唯川恵のレビュー一覧

  • 雨心中

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    幸せになるチャンスが折々にあるのに、結局は不幸になる方へ進んでしまう2人。怠けてるわけでもなく一生懸命生きているのに破滅に向かう2人をはらはらイライラしながらも目が離せなく一気に読んでしまいました。

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    2026年04月24日
  • 夜明け前に会いたい

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    表現がきれい
    唯川さんの作品は好きで色々と読んできたけれどその中でも1番と言っていいくらい表現が綺麗だった
    住んだこともない金沢の情景が浮かんだし、希和子の好きという気持ちがスッと入ってくる
    お母さんも素敵な人、芯の強さが金沢にあってる

    澄んだ気持ちになれました

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    2026年04月22日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    恋愛とは不安との戦い、結婚とは不満との戦い

    この一文から始まるなんて、!という期待値が高すぎたせいかもしれない。
    面白かったけど、あれ?っていう物足りないような気持ちになった。

    唯川さんの物語は、他のなんの共感性もないただ否定的な、なんとも言えないようなもやっと感がある不倫小説と違い、気持ちがわかると感じてしまう部分が多い。
    (不倫に共感できるなど言っていいのだろうか笑)
    だからこそ面白い。
    不倫の場合、不倫した側はなんだかんだであまり幸せにならずに、不倫された側は生き生きと新しい道を歩むのが多い中で、2人とも幸せになるのがまたいい。2人ともモヤっとしてることもあるから幸せマックスって訳で

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    2026年04月12日
  • おとこ川をんな川

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    大好きな作家の最新作。昭和初期、金沢の花街に生きた女性たちの群像劇。 中でも「トンボ」というキャラクターの魅力に目を奪われた。 各章の幕が下りるたび、胸に残る静かな余韻が心地よい。

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    2026年04月10日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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    読書好きになった、きっかけが唯川恵さんの小説だったこともあり

    書店でこの本が目にとまり
    手に取りました
    唯川恵さんの60代10年間が描かれていて、とても楽しく、時にホロッとしながら読み終えました

    山本文緒さんの事が書かれていた時はハッとしました
    大好きな作家さん2人が繋がっていたなんて…年下である彼女がこの世を去った時にはどんなに切なかったことでしょう


    60代も自分らしく楽しく生き生きとしていたいなぁって前向きにさせてもらいました

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    2026年04月07日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    秋生……


    30代半ばはもう若くないけど、まだやり直せるのか。
    やり直すというか、彼女たちは生まれ変わっていった気がした。

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    2026年04月01日
  • 淳子のてっぺん

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    山というか岩登り、、、大切な人はそんな危ないことをしてほしくないという気持ちもありつつ、山の壮大さ美しさ達成感いろんなものを想像すると、きっと魅力的な世界なんだろうな。
    お金も時間もかかる、そして死と隣り合わせで、天候や高山病によって達成できないこともある。
    何人ものメンバーで臨むけれど、頂上に挑戦できるのはたった数人だけ、想像以上の過酷さを感じる本だった。そんなに大変そうなのに、自分も富士山に登ってみたくなっている、、、

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    2026年03月27日
  • 肩ごしの恋人

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    男女平等だのフェミニズムだのが言われるなかで、女であることを最大限に利用して生きるるり子はいっそ清々しくて好きだ。それもひとつの生き方で、芯の強さはかっこいい。自分が幸せになると信じて選択する、その意志の強さこそが、自分を幸せにするのかもしれないね。

    とはいえ、絶対友達にはなりたくないし、憧れもしないんだけどね。関わりたくないけど、傍から見てる分にはOKという意味の好き。自分の幸せを他人に委ねてしまうことがリスキーと思うから、わたしは萌のほうが近いのかも。

    連載だったということで、読者を惹きつけるためにアップダウンのあるストーリー展開だったのかな。さくさく読めたけどラストはあっさりし過ぎと

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    2026年02月24日
  • 肩ごしの恋人

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    今から20年以上前の作品
    当時の女性たちの恋愛観や結婚観、
    仕事観が垣間見られる。

    5歳からの幼馴染である2人の主人公
    「るり子」は女であることを最大の武器として、
      フルに活用して生きる女
    一方、「るり子」とは対照的で常に冷静に物事を考え、
      恋に溺れず頭で考える「萌」

    現代は、「萌タイプ」の女性が圧倒的に多い気がする。
    「るり子タイプ」もかつては大勢いたが、何処へ行ったのだろう。個人的は、裏表が無い「るり子タイプ」の女性が結構好きだ。
    勿論、一定の距離を置いてという条件付きで。笑

    直木賞受賞作の恋愛小説とあって、等身大の女性の生き方が潔く、大胆ながら明るい筆致で描かれる。

    フェ

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    2026年02月19日
  • 手のひらの砂漠

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    なんで逃げなかったのとか、そんな人早く別れちゃえとか、そんなことしか思えなかった自分に腹が立つ。
    口では言えるけどきっと彼女らの立場だと逃げ出せないのだろう。それほど身体的にも精神的にも追い詰められているのだから。
    ただ、幸せになって欲しい。
    やっと掴みかけた幸せを踏み躙られず、過去の記憶にとらわれず生きてほしいと心の底から思う。
    少しずつ自立し、逃げずに戦うことを決めた可穂子はすごい。強いよ。
    農園が可穂子のオアシスであり続けてほしい。

