唯川恵のレビュー一覧

  • 雨心中

    Posted by ブクログ

    「もう何も返せない、説得すればする程強く反発するだろう。だったら自分にできる事は何なのか考えなくても既に分かっている。受け入れる事だ」

    0
    2022年08月09日
  • 愛なんか

    Posted by ブクログ

    作品はずいぶん前に発表されたものですが、まだ読んでいない唯川恵さんの 作品のひとつでした。12の短編小説ですから、同数の女性が主人公として登場します。どの作品もいつの間にか、読み進んでしまいます。また物語がその後どうなるのか、読者に想像させるところが作品に惹かれるところでもあります。

    0
    2022年08月09日
  • バッグをザックに持ち替えて

    Posted by ブクログ

    「登山は危ない」「山登りは楽しい」などドラマチックに書かれていなくて、「こんな危険なことがあった」とか「こんないいことがあった」という著者の目線で淡々と書かれているので登山経験がない自分にも身近に山を感じることができた。うまく表現できないのがもどかしいけど、アウトドアに詳しくなくてもイメージがしやすく、登山をしたことがあればより楽しめる内容の本だと思う。途中から「自分も山登りしてみたいかも…」って思ってしまう楽しい本でした。

    0
    2022年08月01日
  • 燃えつきるまで

    Posted by ブクログ

    改めて 、私が今持っている
    怜子 の 序盤のつよさ
    (仕事 への 情熱 たち )を

    わたしも 持ち続けなければいけないなあ

    恋愛は 常に 人生のプラスアルファであって
    わたしの 感情や 生活を 乱すものだったら
    それならば しなくて いい 。

    ひとりで 充分 しあわせ
    でも あなたがいたら もっといいな
    くらいの 気持ちで 。

    でも ほんのちょっと
    燃えつきるまで 人を愛してみたりもしたい

    0
    2022年07月26日
  • 永遠の途中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    同期入社の薫と乃梨子。

    仕事に見切りをつけて結婚する薫
    仕事に生きるキャリアウーマンのりこ

    2人の60歳までを交互に描かれてる

    お互いに相手の成功を妬み羨み
    だけど自分のほうが幸せだと言い聞かせて

    主婦は主婦なりにキャリアウーマンはキャリアウーマンなりにそれぞれの苦悩、葛藤、絶望、孤独
    その中にある幸福。どちらが幸せか不幸かなんて本当に答えなんてない。

    選んでなかったほうを夢みることは今そこに立って見て初めて考えれることで、後悔より選んでよかったと思える自信を私も選びたい。

    学生の頃の自分は永遠にこの生活が続くとなぜだか思う、30歳目前になって自分が描いていた大人の30歳ではなく中

    0
    2022年07月25日
  • いつかあなたを忘れる日まで

    Posted by ブクログ

    あるあるで面白かった。
    失恋後に読んだ私は「そうそう!やっぱりこんな人ざらにいるんだね」とスッキリした。

    0
    2022年06月30日
  • 病む月

    Posted by ブクログ

    金沢を舞台にした10の短編。
    色んな女の物語があってどれもおもしろかった
    玻璃の雨降る が1番好きやった
    単純な思考回路で生きとる男とは違って
    複雑な感情を内に秘めて
    女はそれぞれの生き方をしよるんやなと思った

    0
    2022年06月28日
  • 愛に似たもの

    Posted by ブクログ

    身近な女性を描くのが大変上手な作家さんだと思う。
    何気ない日常、普段過ごしてる風景が切り取られて書いてある感じ。どの主人公の心情も矛盾なくよく分かる。
    『ロールモデル』『教訓』『約束』あたりが好きかな。

    大事件は起こらないが、ちょっとしたエピソードが、平凡な日常を過ごしている者にとっては親近感がわく。

    個人的には、ここまで他人と比べて卑屈になったり、優越感に浸ったりするの?他人なんてどーでもいーじゃん?などと、軸が自分じゃない事が不思議な気がするが、解説の『女は不幸や不満を数える天才ですからね!』で納得した。そういう視点で書いてある物語だ。

    所詮他人の芝生は青く見えるのだから。自分の心地

    0
    2022年06月26日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「例愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである」中扉裏の一文が、私たちの戦いに終わりがないことを示している。そして、勝ち目がないことも。

    「女は、負けの恋愛をしちゃいけないと思う」マリが語る。「女の人は結婚で人生が変わる確率が凄く高い」順子が語る。周りからも、自分自身でも、追い込まれてゆくだけだ。

    「欲しいのは確かなもの。確かな約束、確かな成就、確かな未来」美月が答える。そして、私たちは知っている。確かなものなど、どこにもないことを。”確かなもの”を見つけても、いつの間にかそれは砂上の楼閣に変わってしまうことを。

    ない物ねだりかもしれない。隣の芝生は青く見える、なのかもしれない。”

    0
    2022年06月11日
  • 愛には少し足りない

    Posted by ブクログ

    早映と同年代の私にとっては共感の嵐でした。
    ちょっとした一文一文がズドンと心に来る。
    住んでいるワンルームや会社のデスクを使い勝手良く整えても、結局は借り物に過ぎなくて虚しいとか。
    ポワゾンで身内と会った時に現実に引き戻される感じとか。
    あとはあるがままに生きるって難しいなぁ。やりたいことをやろうっていうけど、やりたいことが何かわからないことが多いよ。と読みながら思いました

    0
    2022年05月18日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    1970年代、女性だけの登山隊がどれだけ大変でどれだけ素晴らしいかを知ることができた。
    しかし当人たちは「女性だから」というこだわりもなく「山に行きたい」だけで行動しているように思える。
    ジェンダーレスの時代を50年ほど前に先取りしているカッコいいクライマーたち。

