唯川恵のレビュー一覧

  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    大人の恋愛の短編集

    読者としてそれぞれの恋愛を見ると、馬鹿だなぁとかこんな男に引っかかったらだめだよとか思うけど実際に自分が体験したらどうなるかわからないな〜

    結婚してからの明るい未来は見えなくなるかも笑

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    2021年05月26日
  • ベター・ハーフ

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    ネタバレ

    唯川恵作品。2作品目。

    時代が人を作る?、あるいは、人が時代を作る? バブル期の人生観とデフレ期では、こんなにも違うものでしょうか?

    結婚と同時に壊れてゆく夫婦関係。バブル崩壊と同時に崩れてゆく未来予想図。
    気持ちが納得できる部分が半分、首を傾げる部分が半分でした。”バブル”に踊った世代は、きっと彼ら以外には納得されないかもしれない。

    主人公たちは、自己中心的でプライドが高く、どことなくお気楽です。まだまだ、時代がそれを許していたのでしょうか。恋愛なら絶対に別れる理由が、夫婦には当てはまらない、だけなのかもしれない。逃げられないのかもしれない。が、諦めているわけでもなく、許しているわけで

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    2021年05月22日
  • テティスの逆鱗

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    ネタバレ

    「かけら」を読んだあとに、美容整形繋がりで読んだ。

    後味は悪い。
    最後の留守電を聞くとゾッとした。

    この小説の中の唯一の良心の姪がかわいそう。

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    2021年05月13日
  • テティスの逆鱗

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    退き際が大事だと思いました
    整形してコンプレックスを治して自信がつくならいいと思うけれど依存してメンタル壊れるまでやるのは良くないですね

    美しさに限度はない、という文が印象に残りました

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    2022年01月03日
  • テティスの逆鱗

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    美の追求は際限ない。
    女としての美を生涯にわたって追い求め続ける以上、そこを理解しておかないと恐ろしいことになるんだって教えてもらった。

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    2021年04月21日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    母が見つけて来た亜沙子の結婚相手は、蓋を開ければとんでもない性癖の持ち主でその点も不気味でしたが、ブログに自身の理想を事実の様に書き連ねる亜沙子の母にも更に、不気味な物を感じてしまいました。

    それぞれの母と娘の関係が終わりに近づくに連れハッピーエンドになるのかと思いきや両方の母娘共にまるでホラーを思わせる様な展開で、最後まで飽きずに夢中に読み進める事が出来ました。

    この二人の立場までは行かなくても、どこか近い部分を感じる娘さんも多いのではないかと思わせるリアリティーも感じる1冊でした。

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    2021年02月18日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    リアルだけど綺麗に描かれた男女の世界!
    個人的には、セオリー通りに奪われてものを奪われてほしくもあった。
    再会して前に進むのも素敵だけど現実はそんなにあっさりとしていないような気がして、話し合いのネイル部分くらいリアルを読みたかったなあと思い4つ星に

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    2021年02月08日
  • 逢魔(新潮文庫)

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    1朱夏は濡れゆく 2蠱惑する指 3陶酔の舌 4漆黒の闇は報いる 5夢魔の甘き唇 6無垢なる陰獣 7真白き乳房 8白鷺は夜に狂う

    恋愛小説では群を抜いて素敵な作品を描かれる唯川さんですが今回の作品では怪談の名作にエロスを融合した新しい世界観が味わえました。

    「牡丹燈籠」「番町皿屋敷」「蛇性の婬」「怪猫伝」「ろくろ首」「四谷怪談」「山姥」「源氏物語」などの古典がモチーフになっているのですが全く古めかしい感じがせず、むしろ現代に通じる情念の深さも感じ想像していた以上に読み応えのある短編ばかりでした。

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    2021年01月31日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    著者の唯川恵さんが、飼い犬の環境を考えて軽井沢に移住し、山に登り始め、最後はエベレストが見える辺り(エベレスト街道)まで行ってしまう、実体験に基づく話。

    唯川さん作の"淳子のてっぺん"の主人公、田部井さんも描かれている。
    なんだか、また山に登りたくなってきた。。

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    2021年01月29日
  • テティスの逆鱗

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    女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢、年齢も職業も異なる4人の女性達は様々な理由で美容整形外科に通います。

    エスカレートするその「美」の追求は、禁断の領域にまで達し「触れてはいけない何か」に近づいて行きます。

    この4人の女性達、そして彼女達を作り上げて行く美容整形外科の女医、それぞれの人物の描写がいつもの事ながら巧みで一気に読めます。

    美を追求する為とは言え、あまりにもエゴイズムな欲望がリアルに描かれて行き伏線から想像が付くものの、物語がラストに近づくに連れゾワリゾワリと恐ろしさが増して来ます。

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    2021年01月25日
  • 雨心中

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    第一章~第八章、そして最終章に至るまでに所々に隠された伏線がラストに至るまでに綺麗に繋がって作者の力量が感じられます。

    芳子と周也は当然ですがその他の登場人物カオル、ハオ 本当に憎くなる多崎、堂島の人物描写は見事でかなり感情移入して読めました。

    悲しいラストですが、その後の芳子と周也が幸せになってくれたらと心から願わずにはいられない切ない作品でした。

    唯川さんの新しい引き出しを見た様な気がして満足な1冊です。

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    2021年01月24日
  • セシルのもくろみ

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    女性心理を描かせたら抜群の唯川恵さんの長編小説です。

    何ともイジワルな女達の行動に気分が悪くなりつつも、主人公・奈央の行方が気になってあっと言う間に読み終えました。

    ラストに至っては平凡な感じですが、ヘアメイクのトモさんとの掛け合いで、ほっとする場面もあり恋愛もあり面白い作品に仕上がっていました。

    ただ、やっぱり女って怖いなとつくづく感じた一冊でもありました。

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    2021年01月24日
  • 雨心中

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    女の愛の業の深さ。主人公はただ愛することで、薫もただ生きているだけで複数の男性の運命を転がしていく。読み終えた後、しばらく余韻に浸れるずっしりとした作品。

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    2021年01月13日
  • めまい

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     狂気(歓喜)の短編集!
     
