唯川恵のレビュー一覧

  • 息がとまるほど

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    読みやすい短編集。どれも情景が浮かんでくる。最後の「あね、いもうと」は読み終わって背筋が寒くなった。

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    2013年10月05日
  • 息がとまるほど

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    ネタバレ

    いずれも30代になった女性を主人公にした、短編集。ミステリーとホラーの間・・という装いではあるが、読みなれている人には最初の2・3ページで結末はわかると思う。個人的には裏にあるかもしれない悪意を正面から書かなかった「女友達」が一番。逆に最後に収録されている「あね・いもうと」は始まった瞬間からオチがわかる内容で少しがっかり。

    なんでこの本を読もうと思ったんだっけ・・と振り返ってみたら、一年ほど前に自分が読んでいるblogで「怖い」と紹介されていてwish-listに登録されていたのであった。確かに怖いは怖いのだが、それって結局男性から見る怖さであって、女性の視点からは怖さだけではなく共感なんかもあったりするのかもしれない。そこに共感があるということが、また男性からしたらより怖いのだけど。

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    2013年09月22日
  • ため息の時間

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    以前、読んだかもしれない。
    架空のメル友に化けた夫が一回り以上年下の妻にモーションをかける話。聞いたことがあった。

    男性視点の女性を描く、というコンセプト。ファンタジーものもあり、サスペンスもの?(笑)もあり、面白かった。

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    2013年09月21日
  • 夢美と愛美の謎がいっぱい? 怪人Xを追え!

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    死んだ双子の妹の幽霊・愛美と11歳の誕生日に再会した夢美。秘密の仲良し姉妹の二人はミニバスケのクラス別大会の為に朝練をすることに。そこで隣のクラスのエース・沢口さんと仲良くなるのだけど、大会の近付くある日、「大会をやめろ」と“怪人X”から脅迫状が届いて…

    私だったらバスケの練習なんてやらないだろうに夢美は偉いな…と思いながら読んでたダメアラサーですどうも。白ばら組も夢美達を出しぬく為とはいえちゃんと練習してて偉い。ところで落語でもコショウでくしゃみをさせるネタはいくつかあるけどホントにくしゃみ出るんだろうか…って思ったりしてた。
    結局安田君て沢口さんが事故に遭う前は何故遅刻してたのだろう。単に朝寝坊なだけかな。てっきりバイトとかしてたのかな…と思ったけど特に描写はなかった。怪人Xが何故Xなのか、これはちょっとおっ、と思った。伏線~

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    2013年09月19日
  • さよならをするために

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    さよならの贈り物
    彼氏とその浮気相手が会っている場所に、昔好きだったひとと乗り込む。スカッとするけど、祐司と付き合ってほしくはなかったなー!

    さよならを言わせて
    ずっと好きだったひとが、彼女へのプレゼント選びを頼んでくる
    そんなの黙って耐えられるかー?!?
    けど最後はスカッとする

    背中でさよなら
    智子が広志をすっごく好きだったっていう描写がよかった
    切ない終わりだけど、悪い風にならんくてよかった‥

    さよならの向こう側
    なかなかこうはいきませんよ‥だけど、こうするのがいい女ですね

    やっと言える、さよならが言える
    いいきみ!信二!こんなやつだいっきらい!笑
    痛みになれるんじゃなくて、自分の中に取り込んでしまう っていう先輩の言葉には考えさせられました

    いやー久しぶりに読んだけど、唯川恵の作品は、友達のコイバナを聞いてる感覚でよめる
    恋愛がだめになっていく過程とか、気持ちがさめていく過程とかが、リアルすぎて生々しい
    この本は、スカッとする終わりばかりでよかったな
    後味がいい

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    2013年09月16日
  • イブの憂鬱

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    29歳→30歳になる女の葛藤を描いた作品。女にとって、20代と30代とは気持ちの上で大きな差があるのでしょうね。1歳しか違わないものなのに...

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    2013年09月15日
  • ため息の時間

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    恋愛を男性視線から書かれていることに少々戸惑った。これを女性が書いているとはとても思えなかったからだ。滑稽でズルい男が多い。女は取り替えるもので、読んでいて時々イラっとする事もあるくらいだ。それほどにリアルに書かれているのは、これを読んだ男性が感じる事だろう。そして痛い目に合うのも男性というとこがちょっといい。
    私が一番気に入ったのは、恋愛話ではなくラストに載っていた短いストーリーの「父が帰る日」だ。人間の憎悪を時系列で見た時、主人公でなくとも同じ対応をしてしまうだろう。でも、人は変われるということがやわらかくふんわりと落ちてきた。全て許すとかじゃなくても、小さなことからでも許せたらいいなと感じた。

