唯川恵のレビュー一覧

  • めまい

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    唯川恵さんの短篇集。

    今回は『世にも奇妙な物語』みたいな
    ホラーが入ってるようなストーリーばかりでした。

    主人公は全て女性たちになっていて、
    女性の持つ影の部分が奇妙な感じで描かれていました。

    短篇集なんだけど、ストーリーにもきちんと重み(?)が
    あって個人的には好きな一冊となりました。

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    2011年03月26日
  • 愛なんか

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    唯川さん!
    あなたは女の本質を見抜いていらしゃるわ。

    共感できる部分が多すぎて一気に読んでしまいました。

    私はやはり短編ものが好きです。

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    2011年03月23日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    勤めていた会社が突然倒産し、恋人にも振られてしまった琴子。生まれ故郷には帰りたくないけれど、就職活動は連戦連敗。そんな彼女にも、パーティでは新しい出会いが待っていた…。「私を求めてくれる場所」を探し、まっすぐ前向きに奮闘する姿を描いた爽やかな長篇小説。初期の作品に加筆した新装改訂版。

    この話唯川恵の本の中で一番好き!!
    今まで恋愛のどろどろ話とか、主婦の葛藤話とかばっかりだったけど、1人の女性の生き方がしっかりと描かれている作品は初めて読んだぁ。
    なんだか、元気になれる話。
    ついてないとか、自分だけ運が悪いって思ったときに読みたい話。

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    2011年02月20日
  • わたしのためにできること

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    ネタバレ

    これ読んだおかげで前向きになれました。
    今読めて良かった。

    結果と希望との落差を埋めるための防護策。不安。

    先回りをしてショックを和らげようと思っても
    結局ショックを受けないかといえば
    やっぱりものすごいショックを受ける。
    だから、つまらない不安はやめて、いい想像をしよう。

    こんな感じの記述にすごく救われました。

    他人の行動や言葉に対していっぱいいっぱい
    意味や理由を考えてしまうのです。
    悪い想像ばかり繰り返しひたすら泣きました。


    でも、そういうの、少しずつでいいから、
    やめていこうって思えました。


    毎日、ひとつでいいから、
    いい未来を想像してみようと思います。

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    2012年10月12日
  • 病む月

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    「女性心理を書かせたらすっばらしく上手く読ませる作家」。
    特にこの本は
    オンナのもろさや怖さが書かれていて読みごたえありました。

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    2010年06月01日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    自分が現在就活中だから、読んでいて、とても身につまされる所があり、辛かったです。

    主人公の強さに憧れます。

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    2010年03月27日
  • 恋人たちの誤算

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    面白かった!この一言につきる。
    なんというか、揺れ動く感情がリアルで、読んでいる時間を忘れるほど熱中出来た。
    そして登場人物の一人と自分の状況がすごく似ていて、読み終えると同時に考えさせられるモノがあった。
    安定と愛、自分ならどちらを選ぶだろうか。
    頭では分かっているけど、墜ちてしまった恋っていうのは止められないよなーとか、乙女チックなことを考えてしまった。
    あと、読後感がすごくいい。
    ラストのどんでん返しも予想外だったし、その後の展開もとても楽しめた。
    読み終わってスカッとした!

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    2010年03月20日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    かるいタッチでドラマを見てる感じで読めました

    十年前とは 思えない文でした

    琴子が大好きです 答えは自分の中にかな

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    2010年02月20日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    唯川さんの作品にしてはすっごくまっすぐで純粋な主人公がとっても新鮮で好きになった!

    琴子の思ってることが痛いほどわかる!
    人生そんなんじゃうまくいかないでしょ!って思ってる人がなんだかんだ人生をめちゃくちゃうまく渡ってたり、男に媚びてばっかりいて女から全然もてないけど、男の前だとぺこりって頭をさげてにゃんにゃんしてる友達とかを見てる私にとって、失業して失恋までしてしまった琴子が本当にほっとけないくらい気になった・・・。
    でもそんな琴子だけど、ちゃんと最後には自分の本当の夢に向かって全うしていこうと決めたことにちょっぴり感動!

    失業して失業保険に入ってなくて秘書を責めない琴子
    彼氏の康史に好

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    2010年02月07日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    勤めていた会社の急な倒産、恋人にも別れを告げられた琴子。
    必死に再就職先を探すも見つからず、コネを利用して確実に採用と信じて受けた面接もまさかの不採用。新たな出会いと信じていた男にも騙され・・・。多くの者に欺かれ、振り回され、多くのモノを失ってきた主人公。

    自分は頑張っているのだ。自分が悪いんじゃない。不景気、社会の仕組み、年齢、無理解な経営者のせい・・・。しかし何かのせいにしなければ感情を抑えきれず、またそのおかげで自分を奮い立たせることができていた。
    ・・・「まさに自分そのものじゃないか!!」と衝撃を受けました。

    僕も、言い訳にしか過ぎないと分かっていたつもりでも逃げてしまうコトが多々

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    2010年02月05日
  • キスよりもせつなく

