あらすじ
新進気鋭の作詞家・遠山響樹は、年上のエステ経営の実業家・浅木季理子と8年の付き合いを続けていた。ある時、響樹は訪れた銀座のクラブで、ダイヤモンドの原石のような歌手の卵と出会った。名はエリカ。やがて響樹は、季理子とともにエリカをスターダムに押し上げようと計画するが、同時にエリカと恋に落ちてしまう……。絡み合う嫉妬と野心、官能。果たして三角関係の行方は? リレー形式で描く奇跡の恋愛小説!
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Posted by ブクログ
40代のエステ経営者と付き合ってる30代の作詞家が、20代の歌うことが好きな女の子をプロデユースしていく三角関係のお話し
それぞれのパートを唯川恵と石田衣良と佐藤江梨子が書いてるリレー小説
誰がどこを担当した明記はされてないけど、文体と他作品の雰囲気でほぼ確定でよいかと
石田衣良の書く男は典型的なスカしたやつで、若い子の素質に感化されてプリティ・ウーマンするところなんかは「東京DOLL」でやってたし、年上の女性との恋愛も「夜の桃」でやってたよね
なので石田衣良パートはいつもの調子で読めた
官能的な描写もいつもの石田衣良の性癖
ワンパターンなんだよなぁ
唯川恵も仕事に真摯な自立した女性を書きながら、年下の恋人と付き合ってる心理描写はいつも通り
唯川恵は昔結構読んでたんだよね
一番のネックのサトエリ
最初に著者を見た時「ん?佐藤江梨子?サトエリ?同姓同名?あらすじはっと・・・・マジでサトエリだよ、オイオイオイオイ・・・」とか思って
最初の章を読んだ時には「やっぱり文章が他の二人に比べて拙いよなぁ~ 情景描写も心理描写も素人の作文レベルだなぁ」とか思ったけど
終盤にはエリカの成長とともに文章もそんなに違和感なく読めた不思議
この三人でどうやって書いたのかね?
最初に皆でプロットを作った?
それとも完全にリレー形式にした?
だとしても各章の終わり方が次に繋がりやすいトスを上げてるから可能性はあるよね
内容はともかく、素人に毛が生えたような人間を混ぜてこんな形式でちゃんとした小説を作れてしまうなんて、やはり作家さんってすごいなぁ
Posted by ブクログ
唯川恵は一番好きな作家。ほとんど作品は読んでいるが、認識している限りではあと2作品が未了であり、そのうちの一冊。三人のリレー形式での作品で、どこを担当しているのだろうと考えながら読んだ。恋愛においても嫉妬が強いエネルギ―になることが根底に流れているのがわかる。
Posted by ブクログ
面白い!リレー形式の恋愛モノ、それぞれがそれぞれの思惑の中で恋し焦がれ、行き違いそして思い想われ、、、
そんな三角関係のそれぞれがそれぞれの立場、目線から描かれている3人三様の恋愛がとにかく読ませてくれます!!!!
30代の男、20代の女そして40代の女の三角関係。
なんだかどれもこれも1番人生で輝くそれぞれの時期で読んでいて、どの人間の場合もなんかわかるわぁーっていう瞬間があり、もどかしい気持ちとうまくいかない気持ちとで揺れ動かされます。笑笑
まさに恋愛を楽しむ楽しくて焦れったい一冊。
Posted by ブクログ
なんとなんと、僕としては初の電子書籍です。
「本は紙!」っていう固定概念があったんだけど、読み進めてみたらコレはコレでアリだった♪
話の内容は石田カラーが強い感じ。
サクサク読めて良かった♪
よくよく考えたら場所も取らないし、電子書籍悪くないかもって思わせてくれたことに感謝だね。
Posted by ブクログ
長年付き合ってある意味安定した、でもまだまだ情熱があるカップルの前に、若い女性が現れて、という石田さんの作品では何度か見たことがあるような設定。
3人の作家さんのリレー小説ということですが、あまりそれを感じさせられなかったのは、すごいようにも、少し物足りないようにも感じました。なんとなく、さっぱりしすぎてたな、とも。
Posted by ブクログ
甘酸っぱい。
春にぴったりな一冊。
ふと、来る者は去ってゆくなんて言葉を思い出す。
いくつになっても、色恋は良くも悪くもエネルギーになるものなのかね。
ただ、リレー形式よりも石田氏のみで書いて欲しかった感は否めない。
Posted by ブクログ
企画としては面白い、と思うけど本当に誰がどの部分を書いたのかよくわからんかった…響樹が石田衣良かな??著作読んだことあるの石田衣良だけだから全部石田衣良に思えてきたw
そんなに共感ポイントは無かった。電車内でさくさく読むのには向いてる( ´θ`)ノ
Posted by ブクログ
三人で一つの作品を創り上げるって、発想は面白い。
作者の切り替わりと、人物の切り替わりがリンクしてサクサク読めるし。
自分はそこまで苦にならなかったけど、統一感や整合性には若干の綻びがあるから、気になる人は気になるかな?
こんな恋愛は決してしないけど、あぁこういう部分あるなぁ、とか人間観察の一貫として読むと楽しい。
普通の読書に飽きた方、サクサク読める箸休めにいかが?