唯川恵のレビュー一覧

  • 淳子のてっぺん

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    1970年代、女性だけの登山隊がどれだけ大変でどれだけ素晴らしいかを知ることができた。
    しかし当人たちは「女性だから」というこだわりもなく「山に行きたい」だけで行動しているように思える。
    ジェンダーレスの時代を50年ほど前に先取りしているカッコいいクライマーたち。

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    2022年05月14日
  • ベター・ハーフ

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    昭和から平成へ変わるその時に結婚した1組のカップル。
    バブル崩壊から、2000年問題まで。

    結婚は入れ子の箱を開けてゆくようなもの。

    〝わからないよ、開けてみなくちゃ。〟

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    2022年04月24日
  • 燃えつきるまで

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    「決して間違えたのではない。出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋をした。たとえ別れてしまっても、出会わなかったことより確かな意味がある。あんなに耕一郎が好きだったことを覚えていよう。それだけはずっと忘れずにいよう。」
    自分と重なる部分がたくさんあった、報われた気がした。自分はそうならないと思っても、恋をしているときは重くなるし嫉妬深くなる。怜子の行動も怜子が前を向くために必要だったと思う。自分が全てやり切ったと思ったら前に進めるのかな。

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    2022年04月15日
  • 淳子のてっぺん

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    ネタバレ

    わかったこと
    女同士は集まると不満が多くなること
    登頂するのにとても沢山の荷物が必要だということ
    また、大変な資金が必要であるということ
    大変協力的で理解があり出来る夫であるということ

    普通に考えて夫は協力的でもその両親などから批判めいたことを言われてもおかしくないのに淳子は恵まれている

    前半の、淳子が山岳会の松永に対する想いに気づいた時がとても切ない

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    2022年03月16日
  • めまい

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    短編集。スラスラ読めておもしろかった

    意味が分かると怖い話みたいな
    歪んだ愛の形とか復讐、憎しみ、狂気、悲しみ
    とかに満ちた女がいっぱい出てきた。
    女って怖い。

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    2022年03月05日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    千遥の境遇に度々共感しながら読んでいたから、最後らへんで千遥がお母さんとの関係を修復しつつあったこと、千遥自身がなによりそれを喜んでいることが私にとっても嬉しかったのに、最後の最後、千遥母のセリフが恐ろしすぎて鳥肌立った…。
    千遥が不憫でならない。じゃあ離れれば良いじゃんって思う人もたくさんいるんだろうけどそうじゃない。子供にとって親は、たとえ大嫌いでも心の奥底では大好き、愛してほしい、認めてほしい。だから表面上では憎くて憎くて忘れたくても、愛されることを求めて離れられないんだよな、少しでも認めてくれたらそれまでの恨みがどうでもよくなるくらき嬉しいんだよな。千遥には幸せになってほしい…
    どうし

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    2022年03月02日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    こ、こわかった…

    「母と娘とは、身体のどこも繫がっていないシャム双生児なのかもしれない」

    大好きなのに大嫌い。
    大切だけれど憎たらしい。
    愛されたいけど鬱陶しい。

    母と娘が持つ不安定な感情の描き方にぞっとしつつも、先の展開が気になって気になって、物語に入り込んでしまった。
    こんな毒親にはならないようにしよう。と、肝に誓った。。

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    2022年02月13日
  • ため息の時間

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    男性目線で女性を描いた9つの短編。
    ただ少し愛し方を間違えただけ。
    それぞれの男性主人公の身勝手さに言葉が出ない。話にオチがあり(非現実的だったり)男は痛い目に合う(自業自得的に)。女性のしたたかさが際立っていた。
    個性に富んでさくさく読める面白さだった。一時間完結ドラマになりそうな題材だと思った。
    裏切り裏切られても、惹かれ合って繰り返すんですよね、それでも…。
    (男性ではないので)共感とは違うが、寂寥感に包まれた男性の姿が、身近に居そうでリアルだった。
    終の季節、バス・ストップ、分身(このラストは好み)が特に良かった。濡れ羽色のカラスはなんて言ったのだろう。

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    2022年02月12日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    いや何ちょっと待って、しんどい…



    千遥と亜沙子、東京で暮らす2人の女性が、それぞれの結婚を機にそれぞれの母親と向き合っていくお話。

    32歳の千遥は、幼い頃から母に疎まれ虐げられて生きてきた。地元ではそれなりに名のある家庭。跡取りである弟といつも差をつけられ、大学生になって独立してからも、母の影をいつも気にしながら生きている。自分はちゃんと母に認められるような生き方をしているか。

    27歳の亜沙子は、中学の時に父を亡くして以来、母親と2人暮らし。「亜沙ちゃんだけが生きがい」という母親を大切に思いながらも、どこかで鬱陶しさを感じている。

    どちらも必要だったのは、母親と自分は別々の人間

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    2022年01月02日
  • テティスの逆鱗

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    美への底のない執着に、取り憑かれてしまった女たちの物語。
    それぞれの美の形がある。
    みんなが見て綺麗と思われないといけない「美」を仕事にしている人。
    他の人がなんと言おうと自分の美を追求する人。
    好きな人に好きでいてもらうために美を追い求める人。
    欲しいものを手に入れるために自分の美を利用する人。
    全く違う価値観の登場人物だけれど、それぞれに、共感してしまう部分があった。
    美は、薬にもなれば毒にもなる。気持ちを明るくする効果もあるが、使い方を間違えれば、そこから抜け出せなくなってしまうのだ。

