唯川恵のレビュー一覧

  • 山なら言いたいことがある

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    登山はしない(できない)が、山の本は大好物である。
    が、山ヤや冒険家で文章を書ける人は稀。というわけでこの本は楽しみにしていた。

    が、読み始めて「登山の話ちゃうやんけ」
    角幡唯介さん石川直樹さん以外は単なる文筆家や著名人なので、十中八九“高尾山しか登ったことないけど、それすらしんどくて嫌になった”というエピソードが出てくる始末。

    考えてみると「山にまつわるエッセイ」なので、過酷な登山の話が出てくるとは限らず(どころかその可能性は極めて低く)、何ならテーマが山というだけなので登る必要すらないのである。

    というわけで早とちりもありつつも、エッセイとしては面白かったです。最近読んだ松永K三蔵さ

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    2026年09月06日
  • 肩ごしの恋人

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    ダンディズムの持ち主に憧れた。世間にありふれている幸せ象を追いかけるより、自分がどんな生き方をするのが幸福なのかを考える強さが良いなと思った。本が発売された当時と今で、どちら時代の方がそういう風に生きられる人が多いのだろう。当時はハラスメント意識が低い分、周りからの余計な言動が多かったと考えられる。一方現代はSNSの普及で他人のキラキラした生活を勝手に見せられ、無意識のうちに比較し、自分もその幸せ像に近づかなくてはと思わせられている。
    求職中の私が今後どのような働き方をしていきたいかも考えさせられた一冊。頑張りすぎている人にも何か気づかせてくれそう。

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    2026年09月05日
  • テティスの逆鱗

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    【テティスの逆鱗】

    5人の視点から描かれる整形をめぐる群像劇。整形に対する執念。これはSFか、はたまたホラーか...。

    額を狭くする手術とか本当にあるの?ほ??(꒪꒫꒪ )「○○を切り落としたい」とか読んだ時にはゾッと鳥肌がたった:( ;´꒳`;):

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    2026年08月30日
  • 山なら言いたいことがある

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    井上荒野、角田光代、町田康、唯川恵、ほか『山なら言いたいことがある』幻冬舎文庫。

    17名の作家やエッセイスト、登山家、冒険家による山のエッセイ集。

    山が好きで、山にどっぷりハマっている人も居れば、山が肌に合わず、敬遠している人も居るようで、そんな人達の様々なエッセイが味わえる。


    井上荒野『どうして私はこんなところにいるのか』。井上荒野の小説は殆んど読んだことが無い。海派だという井上荒野が八ヶ岳の登山口そばの別荘地に暮らし始めた顛末が語られる。人里から離れた風光明媚な場所に暮らす良さは理解出来る。自分も田舎のポツンと一軒家に暮らしているが、近所付き合いや生活音などのストレスが無く、敷地内

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    2026年08月24日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    娘に辛く当たる母親を持つ娘と
    娘を溺愛する母親を持つ娘。

    どちらも母親との関係にしばられている。

    私はどっちの親にもならないように気を付けなきゃな。

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    2026年08月22日
  • 山なら言いたいことがある

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    ★3.5

    短文ながら、その先に別の広がりがあるのでは、と期待してしまう面白さがありました。

    山好きの方なら尚の事ではないでしょうか。

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    2026年08月18日
  • 山なら言いたいことがある

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    山の魅力も味わえたが、それ以上に筆者の面白いエピソードに触れられて、そこが楽しめた。
    松永K三蔵さんの義弟の変わり者の話、石川直樹さんの高校時代のワンゲル部の話は読んでいて、思わず笑ってしまった。

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    2026年08月10日
  • 愛には少し足りない

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    社内パーティで出会った、穏やかな卓之との結婚を決めた早映。しかし、麻紗子と再会したときから、彼女の中で何かが崩れ始める。

    前半の麻紗子+アレキサンドライトのパートと、後半の嫁姑パートとあまりに違いすぎる。個人的には前半が好きだし、麻紗子のストーリーをもっと深掘りしてほしかった。

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    2026年08月04日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    この内容でハッピーエンドに持ってくるのは斬新だなぁと思った。不倫略奪婚は不幸にならなければいけないわけではないけど、なんかこう丸く収まってみんなそれなりに幸せっていうのはやっぱりスッキリしない。

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    2026年07月11日
  • 逢魔(新潮文庫)

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    有名な妖怪をモチーフに、恋愛がもたらす狂気と官能を描いた短編集。どれも救われない話で、切ない。

    テーマになっている妖怪や階段は有名なものばかりで、非常に読みやすかった。短編という長さにうまくまとまっており、過不足なくちょうどいい。

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    2026年06月24日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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     新聞の書評欄でみつけて。60代に書かれたエッセイとのこと、私からすると少し先輩、「そうだよね」とうなずいたり「そういうことか」と勉強になったり。
     理想のシニアの生き方に正解はなくて、バリバリ働いている人や、今までしたかった旅行などのんびり楽しむ人、どちらがいいという話ではないのだろう。周りに目をやりつつ自分のやり方を探していくということなんだな、いくつになっても。
     唯川さんより20歳くらい年上の人がおっしゃったという「60を過ぎたら何事もシンプルにするの。食べ過ぎない、吞みすぎない、頑張りすぎない、考えすぎない、人と会いすぎない、早い話、過ぎたるは及ばざるがごとしの精神ね」これは常に自分

