唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろんな女のドロドロを描いた短編集。
最初は「あんまり好きじゃないなぁ」と思いながら読んでいたはずなのに、『女友達』『雨に惑う』でズガーンときた。
そして最後の『あね、いもうと』でズガガガーンとやられた。素敵だわ、この短編集。それこそ息が止まるほど。まぁ分かりやすいハッピーエンドはないんだけど。
特に印象的だったのは『雨に惑う』
三十代後半、独身、美人じゃない、男に媚びるのは嫌い、頑なな性格、仕事は頑張っているのに上司にそれを認めてもらえない、結婚したことで不幸になった母親を見て育ってきたせいで結婚に夢も描けない、そして一人で生きていくことを決意して、マンションまで購入した女性の話。
そう、 -
Posted by ブクログ
精神を図太くするために読書。
ひとり暮らしを始めて10年とあるので著者40歳くらいの話。
30後半に元氣がなくて家で丸くなっていたという話が印象的。友人に誘われたバリ島で自分の欲にづきかせてもらい元氣を回復することができたそうだ。この点は今の私にも大いに参考になる。
自分の欲に氣づくこと。そして、それを満たしてあることを目標とする。欲は人間を成長、前進させる原動力だと改めて感じる。
どうしても好きになれない人は好きになれない。化学反応が合わない人は必ずいるし、全員を好きになる人もなければ、好かれる必要もない。
ダメ部分があることも含めて自分をもっと理解し認めてあげることが大切。自己嫌 -
Posted by ブクログ
唯川さんの本を初めて手に取ったのは二十歳の頃だった。あれから十年、たくさん恋をした。でもちっとも上達しない…。唯川さんの描く女性たちの抱える闇に危うく引きずり込まれそうになる。
昔は単純に好きかそうじゃないか、それだけ考えれば良かった。いつの間にか、ただお互い好きなだけでは付き合えなくなって、慎重に選んだはずの相手にはときめかないし、年齢や周りの結婚に追い立てられて逃げ場がない。お別れする度、また1から誰かを探す道程にぞっとする。それでもずっと1人ではいられないから、立ち止まることはできない。この繰り返しに疲弊して皆結婚するのだろうか。いっそ出家すればこんな思いを2度としなくて済む