。



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    2020年03月20日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    初めて読んだ唯川さん。
    恋愛と結婚、どちらとも良いこと悪いことがあって、結局どちらを選択するかは自分次第のだな、というのが率直な感想を。
    単なる奪う側と奪われる側の話なのではなく、どういう過程でそうなっていくか、別れてからの英利子の開花してゆく才能、結婚してからの美月の成長、そちらにスポットが当てられていて、一般的な不倫についての良いか悪いかに終始していなかったのが良かった。

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    2020年02月25日
  • 愛には少し足りない

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    やっぱ唯川恵さんの本、好きだなー。

    セックスとはなんぞや、愛とはなんぞや、という問いの答えにちょっとだけ近付けたような、そんな気持ちにさせてくれる小説って感じ。

    誰も彼もが頭の中で計算しながら上手く生きようと踠いているし、幸せになろうと頑張ってる。

    でも、人間には本能も欲もあって。

    誰とセックスしようが自分の勝手だけれど、誰かを傷つけたくはない。

    そんな我儘を不器用に貫こうとして醜態晒して生きるのが、人間なんだろうなぁ。

    セックスの話をしてるのに、なんで愛が出てくるの?という麻紗子の科白には、つい笑ってしまった。

    確かに、そうだよねぇ。



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    2020年02月14日
  • ヴァニティ

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    すごくよかった!
    世代もばっちり合ってて、アラサードンピシャ

    短編でスラスラ読めて、ぐんぐん入ってくる感じ




    「女」の話。

    いい面も、悪い面も、これぞまさに女。


     


    神様が人間にくれた最大のプレゼントは

    「忘れる」ってこと



    好きなフレーズ!

    に対して、逆だよって言う彼の台詞もまたよかったーー



    神様がくれた一番のプレゼントは

    「忘れられない」ことじゃないかな


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    2020年01月04日
  • イブの憂鬱

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    主人公の真緒と同じで結婚に逃げようとしていた時期がありました。でも結局は上手くいきませんでした。
    その当時の自分は何もかも上手くいかず「結婚」に救いを求めていたかもしれません。
    「誰か私を愛して」「私に安定と幸せをください」と相手に求めてしまう所謂くれくれ星人でした。
    主人公の真緒も最初は何の取り柄もない自信のない女性でしたが友達サポートのお陰で自分のやりたいことが見つかり芯の強い女性に変わっていきました。

    自分に自信が持てると心に余裕ができて愛をもらう側ではなく愛を与える人間になれるのかなと思います。

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    2019年12月15日
  • 永遠の途中

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    2019.11.11

    仕事か家庭か。
    現代社会の日本人女性でこの物語が刺さる人はかなりいると思う。
    かくいう私もこの本、ぐさっときた。
    今や結婚が全てではない、かといって仕事が全て成功するわけでもない。1人の男がターニングポイントになるが、完全な幸せではないし、完全な正解もなく
    どちらも隣の芝は青く見える状態
    起業、失敗、年相応の恋愛と別れの乃梨子
    義両親との付き合い、夫婦仲、セックスレス、子供の悩みの薫
    もし郁夫の選択が逆だったならばどうだったのかな

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    2019年12月03日
  • 孤独で優しい夜

    購入済み

    男には伺いしれない世界かも?

    出だしが面白そうだったので、購入して一気に読んでしまった。下手な映画1本より面白かったし、男の考え方と女の感じ方のズレがなかなか興味深かった。最後がどういった結末になるかは、読んだあなたが感じて下さい。

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    2019年11月08日
  • さよならをするために

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    まるで、さよならをするために恋をするよう

    さよなら。
    それは必ずしも辛いだけじゃない。
    さよならをすることで強くなれた。
    清々しい気持ちにもなった。

    5つのさよならを描いた恋愛短編集。
    恋愛の名言がたくさん。

    『さよならの向こう側』が一番よかった。

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    2019年09月01日
  • サマー・バレンタイン

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    ネタバレ

    美星町。行きたくなったな。

    きっとみんな青春時代にひとつやふたつ心残りを抱えてるよね。過去のことであっても自分が納得できないと前を見られないのだよね。

    病室で、みんなが弱さを見せ合うシーン、よかった。
    それをつっぱねた夏彦の心の中が知りたかったなー。

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    2019年08月14日
  • ため息の時間

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    「ったく、男ってばよぉ」と男のズルさに嫌気がさすが、「女はやはり、したたかよのぉ」そんな気持ちにさせられる恋愛9短編集。男がぎゃふんと言う話が多いのだが.....好みの話はブリッコ女とサバサバ女の狭間で揺れる『言い分』、ラストに驚いた『分身』、ざまーみろな『バス・ストップ』。『終の季節』と『父が帰る日』は毛色が変わってちょっといい話。どの話も短くてサクサク読み易く、隙間読書には良かった。

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    2019年08月03日
  • 愛しても届かない

