唯川恵のレビュー一覧
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なんだかわかる気がする。気がするだけかもしれないけど
お母さんの愛にも似てる気がする。究極の愛でいて、依存であって。自由に動きようにも動けてない孤独になれない周。
スッと入ってくる文章。本の道が開かれた。Posted by ブクログ -
恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。
不倫中の独身OLと専業主婦。
既婚者との恋愛に将来が見えない不安と、毎日が単調でつまらない不満。
ないものねだりの二人の心は、痛いほどによくわかります。
不倫する女と不倫される女。
どっちが悪いとかじゃなくて、二人とも自分の人生に向き合って生...続きを読むPosted by ブクログ -
あまり本を読むのが得意ではない自分が、驚くほどのスピードで読めた一冊。
ひとつひとつの物語のボリュームがちょうど良い短編集で、まるでテレビドラマを見ているかのように描写が眼に浮かぶ。
程よくドロドロなのもまた良い。
もっと唯川恵さんの小説を読んでみたいと思った、そんな一冊。Posted by ブクログ -
唯川作品では珍しい男性視点の短編集でした。女の怖さ、狡さを知っているからか、出てくる女性がなんだか怖い!男って…と思いながら読むか、女って…と思いながら読むか…。一度で二度も楽しめる本でした。Posted by ブクログ
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一気読みだった…。読みやすくもあるけど2人の女性が同じ境遇から逃亡する心境がわかりやすく先が気になる。しかし、鬼畜な男どもに、不倫のなりの果ては犠牲になるのはやはり子供なのか…読破後はなんとも言えない、「せつなさ」が残る本でやるせない。救われたのがユミの最後の一言に心打たれる。それだけが、救いだった...続きを読むPosted by ブクログ
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人生は思い通りになんていかないし、辛いことだってたくさんある。それでも前を向いて生きていたいと思える本。自分の気持ち次第だし、大切に思える人が見つけられたら、それは幸せなこと。Posted by ブクログ
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数日の間に5年間働いた仕事も3年間付き合った恋人とも別れてしまった27歳女性がもがきながらも前に進んでいく物語。地方から東京に出てきた女性の不安と夢とがうまく描かれている。
有名企業だから幸せなのか?見栄と打算とあきらめたくない気持ちと、どこをとってもその考えも行動も分かる!!がたくさんだった。Posted by ブクログ -
書店でタイトルに惹かれ購入。
女性の、強がりや皮肉や言葉と思想が異なる描写がとても共感できた。20代前後は男性に好かれるため、アラフォーは同じ年代の女性に「負けたくない」という思いが自分を磨く活力になるのかも、と思った。
もう少し年を重ねてからもう1度読んでみたい。Posted by ブクログ -
30代後半の主婦が読者モデルからプロになる話。冴えない主婦が精神的に強くなり成長していく過程は頼もしい。内容に比べ、あっさりしている結末にやや淋しいところもあり。Posted by ブクログ
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結婚して専業主婦になった女と独身で不倫をする女の話。はいはい、そのパターンね、と本を開いたら、ちょっと裏切られた。私は何を求めてこの本を開いたのだろう?思ったよりこってりドロドロではなく、淡泊でもない。この物語に主人公の女性2人に2人の男性が出会うが、同じ人間なのに交わり方が違えば動き出す運命の矛先...続きを読むPosted by ブクログ
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時代ものでホラーで官能的な作品の短編集。これまでにないパターンを繰り出してくる著者の進化を感じる。嫉妬に苦しみ、嫉妬に悩む女性の感情を描くことは、著者の得意とするところで、やはり面白い。Posted by ブクログ
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桃谷駅からいくらか離れた古本屋で購入。雨の季節に読んで良かった。盲目になるのって恐いな。登場人物の女性それぞれが本当に腹立たしくなってくるが、ふと自分も気づかないだけで奈落に落ちる選択を自らしているんじゃないか、と思わされた。よくあるストーリー、でも奥が深い。Posted by ブクログ
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官能小説はつまらん、と思っていたけれど、これは悪くない。女には女の官能がよくわかるということか。してみると、この短編集に描かれている男の官能は、男性読者にとっては物足りないか、現実味がなさすぎて鼻白むか……なのかもしれない。Posted by ブクログ
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どれもこれも短い中に感情がぎゅっと凝縮されている。
様々な男女が登場するけれど、誰一人として同じ印象の人はいない。
失恋したてのアラサーには痛いほど沁みた。
私だけのハッピーエンドを掴みたい。Posted by ブクログ