唯川恵のレビュー一覧

  • 愛なんか
    強いと思ったら弱かったり、弱いと思ったら強かったり
    共感できるほどではなかったけど、あとがきで救われた
  • 男と女―恋愛の落とし前―(新潮新書)
    所謂拗らせている女性に唯川恵さんがインタビューする形で聞いた恋愛話集。周りであまり聞かないが不倫ってそれぞれの言い分や思いがあって一概にダメなものとも言えないなと思った。
  • 肩ごしの恋人
    るり子のキャラクターがたまらない。
    解説で江國香織さんが言及しているように、女のダンディズムを貫いている。

    女の子に人気があって、男の子に全然モテない女の子が、世の中でいちばん不幸なの

    女が得に決まってるじゃない。生まれ変わっても、私は絶対女だわ。女でなきゃ、生きてる意味がない

    絶対になれない...続きを読む
  • 愛しても届かない

    好きになった彼に、すでに恋人がいたら…? 
    ①あきらめる
    ②嫉妬する
    ③片思いに徹する
    ④売り込む
    ⑤奪う

    七々子が選んだ道は
    彼の恋人・美咲と友だちになることだった! 
    裏切りの恋の行方は?

    読みだしたら
    続きが気になって一気に読んでしまいました。
    恋する女の執念はすごい。
    この本を読んで
    ...続きを読む
  • 愛なんか
    理解できない、ということがないことがすごいと思う。異性であり、感覚や価値観が違っていても不思議と腹落ちがいいといおうか、しっくりくる不思議。
  • 彼女の嫌いな彼女
    【2024年71冊目】
    23歳の千絵と35歳の瑞子が働く会社に、ロサンゼルス帰りのエリート、冴木が配属された。見た目よし、人当たりよし、仕事にも一生懸命な冴木に浮き立つ女たち。いつしか千絵と瑞子もそれぞれに冴木と距離を縮めていた。千絵にはしがない劇団員の恋人、瑞子には同じ会社に不倫相手がいるのだが、...続きを読む
  • 肩ごしの恋人
    2004年(発出2001年) 331ページ

    第126回直木賞受賞作です。

    著者の唯川恵さんは、若い頃にコバルト文庫で作家買いしていた小説家です。やさしい雰囲気の恋愛小説が大好きで新刊が出ると買っていた記憶があります。小説をめったに読まなくなっていた時期に直木賞受賞のニュースを見て、ジュニア向けか...続きを読む
  • 一瞬でいい
    ひさしぶりの唯川恵。新聞連載らしく、文章も素直で、ページをめくる手が止まらなかった。最後の創介と稀世の浅間山登山については賛否両論あるが、あんまり納得できなかった。
    解説の谷口けいさんは、2015年、山で滑落死された方だと知った。2012年刊の新潮文庫版の解説を引き継いだものだろうか?山での死につい...続きを読む
  • 男と女―恋愛の落とし前―(新潮新書)
    唯川恵さんの本を小説としてではなく、新書として読む不思議。

    事実は小説より奇なり。
    みんな自由に恋愛してるなーと、私にとっては小説と変わらない世界。
    略奪女や相談女、彼氏が途絶えない女など、どう考え行動するのかが分かった気がする。面白かったので、女性達がその後どうなったのか知りたい。

    読んでいる...続きを読む
  • 愛なんか
    女の人の恋愛観の醜い部分をこんなに表現されている本は初めて読みました。しかもさまざまなパターンで。恋愛って厄介だなぁと客観的に見てる人は思ってしまうくらい人は愚かになったりせこくなったり強くも弱くもなるのに、自分がこの女の人達になれば、もしかしたら同じことをしてしまうのかもしれないなぁとも。愛は人を...続きを読む
  • 肩ごしの恋人
    直木賞の作品らしい。

    おぉこんな内容だったか!
    JKが好きな唯川さん×直木賞ということで、読んでみる。
    しかもドラマやってた気がして、期待して読む。

    すごい女がいた!
    るり子、私の周りににはいなかったなぁ。でも、萌のような子もいなかったなぁ。
    それぞれが、すごく魅力的。
    自分の行動に自信を持って...続きを読む
  • ヴァニティ
    この世界は抱えきれない感情で溢れている。まるで、傘がないのに大雨が降っているような。その時に、傘になって私も傘になりたいと思える人。そんな人と人生を歩みたいと思わされる本。どのお話も、抱えきれない辛さに涙が出そうになった。
    恋も仕事も結婚も、、、人それぞれの形があって、形を成して維持していく中で皆葛...続きを読む
  • 肩ごしの恋人
    間反対の2人の女性を描いていたら、結局のところ2人とも同じ感じに収まっていて面白かった。
    ルートは違えど自由に生きる女性の形を表していて面白いかった。
  • 肩ごしの恋人
    「女はいつだって女であるということですでに共犯者だ」
    「男が結婚しているという事実は、どこか安心感をつれてくる。」
    唯川恵さんの小説で出てくるこのようなアフォリズムは、小説を手にするたびにどのようなことがあるのだろうとワクワクしてみます。ただ私が未熟者なので、納得!とまではなりません。ただそんなこと...続きを読む
  • 雨心中
    カオルのような欲深い人は、今回でいう周也との五島での生活のようなのんびりした人生を過ごしていたら、最終的に幸せになれるのだろうかと考えた。

    良くも悪くも、人間関係で人生が左右されてしまうストーリーだった。

    ★印象に残ったフレーズ
    「信じる、は、信じたい、と同義語だ。」
  • さよならをするために
    自分に自信がない故に男の人に振り回されて
    それでも離れたくても、離れられないのが
    恋心の厄介なところ。
    それでも、自信を付け、人として強くなって次へと一歩踏み出す女性たちの物語。

    あとがきの
    私はこの本をどこかひねくれていて、疑い深く、
    臆病で、自意識が強く、自己分析が好きで、
    ささやかなプライド...続きを読む
  • 肩ごしの恋人
    私の身の回りには起こり得ない刺激的なお話だったけど、こうも自分を持ってるるり子がかっこよかった。でも実際にるり子が居たら嫌いなタイプ、って部類に入れてたなきっと。笑
    世の中にはいろんな人がいて、いろんな生き方があって、歳を重ねる度にそれを重々と感じる。そう思うと世界が大きく大きく見える。自分なんてち...続きを読む
  • めまい
    ミステリーのような狂気な怖い話も多かったけれど、考えさせられる一冊だった。
    悪事に頭働かせず、誠実に真っ当に真っ直ぐ生きていたいと思った。
  • めまい
    「きれい」を読んでるうちに目眩がして気持ち悪くなった(たまたまかもしれないが…) 整形したからと言って美人になれるわけでも幸せになれるわけでもない。それをわかっていても整形をする自分に改めて嫌気がさした。整形を重ねても満たされない心をうまく描いていた
  • 【電子特別版】みちづれの猫
    猫に関係した7つの短編集だが、どれも良く書き込まれていて、読んでいてすぐに引き込まれた。
    出会いがあれば別れがあるという事を考えさせられる物語。

    自分が今生きているという事がどれだけ大切かを教えてくれた作品。

    色々な人との関わり、いつ別れがくるかわからない疎遠になっている人達と連絡を取ってみよう...続きを読む