唯川恵のレビュー一覧

  • 愛に似たもの

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    女性をよくわかってる女性ならではの視点から描かれた女性の物語。ぞくっとするような終わり方が多く、ホラーの一歩手前。

    唯川さんは女性、特にキャリアウーマンを描くスペシャリストだなあ。久々に唯川さんの本を読んだけど他も読みたくなった。

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    2021年11月28日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    ◾︎母と娘であっても互いに別の人間としてそれぞれの人生を生きること。
    依存されるのも依存するのも良くないなあ。

    ◾︎終盤の「泣けば許されると思うな」の恐怖

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    2021年11月10日
  • 息がとまるほど

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    「女」という生き物の、強かさ、羨望、嫉妬、憎悪、冷酷かつ狂熱的な感情を描いた短編集。女ってこんな嫌な生き物なのか。
     不倫やら夜の街やら、実生活では全く関わることのない人生であるが、小説を通して疑似体験できると、面白いと同時に益々縁遠さを改めて実感するのである。

    それぞれオチもあり物語として面白かった。

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    2021年10月25日
  • 永遠の途中

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    最初は同じ会社に勤めていた薫と乃梨子。
    薫は社内結婚、寿退社。乃梨子は独身のままキャリアを積むかと思われたが、仕事に失敗し退社。専業主婦で子供にも恵まれた薫の方が幸せに見えたときもあるが、乃梨子が運良く起業するとそちらの方が幸せにも見える。そんなふうに2人の女性の人生を対比しながら描いた作品。
    自分はどちらかと言えば乃梨子側の立場だけど、入れ替わり立ち代わり描かれる双方の立場は、どちらも読んでいるときはそちらのほうに感情移入できて、反対側が羨ましく感じられたりもした。
    一概にどちらがいいとは当然言えないけど、自分を不幸だと感じたときに夫や子供のせいにできる主婦は「甘やかされている」と感じるのは

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    2021年10月17日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    主人公の二人とも共感できる点が多かった。
    複数の男と交際し、お金をかけて綺麗であり続ける千遥にも、
    同年齢で周りから結婚について聞かれる亜沙子にも。

    母子家庭で育った私は亜沙子に近いが、私の母はどちらかというと放任主義で、2人で旅行なんて行ったこともないし、最後にランチをしたのなんていつだろう…。

    母と娘は、姉妹でも友達でもない、私にとって一番不思議で一番居心地の良い関係だ。
    私がどんな時に喜び、どんな時に苦しむか、何でも知っている、一番信頼できる存在。
    そんな母が私を縛り、口を開けば私を蔑み、苦しみ続けていたら…と考えるとゾッとする。
    私が母を好きでいるのは、「ほっといてくれるから」であ

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    2021年10月14日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    ネタバレ

    「淳子のてっぺん」を読んだ後、このエッセイを読んだ。田部井淳子さんの物語があまりにリアルだったから、もしやと思ったら、やはりそうだった。彼女は山と運命的な出会いをしていた。山に登っている人でしか描けないシーンがたくさんあったから。
    彼女が富士山で味わった高山病は、私も経験した。酸素ボンベの使い方すら知らなくて、私は一本無駄にしてしまった・・・。その前に高山病とも気づかす、頭痛薬を6錠も飲んでしまっていたが。
    彼女が富士山では飽き足らず、エベレストに思いをはせたところも只者ではないところ。高山病に苦しみながらも憧れがそれに優っていく。帰ってきてヒマラヤロスになったところが面白い。そうだ、このコロ

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    2021年09月30日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    痛快だった
    どちらかというと瑞子のほうに共感?した
    自分のことは自分で十二分にできる大人の女になりたい

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    2021年09月03日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    浅間山に登って、もう二度と登らない。と決心したはずだったのに愛犬の死をきっかけに山に登るようになる筆者の登山エッセイ。

    徐々に登山にはまっていく様子は自分と同じですごく共感したし、行ったことある山の描写は思い出してワクワクした。
    初心者目線でかかれているので、誰でも読みやすいと思う。山の魅力と同時に恐ろしさも教えてくれるのでこれから登山始めてみようと思う人にぴったりの本。

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    2021年08月27日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    なんかとても今の状況に堪える内容だったなぁ。
    誰かを嫌うことに対して自分の嫌な部分も見えちゃうってほんと納得。歩み寄る気持ちが自分を受け入れることにも繋がるって思った。実りある1冊でした。

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    2021年07月14日
  • 愛なんか

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    読みやすかった。
    いろんな女性の、全然綺麗じゃない
    恋とか愛とかを読んだ感じ。
    それぞれの主人公のそのあとが気になった。
    私の人生では経験できんような
    でも決して非現実的ではない話がおもしろくて
    刺激的やった。

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    2021年06月03日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    大人の恋愛の短編集

    読者としてそれぞれの恋愛を見ると、馬鹿だなぁとかこんな男に引っかかったらだめだよとか思うけど実際に自分が体験したらどうなるかわからないな〜

    結婚してからの明るい未来は見えなくなるかも笑

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    2021年05月26日
  • ベター・ハーフ

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    ネタバレ

    唯川恵作品。2作品目。

    時代が人を作る?、あるいは、人が時代を作る? バブル期の人生観とデフレ期では、こんなにも違うものでしょうか?

