唯川恵のレビュー一覧

  • さよならをするために

    Posted by ブクログ

    唯川恵の恋愛小説はなんともリアルで、池井戸潤ばりのスッキリ感とかあって読んでて気持ちのいいものばかり。

    今回も例に漏れずとてもとても気持ちのいい恋愛小説でした。

    恋愛ものはどーもねちっこくなったり、重かったり、うざかったりのいろんな要素混じりあって、どーもムカムカすること多いのに、こんなにスッキリ爽快感のある恋愛小説を気持ちよく描けるのは、唯川恵ならではだな。と、読むたびに実感。

    気持ちのいい恋愛小説!!!!!

    0
    2017年03月14日
  • シングル・ブルー

    Posted by ブクログ

    唯川恵にハマった作品。
    最近結婚できない・結婚しない女性のドラマなど女性のおひとりさまがなにかと話題ですが、そうした言ってしまえば傷の舐め合のための作品ではなく、焦らず自分のままでいいと背中を押してくれる作品。時折ふと読みたくなる。お気に入りです。
    ちょっと今の時代とは合わないな、という部分もあるのでそこだけ星マイナス一つ。

    0
    2017年03月10日
  • ベター・ハーフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中々分厚い体裁で軽く怖じ気づいていたが、ハラハラドキドキさせるシチュエーション設定で、食い入る様に頁をめくり続けた。こういう愛の形を実現させられる二人って素敵だ。

    0
    2017年03月14日
  • 不運な女神

    Posted by ブクログ

    相変わらず心にズシンとくる。
    女性の深いところをこんなに自然に描き、惹きつける唯川さんの作品は素晴らしい。

    0
    2017年01月17日
  • 息がとまるほど

    Posted by ブクログ

    唯川恵、先日読んだ短編集が良かったので続けてセレクト。

    同じく短編集、今度は全て女性が主人公。
    男と女。ホラー要素。世にも奇妙な的に軽く読むこともできるが、的を得た印象的な言葉が随所にあって唸らせられる一面も併せもっている魅力ある作家さんだと感じた。

    他の作品も追ってみようと思う。

    0
    2017年01月16日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

    Posted by ブクログ

    結婚が幸せなのか?結婚しても悩みはあるし、結婚しなくても悩みはある。自分にないものは羨ましく、焦りを覚えることもある。自分は自分の生き方でいいという女性の開き直り?までを描いた物語。

    0
    2016年12月04日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

    Posted by ブクログ

    期待しない。
    期待する先を間違えない。
    結婚に焦る女性全員に一読してほしいし、結婚に失望した女性にも読んでほしい

    0
    2016年10月29日
  • 手のひらの砂漠

    Posted by ブクログ

    DVの話。読んでる間ずっと怖かった。
    このまま幸せになれるはずがない。逃げ切れるわけがない。いつか対峙するときがくる。
    可穂子、頑張ったね。伊原父娘との結末は少し意外で悲しかったけれど、力強さを感じるラストは良かった。

    0
    2016年10月10日
  • 永遠の途中

    Posted by ブクログ

    結婚が幸せか、それとも仕事に生きるのが幸せなのか。
    多くの女性が一度は考えるこの選択。
    それで 「 自分はコレ! 」 って決めておきながら、選ばなかったほうに対しても、未練があったりする。 「 こっちを選んでおけばよかったかな? 」 「 あっちを選んでいたらどうなっていただろう? 」 とついつい考えてしまう。

    でも、考えたところでどうなるわけじゃなく、自分の選択に対し 「 これでよかったんだ 」 と納得できる何かが欲しくて足掻いてみたり。 結局は " ないものねだり " だってことに後で気がつく一冊

    0
    2016年09月22日
  • ヴァニティ

    Posted by ブクログ

    様々な女性を描いた、様々なテイストの短編集。
    色んな話が書けるんだなあ。

    物語に合わせて文字の組み方を大胆に変えたり、背景があったり、そうゆう編集の仕方の工夫みたいなのもとてもよかった。

    0
    2016年09月03日
  • 夜明け前に会いたい

    Posted by ブクログ

    描写が綺麗だった。着物友禅というテーマもあってか会話から情景から全てがどこか上品で儚い感じ。気持ちはしっかり共感できるような熱さを持ちつつもどこか浮世離れしているような不思議な雰囲気を持つ作品。名前も希和子であったり、ちょっと独特。あ、いい女だなあって思った笑

    0
    2016年08月31日
  • 彼女の嫌いな彼女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吉沢千絵は、短大卒一般職の23歳。
    川原瑞子は、女子大卒総合職の35歳。

    同じ総合燃料会社の第二販売部に所属するふたりは、
    互いに「腰かけOL」「お局OL」と言い合い、反目し合っていた。
    そんなある日、彼女たちの職場にロス帰りのイケメン、冴木がやってくる。
    寿退職を狙う千絵、若い子たちをギャフンと言わせたい瑞子、それぞれの思惑を持って冴木に近づくが……。

    冴木の正体については、瑞子の秘密裏の仕事に執拗に食いついてきたあたりから、薄々気づいていました。
    でも最後に、対立していた千絵と瑞子が力を合わせてギャフンと言わせてくれて、スカッと!しました。
    昨日の敵は今日の友、みたいな。

