唯川恵のレビュー一覧

  • 天に堕ちる

    Posted by ブクログ

    なんともバカな人たちのバカなお話

    でも、どんな人の中にもあるんだよね
    ただ、みんな表に出さずにいるだけって感じにさせる
    最後のおちが笑える

    0
    2013年10月31日
  • イブの憂鬱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    確か自分が29歳になる少し前に読んだ作品。

    実母の結婚が早かったせいか、20代後半になってもふらふらしてる(つもりは無かったんですが(苦笑))私に、毎日のように「結婚は?」と云うのが日課と云う日々を実家でおくっていたので、身につまされました(笑)

    29歳になると、何故か自分ではなく周りが焦ってくれた気がします。
    夫に聞いた話によれば、義母も「あかりさん29歳でしょ、どうするの?」と私たちの間で結婚の「け」の字も出てないときに夫に言ってたらしい(笑)
    ま、それが意識するきっかけになったかは知りませんが、今では笑い話です。

    しかし!本人にしてみおれば死活問題。
    まぬけ面で聞いてくる親父を張り

    0
    2013年10月11日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    発売当時、購入した本屋で唯川先生が「男」を描く、がPOPのチャッチコピーでした。

    「男はいつも女にしてやられる」

    この言葉は流石!唯川先生!と云いたくなりました(笑)
    あと「妻はもう妻でしかない」
    よく世間で云われる、「妻はもう女じゃない」と云う男性の気持ちが理解できた気がします。

    0
    2013年10月10日
  • 息がとまるほど

    Posted by ブクログ

    読みやすい短編集。どれも情景が浮かんでくる。最後の「あね、いもうと」は読み終わって背筋が寒くなった。

    0
    2013年10月05日
  • 息がとまるほど

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いずれも30代になった女性を主人公にした、短編集。ミステリーとホラーの間・・という装いではあるが、読みなれている人には最初の2・3ページで結末はわかると思う。個人的には裏にあるかもしれない悪意を正面から書かなかった「女友達」が一番。逆に最後に収録されている「あね・いもうと」は始まった瞬間からオチがわかる内容で少しがっかり。

    なんでこの本を読もうと思ったんだっけ・・と振り返ってみたら、一年ほど前に自分が読んでいるblogで「怖い」と紹介されていてwish-listに登録されていたのであった。確かに怖いは怖いのだが、それって結局男性から見る怖さであって、女性の視点からは怖さだけではなく共感なんか

    0
    2013年09月22日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    以前、読んだかもしれない。
    架空のメル友に化けた夫が一回り以上年下の妻にモーションをかける話。聞いたことがあった。

    男性視点の女性を描く、というコンセプト。ファンタジーものもあり、サスペンスもの?(笑)もあり、面白かった。

    0
    2013年09月21日
  • 夢美と愛美の謎がいっぱい? 怪人Xを追え!

    Posted by ブクログ

    死んだ双子の妹の幽霊・愛美と11歳の誕生日に再会した夢美。秘密の仲良し姉妹の二人はミニバスケのクラス別大会の為に朝練をすることに。そこで隣のクラスのエース・沢口さんと仲良くなるのだけど、大会の近付くある日、「大会をやめろ」と“怪人X”から脅迫状が届いて…

    私だったらバスケの練習なんてやらないだろうに夢美は偉いな…と思いながら読んでたダメアラサーですどうも。白ばら組も夢美達を出しぬく為とはいえちゃんと練習してて偉い。ところで落語でもコショウでくしゃみをさせるネタはいくつかあるけどホントにくしゃみ出るんだろうか…って思ったりしてた。
    結局安田君て沢口さんが事故に遭う前は何故遅刻してたのだろう。単

    0
    2013年09月19日
  • さよならをするために

    Posted by ブクログ

    さよならの贈り物
    彼氏とその浮気相手が会っている場所に、昔好きだったひとと乗り込む。スカッとするけど、祐司と付き合ってほしくはなかったなー!

    さよならを言わせて
    ずっと好きだったひとが、彼女へのプレゼント選びを頼んでくる
    そんなの黙って耐えられるかー?!?
    けど最後はスカッとする

    背中でさよなら
    智子が広志をすっごく好きだったっていう描写がよかった
    切ない終わりだけど、悪い風にならんくてよかった‥

    さよならの向こう側
    なかなかこうはいきませんよ‥だけど、こうするのがいい女ですね

    やっと言える、さよならが言える
    いいきみ!信二!こんなやつだいっきらい!笑
    痛みになれるんじゃなくて、自分の

    0
    2013年09月16日
  • イブの憂鬱

    Posted by ブクログ

    29歳→30歳になる女の葛藤を描いた作品。女にとって、20代と30代とは気持ちの上で大きな差があるのでしょうね。1歳しか違わないものなのに...

