唯川恵のレビュー一覧

  • 淳子のてっぺん

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    田部井淳子さんについての小説でした。
    田部井淳子さんと言う人は 山に興味がなくても
    エベレスト登頂を成し遂げたというので
    知ってる人も多いと思います。

    女性が山に登るって大変だろうなぁ と 
    思ってはいるけど
    女性登山家(田部井さんを含めて)の書いたものは 読んだ事がありません。
    なんとなく 山を知らないので 読んでても
    わからないと思ったので 近寄りませんでした。

    今回は小説って 事で 読んでみました。

    ご本人が存命の時に取材してあるので
    かなり リアルに描けていると思います。

    一人の女性として 妻として 母としてそして 登山家として生き抜いた 田部井さんの小説でした。

    彼女が 登山を始めた頃は 男性社会だったし
    登山用品も 今のように 軽量でもなかったし
    そんな 困難の中 女性だけで チームを組んで 
    エベレストに登ったのは 凄いと思います。
    チームを組んだという事は 色々大変な事もあっただろうけど
    最後には みんなの思いを託されるので
    頑張れた部分もあったのでしょう。
    そこまで 行って 頂上に登れなかったメンバーたちにもどこかで スポットが当たってればいいなぁと 思いました

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    2022年07月05日
  • 恋人はいつも不在

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    ネタバレ

    ドロドロして4角関係になる話かなと思ったら
    そうではなかった。
    もちろん最初はドロッとした感じになるが小夜子が時生に対してドライだし、奈月ももっとネチネチ行くかと思ったけど結構引き目だったし、そこが読んでいてもさらっと読めた。
    結局は奈月も時生も一旦落ち目になるが、そこから奈月は仕事を時生はきょうすけを助けようと躍起になって考え方とかが変わって道がひらける。

    小夜子の奈月に対して好きだったという告白とその時の男に対しての考え方が好きだった

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    2022年07月03日
  • セシルのもくろみ

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    2017年真木よう子主演でドラマ化された作品。(ドラマは観てない)
    普通の主婦が雑誌の読者モデルになり、更に専属モデルに成り上がっていく。他のモデル達の足の引っ張り合い、妬み嫉みはすごくリアル。
    主人公の奈央の序盤の野心の無さと、簡単に成り上がり過ぎるところはリアリティーに欠けるかな。

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    2022年06月27日
  • 不運な女神

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    【頭の中では、そんな人生が送れるとは限らないとわかっていても、人は、生きられなかったもうひとつの人生に、死ぬまで嫉妬し続けていくものなのかもしれない】

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    2022年06月12日
  • 愛しても届かない

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    誰かを好きになって、その人が自分の中心になって、この人がいなくなったら終わりだと思って、自分よりも何よりもその人を優先して大事にしてしまって、結局自分に自信がなくなって自分が嫌いになっていく。
    そんなことが自分にもあったと思いながら。

    そんな経験が無駄だったとは思わないけれど、もうそんなことはなくてもいいなあと、改めて自分を大事にしたいなあと思った。

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    2022年05月29日
  • セシルのもくろみ

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    女性ファッション雑誌の連載が文庫化したものです。

    普通の専業主婦だった奈央が、友だちの誘いで一緒に人気雑誌の読者モデルに応募。見事に「磨けば光る原石」として、採用されることになり…。

    ストーリーがサクセスストーリーの王道、という印象を受けました。
    次に、こうきて、こういうモデル間のドロドがあって‥‥でもそれを跳ね返し‥‥という自分のよみが当たってしまう分、安心して読めた分、若干ワクワク感は少なかったかな。

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    2022年05月27日
  • 愛なんか

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    「恋愛は少しもロマンティックなものでも、甘やかなものでもない」…本当にそう。恋愛小説読むときもこれが根底にある作品は読める気がします。
    でもこの短編集で好きな作品は「長い旅」「悪女のごとく」の、恋愛というより主人公の生き方が主なお話。
    「ただ狂おしく」も…「おかしくなるくらい人を好きになったことがないのは幸せか不幸か」みたいな話はしたことがあるので。。重いな。
    愛なんか、と言いつついつの間にか好きになったり嫌いになったり。生きている限りこうなんだろうなとは思います。心が動いてる事なんだろうからまいっか。

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    2022年05月10日
  • 愛には少し足りない

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    はじめてこの手の本読んだ。
    生々しい描写多くて途中気が滅入りそうになった。けど大人の恋愛ってこんなもん?人による?
    麻紗子の気が強いけどどこか寂しげな描かれ方が好きだった。
    最後の優子と卓之のはやばすぎる。語彙力ないけどただやばいわ

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    2022年04月25日
  • バッグをザックに持ち替えて

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    小さなきっかけから大きな山へ行く話。
    自然や出来事の表現が良い。
    著書「淳子のてっぺん」を手に取るきっかけになった。

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    2022年04月09日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    結婚とは。子育てとは。働くとは。人生とは。
    独りもあれだけど、どの道を選んでも大変だな。この登場人物の中ではマリちゃんが理想的だが、私には無理だなー

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    2022年03月26日
  • さよならをするために