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    ネタバレ

    友達を裏切ってまで手に入れた恋なのにうまくいかず、結局最後までその友達が頭のなかにも現実でも付き纏う。
    自分がそのひとの何なのか、何番目なのか考えてしまうのも元カノの影を探してしまうのも、終わりを告げられるのを恐れて言いたいことを言えないのも、痛いほど共感した。

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    2019年07月01日
  • テティスの逆鱗

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    ネタバレ

    4人の女性と整形外科医の5つの視点から書かれた物語。
    女優、主婦、キャバ嬢、社長令嬢とバラバラだが美容整形に依存しているのはみんな同じであった。
    この話ででてくる唯一“普通”の受付嬢の秋美が意外とキーになっていて、地味でありながら自然な美しさをもつ秋美を4人はみな羨んでいた。
    美しい外見でチヤホヤされ幸せなのかと思いきや周りからの大きすぎる期待や妥協を許せない自分に苦しめられ、それがまた整形へ依存させていっていた。
    美しいとは何か、何が幸せなのかを考えさせられる作品。

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    2019年05月24日
  • めまい

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    怖いけど現実にもこうゆう人いそうだな、、と共感できる部分が多々ありました。先が知りたくてスラスラ読めました。

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    2019年05月22日
  • 逢魔(新潮文庫)

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    この人の本はなんとも言えない気持ちにさせるのに絶好のの本。
    ハラハラドキドキじゃないんだよね、ぬらぬらじっとりそして、まったり絡みつくような読後感がたまらん!!!!

    昔話を唯川恵流に描き下ろした短編なんだけども、山姥やらろくろっ首、よく知ってる昔話も出てくるんだけど、とれもこれも愛憎のもつれがなせる人間技。

    そう、人はこうして狂っていくんだよ。

    妖怪と化す女たちの嫉妬と憎悪の絡み方がすごい。身に覚えがあるようなないような、こんなやつ知ってるような知らないような、そんな身近な妖怪にふと気がつかせてくれる一冊です。

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    2019年05月03日
  • ヴァニティ

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    ネタバレ

    仕事に恋愛に結婚にと、悩みながら必死に生きる20代後半〜の女性たちの物語。
    短編集というか、長さも文体も様々なアソートといった感じ。きっと、自分みたいだなと思える登場人物が1人はいて、この人とは仲良くなれないっていう人も1人は出てくるのではないでしょうか。

    ↓以下覚え書き

    それにしても、思いのほかドロドロしたお話が多くて、のっけから身構えてしまった。笑
    でもきっとこれがこの年代の実情。人生の方向性を決めてしまうような選択の連続だから、その自分の選択に後悔したり、できなかった選択をしている他人を妬んだりしてしまうこともあるのだと思う。
    私自身、程度に差はあれ、そういう感情が無くはない。共感

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    2019年03月21日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    二人の女性の目線で描かれる、年齢や結婚などすごく女性らしいことがテーマの作品。
    自分は男性なので共感という意味では完全には難しい部分はあったものの、自分は女性の方が男性よりも生活というものの中で感じるものが繊細だと考えている人間なので、女性のリアルに触れられた気がして読んで良かったと感じました。
    タイトルがこの小説のメッセージが詰まっていてとても素敵だと感じました。

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    2019年03月10日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    23歳の千絵と35歳の瑞子、2人のOLが主人公。要領がよく仕事にやる気のない女子社員、歳を重ねて素直じゃなくなったお局様。お互いのことをそう思っていた二人は、それぞれろくでもない恋人がいる。ある日中途入社した27歳の男性社員の登場により、二人の気持ちが変化していく。
    それぞれの嫌なところ、どうしようもない恋愛、結婚への思い、女性であれば千絵、瑞子、どちらにも共感できるとおもう。会社勤めの女性にオススメしたい作品。

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    2019年02月20日
  • 愛には少し足りない

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    ネタバレ

    幸せになるためには結婚すべきと決めつけているサエちゃん、そう決めつけるのもどうなのよと思うけど正直自分もそう思ってる節あるよね。。。優子とタクユキの関係もこわい。。。でも結局結婚しちゃうのね、サエちゃん。わかる気がするよ。でもその方が平和な人生。平和な人生がいいのかはわからないけどね。愛には少し足りない、というタイトルがぐっとくるぜ。

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    2019年02月03日
  • 霧町ロマンティカ

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    50にもなる男性がリストラの末に軽井沢に移り住む。
    小料理屋に通い、迷い犬を飼い始め、薪を割って…となんとも優雅な毎日。
    周りに素敵な女性達に囲まれてこんな生活ができたら それも悪くないのかな

    つまの仕事があうまくいき、それが夫の不満に繋がり妻とうまくいかなくなるのは男の人あるあるだ

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    2018年12月06日
  • ベター・ハーフ

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    バブルの時代を生きた人は、濃密な人生を送ってきたんだろうなと思う。人生の水も甘いも全部経験して、どう落ち着いたのか。バブル後世代の私には夢の中の世界だ。
    でも、いつの時代に生まれても悩みは似たような物だなぁとつくづく感じもした。

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    2018年12月05日