唯川恵のレビュー一覧

  • ため息の時間

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    サラサラ読めて良かった。
    女性が書く男性目線の恋愛小ホラー短編集。
    どの男もいい感じにだらしないのは女性が書いてるからなのだろうか。
    女性が怖い話もあったけど、不思議な感じで怖いみたいなものが大半なので好みだった。

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    2018年03月28日
  • セシルのもくろみ

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    唯川さんの作品は本当にディティールが丁寧で、とにかくリアル。

    「専業主婦組と、共働き組と、独身組」のくだりは、台詞がとてもリアルだったし、「若い頃は、男性の目にどう映るか、が「綺麗」の基準であったのに対して、三十代後半の女にとっては、同世代の女性の目のほうが気になる」のくだりも、まさに!とうなづいてしまった。

    ただ、タイトルの「セシル」感、「目論見」の要素がそこまで強くなかったのがやや物足りなかった。

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    2018年03月11日
  • 不運な女神

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    話を聞いたら男運がないね。と言われるような女性達の物語。感情や人生を男に振り回されて、災厄な状況でも、自分のプライドや大切にしたいんだと思える人や気持ちに気がつい、歩みの向きを少し自分の足で変えてみている主人公達に不幸だと他人には言われても生きる強さを感じる。

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    2018年02月10日
  • テティスの逆鱗

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    美容整形にはまってしまった女性達の物語。まったく分からないでもないけど、なんでそこまでっていう狂気を感じる。
    脱毛や美肌にするための処置なんであっという間だし、こだわりだしたらいくらでもこだわれる。外見以外でも自分を認められるようになるかどうかが大きいと感じた。

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    2018年02月04日
  • シフォンの風

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    うまくいかない恋愛も思い出すと少し後悔やふわっとしてしまう感覚も、きっと次に向かって行けるって思える本。ずっと縛られる続ける必要はないし、違うかもは本当に違う。恋愛小説なんだけど、女の友情を感じる。

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    2018年01月13日
  • シフォンの風

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    ネタバレ

    相変わらず胸が苦しくなる。
    でも邦夫を見限ったあたりで胸がスッキリ。
    ーーー
    OL3年目の佐和。会社の同僚である邦夫という申し分のない恋人がいて、結婚も秒読み。なのに心がざわめく。学生時代に付き合ったかつての恋人、暁に再会したから……。友人の沙奈江とその不倫相手の上司、邦夫に恋する後輩の友実子。金沢を舞台に、佐和をめぐってさまざまな人の思いと人生が交錯するーー。恋をして傷つき、世間を知り、自分を知り、やがて人生を知る、これはあなたの物語。

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    2017年10月28日
  • 息がとまるほど

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    誰にでも簡単には打ち明けられない悩みや気持ちを持ちながらも毎日を過ごしいてる女性達が息がとまるほどの驚きや嫌気がくる瞬間が描かれている。自分の人生を自分で操りたいのに、うまくいっていない感じやそれでも突き通して生きてく感じがうまく描かれている。バーや夜が似合う本なんだけど解説を読むと更にバーに行きたくなる。

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    2017年10月15日
  • セシルのもくろみ

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    録画したドラマ見終わりました。
    DVDがないので、こちらで登録。
    最終回が録画されていなくて超残念。
    最初は微妙だと思って見始めたけど、見ていくうちに面白くなっていったドラマでした。

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    2017年09月20日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    天秤にかけた人生の中、それぞれの納得感が綺麗に収まった展開。
    唯川さんにしては珍しい!?
    ほっとしました。

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    2017年08月18日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    35歳の瑞子と23歳の千絵。何かと反目しあう二人が所属する第二販売部に、ロサンジェルスからきたエリート男性・冴木が配属された。いつの間にかお局さまと呼ばれている瑞子、自分より若い女子社員が入って焦り気味の千絵。それぞれの思惑を持って、冴木に近づくが…。一方の冴木も、何やらはっきりしない態度。誰もが感じる年齢の不安や、結婚や仕事に揺れる女心を語りつくす爽快恋愛小説。