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    さよならをするために 唯川恵

    20代によく読んだ作家さん
    再読。

    執筆が1990年代のため、まず、懐かしいというのが感想。

    ブティックも、コンパもおそらく死語に近しい。

    小説は、短編集で、いずれも、女性が主人公である。

    勝手すぎる異性の描写は、レビューのとおり、当時のトレンディドラマを彷彿させる。

    タイトルが、この書籍を手に取ってしまう動機そのもの。
    時代設定こそ古いが、「一歩踏み出せる」物語に出会えるかもしれません。

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    2022年03月14日
  • 啼かない鳥は空に溺れる

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    要素要素はほとんどデータベースみたいなものでオチも安っぽいホラー感は否めないんだけどいわゆる毒親コンテンツが昨今はネットに溢れかえっているからそう感じるのかもしれない、当事者はしんどいだろうな

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    2022年03月13日
  • ナナイロノコイ

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    女性恋愛作家たちのアンソロジー。

    どんな時代も、いくつになっても、恋愛は人を惑わせる。

    「そしてふたたび、私たちのこと」角田光代

    高校生時代からたくさんの恋をして大人になっていく仲良し3人組。

    女性作家の書く恋愛小説には気のおけない女友達の存在が欠かせない。
    時にシビアで、時にやさしく、そしてあっさりと裏切られることもある。

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    2022年03月05日
  • 雨心中

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    ネタバレ

    印象に残ったのは2つ

    ①芳子の愛
    芳子の周也への愛は姉として生きることで注ぎ続けられる愛に置き換えている感じがした。
    キリスト教的な無償の愛に無理やり置き換えることで
    自らの欲望による愛を錯覚させてる感。。
    カオルの出現で見え隠れしていたけど。
    自分の欲望による愛を相手に見せなければ一生姉という立場で愛することができる選択は何となく分からなくもない。でももどかしい。

    ②音江の葛藤
    20年?近くシスターとして仕えてきた音江でさえ、人間的感情の自分と神様に仕えるシスターとしての自分との間で葛藤している。
    時に自分の感情を押し隠すのは神という万物を超越した存在を信じ、従うことで報われたいといった思考からくるものなのか、

    重田から見れば自分では何にも考えられない、意志のない人間に見えるし、
    神様は人間の罪を受け入れ、罰を与えないのに妹を殺された重田は犯人に罰を与えない神を許せないだとか考えるのも仕方ない。

    現世で報われたいと思うかあの世で報われたいと思うかの宗教観の違いはもちろんあるが、
    音江が反論できなかったのも所詮は人間で自分の意志を優先してしまう人間っぽさが残ってていい。

    芳子は姉、音江はシスターでかけてるのか。
    なんとも居た堪れない作品だった。
    幸福になってくれ。。

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    2022年03月03日
  • ベター・ハーフ

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    結婚の現実に絶望を感じながら、小説内の時代と現代の価値観が変わっていることにすこし嬉しさと希望を感じた。

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    2022年02月27日
  • 瑠璃でもなく、玻璃でもなく

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    ネタバレ

    読みやすくて一気読みしてしまった。

    結婚していない、結婚しているの2通りだけじゃなくて、結婚していても、その先にいくつもの生き方があるっていうところには共感した。

    結婚していても仕事が好きな人もいれば、家族のために尽くす人もいて、人それぞれで良い。

    離婚した英利子さんの5年後は大人でかっこいいなと思った。あんなふうに元夫に堂々と会えることもかっこいいし、仕事や人生のトラブルにも「さ、行きますか」って感じで対応できるのもすごい。

    専業主婦になってからの美月が、友達が子供産んだ後正社員になって復職したことに動揺するけど、自分はこれからも家族のために時間を使うってなるところが良かった。元彼からのデートの誘いを、「チャンスがあったら家族と行きます」って断るところも良かった。

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    2022年02月13日
  • 永遠の途中

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    わかる、わかる。

    ないものねだり。隣の芝はあおい。

    いつも後悔。

    でも、やり直しはもうできない。

    でも、どちらも幸せで不幸せ。

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    2022年02月10日
  • セシルのもくろみ

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    ダイエットしようかな、とか新しい服買ってみようかな、とかそんな気持ちが湧いてくる本。春に読んだら服買いすぎそう。

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    2022年01月11日
  • 夜明け前に会いたい

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    金沢の東町に母親と住む銀行勤めの女性の恋愛物語。どうしようもなく惹かれてしまってる感情の表現がうまい。
    金沢出身の作者で金沢の方言や季節の表現がとてもリアル。

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    2022年01月01日
  • 雨心中

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    こういう女性を「堕ちていく」と表現するのかなと思いました。

    血の繋がりなどなくても姉弟の絆があるのは理解できる。
    弟だから可愛いのも理解できる。
    ただ、彼女の愛し方は正しかったのかと疑問に思ってしまう。

    真っ直ぐに一生懸命に不器用に生きる姉弟に、なんとか幸せになってほしいと思い、幸せってなんだろうとも思う。
    二人が願う幸せの形は同じだったのかな。
    掴みかけてはすり抜けていくようで、掴もうとしていないようで。
    なぜ幸せより奈落を選んでしまうんだろう。

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    2021年12月18日