唯川恵のレビュー一覧

  • 愛しても届かない

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    恋人がいる男性、駿のことを好きになってしまった七々子がとった行動は、その恋人美咲と友達になること。
    「そんなつもりじゃない」と思いながらも少しずつ美咲を裏切り、駿に近づいていく。悪になりきれないからタチが悪い。

    恋をすると人はエゴイストになる。
    多かれ少なかれ周りを振り回し傷つけて、そうして手に入れたものが本当に自分を満たしてくれるのかは誰にもわからない。



    大人になった七々子が若い頃の恋を回想する、という構成になっていたのが救いかも。



    自分にも尚人という恋人がいるのに駿のことを好きになってしまって葛藤する七々子の描写があって、唯川恵さんは本当にこういう描写が鋭いよなと思う。

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    2023年02月12日
  • ヴァニティ

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    面白かった!
    特に印象に残ってるのは、ビデオテープの回。笑
    男女でいえないことってあるよね。(この場合男女に限らないけどw)

    こういう本たくさん読みたい〜

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    2023年02月08日
  • 息がとまるほど

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    恐ろしいことを特別感ゼロで当たり前のように書いているのがフィクションぽいなと思いつつ、共感できる部分があまりにも多いので一刻も早く長編小説を読み漁りたい

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    2023年01月25日
  • 愛には少し足りない

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    結婚を望み、平凡で安定した生活を望んでいた早映。望んでいたものが手に入る中で数年前に偶然から命を救った麻紗子をとの再会により少し運命が変わる。
    麻紗子は情熱的で生きることも死ぬことも同じうように扱い、自分の欲するままに男とセックスし、自由に生きていた。
    麻紗子は自由で刺々しい。発する言葉には毒が含まれているようだが彼女の経験から出る自信にみなぎった言葉に圧倒される。自らを信頼している人の激しく力強い言葉は心に突き刺さる。
    麻紗子の死をきっかけに早映は自分の内なる欲望に素直になり、光を影をどちらも楽しむようになる。そこに足を踏み込めば簡単には抜けられない。


    最終章で心をえぐられた。幸せな生

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    2023年01月09日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    昨年に引き続き、唯川恵さんの本は2冊目。
    女性の感情をとてもわかりやすく表現されていて、共感する事多々。
    ただここに登場する男性のずる賢いこと。
    夫に不倫されて離婚する事になった英利子を、応援する自分がいた。結婚だけが女の幸せではないし、ましてやゴールでもない。何が幸せかなんてその本人にしかわからない。どうしても他人と比べてしまうから、虚しくなるんだと思う。
    自分も頑張ろうと思えた一冊です。

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    2023年01月02日
  • 燃えつきるまで

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    ネタバレ

    最初はめちゃめちゃ共感で泣けたけど、途中からホラー要素強めで着いていけなくなった。
    でも、最後はやっぱり共感で泣けた。

    私の何がダメだったんだろうとかなんであんな事言っちゃったんだろうとか考えてしまうのめちゃめちゃわかる。

    別れる理由とか耕一郎が言うセリフとか、全てが重なり合ってて、自分が言われたセリフって一般的によくあることなんだって知れて良かった。

    新たに好きな人ができて幸せになりましたという様な綺麗事では無く、ちゃんと現実的な終わり方で読んでいてすっきりした。

    ・人生はこんなはずじゃなかったとの戦い
    ・恋の終わりなんて、所詮はどちらかの理不尽な押し付け。結局、背を向ける者と向けら

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    2022年12月31日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    冴木…。一人の男に翻弄されていく女達の話。
    私だけは違うんだ、という思いをどうして人は抱いてしまうのだろう、私もそうだった。

    手を組み成敗していく様子がスカッとした

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    2022年11月30日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    女がそうさせるのか、愛情がそうさせるのか
    母と娘は似ているのに似ていない

    唯川恵さんの本が大好きなので買いました。唯川さんの本にも介護という言葉が出るようになったのか。時代を感じる。
    ひたすらキラキラ女子の女同士のドロドロ恋愛が多かった作家さんですが、昨今のキーワードを上手く拾ってらっしゃるのかなと思いました。面白かったです。一気に読みました。
    さて、母と娘がキーワードのこの本です。読んでいて既視感を感じる方も多いのかな。親ガチャに失敗した女2人。幸せと言われるはずの結婚話が逆に怖い。
    読んでいて、幸せになって欲しい、でも普通に終わるはずないよねと思っていたら案の定でした。
    唯川恵さんの本は

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    2022年11月17日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    久しぶりに唯川さんの作品を読みました。

    1人の男性の突然の死を起点とした彼に関わった女性5人の物語。
    女性であれば必ず持っている感情・・・というか個性?側面?みたいなものを1つずつデフォルトして5人の女性の個性としたような、そんな印象を受けました。

    だからこの作品を読んだ女性は5人のうちの誰かに自分を重ねて読んでしまうのではないかと思います。

    「これ」といった結末や提示があるわけではないので
    読み終わった後にすっきりすることはありません。
    でも、改めて女性ってなんだかんだ、逞しい生き物なんだなー、
    だからきっと自分も大丈夫、なんとかなるんだろうなーと
    思わせてくれました。

