唯川恵のレビュー一覧

  • 別れの言葉を私から 新装版

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    別れを、真正面から、目を上げて、凛と、潔く、自分自身できっぱりと口にできる女性になりたい。そして、しっかりと受け止められる強さを持ちたい。そのとき、出会いの本当の意味さえ知ることができるような気がするのです。

    泣くのもいい、騒ぐのもいい、友達に愚痴るのも、遊び回るのも。忘れるためにさまざまな手段を使えばいいんです。けれどどこかで「これでおしまい」と自分の心に区切りをつける。

    新しい恋が似合うあなたになったのです。

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    2026年01月26日
  • 一瞬でいい

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    軽井沢に住む稀世と英次、東京から別荘にくる未来子と創介は高校最後の思い出に浅間山に登る計画を立てる。予定が合わず、11月半ばになってしまい、初雪がちらつく中登ることになる。無理せずと言っていたが、無理して進み、創介が骨折してしまう。創介が山荘まで降りれないために英次が助けを呼びにいくが、滑落して、なくなってしまう。
    そらぞれが英次の死を背負い、その後の人生を変えてしまう。
    3人が30年たっても恋愛感情を持つところは少し受け入れにくい気がしてしまう。だが、高校生の頃の軽い決断が、自分だけではなく家族含めて、その後の人生に影響を持って、そこから逃れられずに生きている様はそれぞれのがんばりとして楽し

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    2026年01月24日
  • 雨心中

    匿名

    購入済み

    とても複雑な気持ちになった。彼女の彼に対する執着はいったいなんなんだろう。
    母性なのか恋なのか。彼と関わらなかったら彼女は幸せとまではいかなくても平凡には暮らせていただろうに、こんなに見返りもなくただ愛を注ぐのが彼女の幸せなんて。

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    2026年01月19日
  • 肩ごしの恋人

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    ネタバレ

    「女の幸せとは」「愛とは」がテーマの作品だと思った。
    20年ほど前の作品なだけあり、今現在の価値観で測ると引っかかるところは多少あったが、テーマが揺らぐほどのものではなかったのであまりノイズにならなかったのはよかった。

    読み始めは、るり子のやりたい放題な性格が苦手で最後まで読めるか心配だったが、読み進めるうちに登場人物たちの心境の変化にどんどん引き込まれていった。

    特によかったのが、さまざまな出会いの中で、終盤、るり子の考えの変化の中に変わらない芯のようなものが見えたところ。
    萌の変わらない考えの中に少し柔らかくなったところができたところ。

    心境の移り変わりがとても人間らしく、また、物語

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    2026年01月16日
  • 永遠の途中

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    世の中には、私の生き方に対してあーだこーだと口を出したり、物事を白か黒かの二元論で決めつけたがったりする声があふれています。しかし、この本を読んで改めて強く感じたのは、自分の人生の主人公は他の誰でもない自分自身であるということです。誰かが私の代わりに人生を歩んでくれるわけではなく、最後に決断を下し、その結果を引き受けるのは自分に他なりません。

    物語の中で描かれる人々も、どんな立場であっても「これでいいのだろうか」という葛藤を抱え、同時にその場所なりの喜びを見出していました。完璧な人生など存在しないからこそ、悩みながらも自分で納得できる道を探していくことが大切なのだと思います。

    私は、たとえ

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    2026年01月06日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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    若かりし頃、貪る様に読んだ三人の作家がいる。

    山本文緒さん、小池真理子さん、そして唯川恵さん。

    作品のタイプは三者三様だが、唯川さんの恋愛小説が大好きで発売されれば即購入して読んでいた。

    そんな唯川さんが70歳!
    時の流れの早さをしみじみと感じる。

    本作は北國新聞社の月刊誌「月刊北國アクタス」にて10年間に渡って連載したエッセイ集。
    唯川さんが過ごした60代の日々が57の切り口で綴られている。

    文章の切れ味は健在で全編面白かった。

    山本文緒さんとのエピソードに思わず涙。
    最近再販されている山本作品を再び手に取っている私だ。

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    2026年01月03日
  • 夜明け前に会いたい

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    前に読んだ作品と同じ恋愛小説を読みたくてこの本を取りました。
    丁寧に書かれた描写でその人の気持ちも分かったし、止まることなく読み進めることが出来ました。

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    2025年12月31日
  • 永遠の途中

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    自分にも似たような友人がいるから、あらすじを見て、その気持ちを整理したくて読んだ。
    その友人とは、今のところ乃梨子と薫のようにくっきりと別の人生と別れているわけではないが、幼い頃から似た環境で育ってきたからか、事あるごとに人生を比べて、誰にも言えない気持ちに苦しんできた。読みながら、彼女から私も思っても見ないことで羨ましがられたりしているのかもしれない、と感じた。長期的な人生を描いていたことで、また人生のあらゆるところで、立場というか、考えることが二転三転することもある、ということを感じた。
    結局のところ、全ては最後の方に乃梨子と薫が話していた、「自分の人生がこれでいいんだと自信を持って言える

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    2025年12月29日
  • 燃えつきるまで

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    ネタバレ

    恋を通して知った「本当の強さ」と、自分を愛すること
    今回の読書を通じて、私は恋愛が単なる「二人の出来事」ではなく、自分という人間を成長させるための大切なステップであることに深く気づかされました。

    特に心に残ったのは、恋愛における「自然体」の重要性です。どちらか一方が無理をしたり、相手に合わせて自分を殺してしまえば、その関係はいつか必ず崩れてしまいます。無理に繋ぎ止めることが正解ではなく、お互いが自然体でいられること。それができないのなら、潔く離れることも一つの選択であるという視点は、これまでの自分にはない潔さでした。