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    2013年09月09日
  • キスよりもせつなく

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    学生の頃一度読んだことがあるが、どんな話だったか全く思い出せず再読した。社会人になり主人公(27歳)と同じ年代になった今、OL・アラサーならではの苦悩が身近で理解しやすくなり、その分以前読んだ時よりも心に染みた気がする。

    本というのは読む人(年代)によって感じ方が変わるもので、『ベストセラー=万人受けする』ものではないのだなと再認識した。

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    2013年09月04日
  • 恋人たちの誤算

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    いつもながらサクサク読めます。展開も、読めますw。
    でもグイグイ読み進めてしまう力のある作家さんだと思います。うーん・・・主人公達の逆転劇はあるのかなあ。そのままくすんで生きていそうな気も・・・。

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    2013年08月08日
  • 不運な女神

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    好きな重さだったけど、
    こうも続くと元気なくなる。

    すごいなぁ。
    ここまで心の断片を包み隠さず、口に出してない部分も含めて言葉にできるなぁ。

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    2013年08月05日
  • 愛なんか

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    久しぶりの唯川恵の作品。

    12の短編集。その主人公のほぼ全員にイライラした(笑)唯川恵の作品は前はもっと面白いと思ったけど、自分の境遇が変わったからなのかなんなのか、全くと言っていいほど共感ポイントもなかった。

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    2013年07月29日
  • ため息の時間

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    すべて男性目線から書かれた恋愛短篇集。どれも話の前半はよくある日常風景や心の動きなんだけど、中盤から面白くなってくる。最後には必ずどの作品も心にくるものがありました。お気に入りは「終の季節」。この人の他の作品も読みたくなりました。

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    2013年07月27日
  • 今夜は心だけ抱いて

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    エレベーターでの衝突により、心が入れ替わってしまった母娘。13年も前に別れたきりの二人が、そんな奇妙な体験にあい、自分達の今を振り返る。47歳になってしまった17歳の美羽と、娘である美羽になってしまった柊子。二人は入れ替わってしまった事で目線が少しづつ変化してゆく。良くあるファンタジー小説だが、ラストが良くあるではなかったところが良かった。少々分が悪いのでは?と感じる部分もあったが、さっぱりと読める。どちらかというと柊子の方に偏っていたので(仕方ないが)、お得な人生ではないか、倍楽しむつもりか?と唸ってしまう。これほど全てに丸く収まってしまうのは、ちょっとやり過ぎ感もあった。

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    2013年07月20日
  • セシルのもくろみ

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    ネタバレ

    一気に読みました。面白かった。

    主人公は、いわゆる勝ち組主婦・宮地奈央38歳。

    大手自動車メーカーでエンジニアをしている41歳の夫・伸行、そして剣道に夢中の息子、智樹くん13歳とともに、永代橋近くの高層マンション三十二階に住む専業主婦

    優しくて働き者の夫をもち、中学生の息子は不良にもならず剣道一筋で素直に育ってくれた。

    そんな当たり前なようで、決して当たり前ではない幸せに素直に満足していた奈央。しかしその平凡な日々は、大学時代の友人・樋口文香によって思いがけない方向に転がりだすのです。


    同窓会で再会し、後日文香にお茶に誘われる奈央。
    なんとそこで、文香が『ヴァニティ』という人気女性誌の読者モデルに応募することを聞かされます。文香は美人でスタイルも抜群、驚きながらも納得する奈央。ところが、文香は奈央の分のエントリーシートまで用意していたのです。

    こうして『ヴァニティ』読者モデルに応募し、二人とも一次予選通過、面接までこぎつけます。

    その結果、読者モデルの座を勝ち取ったのは奈央!

    ……とまあ、こういうあらすじなんですが。

    読者モデルに落ちた文香は、負け惜しみだけ言ってさっさといなくなっちゃうんですよね。面白いキャラなのにもったいないと思ったんですが…最後にまた出てきますけど。

    ていうか、これまだ全然話の途中で終わってやしませんか?続編とかないですよね?

    だって、絶対奈央が表紙を飾る場面でクライマックスだと思ったのに。
    表紙ないの!?終わりなの?とがっくり……。

    いつのまにか奈央が『ヴァニティ』の三番手、四番手モデルになっているとにも違和感。そんなのいつ書いてました?置いてけぼりですよ。奈央普通の主婦から、プロのモデルになっていくまでを丁寧に描いているのはわかります。でも、本当に「いつのまに??」って印象を受けてしまったんです。

    奈央の女(セシル)がいつ目覚めたのかも、はっきり言ってよくわかりません。「負けられない!!」って意気込んでいるシーンはありましたが、それによって何をしたのか、どういう努力をしたのか、どうして負けられないのか、もっともっと深く知りたかった!!

