唯川恵のレビュー一覧
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一気に読めた。
めっちゃ素敵な話でした。同年代で内容が共感できるというのもあると思うけど、その辺にありそうな(ないかな…)日常が丁寧に描かれていた。恋愛、友達、家族、仕事。
悩むよねそれ!という内容が盛り込まれてた感じ。
女友達との関係も嫌らしくなく読めた。
美枝子が一番友達にしたくないタイプ。さつきはすごい。
さらに母親・家族との関係も読み応えあり。真緒の母親は強いね。
「女はね、勝ち戦は自慢しないものよ」
さつきの出産シーンには涙涙。。
真緒のように、結婚したい!恋愛したい!って切望してる時ほどできなくて、仕事に一生懸命だったり、キラキラ輝いてる時には誰かが見ててくれるものなんだろ -
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8編の短篇作品集
幸せを求めて生きていく女性達は、どの話も共感できるところや、
怖いなと感じながらも分からなくもないと感じるところもあった。
生活も性格も立場も環境も違うけれど、女性は皆、自分の幸せをすごく考えて生きている。
欲がない女性なんていない。とあるように、主人公以外のすべての登場人物からもいろいろ感じるものがある。
その中でもそれが不器用な女性達の物語。
幸せになるためにより正しい選択をしているはずなのになぜ幸せではないのだろう。
“女は不幸ばかりを数えたがる”と帯にあるように、そんな女性達が、描かれている。
すべての女性を、自分と重ね合わせて読みいってしまう作品。 -
Posted by ブクログ
まるでノンフィクション。
とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。情感あふれる八つの恋愛短編。
このように紹介されていましたが、私としてはこの紹介のされ方は相応しくないと思います。
だいたい、男運に恵まれないっていう表現が違うのでは?と。
運に恵まれる恵まれないじゃなく、その人を選んだのは自分自身。
そんなこと言われなくてもわかってるわ、それくらいの強さがある主人公ばかりでした。
だからこそ、小説として成り立っているのだと思います。
個人的には、「不運な女神」「ドール・ハウス」「帰省」がお気に入りです。
どうして大切なもの -
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唯川恵さんのエッセイ集。
29歳の執筆活動を始めるまでは、OLだった彼女。
30歳くらいまでは会社勤めだったらしい。
このエッセイ集は、アラサー世代の独身女子たちを
そのまま映し出しているような、リアルな内容でした。
その中で心の残った部分を・・・。
・「私はまず私自身でいなくては」
恋人がいても、家族がいても、子供がいても
結局は「私の生活はどうなの?」っていう所を
忘れずに心の中に持っていたいものです。
・頑張っておおいに「チクショー」と思いましょう。
誰にでも、「チクショー」という気持ちになることがあるけど、
そのチクショーをそのままで終わらせるんではなく
プラスに持ってい -
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ネタバレ弁護士事務所に勤める流実子と一流商社のOLの有里は、高校の同級生で25才。卒業以来、連絡の途絶えていた二人が思いがけない形で再会した。夢を実現するためなら、自らの体も武器にする流実子。自分を棄てた男とやり直すために、婚約を解消する有里。愛なんか信じない。愛がなければ生きられない。それぞれの「幸福」をつかむための、がむしゃらな闘いが始まった。・・・この主人公2人、何気なくさり気なくがむしゃらで。なーんも変化を求めないアタシにしてみれば、そのがむしゃらさも読んでいて心地いい。この本1日で読み終えちゃったけど、なんだか小説の中で生きた気分だった。でも、がむしゃらになる対象が恋愛だったりするから、私的
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ネタバレ『私、綺麗になりたいの』。ある夜、美容外科クリニックを開業した庸子のもとを訪れたのは、高校時代に苛めぬいた吉江だった。(『きれい』)。 恋人の話を楽しげにする章吾。ずっと愛してきたのに、彼は私を親しい友人としてしか見てくれない。(『誰にも渡さない』)。 お勧めしたいのは、第1章目の、きれい。これ、ホント怖かった。非現実的なシーンなんだけれど、そこにある心理はとても現実的で、なんだかとっても、怖かった。愛がこんな形に姿を変えちゃうなんて、あり得ない!・・・とか思いつつ、何気に夢中になって読んじゃった本。本屋さんで、ぜひ第1章だけでも読んでみて下さい。不気味さにはまります、きっと。