【感想・ネタバレ】さよならをするためにのレビュー

あらすじ

約束の時間から1時間。彼はきっと来ない、来るわけはない。恋はいつしか壊れていくもの…。終わった恋にエンドマークを打つために勇気をふりしぼって一歩を踏み出した女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを切なく描く恋愛小説集。人は、さよならをするために恋をするの?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集、という説明が逆に気になって読み始めた。もっとこう、修羅場っぽく粉々に壊れるのかと思ったら意外ときれいに終わる話ばかりだった。一番最後の話の「馴性」についての説明が心に残った。痛みに馴れていくのではなく、痛みを自分の中に取り込んでしまう強さ。
巻末の阿刀田高さんの解説がよかった。

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2019年08月05日

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ネタバレ

失恋小説5話。
暗い話というよりは、踏ん切りをつけるための話。

尻切れ蜻蛉のような気もする話もある。
きっと、踏ん切りをつけるために切ったのかもしれない。

解説を阿乃田高が書いている。
コバルトノベル大賞の選考委員で、
唯川恵を推したという。
素人風だけど、気になるものがある。

いい巡り会いなんですね。
切り捨てるのではなくて、拾い上げてもらえた。

著者の後書きもいい。

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2013年01月27日

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はじめるときは二人だけど、終わらせるときは片方の意思、恋。

恋の終わり、切ないのかなて思ったけど、気持ちの区切りがあって…爽快。

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2011年11月04日

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さよならをするって勇気がいる事だよな。
読んでいて悲しくなるかと思ったけど、1話1話読むごとに気持ちがスッキリした

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2025年05月09日

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まるで、さよならをするために恋をするよう

さよなら。
それは必ずしも辛いだけじゃない。
さよならをすることで強くなれた。
清々しい気持ちにもなった。

5つのさよならを描いた恋愛短編集。
恋愛の名言がたくさん。

『さよならの向こう側』が一番よかった。

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2019年09月01日

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唯川恵の恋愛小説はなんともリアルで、池井戸潤ばりのスッキリ感とかあって読んでて気持ちのいいものばかり。

今回も例に漏れずとてもとても気持ちのいい恋愛小説でした。

恋愛ものはどーもねちっこくなったり、重かったり、うざかったりのいろんな要素混じりあって、どーもムカムカすること多いのに、こんなにスッキリ爽快感のある恋愛小説を気持ちよく描けるのは、唯川恵ならではだな。と、読むたびに実感。

気持ちのいい恋愛小説!!!!!

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2017年03月14日

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誰もが経験した、もしくは間接的に経験したことがあるような恋愛小説です。特に女性は共感できる部分が多いのではないかと思います。自分の恋愛について改めて考えられる小説です。

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2013年10月12日

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恋愛ものはあまり読まないけど
これはよかったと思う。
短編集になっているのでさらっと読めて
後味も悪くない。
ドロドロが嫌いな人にはいいかも。

ただし「さよなら」がテーマなので
ほぼ失う恋となっている・・・かな。

この本に出てくる女性の強さ、格好良さには参った。

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2012年03月17日

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再読。何回となく読んだ作品。今回も一気読み。
好きな作品は変わらず同じ。
・「さよならを言わせて」好きな男から彼女に贈るジュエリーを頼まれるたびに、毎回用意しさばけた女のふりをしてしまうジュエリー会社に務める可奈子。
・「やっと言える、さよならが言える」
冴えない女子大生 文恵が遊び慣れた都会的な男子学生に惹かれ、彼から卒業するまでの話。

2011.5.15
再読。
とても好きな短編集。
中でも「さよならを言わせて」は、唯川恵さんで最も好きな作品の一つ。
最後の「やっと言える、さよならが言える」も大好き。
ここの女の子たちは正直だ。

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2015年03月08日

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「さよなら」をテーマにした短編集。さよならのかたちは人それぞれ。場面それぞれ。
「一歩を踏み出せない自分」?
「美化された過去の思い出」?
「熱意を失ってしまった自分」?
「愛してしまった人」?
「自分を変えてくれた人」?