    つまり、何を言いたいのかというと、もっとドロドロしてほしかったんだ!!
    這いつくばってでも石にかじりついてでも、死ぬ気で表紙モデルにやってやる!!女の幸せなんか全部捨てて、私の人生全部モデルに捧げる!!どうなったって構わないわ!!!夫と息子もいらないわ!!

    ぐらいの意気込み、どうせなら見せてほしかったかなあ……。

    一応奈央はプロのモデルの顔になったことになっていますけれど、見た感じ「しょせんいつまで経っても読者モデル気分の奈央」
    (私の勝手な個人的な感想です。どうかご了承くださいませ)

    表紙モデルになりたくないの?と聞かれても曖昧に誤魔化すだけ、
    「私なんかとんでもない」「読者モデルになれただけで奇跡」
    …だったら最初からモデルなんかやるなよ。

    やっとプロの自覚が出てきたと思ったら
    「いつか表紙モデルになれたらいいなあ……」
    とかまだ言ってるし。子供が見る夢じゃないんだから。
    そろそろ具体的な作戦を練るべきではなかろうか!!!!!!

    歌舞伎俳優の妻ごときにおいしいポジション奪われて悔しくないの!?まだそんなのほほ~んとしたこと言ってるの!!非常に歯がゆい気持ちになりました。

    良い人って時に人をイラつかせますよね。
    奈央ってそういう人なんだと思う。

    ていうか、そんな謙虚ぶってるのかと思ったら
    南城編集長と不倫キターーーーー!!!!
    と思ったのに、あれ?綺麗な一夜限りの関係で終わり??あれあれ?不倫を美化してきたよこれ。

    ありえない。
    どうして何もなかったかのようになっているのか。
    ミーナさんとの三角関係発生?とか伸行と離婚?とか色々期待したのに。一回きりなら許されると思っているの?不倫しといて最後の「女の幸せ」うんぬんは笑いました。私には家庭が大事、じゃねーよ。

    伸行の会社も不景気で危ないとか言いながら、結局それだけで終わったのも今一つ。リストラ展開か!!と思ったのに。

    奈央が順調にいきすぎてる。
    順調すぎるわけではないけれども、先輩モデルに嫌味言われたりすることぐらいで試練扱いできますか。できません!奈央にはなんの被害も及んでいません。ミーナさんとコラボ企画までやって、ハワイで買い物して、順調そのものとしかいいようがない。同じく読者モデルを始めた葵や亜由子の人生のほうがよっぽど面白そうじゃないですか。
    彼女たちのほうがセシルが強い気がします。

    面白くなりそうなシーンがたくさんあるのに、結局何もなかったことになって、すべて主人公である奈央の都合のいいようになっちゃったのが本当に残念。

    ・伸行がリストラ。そして離婚。シングルマザーになる?
    ・ミーナさんと南城編集長とドロ沼三角関係
    ・専属モデル同士と表紙モデル争い

    とか……

    幸せな家庭を持ち、モデル業も順調なんて、
    つまらないと思ってしまうのは私だけでしょうか!?

    それよりなにより、とにかくここで終わってはいけない!
    『ジョワイユ』まだできてないじゃないですか!
    『ヴァニティ』も微妙なまんまじゃないですか!!

    『ジョワイユ』とそして『ヴァニティ』の、火花飛び散る熾烈な売り上げ争いが見たかったのに……。文香もせっかく登場したのに。

    モデル業の理想と現実に失望し、「やってらんないわよ!!」とスタジオを飛び出す文香とか見たかった。文香は成功しなさそうなので。

    一応嫌な奴として舞子とかいう先輩モデルがでてきますけど、別に嫌味言って立ち去るだけなので特にダメージは与えていないかと。もっと衣装ビリビリにしたりとか、アクセサリー隠しちゃうとか(古いですかね?)撮影中にわざと映ってないところで足踏んづけるとか期待してたのになー。

    最初からうまくいかないのは当たり前だし、ウォーキングしてダイエットに励むなどの努力はモデルさんなら当然やっているはずだから、奈央の努力は特別な努力とは言えないし、中途半端に感じてしまうのは否めないですよね…。

    ある程度名が知られてきて、街中で「奈央さんですか?握手してください!」なんていうファン登場シーンなどがあってもよかったと思うのに。そのへんについては「時々声をかけられるようになった」くらいの描写しかありませんでした。

    読者の評判についても、編集長とかが「アンケートの順位がすごくよかった」っていうくらいで、イマイチ世間の反応みたいなものが分からない。だから奈央が『ヴァニティ』のどの辺の位置についたのか、よくわからないんですよ…。三番手って結構すごくないですか?なのにさらっと「三番手、四番手」って書かれていただけだし…。

    とにかくもっとモデルとしての自覚を持とうよ奈央!!
    あなたにはまだまだセシルが足りていないわ!セシル不足よ!!

