唯川恵のレビュー一覧

  • ため息の時間

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    悪くない、まったく悪くないです。
    でも、良くも悪くもさらりとなくなりそうなものばかりです。
    もともと私は、小説に自分の世界を変えてくれるようなインパクト、ストーリーや人物や描写など、複雑なものを期待しすぎなのかもしれません。
    ですから、普段読むのはロングセラーや世界に通用するような本に偏るのですが
    そういったものは、やっぱり重かったり難解だったりするので
    その箸休めには丁度いいように思います。

    良かったのは「口紅」「終の季節」「父の帰る日」。

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    2014年10月28日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    その自由で奔放な生き方で女たちを魅了した男、高瀬秋生の突然の訃報。大学の同級生だった真以子と協子、秋生の友人と結婚した七恵、一緒に暮らしていた佑美、その職場の同僚じゅん子。ひとりの男の死が、彼と関わった5人の女たちの人生に、さざ波をたててゆく―。30台半ば、もう若くはない、でもやり直せる。それぞれの事情を抱えながら生きてゆく女たちの、新しい旅立ちを描く長編小説。

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    2014年09月18日
  • 孤独で優しい夜

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    最近思う。「やった後悔」より、「やらなかった後悔」のほうが同じ「後悔」でも遥かに大きいのではないのだろうか。

    それは「やらなかった後悔」は『ああなってたかも』っていう想像が入ってしまうためではないかと。

    だからあとで後悔すると結構やっかいな気がする。

    この小説の主人公もそうだったのかなと。

    最後に前向きに頑張ろうとしたのがせめてもの救いかな。

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    2009年10月04日
  • あなたへの日々

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    若い頃はやっぱり、こと恋愛に関しては危険なものに惹かれたりするのだろうかと考える。

    つらい思いも多いが、立ち直りも早いため、自分にとってはいい経験になるかもしれない。

    最終的に後悔のしない人生を送るためにもいろんな経験はしておいたほうがいいなぁと思った。

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    2009年10月04日
  • ナナイロノコイ

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    作家の言葉の使い方、物語の切り取り方がまるで違って、
    それを比較しながら読めるから短編集は楽しい。
    個人的にはミーヨンの短編が哲学的で好き。
    唯川恵のは、引き込まれて読んだけど、ちょっとうまくまとまりすぎかな、と思う。

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    2009年10月04日
  • 孤独で優しい夜

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    不倫、女同士のやや陰湿な戦いなので、読み進めていてやや不愉快な時も。
    ・・・と思わせるくらい、筆致がうまい。
    内容的に入りこめなかったが、救いがあったので★3つ。

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    2009年10月04日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    奔放なひとりの男の死をきっかけに、彼とかかわった女性たちがさまざまな葛藤を超えながら立ち上がっていく。まあ、いろいろな疑問が残らなくもないですが、死してなお女たちを惑わす男ってどうなのか?

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    2009年10月04日
  • あなたへの日々

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    曜子、23歳。スイミングスクールのインストラクター。学生時代からの友人・徹也に求婚されるが、気持ちは固まらない。徹也のことは好きだけど、恋してはいない。そんなとき造形作家・久住のモデルをつとめ、激しく惹かれてゆく。だが彼は女性関係に奔放で束縛を嫌うタイプ―。愛してくれる優しい男と、不安で仕方がないのに愛してしまう男と。ふたりの男の間で揺れ惑う曜子の心模様。

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    2014年09月18日
  • キスよりもせつなく

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    ありがちな恋愛小説?
    27になったら、自分はどんな風になってるだろう。
    こんな風に恋愛してる?
    そんなことを考えた。

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    2009年10月04日
  • 孤独で優しい夜

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    不倫・・ なんだろうけど不倫と言えないような・・

    粧子の気持ちになれば美帆を許せない!って思うけど
    美帆の策略勝ちとはいえ、自分でアクション
    しなかったんだから仕方ないって思えたり。

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    2009年10月04日
  • 愛には少し足りない

