唯川恵のレビュー一覧

  • サマー・バレンタイン

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    主人公の24歳の女性が、高校の同級生たちと久しぶりに再会して、自分の心の奥底にある感情に気付き、新たな旅立ちに向かう物語。著者らしいラストを迎える。

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    2018年08月10日
  • ベター・ハーフ

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    結婚生活とは、夫婦生活とは、ふたを開ければ”毎日、こんなはずじゃなかった、の繰り返し"。数々の修羅場が訪れるも"自分たちの関係を壊し合うことですでに疲れ果て、離婚しなかったのではなく、離婚すらできなかった"二人。
    その二人の11年間の軌跡は人間のたくましさを強く感じた。
    独身の方と、既婚の方が読むのとでは感じ方がかなり異なるのではないでしょうか。

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    2015年03月31日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    ネタバレ

    *奔放な生き方で多くの女性に愛され、突然亡くなった秋生。その彼と関わった5人の女たちの人生とは。30台半ば、もう若くはない、でもやり直せる。それぞれの事情を抱えながら生きてゆく女たちの、新しい旅立ちを描く*

    再読。
    かつての若く青くさい自分が選んだ道を見直して修正を迫られる感じが、ぐっと身に染みた。それだけ自分も歳を重ねたんだな・・・。
    内容的には、秋生の存在の薄さと魅力のなさに首をひねりつつ、5人の女の痛さの結末が気になって一気読み。なんとなくぼんやりした結末で心に残らないが、複雑な女性心理の描き方はお見事。

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    2015年02月17日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    文章も読みやすく、二人の葛藤もうまく描かれていて結末が気になり、全体的に楽しく読めました。が、個人的に気持ちのいい終わり方ではなかった。
    それぞれのハッピーエンドの様な描かれ方ですが、英利子はこれでよかったのかな、美月のが幸せそうだし、不倫の末のハッピーエンドはなぁ、、朔也もずるいし。もやもやっとしました。

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    2015年02月15日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    どっちつかずの旦那にイライラ。
    行動的にも奥さんの方が好感持てた。
    不倫相手と奥さん二人の葛藤がリアルに表現されていた。

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    2015年02月08日
  • セシルのもくろみ

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    いつもに増して読みやすい。
    ドラマ化したらよさそう(ファーストクラスのように)。
    先の読める展開でこうもうまくいくものかという感じだが、それでもワクワクしながらあっという間に読み切った。

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    2015年02月08日
  • 今夜は心だけ抱いて

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    47歳の経験と智恵があって、身体が17歳だったとしたら。あの頃、躊躇してできなかったこと、悔いの残ったことをもう一度やり直せるとしたら。バツイチの柊子と、幼い頃に手放した娘の美羽の身体がある日入れ替わった。久しぶりの学校の試験に四苦八苦しながらも若さを楽しむ柊子。一方いきなり30歳も身体だけが歳をとってしまった美羽は…。母と娘、女と女として向き合うふたりの運命は。

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    2015年01月02日
  • あなたへの日々

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    ネタバレ

    自分の本気で好きな人、愛する人は、自分一人を愛してはくれない。自分を好きでいてくれる人は、無条件の優しさで包んでくれる。
    自分はどっちの人といるのが幸せ?

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    2014年12月31日
  • さよならをするために

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    何かを始めることも、終わらせることも、どちらもすごくエネルギーが必要で。
    だけど、始める時ってわくわくしたり、うきうきしたりして、そのエネルギーがつらくなかったりするんだよね。

    でも、終わらせる時は違う。
    ものすごく、力が必要になる。


    さよならが、上手な人になりたい。
    笑顔で「さよなら」が言える人に。

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    2014年12月07日
  • いつかあなたを忘れる日まで

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    わかる!と思ったり、そう?と思ったり、こんな男には気を付けよ〜って戒めになったり、楽しく読めた。
    新しいタイプのエッセイだと感じた。

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    2014年10月16日
  • ベター・ハーフ

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    なんかちょっと怖かった―!
    ぃや、別にホラーとかではないのだけれども。
    悲しいくらいの現実を突きつけられている感が。
    結婚の嬉しさと苦しさ。出産・子育ての嬉しさと苦しさ(&出産後の女性の体の変化)。親との関係。お金の問題。社会との関係。男として・女として生きることと家族の一員として生きること。いろんな問題を突きつけられている気がするな。引き込まれつつ、かなり苦しかった、不思議な冒険感(笑)。

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    2014年10月09日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ちょうど主人公と同じ年で、やっぱり今後の人生について考えるから読みながらフムフム…
    結婚って焦ってするものじゃないよねとわかっていながら周りが結婚したって聞くと焦る自分…
    でも読んで思ったけど結局は自分がどう生きるかってことなんだろうなーとなんとなくぼんやり思った。