     女が恐ろしいと思う話ばかりで、呼んだのは前になるんですが、貪るように読みふけってしまったことを覚えています。一本一本の話の狂気さもさることながら、きれいな文体で読みやすかったですよ。

    僕のように「嫌な気分」になりたい人には是非とも薦めたい! あと、人が崩れていく、狂っていくところを見たい人! 

    サスペンスからホラーまで、様々なジャンルの話が集まっていたのも素晴らしいところ。面白かったです!

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    2021年01月24日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    ネタバレ

    結婚することでの家庭を作っていく責任は負いたくないけど、彼を手放したくない真以子。
    仕事はできるが世間知らずで、ひとりで子どもを産み育てるかを決めきれない脇子。
    結婚している時、夫婦の間に常に秋生を感じていた七恵。
    何も望まず、ただ秋生と暮らしていた佑美。
    外見のコンプレックスが行動原理になってしまっているじゅん子。

    誰にも共感できない。
    だけど、誰の中にも私を感じる。
    ずるさ、弱さ、卑屈さ、鈍さなど、私の中にもある。
    ただ、私は恋愛体質ではないので、秋生に囚われるということがどうにもわからない。

    自由で奔放な生き方といえば聞こえがいいが、秋生の生き方はゆっくりと死んでいくようなものだ。

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    2021年01月04日
  • 淳子のてっぺん

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    登山家の田部井淳子氏をモデルにした一人の女性の人生の物語。
    出てくる色々な山を検索、想像しながら読みました。
    淳子さんだけでなく、魅力的な人々がたくさん登場しました。
    夫の正之、パートナーのマリエ、大学の友人·麗香、それからアン·ツェリンをはじめとするシェルパの存在。

    体が浮き上がるほどの風、頭がふらつく位薄い空気。行ったことのない8000Mの極限の世界が目の前に迫ってくるようでした。

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    2020年12月28日
  • 手のひらの砂漠

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    わからない、わからない。いったいどうしてこんなことになってしまったのか。私たちは幸せだった。愛し合っていた。贅沢を望んだわけじゃない、何か特別なものが欲しかったわけでもない、ごく普通の朝起きたらおはようと言い、帰ってきたらおかえりと迎えに出て、食卓に笑い声が上がるような、そんな暮らしをしたかっただけだ。それなのに今、夫の暴力に打ちのめされて身体をサナギのように丸めている自分がいる。わからない、わからない。いったい何をまちがえてしまったのか。考えても考えても答えはでてこない。どこにもどれば私たちは幸せを取り戻せたのか。どこでやり直せば愛を持続できたのか。この不幸の始まりはいったい何だったのか

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    2020年12月04日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    とても面白かった!
    自分も山登りをするのですが、初めての登山のぐったり感からの、山に徐々にハマっていく過程がほとんど同じで、共感の嵐。
    ひたすら頷きながらあっという間に読んだ。
    山の魅力を余すとこなく、とても読みやすく書かれている。
    また読み返したいな

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    2020年11月23日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    この間読んだ『淳子のてっぺん』の著者の山行エッセイ。
    愛犬のために軽井沢に引っ越した著者。
    しかし老衰により死亡。そのロスを埋めるように、夫が浅間山に登ることを提案。初めての登山は辛かったが、やがて山の魅力に取りつかれ、エベレストへ行くまでを作家らしい筆致で丁寧に綴られている。
    しかし、涸沢カールの絶景に「きれい~」「すごい~」という単純な言葉しか出ず、作家としてどうかと思うとの記述には笑。
    リーダー(夫)に全幅の信頼を置き、様々な山に次々と挑戦する様が行間から伝わってきて好ましく、読んでいるこちらも楽しくなってくる。
    飴は糖分や塩分を補給する行動食の必須アイテムだが、呼吸が乱れる原因にもなる

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    2020年08月29日
  • 淳子のてっぺん

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    田部井淳子さんをモデルに、その幼少時代から、登山に目覚め、アンナプルナやエベレストに女性だけの隊で初登頂を果たすまでを描いた小説。

    山行のシーンが生き生きと描かれていて、また山に登りたくなった。
    一方で、初登頂という華やかな結果だけでなく、隊の中の人間模様や処々の苦労なども描かれていて、親近感もわく。
    とはいえ、この小説の主人公、淳子が何より恵まれていたのは、理解ある夫、正之の存在だと思う。"てっぺんは頂上じゃないからな。・・・淳子のてっぺんはここだよ。必ず、無事に俺のところに帰って来るんだ"と言って、あとは遠征や準備で淳子が留守がちなときも、文句一つ言わず積極的に助けて

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    2020年08月10日