唯川恵のレビュー一覧
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「青の使者」
不倫相手の森岡が消えて一月。
容子は貸した金を返してもらうため妻・芙美の元に行くが、やはり森岡はいないという。
そしてもう一人の女、ユリの元に行き、容子が取った行動とはーー?
→ゾッとする話。蠱毒を連想した。芙美がしたことと容子がしたことは同じだが、本当の青い鯉はどっちなのかな?
「きれい」
美容整形外科医の女の元に、昔いじめた同級生が整形をして欲しいとやってくる。
→女の復讐。百田尚樹「モンスター」と題材は同じだが、こちらの方が女のおどろおどろしさというか、女の嫌なところが出てる。
「耳鳴りにも似て」
小学生の時から自分を家来のように扱ってきた小夜子が宏美の前に現れた。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
平凡な結婚を控えた公美は、偶然出会った男とのセックスで快楽に目覚め、全てを捨てて彼の元へゆき水商売を始める。
一年後、かつての婚約者と再会するが…(「ただ狂おしく」)。
仕事にも結婚にも答えを見つけられない女たち。
人生という長い旅の幸福な結末を求め、覚悟を決めて歩き出す彼女たちの、孤独と痛みを描ききる、ビターな恋愛小説集。
[ 目次 ]
[ POP ]
愛がなくても生きていける、かもしれない。
けれど、愛することや愛されることを経験すると、愛がないことの寂しさを知り、一人を独りだと感じるようになる。
相互の愛情の割合は、どちらかが重くなったり軽くなったりの繰り返 -
Posted by ブクログ
いつかヤルヤルと思っていたけどついにヤっちまいました。
持ってる本、買っちゃった
一つ目のお話読み始めて「あれ?知ってるぞ」から始まり「まさか~」を通り過ぎ「あ~やっぱり」で終わり。
まぁ、私が選んで買うんだから同じ本買っちゃうのもあると思ってたんだぁ。
さて、気をとりなおしてこの本。
これ、面白いです。短篇集なんですが、どれも面白い。
ちょっと怖いお話もありますが・・・。
スラスラ読めます。
どの作品も男性が主人公で書かれています。
不器用な男性から、情けない男性まで(笑)
私が好きなのは「バス・ストップ」かなぁ。女性の立場からしてスキっとしちゃう。
「分身」は不思議な話だけど何 -
Posted by ブクログ
10人の女性たちの短編集。
本当は☆2だったけど解説が素晴らしすぎて3にした。
著者には失礼だけど、この解説をまた読みたくてぽいにしなかったといってもいい。
「フィクションと実生活の関連づけが読書の本当の目的である」セアラ・フィールディング
小説を読むことで、人は自分でない誰かの人生を生き、そこから俯瞰で世界を見渡して、なにかを吸収することができる。
選択肢の多様化は幸福の多様化となって、現代女性をじわじわ苦しめる。
選択肢が増えたことで、女性の人生も、幸福のあり方も、複雑化しただけに思える。
たぶん本当の不幸は、自分自身の幸福がなんなのか考えもせず、もしくは押し殺して、他人のため