唯川恵のレビュー一覧

  • 一瞬でいい

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    あのときこうしていればという後悔や罪悪感も、結局は感情に負けてしまう意志の弱さも、人間らしい。押し込めた感情はいつまでも残り続けるのだと思い知らされる。選んだ道を正解にする、というモットーを改めて大切にしようと思えた。自分が選んだ人生が終わるときに、自分が生きなかった方の人生で大切に思う人がいたとしても。

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    2026年06月27日
  • 淳子のてっぺん

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    世界初の偉業をいくつも成し遂げた登山家・田部井淳子さんをモデルとした物語です。
    当時は、女性登山家の立場は弱く、エベレストなんて夢のまた夢と思われていたのに、その夢に向かって突き進む姿に胸を打たれました。

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    2026年06月23日
  • 肩ごしの恋人

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    ☆4.0

    こんなに自分の性、気持ち、欲に正直に生きられる人羨ましい
    あと、干渉しすぎないだいじな時に守ってくれるお友達がいるのもステキ

    自分の幸せは、自分で奪い取って引きずって勝ち得るしかないのね

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    2026年06月17日
  • 燃えつきるまで

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    私は主人公の痛みを知っている。悲しみ、苦しみ、痛み、恨み、妬み全て分かる。ダメだと無駄だと分かっていても、歯止めが聞かない。少しの望み、期待が邪魔をしてしまい見ない方がいい事、確認しない方がいい事を敢えてしてしまう。諦めたいが故にする行為が仇となり、自分を更に苦しめる。その無限ループに陥り、抜け出せなくなり心身共にやつれ果てる。
    過去の自分を見ているようで、思い出したくない記憶を思い出してしまった…。今となってはもうどうでもいい事だけど、そうなるまで何年かかったんだろう。時間が解決するなんて言葉は信じれない程の期間引きずりまくったけど、重い後遺症が残ってしまい、人を好きになれなくなった。もう恋

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    2026年06月14日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

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    猫が登場する短編集。自分は猫好きではないけれど猫の存在は羨ましく思えた。短編最後の『約束の橋』は締めくくりにピッタリでよかった。

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    2026年06月07日
  • 肩ごしの恋人

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    自分の幸せは自分でなんとかするもの
    恋愛、仕事、家族。悩みの種はたくさんある。
    今の自分の行動が正しいのかわからないこともよくある。
    この本を読んで、もっと気楽でもいいんだろうと思った。そのままの自分でもいいのだろうとか。

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    2026年06月03日
  • 【電子特別版】みちづれの猫

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    BOOKOFFで表紙のイラストに一目惚れして手に取った。
    猫にまつわる7話の短編集。

     猫がいることで、家族の絆が深まったり、生きづらさを感じている人の道しるべになったり。猫の存在が人の生きる力となる。

     私も無類の猫好き。自分が真っ直ぐ生活できているのも猫のおかげと言って過言ではない。

     決して明るい結末ではなくても、猫の温もりを堪能できる作品だった。


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    2026年05月17日
  • 永遠の途中

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    同僚の郁夫と結婚し専業主婦になった薫。郁夫に想いを寄せながらも仕事を優先した乃梨子。
    隣の芝生は青いもので、常にifを考え、別の人生を歩んだ自分を想像する。
    令和のいまでも女性を迷わせる家庭と仕事。
    お互いを比べ合う友人同士を60歳まで追った物語。

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    2026年05月13日
  • 彼の隣りの席

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    親友の婚約パーティで再会した彰生。作家を目指す彼にどうしようもなく惹かれてしまう芽以子。学生の時と同様に、また過ちを繰り返してしまい。

    懐かしい光景ばかり。上司からの見合いのススメやOLたちの生態など。そして、ヘミングウェイに憧れる男たち…50を過ぎてから見ると、なんとも微笑ましい登場人物たちだろう。

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    2026年05月13日
  • 息がとまるほど

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    ネタバレ

    女性が主人公の短編集。

    婚約を機に不倫を円満に終わらせようとする女性。
    田舎臭い女友達に崇拝され、自分の価値を高く見積もったまま適齢期を過ぎる女性。
    自分が育てたホステスに裏切られる女性。
    仕事しか楽しみがないと見下していた女友達に偶然を装って男を当てがわれ、はまって裏切られる女性。

    などなど。

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    2026年05月08日
  • 燃えつきるまで

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    思い出したくなくて心の奥底にしまい込んでおいた、失恋の過去の思いを、問答無用で引きずり出されました。
    同棲解消当時にまさに思ったままのセリフがいくつも出てきて、私が書いた?と思うほどでした(失笑)
    自分の心の傷を直視できず長年見ないふりをしてきましたが、私の気持ちを代弁してくれているように思えて、なんだか心の整理につながりました。