    冴木も、千

    0
    2016年08月17日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

    Posted by ブクログ

    鋭利な刃物のような残酷さ、墨で塗りつぶしたように手の施しようが無い「黒さ」が、本書の至る所に散らばっている。
    本書のタイトルから、甘くて切ない内容を期待して読み始めると、軽く怪我しそうなくらい、とにかく「鋭く」「黒い」。
    短編より更に短い掌編小説が二十編以上詰まった本書は、恋愛というよりも女のサガが色濃く描かれている。女という生き物が持つ重くて暗くてどぎつい部分が、これでもかという程に。
    各物語の、その短さ故にディティールがことごとく削られているからか、さらりと読めるどころか、一話一話が強烈で異様な読後感を放っている。全ての物語が、人物たちが、長編に出来そうなポテンシャルを備えているからだろう

    0
    2016年07月24日
  • TROIS トロワ 恋は三では割りきれない

    Posted by ブクログ

    40代のエステ経営者と付き合ってる30代の作詞家が、20代の歌うことが好きな女の子をプロデユースしていく三角関係のお話し
    それぞれのパートを唯川恵と石田衣良と佐藤江梨子が書いてるリレー小説
    誰がどこを担当した明記はされてないけど、文体と他作品の雰囲気でほぼ確定でよいかと

    石田衣良の書く男は典型的なスカしたやつで、若い子の素質に感化されてプリティ・ウーマンするところなんかは「東京DOLL」でやってたし、年上の女性との恋愛も「夜の桃」でやってたよね
    なので石田衣良パートはいつもの調子で読めた
    官能的な描写もいつもの石田衣良の性癖
    ワンパターンなんだよなぁ

    唯川恵も仕事に真摯な自立した女性を書き

    0
    2016年05月09日
  • サマー・バレンタイン

    Posted by ブクログ

    たとえ過去に辛く忘れられないことがあったとしても、受け止めて、力に変えて前を向くことができる。幸せはあるものではなくて、自分で幸せになるものなんだなぁって。20代の微妙なもどかしさ、わかる気がした。あたり前な日常がちょっと物足りなく感じて、これでいいのかとか思ったりして、でもあたり前なことがいちばん幸せなんだと歳を重ねていくほど気づいてくるのだけど。唯川恵は初めて読んだけどとても読みやすかった。他のもいろいろ読んでみよう。

    0
    2016年04月16日
  • 今夜は心だけ抱いて

    Posted by ブクログ

    ”人が入れ替わる” と聞いて、まず最初に頭に浮かんでくるのは大林宣彦監督の【転校生】
    原作は山中恒さんのの児童文学『おれがあいつであいつがおれで』

    【今夜は心だけ抱いて】を読み始めてすぐに浮かんできたのが東野圭吾さんの【秘密】

    考えてみると、人が入れ替わる 小説や映画って結構あるもんだ。


    浅生修子47歳。フリーの翻訳家。
    12年前、当時5歳の娘を元夫のもとに残して離婚。
    真丘美羽17歳。柊子の娘。
    父のロンドン赴任に同行せず、日本での暮らしを望む。
    父の提案で12年ぶりに一緒に暮らすことになった母娘。
    その話し合いの席でエレベーター落下事故に遭遇しお互いの頭を強くぶつける。
    その後、病

    0
    2016年03月24日
  • 病む月

    Posted by ブクログ

    どのストーリーもほの暗く狂気を帯びていて、どの主人公、登場人物にもなりたくないと切実に感じる、一種のホラーでした。金沢には当分怖くていけないかも。

    0
    2016年02月11日
  • 愛しても届かない

    Posted by ブクログ

    惚れた弱みってとこでしょうか

    さすがにそこまではならないって思うけど、思いたいだけかも
    女って怖いな・・・

    この人の作品は初めて読んだけど
    この手の本多く出してるだけあって心理描写が上手いです

    0
    2016年01月31日
  • 愛しても届かない

    Posted by ブクログ

    女性の恐さを改めて感じましたが、これだけ自分の思いに真っ直ぐ進めるのもまた女性らしいなと感じました。後味すっきりとはいかないけど、リアリティがあって私は好きな作品です。

    0
    2016年01月03日
  • 霧町ロマンティカ

    Posted by ブクログ

    ミステリーや心がほんわかする小説は大好き。
    そして、そして、恋愛小説も大好き!
    そんなわけで唯川さんも大好き!
    といいつつも、まだ唯川さんの本は11冊読んだだけですが…
    読み始めてすぐ、今回はいつもの唯川さんの恋愛小説とちょっと違う?と。
    この本の主人公は男性。
    唯川さんの小説で男性が主人公になることは珍しいことらしいのだが…
    読後に解説を読んでみてその謎が解けた~(笑)
    これが男性読者が多い「週刊新潮」に連載されていたからだとか。
    なるほど…

    梶木岳夫は49歳で航空会社をリストラされる。
    既に妻子とは別れていた岳夫は、仕事、そして恋人も失う。
    東京を引き払い、父が残した軽井沢の別荘で新しい

    0
    2015年12月14日