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    2026年02月16日
  • ため息の時間

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    短編小説だと、よく物足りなさを感じることもあるが、この本はどのお話も読み終わったときに満足感があった。と言っても、決して長いものではなくサクッと読めるからそれがまた良い。話によっては、「世にも奇妙な物語」ぽい感じがしたが、本当に過去に放送されていた。
    どの話も良いのだが、中年なら誰もが1度は妄想するであろう若い女との恋愛、簡単に言えば不倫なのだが、それが本当に幸せなのかを客観的に覗けたような感覚を味わえたのが面白かった。

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    2026年02月11日
  • セシルのもくろみ

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    結婚、仕事、子供、ステイタスなどどこの世界線でも女は戦い、そして誰にも負けたくない気持ちがある。そんな女たちの気持ちの動きが面白いです。

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    2026年02月10日
  • めまい

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    ネタバレ

    美容整形で綺麗になりたい女(きれい)。子供を授かりたくて下垂体を食べたいという女(眼窩の蜜)。大学時代の友人に恋心を抱く女(誰にも渡さない)。教え子に旦那を寝盗られる女(降りやまぬ)。
    何気ない日常からの憎悪、執着、妬み、依存、僻みがこの一冊に詰め込まれていた。
    なかでも作品集の最後「月光の果て」が好きでした。
    戦慄の十編

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    2026年02月08日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    続きが気になってどんどん読み進めることができた。
    後味は決していいとは言えないが、とりあえずは落ち着くところに落ち着いて良かったとおもう。(ロ⚪︎コン田畑は別として)

    ただよくわからなかったのは、ラストでの千遥の母のセリフだ。別人のように穏やかになっていたのは結局演技だったのか?それとも何か別の意図があってのセリフだろうか。ちょっとしたホラーのような恐ろしさを感じた。

    昔メンタルを病んで入院していたというところも、だからと言って千遥への言動が許されるわけではないし、母には母の辛さがあったという以外にどういう意味があったのかいまいち不明だった。

    それと、亜沙子。
    ノルウェーって、観光目的ノ

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    2026年02月07日
  • 肩ごしの恋人

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    愛すべき二人の女性の話、といった印象だった。文章は全体的に読みやすくて、一度その沼に足を踏み入れたらずるずるとするすると読めて言ってしまうような感覚。個人的に萌の考えもるり子の考えにも好感が持てて、二人とも大好きだ。2人とも正反対に見えて、女の強さを持っていると思う。るり子の甘い考えが最初は苦手だったはずなのに、最後には最高の考えだと思わせてくれる。萌の固いと思っていた考えも、最後には新境地を見せてくれる。彼女たちがどこかで生きているような心地がして、私も信念のようなものがほしくなった。

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    2026年02月06日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    文庫になってたんですね。7年ぶりに再読。
    角田光代さんの『あしたはアルプスを歩こう』とか、こういう山登りエッセイ読むと心が晴れ晴れするので好きです。

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    2026年02月06日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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    地元の北國新聞社から出ている『月刊アクタス』から、ちょうど、著者の六十代にあたる10年分を抜粋。
    いつも病院に行った時に『アクタス』を待合室で読むのを楽しみにしていた。

    唯川恵さんの書くエッセイは、とても常識的で、安心して読めるので、物足りないと思う人もいるかもしれないが、私には共感できることが多い。文章もとても読みやすい。ユーモアもある。
    私よりもほんのちょっと年上なだけなので、育った時代が似ているから、特に共感できるのだろう。
    (唯川さんが書いているが、奥付に生まれた年を書かない人が増えているが、その人がどういう時代を、過ごしたかわかった方がいいのでは?そして、そういう人はかえって歳にこ

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    2026年01月31日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    友人が数年前から登山に目覚め、ときどき話を聞いていたので親近感を覚えて読んでみた。エッセイだけど作者が徐々に山登りに目覚めていく様子が物語のようで面白く、『淳子のてっぺん』も読んでみたくなった。

    各章が短く、全体のボリュームも軽めでちょうどいい。手描きの登山ルートもところどころ添えられていて、温かみが感じられた。作者の旦那さんがクールで頼りになる感じで、まさに「リーダー」というあだ名に相応しい方だったのが印象的。

    ただ、これを読んでも私はやっぱり登山をしてみたいとは思えず、根っからのインドア人間なんだと感じた笑
    友人が登ったと言っていた山がたくさん出てきたから、この本をおすすめしてみたいと

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    2026年01月27日
  • 別れの言葉を私から 新装版

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    別れを、真正面から、目を上げて、凛と、潔く、自分自身できっぱりと口にできる女性になりたい。そして、しっかりと受け止められる強さを持ちたい。そのとき、出会いの本当の意味さえ知ることができるような気がするのです。

    泣くのもいい、騒ぐのもいい、友達に愚痴るのも、遊び回るのも。忘れるためにさまざまな手段を使えばいいんです。けれどどこかで「これでおしまい」と自分の心に区切りをつける。

    新しい恋が似合うあなたになったのです。

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    2026年01月26日
  • 一瞬でいい

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    軽井沢に住む稀世と英次、東京から別荘にくる未来子と創介は高校最後の思い出に浅間山に登る計画を立てる。予定が合わず、11月半ばになってしまい、初雪がちらつく中登ることになる。無理せずと言っていたが、無理して進み、創介が骨折してしまう。創介が山荘まで降りれないために英次が助けを呼びにいくが、滑落して、なくなってしまう。
    そらぞれが英次の死を背負い、その後の人生を変えてしまう。
    3人が30年たっても恋愛感情を持つところは少し受け入れにくい気がしてしまう。だが、高校生の頃の軽い決断が、自分だけではなく家族含めて、その後の人生に影響を持って、そこから逃れられずに生きている様はそれぞれのがんばりとして楽し

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    2026年01月24日