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    2026年06月23日
  • 一瞬でいい

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    ネタバレ

    苦しい。苦しすぎる。
    唯川恵さんの作品はこれで3作目。
    どれも読む手が止まらないくらい続きが気になるのに、同じくらい読むのが辛い。

    仲間思いの英次は幼なじみの3人に対して、自分の死に責任を感じて欲しかったわけではなく、自分の分まで幸せになって欲しかっただろうと考えると余計に胸が痛かった。

    だけど、もし自分が同じ立場だったら、やっぱり一生悔やんでしまう気がする。

    エピローグの創介が本当に好きだったのはどっちだったかという未来の問いに、「創介が生きた人生が未来で、生きられなかった人生が私(稀世)」という答えがすごくしっくりきた。

    山での一瞬で人生が変わり失ったものは大きいけど、3人共別の人

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    2026年06月15日
  • 彼の隣りの席

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    浅瀬をちゃぷちゃぷ遊んでいるような恋愛小説という印象を抱いた。それは人物描写の深さがなかったと感じたこと、25歳とはいえもう少し大人な振る舞いをするのではないか?と感じたことなど、登場人物たちに共感できなかったことが要因だと思う。話の展開の速さや読みやすさは抜群で、「小説をあまり読んだことがないけれど恋愛小説とか読んでみたい」という方におすすめできる作品だと感じた。

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    2026年06月14日
  • ヴァニティ

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    それぞれの後悔を見る物語。
    面白かったけど、短編で割とあっさりしているので忘れちゃいそうだな。
    内容はとても読みやすく良いと思う。
    私はあまり後悔というものをしたことがないから共感する話は無かったけど。
    まさに女だな。と思う内容が多かった。

    女友達と昔から合わなかったのは嫉妬とか後悔とか羨望とかそういう思考が他人に向かないからかも。

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    2026年05月30日
  • 永遠の途中

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    仕事と結婚それぞれ別の選択をした2人の女性視点で、27歳から60歳までの人生を描く物語。

    仕事に生きるか、結婚に生きるか、両者極端な選択だと思った。正直、どちらの人生も嫌だし、あまり共感できるところがなかった。

    いつまでも元同僚をライバル意識しているところも、世界が狭いと感じた。ただ、隣の芝は青く見えるというのは、現実世界もあまり変わらない気がする。

    男尊女卑に苦しむ場面が作中で何度かあったので、2003年刊行と知って少し驚いた。もう記憶にないけど、2000年初期はその価値観が普通だったのかもしれない。

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    2026年05月14日
  • 肩ごしの恋人

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    るり子みたいな女は嫌い。
    でも、るり子みたいになれないから、嫌いなのかもしれない。

    大人になればなるほど、人の目や世論やらがどうしても脳に浮かんで、だからといって子供の頃無双してたかと言えば、親の顔色を伺ってきたかもしれない。
    「幸せになることに全力」って今の今まで考えたことないかもしれないと思った。

    このあとふたりがどうなるかは気になるけど、この後はきっと色んなことでてんやわんやで、幸せを模索するといいな、と思った。

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    2026年05月09日
  • 60代、日々好日 時々ため息

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    久しぶりの唯川恵さん
    前にタイトルも忘れてるけど以前読んだ事はあります。恋愛小説だったような…
    そんな唯川恵さんも 70歳になられるんですね。
    モヤモヤする事はあっても 時代を受け入れて 歳を取る事は怖い事ではなく 今が1番楽しいと思えるような 生き方をされてるように思いました

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    2026年04月25日
  • 愛しても届かない

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    好きになった彼には彼女がいた。しかも、自分にも付き合っている彼氏がいる。それでも諦めきれない七々子は、彼女に近づいて友だちになり。

    単行本刊行は1995年。略奪愛はどの時代にもあるよね。ネットもスマホも、ほぼない時代。進化してないのは人間ばかりだなぁ。ラストは自分的には好みではない。そこまでの想いなら、貫いてほしかった。

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    2026年04月23日
  • 雨心中

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    ネタバレ

    血の繋がらない弟周也のせいで、どんどん悪い方へと転がり落ちていく芳子。

    読めば読むほど気分が落ちていくのに、気になって手を止められず一気に読み終えた。

    本のタイトルから最後は姉弟で心中するのかとビクビクしながら読み進めていた。だけど、最後の殺人を犯した周也に着いて行く芳子をみて、タイトルの心中とは、『死』ではなく、『地獄の果まで共にする』という意味だと気付いた。

    メリバであり、ある意味、死よりも重いラストだった。

    芳子から周也へは無償の愛でさらに最愛の人。周也にとっても芳子は大事だけど、最愛の相手とは別物。二人の関係は姉弟より、親子に近いような気がした。

    面白かったのに、星3の評価な

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    2026年04月22日
  • 肩ごしの恋人

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    結局結婚したりしても、自分の人生は自分で掴み取る、幸せは自分次第だなって思いました。

    相手に依存した時点で相手次第になる。

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    2026年04月15日