    メイクのトモさんは、脳内吹き替えIKKOさんで読むとすんなり読めました。お好きな声色でお楽しみいただけるはずです。

    こんなにうるさいレビューになったのは、結局この『セシルのもくろみ』がものすごく面白かったからです。大ヒットでした。だからこそ、物足りなさを感じてしまったのかも……。

    普通の撮影のシーンで終わりは、ないですよ。
    奈央にまだ表紙は早いって意味なのかしら?

    これで終わりなんですかねえ。ぜひ続編が見たいです。
    『ジョワイユ』VS『ヴァニティ』!

    南城編集長とのことも、なかったことにしないでください。
    伸行にバレて修羅場になってください。

    ミーナさんは家庭がうまくいってなくて、普通の幸せを切ったのに奈央はまだぬるま湯に浸かっているつもりですか?『ジョワイユ』と戦わなければならないのに?表紙モデルを目指さなければならないのに?そろそろ本気のセシル見せてくれ!!!

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    2015年02月14日
  • セシルのもくろみ

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    女の秘めた本音の部分を嫌味なく表現されている作品。やっていることはかなり違うけれど、気持ちの部分では等身大で共感するとこ多し。
    少しずつ自信をつけて、輝き始める奈央が素敵☆
    負けないでと応援しながら読んで行くと、期待通りに一つずつ階段を登って行く奈央。それを嬉しく思うと同時に羨ましくもあった。
    それにしても女の世界は怖い…。

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    2013年07月09日
  • 愛しても届かない

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    この作品を手に取ったとき正に私は主人公と同じ状態でした。
    人をどんなに慕い、愛しても届かない事があり。自分ではどうにもならない事があるのを知った作品です。

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    2013年07月08日
  • ため息の時間

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    女性作家の描く、男主人公の話が実は好きです。
    男を鼻につくように美化しないから(比べるのは失礼だけど、高村薫作品の男性はいい意味での美化だと思う)。
    結末は予想がつくものばかりで、男たちは身勝手で情けなくて腹がたつけど滑稽で思わず笑みがこぼれます。
    巻き込まれる女はたまったものじゃないけど、所詮他人事だしね。
    恋愛小説というより、ホラー寄りの復讐譚な話が多い気がします。

    昭和な感覚の男ばかりだから、大分昔の作品だと思ったけど出版されたはつい最近でした。
    できれば今どきの男を出してほしかったけど、唯川さんの年代を考えると無茶かしら…。
    それでも女は美しく淑やかな振りして、男を踏み台にするというのは今も昔も変わらないよな。

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    2013年07月07日
  • あなたへの日々

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     また、この人の本です。
     この人の本、すらすらと読めちゃうんですよね。
     だからすぐに読み終わる。
     へたしたら、梅田まで行って帰ってくる間に読み終えちゃうときもあるくらい。(トータルで40分くらい)
     まぁ、本自体もそんなに厚くないんですけど。


     今度の主人公は23歳のスイミングスクールのインストラクターをする、23歳。
     思っても報われない人を好きになってしまう感じです。

     で、この本を読み終わって思ったんですけど。
     この人の書く話ってよくよく考えてみたら全部、ハッピーエンド?
     わかんないんだけど……。
     なんていうか、みんなで幸せになってハッピーっていうハッピーエンドじゃないんだけど、取り方によってハッピーエンドなんだよね。
     よくわかんない。
     でも、これをハッピーエンドと取れる私は、なんか……若干病んでいる気がする(苦笑)

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    2013年07月07日
  • 病む月

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     金沢でのお話。
     いやな女だと思っていた存在がじつはそうではなくて自分がそんな存在だと吐き捨てられるだとか、一年に一度べつの人間になり切るだとか、死神のような存在が自分の近くに存在するであるとか。
     女性の哀しみや憎らしさやそういったものがないまぜになっている作品。

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    2013年07月01日
  • 愛に似たもの

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     思い込みっておそろしい。女性っておそろしい。
     幸せな物語かと思ったら違っていて、背筋が少しぞわっとくる作品の数々。
     ただペットを可愛がる感覚と同じで接していた年下の男性に横恋慕と勘違いされて嫌われてしまったり、知り合いと同じ男性に二股をかけられて身も心もボロボロになったり、立場が逆転したと思ったらじつは相手の巧妙な罠だったり、なんていうか末恐ろしさが襲ってくる。

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    2013年07月01日