    結婚と同時に壊れてゆく夫婦関係。バブル崩壊と同時に崩れてゆく未来予想図。
    気持ちが納得できる部分が半分、首を傾げる部分が半分でした。”バブル”に踊った世代は、きっと彼ら以外には納得されないかもしれない。

    主人公たちは、自己中心的でプライドが高く、どことなくお気楽です。まだまだ、時代がそれを許していたのでしょうか。恋愛なら絶対に別れる理由が、夫婦には当てはまらない、だけなのかもしれない。逃げられないのかもしれない。が、諦めているわけでもなく、許しているわけで

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    2021年05月22日
  • テティスの逆鱗

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    ネタバレ

    「かけら」を読んだあとに、美容整形繋がりで読んだ。

    後味は悪い。
    最後の留守電を聞くとゾッとした。

    この小説の中の唯一の良心の姪がかわいそう。

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    2021年05月13日
  • テティスの逆鱗

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    退き際が大事だと思いました
    整形してコンプレックスを治して自信がつくならいいと思うけれど依存してメンタル壊れるまでやるのは良くないですね

    美しさに限度はない、という文が印象に残りました

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    2022年01月03日
  • テティスの逆鱗

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    美の追求は際限ない。
    女としての美を生涯にわたって追い求め続ける以上、そこを理解しておかないと恐ろしいことになるんだって教えてもらった。

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    2021年04月21日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    母が見つけて来た亜沙子の結婚相手は、蓋を開ければとんでもない性癖の持ち主でその点も不気味でしたが、ブログに自身の理想を事実の様に書き連ねる亜沙子の母にも更に、不気味な物を感じてしまいました。

    それぞれの母と娘の関係が終わりに近づくに連れハッピーエンドになるのかと思いきや両方の母娘共にまるでホラーを思わせる様な展開で、最後まで飽きずに夢中に読み進める事が出来ました。

    この二人の立場までは行かなくても、どこか近い部分を感じる娘さんも多いのではないかと思わせるリアリティーも感じる1冊でした。

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    2021年02月18日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    リアルだけど綺麗に描かれた男女の世界!
    個人的には、セオリー通りに奪われてものを奪われてほしくもあった。
    再会して前に進むのも素敵だけど現実はそんなにあっさりとしていないような気がして、話し合いのネイル部分くらいリアルを読みたかったなあと思い4つ星に

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    2021年02月08日
  • 逢魔(新潮文庫)

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    1朱夏は濡れゆく 2蠱惑する指 3陶酔の舌 4漆黒の闇は報いる 5夢魔の甘き唇 6無垢なる陰獣 7真白き乳房 8白鷺は夜に狂う

    恋愛小説では群を抜いて素敵な作品を描かれる唯川さんですが今回の作品では怪談の名作にエロスを融合した新しい世界観が味わえました。

    「牡丹燈籠」「番町皿屋敷」「蛇性の婬」「怪猫伝」「ろくろ首」「四谷怪談」「山姥」「源氏物語」などの古典がモチーフになっているのですが全く古めかしい感じがせず、むしろ現代に通じる情念の深さも感じ想像していた以上に読み応えのある短編ばかりでした。

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    2021年01月31日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    著者の唯川恵さんが、飼い犬の環境を考えて軽井沢に移住し、山に登り始め、最後はエベレストが見える辺り(エベレスト街道)まで行ってしまう、実体験に基づく話。

    唯川さん作の"淳子のてっぺん"の主人公、田部井さんも描かれている。
    なんだか、また山に登りたくなってきた。。

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    2021年01月29日
  • テティスの逆鱗

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    女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢、年齢も職業も異なる4人の女性達は様々な理由で美容整形外科に通います。

    エスカレートするその「美」の追求は、禁断の領域にまで達し「触れてはいけない何か」に近づいて行きます。

    この4人の女性達、そして彼女達を作り上げて行く美容整形外科の女医、それぞれの人物の描写がいつもの事ながら巧みで一気に読めます。

    美を追求する為とは言え、あまりにもエゴイズムな欲望がリアルに描かれて行き伏線から想像が付くものの、物語がラストに近づくに連れゾワリゾワリと恐ろしさが増して来ます。

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    2021年01月25日