    【感想】

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    2017年08月15日
  • あなたへの日々

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    恋に強く惹かれる年頃の主人公たち。
    正しさは答がないものの何故か安全ぱいな方に傾かない罪悪感を演出する。
    読者みなさんはどちらの道を選択するんだろう、、

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    2017年08月14日
  • 恋人たちの誤算

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    なんだか悔しい。まぁ途中から結末がどうなるか予想はついていたが、どうせなら復讐して終わって欲しかった‥‥

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    2017年08月11日
  • ベター・ハーフ

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    バブルがはじけた頃の一組の夫婦の結婚生活。
    人生最高の日だった結婚式から、二人の日々は下降線の一途をたどる。
    これでもかというくらい次々とトラブルが起こり、二人の関係は修復不可能なまでに離れていくが、そのトラブルというのが不倫とかリストラとか親の介護とか、あるある過ぎて他人事とは思えない。
    結婚生活の描写がリアルすぎて、正直ストーリーはあまり楽しめず…。
    2017/08

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    2017年08月10日
  • 病む月

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    金沢を舞台にした10編の短編。
    世にも奇妙なの原作で使われた過去が届く午後も収録されている。過去に貸したものを次々と送り返してくる元同僚。最後に送り返してきたものは...。

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    2017年07月27日
  • ヴァニティ

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    久々の唯川恵。
    読み始めると、良くも悪くも「そうだ、こんな感じだった」と思い出した。

    たぶん、この方の全盛期というのは、女性が社会進出を始めてしばらく経って、時間が経ったからこそ見えてきた新たな問題や心の隙間がテーマになっていた頃で、それ故に、今読むとやや「古い」感が否めない。専業主婦とキャリアウーマンの対比とか、仕事と恋の板挟みとか、たぶん今はもうそういう選択肢で苦しんでいた時代からちょっと先へ抜けて、新たな局面がスタートしていると思う。だけど、その時代の延長線上に「今」があるというのも事実なので、懐かしい感じもするし、彼女が描く物語が今も残っている部分もあるし、そういう意味で、全体的に妙

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    2017年07月16日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    短編集です。
    いろんな女の、幸せ・不幸せがつまった本でした。
    幸せとは何かを考えさせられました。
    最初の何個かはあまり共感できず、もしかしてこの本は楽しめないかもと不安がよぎりましたが、読み進めていくにつれ、引き込まれていきました。
    こんなにさまざまな女性を描ける唯川恵さんの脳みそは、どうなっているのか。
    (ほめ言葉)

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    2017年05月19日
  • 天に堕ちる

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    面白かったです。堕ちていく十人の女性のそれぞれの顛末が、自分とは全く異なるとも思い切れなくて、でも共感とも違いますが薄ら寒かったです。一番好きだったのは汐里のお話でした。茉莉、加世子、和美のお話も狂っててよかった。薄ら寒いと言いながら、嫌いではないです。山内マリコさんの解説の、「たぶん本当の不幸は、自分自身の幸福がなんなのか考えもせず、もしくは押し殺して、他人のために誂えられたものさしで自分の人生を測ることだ」という言葉もとても腑に落ちました。

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    2017年05月15日
  • 手のひらの砂漠

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    ネタバレ

    自分が悪いと思いこんだり、近所に気づかれないようにする被害者の心情がリアルだった。
    殺す以外どうにもならなかったものか…。

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    2017年04月09日
  • 彼女の嫌いな彼女

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    お互いに敵対視していた千絵と瑞子が裏切られた男をハメて、最終的には和解する...といったストーリー。
    冴木の本性が分かるまで(2人が冴木に夢中になっていくまで)の描写がちょっと長い&くどくて、少し読み飽きてしまった。最後の冴木をハメて、二人が祝杯を上げるシーンは爽快。

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    2017年03月18日
  • 天に堕ちる

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    短編集どの話も暗い感じの話最後にぞっとする…あまり共感出来るところはなかったけど暇つぶしに読むにはいいかも

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    2017年01月11日