唯川恵のレビュー一覧
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たまには人殺しばっかり出てくる本じゃなく、恋愛ものでも読んでみよ~。と真っ赤な表紙とインパクトのあるタイトルに惹かれて購入した、のですが。忘れてました。私、小説にはファンタジーを求めてるんでした/(^o^)\あちゃー
身勝手で、残酷で、家庭を持つ男にのめりこんで、日々の生活に疲れ果てている女達の恋愛。
苦いです。読んでる途中でコーヒーを捨てて、口直しにココア飲み始めたくらい苦い!
私は1人で生きていける、女友達なんて要らない、気持ちいい言葉とセックスをくれる男さえいればいい。
そう強がりながらも、ふと垣間見せる弱さが生々しく描かれていて、女の業を痛感せずにはいられません…。
あと、大学 -
Posted by ブクログ
1990年に出版された本なので
この本に記載されているOLの実態は1970年~80年代のものだと思われますが、
古臭さを全く感じないのは2010年代になっても未だにOLの世界は変わっていないからだと思います。
OLという言葉はあまり聞かなくなりましたが、
それは事務職という言葉に変わっただけで、
お茶くみやコピー取りだけする女の人はそこらじゅうにゴロゴロいます。
そして、殆どの事務員が仕事にやり甲斐を持てずに
結婚か転職かを考えながら会社で作業をする日々。
著書である唯川さんは「普通のOL」であるという事を
正面から受け入れよう的な事を書いてますが、
ご本人はOLを辞めて小説家になっている -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は27歳。
ちょうど、失恋したばかりのOLさんでした。
そろそろ自分の実年齢がそれに近づきつつないこともないんですが……。
全然、その実感はない(ぁ)。
恋愛はちょっと僕から遠い所に墜ちているのだけれど。
まぁ、それはさておき。(所詮僕は、永遠の中二病なので)
この人のこの、気怠い「倦んでる」感じの小説が大好きだったりします。
日常生活に不満があっても、それをうまく言葉にできなくて。
前向きに行動したくても、すぐ、足下にあることに足をすくわれてしまうような、不安定な感じの心情……。
僕には、そのおぼつかなさが、とてもよく理解出来る。
「夢 -
Posted by ブクログ
久々に唯川恵作品を読んだけど、やっぱりいいな。読みやすい。
読み手があれこれ考えないと頭に入ってこない本もあるけど、これは本の方がきちっとリードしてくれるので、それについてくだけでオッケーみたいな。がっつり読みたいときは物足りないかもしれないけど、疲れてるときには持ってこい。なのでタイミング的にピッタリでした。
たまにやってくる孤独感をやり過ごしながら、単調な毎日を過ごす24歳のOL志織がある日高校時代の仲間に偶然会ったことがきっかけで、一気に過去に引き戻される。キラキラして充実していた過去。
私は志織くらいの時も今もそれほど絶望していないし、戻りたいと願ってしまうほどキラキラした過去もない -
Posted by ブクログ
✨無邪気な悪魔✨美保が送別会で…「待ってっ!」やはり自分にもかえってきますね。わるいことはできない
✨ささやかな誤算✨新入りのホステスの話 そうきたか!ってかんじ 唯川恵の書く女ってずる賢い
✨蒼ざめた夜✨浮気相手が女友達のさしがねだったなんてーーーうそだといって
✨女友達✨お高く止まらざるをえなくなってしまった女の人の話
故意だとしたらこの友達悪魔
✨残月✨若さには勝てないのね…みたいな?唯川恵は、ほんと若さを妬む女の気持ちをよく描写してる
✨雨に惑う✨よりこにてがみをかく
✨一夜まで✨結婚しても、ほんとにこんなことが刺激になるのー?!
そんなのいやだね
✨あね、いもうと✨これがいちばんおも