唯川恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
愛と狂気は紙一重。
男を愛するが故に、女は壊れていく。
10編の短編集。
10編も収録されているので、ひとつひとつは結構短いです。
でも、しっかりとストーリーがあって、短いわりに内容は濃い。
ただ、ちょっと気分悪くなるくらいグロテスクな部分がちらほら。
個人的には『誰にも渡さない』がよかったかなと。
友達に恋をする女性が主人公。
彼に恋人ができるたび、無理に笑顔を作って祝福し、相談にも乗って。
一番傍にいるはずなのに、彼は思いに気付いてくれない。
すごく共感できて、もしかしたら、こんな狂気が私の中にも生まれることがあるのかな…なんて思ったりしました。 -
Posted by ブクログ
唯川恵もとても好きな作家です。そして彼女の小説はこれまたたくさんある(*´∀`*)
2人の25歳の女たちがまさに誤算とも呼べる人生の選択をしてしまうその行く末の物語。
25歳は現実を生きる大人になるための最後のポイントがあるのかもしれない。
きっとそのポイントではどの道を選んでも後悔することになって、けれどもその後悔をバネに先へ進む術を身につけていくの…かもしれない。25になったばかりの私には何とも鬼気迫る、不安に踊らされる、重いお話。
10年くらいあとに読むと、「あの頃ってこんなもんよね」と頬杖付きながら半笑いできるような感じなのかな。
とりあえず最後の2人の新たな決意にも救われない、 -
Posted by ブクログ
主人公は29歳の女の子。
最近はもう、あんまり言わないだろうけど、30歳前の29歳を「イブ」と呼ぶらしいですよ。(やっぱり言うのかな?)
でも、何となく気持ちがわからないこともない。
私、19から20になるのも嫌で、20から21になる瞬間が今まで一番嫌なときだったもん。
でも、もう、今年の誕生日は多分、何とも思わないと思う(苦笑)
人間は年はとるんですよ(ぉぃ)
で、また10年後もまたそれを繰り返すのかなー……と思うと、若干「憂鬱」にもなるんだよね。
でもって、今は「恋人がいない」とか、そういうことで鬱になってるけど、今度は「結婚」がのしかかってくるのか……(苦笑)
正直、 -
Posted by ブクログ
この人の話にしては、珍しくハッピーエンドだったような気がします。
これをハッピーエンドととるかどうかは、その人しだいだと思うんだけど。とりあえず、わたしにとってはハッピーエンドのように感じた。
いつも、この人の話を読んだ後は、「女の悲しさ」と「強さ」を感じることが多いような気がしていたのだけれど、これはそれにプラスして、女の「ハッピー」(幸せじゃなくてハッピー)を感じることができました。
でも、男も悲しいよね……って思う。
そして、愛って色々なんだよね、とも思う。
これが愛なら私も最近、恋したかなー、みたいな。
「恋」ってちょっと定義づけが難しいよね。