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    2022年11月07日
  • テティスの逆鱗

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    自分が美しくなれるのならどんな手段でも厭わない女性たちの物語。美醜に囚われるあまり苦しみ、挙げ句の果てに常軌を逸した行動に至ります。美容整形がテーマの本が好きな方は是非。

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    2022年10月20日
  • 愛に似たもの

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    タイトルも秀逸でした。
    短編の中の一つのタイトルが本のタイトルになっているのではなく、8編に共通するタイトルなのがまたいいです。

    どこにでもいそうな女性の共感しそうな心情を描くのが上手だなぁと思います。

    どれも愛に似てはいるが、愛とは呼べないものが描かれていてよかったです。主人公と自分が比べてしまう相手の立場が瞬間で入れ替わるというのが面白いなと感じられました。

    肩ごしの恋人、読み返そうかな〜

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    2022年10月17日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

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    温かい涙がこみ上げてくる物語がいっぱい詰まった作品でした。
    愛犬を失ったばかりでこの本に出会い、個人的にも込み上げてくる感情がありました。

    また、最近自分の想い、相手の想い、に敏感になっている部分があって
    親子や、家族や、全く接点なかった方と
    繋がったり、秘めていた事や気持ちが通じ合う瞬間がうまれるきっかけになっていく存在だなって、改めて猫もだけど、人ではない愛しい存在を大切にしたいと想えた作品でした

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    2022年09月11日
  • ヴァニティ

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    最終章『あしたまでの距離』に
    結構グッとくる言葉が多くて良かった。

    友達が貸してくれた本
    基本的にこの手の小説は苦手で、
    思った通りなかなか進まなかったが、
    途中からスラスラと読めて
    苦手克服か?とちょっと驚いた。

    ないものねだり 隣の芝生は青い
    側から見ただけでは、本当の事は分からない。
    幸せそうに見えても実は違うとか、
    不幸せそうに見えても本当は幸せだとか、
    人それぞれの幸せは違う。
    それでいいんだな。

     〜幸せだとばかり思っていた。
    満ち足りた生活を送っているとばかり思っていた。
    けれども、人はそれぞれ胸の中で迷い続けている。〜


     

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    2022年09月05日
  • 息がとまるほど

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    短編集。
    どの作品も女性の怖さ、強かさを強く感じました。
    その中で、少し共感してしまった自分が恐ろしくなりました。
    自分の思い通りに人生を生きられるわけではないですが、理不尽さ・自分にないものへの羨ましさを感じずにはいられない…
    最後の解説まで、スルスル読める本でした。

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    2022年09月03日
  • ため息の時間

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    ネタバレ

    男のため息か、女のため息か、悩ましい9編の短編集。

    男女のすれ違い、ずれてゆく姿が、どこにでもあるようで、不思議と取り込まれてゆく。
    『終の季節』:熟年離婚。「一番父親が必要なときにあなたはいなかった」世の父親にとって、致命的な一言、かな。そう、あの頃は、誰もが、家庭を忘れ寝食を忘れ自分を忘れて会社に尽くしていた。挙句、その結果が、…。リストラした部下の娘の「偽物の方がそれっぽいなんて、…」が、悲しい。失った時間は巻き戻せないか、…。
    『僕の愛しい人』:自分の実力を買ってくれる人と、自分を愛してくれる人。経済的自立は、あるいは野望は、…。一昔なら、千晶さんを妾さんにしてチャンチャン。だったの

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    2022年08月21日
  • 愛には少し足りない

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    高校生の時に読書感想文が書きたくて借りた本、思ったより重たかった思い出がある。何も知らないからこそ何となくで読むことが出来て読んでて苦しくなることは無かった、でも自分の中で印象深い作品

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    2022年08月10日
  • 雨心中

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    「もう何も返せない、説得すればする程強く反発するだろう。だったら自分にできる事は何なのか考えなくても既に分かっている。受け入れる事だ」

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    2022年08月09日
  • 愛なんか

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    作品はずいぶん前に発表されたものですが、まだ読んでいない唯川恵さんの 作品のひとつでした。12の短編小説ですから、同数の女性が主人公として登場します。どの作品もいつの間にか、読み進んでしまいます。また物語がその後どうなるのか、読者に想像させるところが作品に惹かれるところでもあります。

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    2022年08月09日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    「登山は危ない」「山登りは楽しい」などドラマチックに書かれていなくて、「こんな危険なことがあった」とか「こんないいことがあった」という著者の目線で淡々と書かれているので登山経験がない自分にも身近に山を感じることができた。うまく表現できないのがもどかしいけど、アウトドアに詳しくなくてもイメージがしやすく、登山をしたことがあればより楽しめる内容の本だと思う。途中から「自分も山登りしてみたいかも…」って思ってしまう楽しい本でした。

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    2022年08月01日
  • 燃えつきるまで

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    改めて 、私が今持っている
    怜子 の 序盤のつよさ
    (仕事 への 情熱 たち )を

    わたしも 持ち続けなければいけないなあ

    恋愛は 常に 人生のプラスアルファであって
    わたしの 感情や 生活を 乱すものだったら
    それならば しなくて いい 。

    ひとりで 充分 しあわせ
    でも あなたがいたら もっといいな
    くらいの 気持ちで 。

    でも ほんのちょっと
    燃えつきるまで 人を愛してみたりもしたい

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    2022年07月26日