あなたが「さよなら」したいモノもこの短編集の中にあるかもしれません。
強気な女性に人気の本書ですが、男性でも十分共感出来ます。一つ一つの物語のサブタイトルも素敵で、元気の出る一冊です。

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2010年09月30日

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まだ硬い文章が余計に瑞々しさを感じさせる一冊。
恋に立ち向かって、最後のさよならを自分から告げる、切ないけれども不思議と快い女性たちの姿が描かれている。
恋に誠実でありたい。そう思わせる短編集である。

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2010年01月05日

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ひと昔前の時代の恋愛。
人と別れるのってどうしてこんなに辛くモヤモヤするんだろうねぇ、、。
でもこの本を読むと、「さよなら」することへの勇気がもらえる。実際にさよならできるかどうかは己の気持ちにかかってるのですが。(笑)

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2024年09月30日

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なんとなく映画を見ているような感覚

「さよなら」にまつわる短編ですが、
私は最後のお話が好きでした

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2024年06月23日

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時代背景がひと昔、いやふた昔くらい前であるせいか、隅々まで共感!とはいかなかった。
けれど、流行りのものも男女の出会い方も違った時代でも、恋が始まり終わることは変わらないんだなと。
さらっと読める短編集なのに、共感するフレーズがたくさん。ここぞというところで決めてくる。
令和版で書いてくれないかなぁ。笑

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2024年02月26日

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さよならをするために 唯川恵

20代によく読んだ作家さん
再読。

執筆が1990年代のため、まず、懐かしいというのが感想。

ブティックも、コンパもおそらく死語に近しい。

小説は、短編集で、いずれも、女性が主人公である。

勝手すぎる異性の描写は、レビューのとおり、当時のトレンディドラマを彷彿させる。

タイトルが、この書籍を手に取ってしまう動機そのもの。
時代設定こそ古いが、「一歩踏み出せる」物語に出会えるかもしれません。

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2022年03月14日

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「肩ごしの恋人」がとても面白かったので唯川恵さんの他の作品も読んでみたいと思い、手にとった次第。妊娠中から読んでたけど出産したらなかなか時間とれなくてやっと読み終えた。

95年の作品なのでトレンディさ( )を感じる部分もあるが、恋愛の切なさや女のめんどくさい絶妙な感情などの普遍的な「さよなら」に向けた心の動きが本当に上手に綴られている。唯川恵さんは女臭さを書かせたらピカイチね!共感度高い短編5話。
「さよなら」を昇華した女の清々しさよ。

「広志が好きだった。好きだったから傷ついた。
彼を憎んだ。そして憎んだだけ、広志は深く心に刻み込まれた。」

◆内容(BOOK データベースより)
まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。―約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの―終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。

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2020年10月01日

購入済み

さよならのかたち

読んでいるといろんなさよならを知りました。女の子はみんな強くなっていきますね。その成長が見られて良かったです
私はまだこのような気持ちになったことはありませんが、自信がない気持ちがあります。憂うつになりますね。でも一歩一歩歩く事で自信がついて前向きになるのかもしれません。この本はそのヒントになるかもしれないと感じました。

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2019年11月25日

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さよならをテーマにした短編集ということで、割と重ためな内容を想像していたのですが、「破局」というより「決別」と言った感じの、スッキリとした別れが沢山描かれていました。強がりで自分を真っ直ぐに表現出来ない女の子像に、誰もが共感できるのでは無いでしょうか。

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2019年02月11日

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何かを始めることも、終わらせることも、どちらもすごくエネルギーが必要で。
だけど、始める時ってわくわくしたり、うきうきしたりして、そのエネルギーがつらくなかったりするんだよね。

でも、終わらせる時は違う。
ものすごく、力が必要になる。


さよならが、上手な人になりたい。
笑顔で「さよなら」が言える人に。

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2014年12月07日

Posted by ブクログ

文庫化されたのは1995年。
「さよなら」をテーマにした5つの短編。
「さよなら」を言われても恋は終わらない。
自分で自分の恋に「さよなら」をさせなければ。
その「さよなら」にはいろんな形があるけれど・・・
共通していることは「さよなら」をすることで彼女たちが前に進んでいくこと。
それも前向きな気持ちで。
いくつになっても乙女心(厚かましい!)をくすぐる小説が好きでございます(笑)。

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2013年12月11日

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さよならの贈り物
彼氏とその浮気相手が会っている場所に、昔好きだったひとと乗り込む。スカッとするけど、祐司と付き合ってほしくはなかったなー!