    0
    2022年05月14日
  • ベター・ハーフ

    Posted by ブクログ



    昭和から平成へ変わるその時に結婚した1組のカップル。
    バブル崩壊から、2000年問題まで。

    結婚は入れ子の箱を開けてゆくようなもの。

    〝わからないよ、開けてみなくちゃ。〟

    0
    2022年04月24日
  • 燃えつきるまで

    Posted by ブクログ

    「決して間違えたのではない。出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋をした。たとえ別れてしまっても、出会わなかったことより確かな意味がある。あんなに耕一郎が好きだったことを覚えていよう。それだけはずっと忘れずにいよう。」
    自分と重なる部分がたくさんあった、報われた気がした。自分はそうならないと思っても、恋をしているときは重くなるし嫉妬深くなる。怜子の行動も怜子が前を向くために必要だったと思う。自分が全てやり切ったと思ったら前に進めるのかな。

    0
    2022年04月15日
  • 淳子のてっぺん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わかったこと
    女同士は集まると不満が多くなること
    登頂するのにとても沢山の荷物が必要だということ
    また、大変な資金が必要であるということ
    大変協力的で理解があり出来る夫であるということ

    普通に考えて夫は協力的でもその両親などから批判めいたことを言われてもおかしくないのに淳子は恵まれている

    前半の、淳子が山岳会の松永に対する想いに気づいた時がとても切ない

    0
    2022年03月16日
  • めまい

    Posted by ブクログ

    短編集。スラスラ読めておもしろかった

    意味が分かると怖い話みたいな
    歪んだ愛の形とか復讐、憎しみ、狂気、悲しみ
    とかに満ちた女がいっぱい出てきた。
    女って怖い。

    0
    2022年03月05日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

    Posted by ブクログ

    千遥の境遇に度々共感しながら読んでいたから、最後らへんで千遥がお母さんとの関係を修復しつつあったこと、千遥自身がなによりそれを喜んでいることが私にとっても嬉しかったのに、最後の最後、千遥母のセリフが恐ろしすぎて鳥肌立った…。
    千遥が不憫でならない。じゃあ離れれば良いじゃんって思う人もたくさんいるんだろうけどそうじゃない。子供にとって親は、たとえ大嫌いでも心の奥底では大好き、愛してほしい、認めてほしい。だから表面上では憎くて憎くて忘れたくても、愛されることを求めて離れられないんだよな、少しでも認めてくれたらそれまでの恨みがどうでもよくなるくらき嬉しいんだよな。千遥には幸せになってほしい…
    どうし

    0
    2022年03月02日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

    Posted by ブクログ

    こ、こわかった…

    「母と娘とは、身体のどこも繫がっていないシャム双生児なのかもしれない」

    大好きなのに大嫌い。
    大切だけれど憎たらしい。
    愛されたいけど鬱陶しい。

    母と娘が持つ不安定な感情の描き方にぞっとしつつも、先の展開が気になって気になって、物語に入り込んでしまった。
    こんな毒親にはならないようにしよう。と、肝に誓った。。

    0
    2022年02月13日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    男性目線で女性を描いた9つの短編。
    ただ少し愛し方を間違えただけ。
    それぞれの男性主人公の身勝手さに言葉が出ない。話にオチがあり(非現実的だったり)男は痛い目に合う(自業自得的に)。女性のしたたかさが際立っていた。
    個性に富んでさくさく読める面白さだった。一時間完結ドラマになりそうな題材だと思った。
    裏切り裏切られても、惹かれ合って繰り返すんですよね、それでも…。
    (男性ではないので)共感とは違うが、寂寥感に包まれた男性の姿が、身近に居そうでリアルだった。
    終の季節、バス・ストップ、分身(このラストは好み)が特に良かった。濡れ羽色のカラスはなんて言ったのだろう。

    0
    2022年02月12日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

    Posted by ブクログ


    いや何ちょっと待って、しんどい…



    千遥と亜沙子、東京で暮らす2人の女性が、それぞれの結婚を機にそれぞれの母親と向き合っていくお話。

    32歳の千遥は、幼い頃から母に疎まれ虐げられて生きてきた。地元ではそれなりに名のある家庭。跡取りである弟といつも差をつけられ、大学生になって独立してからも、母の影をいつも気にしながら生きている。自分はちゃんと母に認められるような生き方をしているか。

    27歳の亜沙子は、中学の時に父を亡くして以来、母親と2人暮らし。「亜沙ちゃんだけが生きがい」という母親を大切に思いながらも、どこかで鬱陶しさを感じている。

    どちらも必要だったのは、母親と自分は別々の人間

    0
    2022年01月02日
  • テティスの逆鱗

    Posted by ブクログ

    美への底のない執着に、取り憑かれてしまった女たちの物語。
    それぞれの美の形がある。
    みんなが見て綺麗と思われないといけない「美」を仕事にしている人。
    他の人がなんと言おうと自分の美を追求する人。
    好きな人に好きでいてもらうために美を追い求める人。
    欲しいものを手に入れるために自分の美を利用する人。
    全く違う価値観の登場人物だけれど、それぞれに、共感してしまう部分があった。
    美は、薬にもなれば毒にもなる。気持ちを明るくする効果もあるが、使い方を間違えれば、そこから抜け出せなくなってしまうのだ。

    美は、きっとどの時代にもある永遠のテーマなのだろう。
    人はどうしても、美しいものに惹かれてしまう。

    0
    2021年12月20日