    また、恋愛の始まりと終わりに共通する「フィーリング」の正体についても考え

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    2025年12月23日
  • 霧町ロマンティカ

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    軽井沢に移住した49歳男性が主人公。男性を主人公にして長編とは、唯川氏にしてはなんだか珍しいなという印象だった。が、読み進めるにつれ、彼の視点から色々なことが読み取れていき、面白くなった。日常系ではあるが、生きていればどんな物事もいい意味で風化していく、そんな温かいメッセージが込められている気がした。犬、泣けた。

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    2025年12月16日
  • めまい

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    10年ぐらい読もうと思っていてやっと手に取った。
    ドロっとしたという表現が1番似合う女達の短編集。
    こんなにも色んなことが起こってるのかね。
    周りの女性達にも。
    事実は小説よりも奇なりという言葉もあるぐらいだし。

    どことなくみんな冷めているのに、
    1番心を占めている事柄からは逃れられない。
    粘っこい液体みたいな話ばかりだった。

    誰にも渡さない、翠の呼び声、月光の果てが好み。

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    2025年12月07日
  • 燃えつきるまで

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    かなり大好きな一冊
    失恋でどんどん狂っていく様子が怖くもあり、リアルでもあって自分も何か間違ったらこうなってしまうのではないかと読んだ当時は恐ろしく感じた

    全ての失恋した女は読んでほしい

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    2025年11月27日
  • 淳子のてっぺん

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    登山とはどこから始まり、どこがゴール(頂き)なのか。まず、登山に行くまでの準備や訓練の大変さ、パーティー内の衝突や嫉妬といった登山前の過酷さに驚く。家族との時間を諦め財を投資して、過酷な山行に向かう。けれど、目指す頂きはてっぺんではなく家族の元に帰ること。山を通して人生と向き合えたような読後感でした。

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    2025年11月21日
  • 燃えつきるまで

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    とても参考になった。大切な人が不倫、「やめた方がいい恋愛」と言われそうな恋愛をしている状態だが、その人には幸せになって欲しい。そのために自分はどうしたらいいかと悩んている人にも良いと思う。

    私はここまでになったことがないが、大切な友達が恋愛で「その人やめた方がいい」とみんなから言われるが自分は好き。やめた方がいいのは自分でもわかってる。でも、今は一緒に居たい気持ちが強いと言う状態で、どう寄り添っていいのか分からなかった。

    この作品をよんで、正論を言うことが相手を思いやることではないと改めて思った。
    相手の選択を受け止めて、同じ温度感になるというかフラットに「いいじゃん」「楽しかったんだね」

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    2025年11月12日
  • 男と女―恋愛の落とし前―(新潮新書)

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    唯川恵さんがめっちゃ好きで読んだことなかった作品で手に取りました。

    20代後半から恋愛や人生に悩んでた時、唯川さんの小説に共感できたり、考えさせられたりと救われてきました。

    今回はあまり幸せではない恋愛エピソードたち。
    それを解釈する唯川さん。

    不幸な道と分かりながらやめられなくて、ハマってくエピソードたち。なんか分かる。

    でも一歩ひいてコメントをする唯川さんのお話にまたすごく共感しました。

    恋愛って、生きるって難しい。

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    2025年11月12日
  • ため息の時間

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    【父親は、不在なものから不要なものに変わってしまった。変えたのは、もちろん俺だ】
    全て男性視点で物語が展開していく唯川恵さんの異色作ともいえる短編集。男性にこそ読んでほしいし、身につまされる人も少なくないのでは。不器用なのに自尊心だけは高く、女を小馬鹿にし都合の良い存在としか思っていない主人公たちに辟易するし「女を妻を何だと思ってるの?」と腸煮えくりかえる思いで一杯になるが、悲しいかな実際のところこういう人意外と多いと思う。ベタな展開が多いが、唯川さんの巧みな心理描写とリーダビリティの高さはさすがの一言。

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    2025年11月04日
  • 燃えつきるまで

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    友達に薦められて読み始めましたが辛いシーンが長かった!ハッピーエンドが待ってると期待して急いで読み進めました。
    失恋したよって人、そういう人が周りにいて掛ける言葉がわからない人に薦めたい!読みながら気持ちの整理ができると思う。

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    2025年10月15日
  • 不運な女神

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    柚月裕子さんの本を探していたらとなりにあった題名に惹かれて買ってしまった。唯川恵さんは初めて読みました。リンクしていく短編と男の自分がいうのもなんだけど、男を見る目がない不運な女性の淡々として抜け出せず足掻く日常にリアリティを感じます。凪の情景と彼方より遠くの2編は切なく胸に沁みます。

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    2025年10月05日
  • 愛しても届かない

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    愛しても届かない。まさに。表題通りと読後に痛感する。常に内心人を見下し自分が優れていると思い込んでいたが実際は、軽率で嘘つきである。暴走を止めてくれる本当に深い友人もいない為より手がつけられない事態に。哀れである。が、明日は我が身と言えよう。それだけ激しい恋に堕ちると人は正常な判断なんてできないのだろうから…

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    2025年10月04日
  • 雨心中

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    ネタバレ

    裏面あらすじに『恋愛小説』とあったことで身構えていたけれど、
    たぶんこれを本当にそう期待して読んだ人にとっては
    「何これ」となるような気がする。

    何て感想を述べれば良いのかと思っていたところ、
    フリーライターの瀧晴巳という人の解説にて

    「彼女(芳子)は、堕ちてゆく幸福を生きている」
    という言葉があり、それだな と思った。

    この本を読んで たぶん 簡単な言葉で端的に感想を言おうと思うと
    "共依存"
    というような言葉が出てくるような気がする。

    私としては、その言葉ではなんというか、味気ないというか
    足りない気がする。
    そんな 整理された単語では 芳子や 周也との関係性は

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    2025年10月01日