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    唯川恵の小説の「女ってこえー(棒読み)」みたいな感じがすごい好きだ 女のルサンチマン描くの上手すぎて

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    2011年07月30日
  • 愛には少し足りない

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    自分と同じ年頃の主人公だったということもあり、読みやすかったです。私には受け入れられない設定には戸惑いましたが、そこに隠されているメッセージを深く考えてみたくなりました。

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    2009年10月04日
  • サマー・バレンタイン

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    ちょっと物足りないところもあるけど、ロマンチックな話と思う。
    OLの日常がわかるような。
    ベタな恋愛小説かもしれないけど、なかなか好きかな。

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    2009年11月22日
  • 今夜 誰のとなりで眠る

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    ちょっとあまり必要とは思われない登場人物が多かったような。それのせいか、一人一人のキャラクターが薄っぺらい印象に・・。秋生という人物も、なんかすごい魅力的な男性のように書かれているけれど、読んでいるぶんにはぜんぜん魅力的に思えなかった。ただ、言ってほしくない痛いところをズバズバ突いてくる人だった。その面ではかなり影響されそうやし、忘れられない人間にはなるだろうけれど、とても愛しく思えるような人間とは思えず・・。

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    2009年10月07日
  • 愛なんか

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    恋愛短編集。

    どの話に出てくる女性も、皆それぞれに必死で、なりふり構わずに恋愛に向かっていく様は少し怖くもある。あとがきの「恋を前にして、衿を正しているなんて、何てつまらないのでしょう。」という言葉に妙に納得。それこそ衿を正してる余裕なんてないくらい、溺れてしまうのが恋愛なのかもしれない。

    「恋愛勘定」は女二人のやり取りが興味深く、ラストが意外で面白かった。「ただ狂おしく」は堕ちていく女の様が哀しくもあり、一番この短編集の中でしっくりときた。

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    2009年10月07日
  • イブの憂鬱

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    主人公が30代を目前にした29歳OL、という設定がかなり感情移入できました。同じようなこと考えてたな〜と共感できる点がたくさんあったりして。
    「お見合い」というものに対する考え方や態度、中堅ながらリストラという波にもまれる立場、新たに始めようとする心。どれもおそらく主人公と同じ年齢の独身女性なら、思い悩む部分だと思います。
    特に前半のOL時代の話は痛かったな〜(^^;;;。気持ちがわかりすぎて痛いのなんの(笑)。

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    2009年10月04日
  • シフォンの風

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    この作品は、とにかく主人公に感情移入すればするほど最後に「してやったり!!」と思える作品。
    うっとおしい後輩も、結局は自分の相手ではなかった恋人も、どん底から這いあがってきた友人も、全て最後にスッキリ片がつく爽快感がたまらなく気持ち良かったです。

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    2009年10月04日
  • 孤独で優しい夜

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    「ただ、愛しただけ」


    ずっと想いを寄せていた会社の先輩と、親友の結婚式のあと、粧子はなんとも思っていない後輩と寝てしまう。
    切ない想いを抱え続ける粧子に、思いがけない事実が発覚。


    「わたしたちのはただの不倫じゃない、喪っていた愛を取り戻しただけ」
    そんな信念に基づいて続けていたけど、結局は型どおりの不倫に終わってしまう。

    女って怖いなぁーって想った><

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    2009年10月04日
  • 恋人はいつも不在

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    社会人3年目の主人公で、ちょうど境遇が同じと思い読みました。社会人3年目、仕事で言いたいことは言うようになるし、これで自分の人生いいのかと振り返ってみる年頃。学生時代の人と再会し、相手の変わりように焦ったり。キラキラひかっていると思っていた相手が実は人に言えない悩みを持っていたり。社会人3年目、25年も生きてくればいろいろあります。その点で共感できました。小説自体は軽いです。さらりと読める。

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    2009年10月04日
  • 愛なんか

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    12編入った恋愛短編集。

    様々な恋愛模様がおもしろい。
    短編集って物足りない感じがしてきらいなんだけど、これはおもしろい。

    余韻が心地良い感じかな。

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    2009年10月04日