唯川恵のレビュー一覧

  • 淳子のてっぺん

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    625ページの厚みを感じず、あっという間に読んでしまった。
    一緒に山を登っているような感覚を味わえる。
    登山の厳しさや美しさはもちろん、当時の社会的背景ならではの女性の登山者であることの厳しさや悩み、同時にそれ以上に感じる山への憧れや思いが伝わってくる。
    山が高ければ高いほど、大変だけど、達成感と景色の美しさがたまらない。
    だが、岩場だらけの山も登ったことがあるが、疲れと高さで登るにつれて高さで足が震えてしまった事がある。
    一歩間違えれば滑落して下手したら死んでしまうという怖さ。
    でも、登りたいという渇望と憧れ。
    一度あの気持ちを知ってしまったら、山を登らずにはいられない、ドキドキがワクワクに

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    2025年08月30日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    面白かった!
    2組の母娘、共依存から逃れようと苦しむ娘。母親って難しいねえ。
    子供に対して毒を吐いてしまうのは子供にしたら居た堪れないけれど、
    母親としてこんなに娘の事を思っているのに、というのは多かれ少なかれあるのではないか。
    自分の子育てはどうだったのか、娘に対して向き合えて来れたのか、
    何が正解だったのかまだわからない。

    ハッピーエンドじゃないラスト
    私はこういう終わり方、好みです。

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    2025年08月30日
  • 燃えつきるまで

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    何度ももうやめてー!と思って本を閉じそうになったけど、最後は自分と向き合えていて安心した。辛いことは重なって、死にたくなる時もあると思うけど、ちゃんと生きないとな。燃え尽きて、ようやく再生に向かっていける

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    2025年08月15日
  • 男と女―恋愛の落とし前―(新潮新書)

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    恋愛の様々な面を取り上げた物語が12話あるが、著者が女性であるからか男の心理描写がやや少ない感じだ.それにしても女性の怖さが随所の現れており、楽しみながら読んだもののその執念には驚かされるものが多数あった.またその心持を長年に渡って保持している例もあり、女性の怖さを再認識できたと思っている.

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    2025年08月04日
  • 燃えつきるまで

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    別れた直後ってほんと辛い、、けど
    その直後の感覚が、延々と続いている主人公
    令和なら31歳なんてまだまだチャンスはある

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    2025年07月25日
  • 肩ごしの恋人

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    「本当はみんな知っているはずだ。わがままを通す方が、我慢するよりずっと難しいということを」

    好きな感じの本。答えを出さずふわっと終わるのもいいけど、これは綺麗に終わってた
    貪欲に奔放に生きることって難しい。るり子も萌も好き

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    2025年07月22日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

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    猫と暮らしていると、一見人間が猫の世話をしているが実は猫に救われ猫に寄り添ってもらっていると感じることが大半だ。この本はまさに猫に救われ寄り添ってもらった7人の生き方がかかれている。胸が苦しくなったり温かくなったり7人の女性の人生に寄り添いながら読むことができた。

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    2025年07月12日
  • セシルのもくろみ

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    少し昔の月9を頭の中で見てるようでした、
    私の知らないモデルと言う世界。
    色んな意味で現実逃避できました。
    お金あって都会の生活はこんなのかなととても面白かった

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    2025年07月11日
  • 一瞬でいい

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    大切な人がそばにいるって幸せなことなんだと感じた。

    自分のせいだと感じてしまう気持ちもわかるけど幸せに生きてくれ!と思ってしまう。

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    2025年06月26日
  • 燃えつきるまで

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    恋愛小説は苦手なのですが
    あるきっかけで手に取り
    巧みな話の展開に一気読みしました
    恋愛は病気
    愛は習慣
    狂気じみている状況が自分の中にも覚えがあり
    寒気を感じ
    でも立ち直った主人公に希望を見いだしました

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    2025年06月08日
  • 燃えつきるまで

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    怜子の行動はやり過ぎだと思ったけど
    上手くいってたことがどんどんダメになっていくのはやっぱり辛い。
    私も苦しくなった。

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    2025年06月03日
  • 恋人たちの誤算

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    ネタバレ

    ・面白かった!!!
    ・悪役が、中途半端ではなくちゃんと悪い人で、しかも非現実的で犯罪的な悪人じゃなく、普通にどこにでもいそうな単に性格の悪い人で、それがもう胸をえぐるように不愉快なんです。
    ・しかも、主人公たちが、ちゃんとその悪役に振り回されて、ちゃんと不幸になっていく。
    ・だからといって、ラストのラストまで、大逆転もなければスカッともなく、ちゃんと報われないままで終わる。
    ・希望がまったくないんだけど、どん底なんだけど、でも、最悪の方向だけにはなんとか行かずに、かすかな、本当にかすかな希望だけを残して、物語が終わる。
    ・だからこそ、私たちの中では物語は終われなくて、この人たちの人生にはまだ必

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    2025年05月18日
  • 恋人たちの誤算

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    再読⭐️
    25歳の女たちの人生。
    選択に間違いはなかったのか勝ったのか負けたのかは自分にしかわからない。

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    2025年05月18日
  • 肩ごしの恋人

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    再読⭐️
    誰かと比べることなく自分の好きなことをして思い通りに生きようとする女性とそれと正反対の女性の友情が良いなぁと思います。
    どちらも悲しくてどちらも最高です。

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    2025年05月14日
  • さよならをするために

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    さよならをするって勇気がいる事だよな。
    読んでいて悲しくなるかと思ったけど、1話1話読むごとに気持ちがスッキリした

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    2025年05月09日
  • 愛しても届かない

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    女って怖いなあと思いつつ、自分だったらどうしていたのだろう。
    頭では諦めると思っていても、どうしようもなく好きだったら奪いにいくのだろうか。
    身近で起こりそうで、ハラハラした

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    2025年05月09日
  • 男と女―恋愛の落とし前―(新潮新書)

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    著者のインタビューにより、12人の女性の恋バナと本音をうかがい知ることができた。ところどころに指摘のあるよう男性は不甲斐ないとも思った。

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    2025年05月04日
  • 恋人たちの誤算

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    この悔しい感情の鮮やかさといったら、、唯川さんの流石な手腕だと痛感。冷や汗がサッと背中を流れるそんな一瞬を描くのがとてもお上手。以前は恋人たち、ではなく天使たち、だったらしい。確かに恋人たち、の方がいい。読んでいる途中はしんどいが、読み終わると不思議と未来に希望が持てる一冊。

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    2025年04月27日
  • めまい

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    ここまででは無いけど共感できる、の世界から怖〜!のレベルに上がっていった 女性の感情が生々しくて引き込まれる

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    2025年03月26日
  • ナナイロノコイ

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    なんとなくバレンタインシーズンで久々に恋愛小説が読みたくなって。
    ドラジェと、そしてふたたび、私たちのことが好きだったかな。
    やっぱり好きな作家なんだなぁ、江國香織と角田光代。

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    2025年03月20日