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    相変わらず唯川さんの話は面白かった~(*´艸`)
    次々展開していく流れにすぐ読めちゃいました★
    彩子が凄い男っぽいけどわが道進んで良かった、あんな友達欲しい!
    慎二最低だし、あそこまでいろんな女に手出してたら気持ち悪い↓
    知可子は最後までゆきに思いやり持ってて良かった、徹も好き!
    またこういう読みやすいストーリー読みたいです(*´艸`)

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    2009年10月12日
  • 病む月

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    恋愛から性生活まで何でも話し合える母とはもちろん本の趣味も合う訳で。
    そんな母から勧められて読んだ一冊。彼女は唯川恵さんの本が好きらしくよく読んでいる。

    女を巡る短編集で一話完結なので大変読みやすい上にラスト1ページあたりで話が
    谷を転がり落ちるように展開するのが大変小気味良い。
    中にはありがちな展開だな、とゆう話も何篇かあったが全体的に女の情念がリアルに、しかし美しく書かれており満足。

    どの話も作者さんのご出身地の金沢が舞台になっており、読んでいると眼前に古都金沢の美しい風景が
    目に浮かぶようです。・・・そうだ、旅に出よう・・・!

    母から鼻息荒く次の唯川恵さんの本を薦められているのでそ

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    2009年10月07日
  • OL10年やりました

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    作者の唯川恵さんは、地方の銀行で10年のOL生活を経て小説家になりました。

    10年のOL生活は決して華やかではありません。
    上司のセクハラに悩んだり、先輩や後輩との人間関係に振り回されたり、仕事でミスをしてへこんだり・・・
    でも、仕事だけでなく処世術をも学び、併せて人間ウォッチングを楽しみながら、唯川さんはベテランOLの貫禄をつけていくのです。

    さまざまな荒波を乗り越えてきたからこそ、唯川さんは小説で女性の気持ちをリアルに描くことに長けているのだと思います。

    私も同じくOL生活をしています。毎日は、楽しいことも辛いこともいろいろいっぱいあります。
    仕事が自分には向かない!もうやめたい!と

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    2009年10月07日
  • ロンリー・コンプレックス

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    希望はあなたを捨てはしない
    あなたが希望を捨てたのだ


    もう何ヶ月か前にこの本と出逢っていたらな。
    心にじーんとじわじわくる一冊。
    すごく自分の糧になる。

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    2009年10月04日
  • あなたへの日々

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    愛されるより愛したい! 
    女性関係に奔放な造形作家。平凡だがやさしい大学時代の友人。
    水泳のインストラクター・曜子23歳は
    対照的な二人の男性の間で揺れる…。

    分かるような気がする。
    平凡で自分を愛してくれる男性と一緒に居る方が
    幸せなのかもしれない。
    でも、自分が相手を愛するっていう気持ちも
    大切な事だなぁ〜って。
    様々な心の葛藤をゆっくりと切り開いていけた主人公。
    自分の気持ちに素直になるってことが1番な事なんだろうね^^
    なかなか・・・ってな時もあるけど(笑)

    すごく読みやすくて数時間で読破ww

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    2009年10月04日
  • キスよりもせつなく

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    以前にも読んだことがあるんですが、本を整理していた時に、懐かしくてまた読んでしまいました(*^_^*)失恋から立ち直っていく主人公とその友達の恋など、読んでて共感できたりする部分があったりして素敵な作品でした。

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    2009年10月04日
  • いつかあなたを忘れる日まで

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    すごく納得させられる本。きっと男女問わず同じ事が言えるから、どちらが読んでも面白いと思います。しいて言うならば恋愛の教科書っぽい…勉強になります。

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    2009年10月04日
  • あなたへの日々

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    曜子、23歳。スイミングスクールのインストラクター。学生時代からの友人・徹也に求婚されるが、気持ちは固まらない。徹也のことは好きだけど、恋してはいない。そんなとき造形作家・久住のモデルをつとめ、激しく惹かれてゆく。だが彼は女性関係に奔放で束縛を嫌うタイプ―。愛してくれる優しい男と、不安で仕方がないのに愛してしまう男と。ふたりの男の間で揺れ惑う曜子の心模様。

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    2009年10月04日
  • 恋人はいつも不在

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    大学の頃から好きだった時男と三年かけて、ようやく恋人関係になれた奈月。なのに、この頃、時男のやさしさが見えない…。そんな時、時男の昔の恋人・小夜子が現れる。派手な化粧がよく似合う小夜子にひかれる時男。そして、奈月の前にも、以前に告白された協介が…。社会人としても三年目を迎え、すれ違う恋人たちの心と、その成長を女と男、それぞれの視点から丹念に綴った長編小説。

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    2009年10月04日
  • 病む月

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    凄い。面白い。収められている十話にはバラツキもあるし、すべての話はそんなに統一性があるわけでは無い。舞台になる金沢も、特に重要な要素になっているということも無いと思う。しかし、あえて統一したものを挙げるとしたら、各章に登場する女性が、タイトルどおりに”どこかが病んでいる”と言えるかもしれない。十話すべてのラストが魅力的である。

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    2009年10月07日