さよならを言わせて
ずっと好きだったひとが、彼女へのプレゼント選びを頼んでくる
そんなの黙って耐えられるかー?!?
けど最後はスカッとする

背中でさよなら
智子が広志をすっごく好きだったっていう描写がよかった
切ない終わりだけど、悪い風にならんくてよかった‥

さよならの向こう側
なかなかこうはいきませんよ‥だけど、こうするのがいい女ですね

やっと言える、さよならが言える
いいきみ!信二!こんなやつだいっきらい!笑
痛みになれるんじゃなくて、自分の中に取り込んでしまう っていう先輩の言葉には考えさせられました

いやー久しぶりに読んだけど、唯川恵の作品は、友達のコイバナを聞いてる感覚でよめる
恋愛がだめになっていく過程とか、気持ちがさめていく過程とかが、リアルすぎて生々しい
この本は、スカッとする終わりばかりでよかったな
後味がいい

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2013年09月16日

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ネタバレ

さよならを告げる、5話の恋愛小説。
始まるときには、終わることなんて考えもしない。
それは突然の時もあれば、じわじわとやってくることもある。

さよならの後に、新しい恋が訪れることを祈る。

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2012年08月11日

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それぞれの、さよならの、物語。
100yenで、お風呂のおともに買ったった。
唯川センセ、すんません。

ちょっと昔の本なので、けっこう時代を感じました。
センセ、すんません。

なので、「あーそうそう」って思ったとこだけメモメモ。

「簡単なことよ、何も考えないことよ。」(麗子ちゃーん)

そうそう。そうなのよ。
思考停止は得意技。

どーでもいいけど、
最近、麗子ちゃんって名前の子、少ないね。

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2012年06月20日

Posted by ブクログ

別れがテーマの短編集。

やっぱり唯川さんの作品は感情移入がしやすく読みやすい。

行き帰りの通勤電車でさらっと読める感じがいい。

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2012年01月19日

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タイトルがひっかかって読んでみたんだけど、さすがにちょっと古い感じ。それに若いなぁ。
どうしたら一思いにただ一言さよならって言えるようになるんだろう。どうしたらもう過去のことだと、終わったことだと受け入れられる日がくるんだろう。

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2011年08月08日

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先日失恋をして,引きずる思いを絶ちきりたいためにこの本を読みました。
それぞれの主人公が色々なタイミング,きっかけで決心をして次の恋に進んでいく姿がかっこいいと思うと同時に、私はこんなにこの恋を簡単に忘れることが出来ないしこんなに上手くいかないよーと逆に辛く感じてしまいました。
でも少しは前向きに考えられるようになったかなーとは思います。

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2011年08月04日

Posted by ブクログ

ちょっと古いかなって思ったけど。さよならしたかったからスッキリ。やっぱり新しい男ができて前の恋愛忘れるんだろうな。どんどん可愛くなるお話とか遊び人の彼とか好きだったなー。

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2011年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブストーリー。?約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの?終わった恋にエンドマークを打つために勇気をふるって、一歩を踏み出した女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。 ・・・さよならをするために恋をするなんて、切な過ぎると思った。だけど、恋愛が壊れココロが壊れ、そのたびに同じように感じてしまう心理には、何となく共感。。だけど主人公それぞれ、最後には強さを見せてくれたから、読み終えても沈んだ気分にはならなかった。やっぱり最終的な部分でのオンナの強さは、かっこいい

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2011年01月30日

Posted by ブクログ

さよならをするために恋をする。

恋に限らず、さよならをするために人と出会うのだ、と常日頃思っていた為に、この本に出会えて嬉しかった。

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2010年11月30日

Posted by ブクログ

まるで「さよなら」をするために恋をするような…ちょっとせつなくて、心に痛い五つのラブ・ストーリー。―約束の時間から一時間。彼はきっと来ない、来るわけがない。恋はいつしか壊れていくもの―終わった恋にエンド・マークを打つために勇気をふるって、一歩を踏みだした女の子たち。そして、それは新しい恋の始まり…五つの恋が壊れていくありさまを描く恋愛小説集。

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2010年08月31日

Posted by ブクログ

情熱的な言葉は、確かにふたりを盛り上げる。
結びつきも固くなる。
けれどいつか、それがふたりを傷つける。
約束はどこかで負担にすり替わる。



さよならと言って終れる恋なら
きっと幸せな次の恋があるのかもしれない。

前向きな終わり方の恋ばかりだけれど読んでいて苦しい気持ちになる。
自分が失恋したときに読めば慰められるのかもしれない。

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2010年03月04日

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