    後半はもはやホラー?ミステリー?のような空気漂いますが、まさかの話の繋がり方をして、そこも面白かったです。

    直近「人は心に余裕がある時でなければ、物事を肯定的に視れない」という感想を抱いたのですが、まさに、心理的に極限状態にあると、人を疑ったり人のせいにしたり、

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    2026年05月05日
  • 雨心中

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    幸せになるチャンスが折々にあるのに、結局は不幸になる方へ進んでしまう2人。怠けてるわけでもなく一生懸命生きているのに破滅に向かう2人をはらはらイライラしながらも目が離せなく一気に読んでしまいました。

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    2026年04月24日
  • 夜明け前に会いたい

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    表現がきれい
    唯川さんの作品は好きで色々と読んできたけれどその中でも1番と言っていいくらい表現が綺麗だった
    住んだこともない金沢の情景が浮かんだし、希和子の好きという気持ちがスッと入ってくる
    お母さんも素敵な人、芯の強さが金沢にあってる

    澄んだ気持ちになれました

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    2026年04月22日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    恋愛とは不安との戦い、結婚とは不満との戦い

    この一文から始まるなんて、!という期待値が高すぎたせいかもしれない。
    面白かったけど、あれ?っていう物足りないような気持ちになった。

    唯川さんの物語は、他のなんの共感性もないただ否定的な、なんとも言えないようなもやっと感がある不倫小説と違い、気持ちがわかると感じてしまう部分が多い。
    (不倫に共感できるなど言っていいのだろうか笑)
    だからこそ面白い。
    不倫の場合、不倫した側はなんだかんだであまり幸せにならずに、不倫された側は生き生きと新しい道を歩むのが多い中で、2人とも幸せになるのがまたいい。2人ともモヤっとしてることもあるから幸せマックスって訳で

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    2026年04月12日
  • おとこ川をんな川

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    大好きな作家の最新作。昭和初期、金沢の花街に生きた女性たちの群像劇。 中でも「トンボ」というキャラクターの魅力に目を奪われた。 各章の幕が下りるたび、胸に残る静かな余韻が心地よい。

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    2026年04月10日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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    読書好きになった、きっかけが唯川恵さんの小説だったこともあり

    書店でこの本が目にとまり
    手に取りました
    唯川恵さんの60代10年間が描かれていて、とても楽しく、時にホロッとしながら読み終えました

    山本文緒さんの事が書かれていた時はハッとしました
    大好きな作家さん2人が繋がっていたなんて…年下である彼女がこの世を去った時にはどんなに切なかったことでしょう


    60代も自分らしく楽しく生き生きとしていたいなぁって前向きにさせてもらいました

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    2026年04月07日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    秋生……


    30代半ばはもう若くないけど、まだやり直せるのか。
    やり直すというか、彼女たちは生まれ変わっていった気がした。

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    2026年04月01日
  • 淳子のてっぺん

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    山というか岩登り、、、大切な人はそんな危ないことをしてほしくないという気持ちもありつつ、山の壮大さ美しさ達成感いろんなものを想像すると、きっと魅力的な世界なんだろうな。
    お金も時間もかかる、そして死と隣り合わせで、天候や高山病によって達成できないこともある。
    何人ものメンバーで臨むけれど、頂上に挑戦できるのはたった数人だけ、想像以上の過酷さを感じる本だった。そんなに大変そうなのに、自分も富士山に登ってみたくなっている、、、

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    2026年03月27日
  • 肩ごしの恋人

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    男女平等だのフェミニズムだのが言われるなかで、女であることを最大限に利用して生きるるり子はいっそ清々しくて好きだ。それもひとつの生き方で、芯の強さはかっこいい。自分が幸せになると信じて選択する、その意志の強さこそが、自分を幸せにするのかもしれないね。

    とはいえ、絶対友達にはなりたくないし、憧れもしないんだけどね。関わりたくないけど、傍から見てる分にはOKという意味の好き。自分の幸せを他人に委ねてしまうことがリスキーと思うから、わたしは萌のほうが近いのかも。

    連載だったということで、読者を惹きつけるためにアップダウンのあるストーリー展開だったのかな。さくさく読めたけどラストはあっさりし過ぎと

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    2026年02月24日
  • 肩ごしの恋人

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    今から20年以上前の作品
    当時の女性たちの恋愛観や結婚観、
    仕事観が垣間見られる。

    5歳からの幼馴染である2人の主人公
    「るり子」は女であることを最大の武器として、
      フルに活用して生きる女
    一方、「るり子」とは対照的で常に冷静に物事を考え、
      恋に溺れず頭で考える「萌」

    現代は、「萌タイプ」の女性が圧倒的に多い気がする。
    「るり子タイプ」もかつては大勢いたが、何処へ行ったのだろう。個人的は、裏表が無い「るり子タイプ」の女性が結構好きだ。
    勿論、一定の距離を置いてという条件付きで。笑

    直木賞受賞作の恋愛小説とあって、等身大の女性の生き方が潔く、大胆ながら明るい筆致で描かれる。

    フェ

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    2026年02月19日