    0
    2013年09月15日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    恋愛を男性視線から書かれていることに少々戸惑った。これを女性が書いているとはとても思えなかったからだ。滑稽でズルい男が多い。女は取り替えるもので、読んでいて時々イラっとする事もあるくらいだ。それほどにリアルに書かれているのは、これを読んだ男性が感じる事だろう。そして痛い目に合うのも男性というとこがちょっといい。
    私が一番気に入ったのは、恋愛話ではなくラストに載っていた短いストーリーの「父が帰る日」だ。人間の憎悪を時系列で見た時、主人公でなくとも同じ対応をしてしまうだろう。でも、人は変われるということがやわらかくふんわりと落ちてきた。全て許すとかじゃなくても、小さなことからでも許せたらいいなと感

    0
    2013年09月09日
  • キスよりもせつなく

    Posted by ブクログ

    学生の頃一度読んだことがあるが、どんな話だったか全く思い出せず再読した。社会人になり主人公(27歳)と同じ年代になった今、OL・アラサーならではの苦悩が身近で理解しやすくなり、その分以前読んだ時よりも心に染みた気がする。

    本というのは読む人(年代)によって感じ方が変わるもので、『ベストセラー=万人受けする』ものではないのだなと再認識した。

    0
    2013年09月04日
  • 恋人たちの誤算

    Posted by ブクログ

    いつもながらサクサク読めます。展開も、読めますw。
    でもグイグイ読み進めてしまう力のある作家さんだと思います。うーん・・・主人公達の逆転劇はあるのかなあ。そのままくすんで生きていそうな気も・・・。

    0
    2013年08月08日
  • 不運な女神

    Posted by ブクログ

    好きな重さだったけど、
    こうも続くと元気なくなる。

    すごいなぁ。
    ここまで心の断片を包み隠さず、口に出してない部分も含めて言葉にできるなぁ。

    0
    2013年08月05日
  • 愛なんか

    Posted by ブクログ

    久しぶりの唯川恵の作品。

    12の短編集。その主人公のほぼ全員にイライラした(笑)唯川恵の作品は前はもっと面白いと思ったけど、自分の境遇が変わったからなのかなんなのか、全くと言っていいほど共感ポイントもなかった。

    0
    2013年07月29日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    すべて男性目線から書かれた恋愛短篇集。どれも話の前半はよくある日常風景や心の動きなんだけど、中盤から面白くなってくる。最後には必ずどの作品も心にくるものがありました。お気に入りは「終の季節」。この人の他の作品も読みたくなりました。

    0
    2013年07月27日
  • 今夜は心だけ抱いて

    Posted by ブクログ

    エレベーターでの衝突により、心が入れ替わってしまった母娘。13年も前に別れたきりの二人が、そんな奇妙な体験にあい、自分達の今を振り返る。47歳になってしまった17歳の美羽と、娘である美羽になってしまった柊子。二人は入れ替わってしまった事で目線が少しづつ変化してゆく。良くあるファンタジー小説だが、ラストが良くあるではなかったところが良かった。少々分が悪いのでは?と感じる部分もあったが、さっぱりと読める。どちらかというと柊子の方に偏っていたので(仕方ないが)、お得な人生ではないか、倍楽しむつもりか?と唸ってしまう。これほど全てに丸く収まってしまうのは、ちょっとやり過ぎ感もあった。

    0
    2013年07月20日
  • セシルのもくろみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読みました。面白かった。

    主人公は、いわゆる勝ち組主婦・宮地奈央38歳。

    大手自動車メーカーでエンジニアをしている41歳の夫・伸行、そして剣道に夢中の息子、智樹くん13歳とともに、永代橋近くの高層マンション三十二階に住む専業主婦

    優しくて働き者の夫をもち、中学生の息子は不良にもならず剣道一筋で素直に育ってくれた。

    そんな当たり前なようで、決して当たり前ではない幸せに素直に満足していた奈央。しかしその平凡な日々は、大学時代の友人・樋口文香によって思いがけない方向に転がりだすのです。


    同窓会で再会し、後日文香にお茶に誘われる奈央。
    なんとそこで、文香が『ヴァニティ』という人気女性

    0
    2015年02月14日
  • セシルのもくろみ

    Posted by ブクログ

    女の秘めた本音の部分を嫌味なく表現されている作品。やっていることはかなり違うけれど、気持ちの部分では等身大で共感するとこ多し。
    少しずつ自信をつけて、輝き始める奈央が素敵☆
    負けないでと応援しながら読んで行くと、期待通りに一つずつ階段を登って行く奈央。それを嬉しく思うと同時に羨ましくもあった。
    それにしても女の世界は怖い…。

    0
    2013年07月09日
  • 愛しても届かない

    Posted by ブクログ

    この作品を手に取ったとき正に私は主人公と同じ状態でした。
    人をどんなに慕い、愛しても届かない事があり。自分ではどうにもならない事があるのを知った作品です。

    0
    2013年07月08日
  • ため息の時間

    Posted by ブクログ

    女性作家の描く、男主人公の話が実は好きです。
    男を鼻につくように美化しないから(比べるのは失礼だけど、高村薫作品の男性はいい意味での美化だと思う)。
    結末は予想がつくものばかりで、男たちは身勝手で情けなくて腹がたつけど滑稽で思わず笑みがこぼれます。
    巻き込まれる女はたまったものじゃないけど、所詮他人事だしね。
    恋愛小説というより、ホラー寄りの復讐譚な話が多い気がします。

    昭和な感覚の男ばかりだから、大分昔の作品だと思ったけど出版されたはつい最近でした。
    できれば今どきの男を出してほしかったけど、唯川さんの年代を考えると無茶かしら…。
    それでも女は美しく淑やかな振りして、男を踏み台にするという

    0
    2013年07月07日