唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
芝木卓之から結婚を申し込まれた早映の物語。
小綺麗なワンルームのマンション、会社の自分専用のデスクやキャビネットは、結局は自分のものではなく、借り物にしか過ぎないという記述と、結末の非日常的な状況との格差が多いい。
自己実現のあり方を描写しようとしているととるか、自分には関係のない話だととるかで、面白さが変わるかもしれません。
自己実現しようと思えば思うほど、他者の自己実現を受け入れなくてはならないところに追 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれ読んだおかげで前向きになれました。
今読めて良かった。
結果と希望との落差を埋めるための防護策。不安。
先回りをしてショックを和らげようと思っても
結局ショックを受けないかといえば
やっぱりものすごいショックを受ける。
だから、つまらない不安はやめて、いい想像をしよう。
こんな感じの記述にすごく救われました。
他人の行動や言葉に対していっぱいいっぱい
意味や理由を考えてしまうのです。
悪い想像ばかり繰り返しひたすら泣きました。
でも、そういうの、少しずつでいいから、
やめていこうって思えました。
毎日、ひとつでいいから、
いい未来を想像してみようと思います。 -
Posted by ブクログ
唯川さんの作品にしてはすっごくまっすぐで純粋な主人公がとっても新鮮で好きになった!
琴子の思ってることが痛いほどわかる!
人生そんなんじゃうまくいかないでしょ!って思ってる人がなんだかんだ人生をめちゃくちゃうまく渡ってたり、男に媚びてばっかりいて女から全然もてないけど、男の前だとぺこりって頭をさげてにゃんにゃんしてる友達とかを見てる私にとって、失業して失恋までしてしまった琴子が本当にほっとけないくらい気になった・・・。
でもそんな琴子だけど、ちゃんと最後には自分の本当の夢に向かって全うしていこうと決めたことにちょっぴり感動!
失業して失業保険に入ってなくて秘書を責めない琴子
彼氏の康史に好 -
Posted by ブクログ
勤めていた会社の急な倒産、恋人にも別れを告げられた琴子。
必死に再就職先を探すも見つからず、コネを利用して確実に採用と信じて受けた面接もまさかの不採用。新たな出会いと信じていた男にも騙され・・・。多くの者に欺かれ、振り回され、多くのモノを失ってきた主人公。
自分は頑張っているのだ。自分が悪いんじゃない。不景気、社会の仕組み、年齢、無理解な経営者のせい・・・。しかし何かのせいにしなければ感情を抑えきれず、またそのおかげで自分を奮い立たせることができていた。
・・・「まさに自分そのものじゃないか!!」と衝撃を受けました。
僕も、言い訳にしか過ぎないと分かっていたつもりでも逃げてしまうコトが多々