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    2014年10月07日
  • 愛なんか

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    【本の内容】
    平凡な結婚を控えた公美は、偶然出会った男とのセックスで快楽に目覚め、全てを捨てて彼の元へゆき水商売を始める。

    一年後、かつての婚約者と再会するが…(「ただ狂おしく」)。

    仕事にも結婚にも答えを見つけられない女たち。

    人生という長い旅の幸福な結末を求め、覚悟を決めて歩き出す彼女たちの、孤独と痛みを描ききる、ビターな恋愛小説集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    愛がなくても生きていける、かもしれない。

    けれど、愛することや愛されることを経験すると、愛がないことの寂しさを知り、一人を独りだと感じるようになる。

    相互の愛情の割合は、どちらかが重くなったり軽くなったりの繰り返

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    2014年08月26日
  • ため息の時間

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    愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけー。

    この一言に尽きると思います。
    いろんな男女の恋愛(一部家族愛?)の形があるんだなぁって。
    男性目線で書かれてるのもあってか、短編集だし読みやすかった。

    他の人も書いてるけど、やっぱ男の人ってバカだねー。
    「夜の匂い」なんて、気づくでしょ!ってこころの中で突っ込みながら読んでました。笑

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    2014年08月07日
  • セシルのもくろみ

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    専業主婦の宮地奈央(38)は、夫と息子の3人で幸せに暮らしていた。ある日、友人に誘われて応募した女性誌の読者モデルに合格してから、生活が変わっていく。モデルたちの様々な思惑に戸惑いながらも、まだ“負けたくない”気持ちがあったことに気づく――。恋愛小説の名手が描く、アラフォー女性が再び輝く物語。

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    2014年08月03日
  • あなたへの日々

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    ヒロインの感情を理解はできても共感はできない。自分を好きでいてくれる人に対しての傲慢ともいえる態度に、もう徹也はそんな女やめた方がいいよとも思った(笑)
    もし、自分がヒロインの友達なら、何れ愛が冷めた時に、後悔するんじゃないかなと、思うだろう。
    文章はさくさくと読みやすいけど、ヒロインの言葉遣いが大学を出たばかりのまだ若い女性としては、少しオバサン臭いような気がして違和感があった。

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    2014年07月24日
  • 息がとまるほど

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    読みやすい。始まりそうで崩れるまではいかない恋?愛?の果てな感じ。惹きつけられるほど読み入りはしなかったかなぁ、

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    2014年06月23日
  • ため息の時間

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    いつかヤルヤルと思っていたけどついにヤっちまいました。

    持ってる本、買っちゃった
    一つ目のお話読み始めて「あれ?知ってるぞ」から始まり「まさか~」を通り過ぎ「あ~やっぱり」で終わり。
    まぁ、私が選んで買うんだから同じ本買っちゃうのもあると思ってたんだぁ。

    さて、気をとりなおしてこの本。

    これ、面白いです。短篇集なんですが、どれも面白い。
    ちょっと怖いお話もありますが・・・。
    スラスラ読めます。

    どの作品も男性が主人公で書かれています。
    不器用な男性から、情けない男性まで(笑)

    私が好きなのは「バス・ストップ」かなぁ。女性の立場からしてスキっとしちゃう。

    「分身」は不思議な話だけど何

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    2014年06月13日
  • 天に堕ちる

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    10人の女性たちの短編集。

    本当は☆2だったけど解説が素晴らしすぎて3にした。
    著者には失礼だけど、この解説をまた読みたくてぽいにしなかったといってもいい。


    「フィクションと実生活の関連づけが読書の本当の目的である」セアラ・フィールディング


    小説を読むことで、人は自分でない誰かの人生を生き、そこから俯瞰で世界を見渡して、なにかを吸収することができる。

    選択肢の多様化は幸福の多様化となって、現代女性をじわじわ苦しめる。
    選択肢が増えたことで、女性の人生も、幸福のあり方も、複雑化しただけに思える。
    たぶん本当の不幸は、自分自身の幸福がなんなのか考えもせず、もしくは押し殺して、他人のため

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    2014年06月11日
  • ベター・ハーフ

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    「結婚」についての考え方が変わった気がします
    好きなだけじゃ駄目って意味が少しわかったような、

    永遠子と文彦の周りではありえないぐらい
    色んなことが起きて
    小説だからこんなに起こるんだろうなあ…
    なんて最初は思いながら読んでいたけれど
    きっと結婚生活にありえないことや
    想像してなかったことなんて
    いっぱい起こるんだろうなあ と思います

    まだ結婚なんて先の話だと思っている年なので
    ふと考えるのは自分の親のことだけど
    きっと私の知らないところで色々あったのだと思って
    「家族」を大切にしようと思えた本です

    あとがきに「最高のテキスト」とあって 少し納得
    自分が結婚するとき 子どもを産むとき

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    2014年05月28日