    美は、きっとどの時代にもある永遠のテーマなのだろう。
    人はどうしても、美しいものに惹かれてしまう。

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    2021年12月20日
  • 愛に似たもの

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    女性をよくわかってる女性ならではの視点から描かれた女性の物語。ぞくっとするような終わり方が多く、ホラーの一歩手前。

    唯川さんは女性、特にキャリアウーマンを描くスペシャリストだなあ。久々に唯川さんの本を読んだけど他も読みたくなった。

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    2021年11月28日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    ◾︎母と娘であっても互いに別の人間としてそれぞれの人生を生きること。
    依存されるのも依存するのも良くないなあ。

    ◾︎終盤の「泣けば許されると思うな」の恐怖

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    2021年11月10日
  • 息がとまるほど

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    「女」という生き物の、強かさ、羨望、嫉妬、憎悪、冷酷かつ狂熱的な感情を描いた短編集。女ってこんな嫌な生き物なのか。
     不倫やら夜の街やら、実生活では全く関わることのない人生であるが、小説を通して疑似体験できると、面白いと同時に益々縁遠さを改めて実感するのである。

    それぞれオチもあり物語として面白かった。

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    2021年10月25日
  • 永遠の途中

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    最初は同じ会社に勤めていた薫と乃梨子。
    薫は社内結婚、寿退社。乃梨子は独身のままキャリアを積むかと思われたが、仕事に失敗し退社。専業主婦で子供にも恵まれた薫の方が幸せに見えたときもあるが、乃梨子が運良く起業するとそちらの方が幸せにも見える。そんなふうに2人の女性の人生を対比しながら描いた作品。
    自分はどちらかと言えば乃梨子側の立場だけど、入れ替わり立ち代わり描かれる双方の立場は、どちらも読んでいるときはそちらのほうに感情移入できて、反対側が羨ましく感じられたりもした。
    一概にどちらがいいとは当然言えないけど、自分を不幸だと感じたときに夫や子供のせいにできる主婦は「甘やかされている」と感じるのは

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    2021年10月17日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    主人公の二人とも共感できる点が多かった。
    複数の男と交際し、お金をかけて綺麗であり続ける千遥にも、
    同年齢で周りから結婚について聞かれる亜沙子にも。

    母子家庭で育った私は亜沙子に近いが、私の母はどちらかというと放任主義で、2人で旅行なんて行ったこともないし、最後にランチをしたのなんていつだろう…。

    母と娘は、姉妹でも友達でもない、私にとって一番不思議で一番居心地の良い関係だ。
    私がどんな時に喜び、どんな時に苦しむか、何でも知っている、一番信頼できる存在。
    そんな母が私を縛り、口を開けば私を蔑み、苦しみ続けていたら…と考えるとゾッとする。
    私が母を好きでいるのは、「ほっといてくれるから」であ

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    2021年10月14日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    ネタバレ

    「淳子のてっぺん」を読んだ後、このエッセイを読んだ。田部井淳子さんの物語があまりにリアルだったから、もしやと思ったら、やはりそうだった。彼女は山と運命的な出会いをしていた。山に登っている人でしか描けないシーンがたくさんあったから。
    彼女が富士山で味わった高山病は、私も経験した。酸素ボンベの使い方すら知らなくて、私は一本無駄にしてしまった・・・。その前に高山病とも気づかす、頭痛薬を6錠も飲んでしまっていたが。
    彼女が富士山では飽き足らず、エベレストに思いをはせたところも只者ではないところ。高山病に苦しみながらも憧れがそれに優っていく。帰ってきてヒマラヤロスになったところが面白い。そうだ、このコロ

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    2021年09月30日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    痛快だった
    どちらかというと瑞子のほうに共感?した
    自分のことは自分で十二分にできる大人の女になりたい

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    2021年09月03日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    浅間山に登って、もう二度と登らない。と決心したはずだったのに愛犬の死をきっかけに山に登るようになる筆者の登山エッセイ。

    徐々に登山にはまっていく様子は自分と同じですごく共感したし、行ったことある山の描写は思い出してワクワクした。
    初心者目線でかかれているので、誰でも読みやすいと思う。山の魅力と同時に恐ろしさも教えてくれるのでこれから登山始めてみようと思う人にぴったりの本。

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    2021年08月27日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    なんかとても今の状況に堪える内容だったなぁ。
    誰かを嫌うことに対して自分の嫌な部分も見えちゃうってほんと納得。歩み寄る気持ちが自分を受け入れることにも繋がるって思った。実りある1冊でした。

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    2021年07月14日
  • 愛なんか

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    読みやすかった。
    いろんな女性の、全然綺麗じゃない
    恋とか愛とかを読んだ感じ。
    それぞれの主人公のそのあとが気になった。
    私の人生では経験できんような
    でも決して非現実的ではない話がおもしろくて
    刺激的やった。

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    2021年06月03日