唯川恵のレビュー一覧

  • めまい

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    いろんな意味でホラーやった。あぁ恐ろしい…。読んでる間ずっと何かに乗っかられているようなそんな感覚。

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    2010年04月12日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    唯川恵の短編集。
    幸せになりたいのに、ただそれだけなのに、それだけが叶わない。そんな女性が沢山出てくる、ちょっと切ないお話ばかりです。

    唯川恵の描く女性は、男性の僕が見てもきっと“等身大”なんだろうな、という感じがしてすごく好き。女性が書く女性の本音ってこういうものなのかと時に恐ろしくもなりますが…

    短い話ばかりなので、合間合間のちょい読みにお勧め。

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    2010年08月07日
  • 恋人たちの誤算

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    自業自得のような気もするし、男運が悪くて同情するような気もする。

    だけど、結婚式の1か月前に破談にされた彼が一番かわいそう。。

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    2011年08月03日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    この人の本は始めて読んだのだとばかり思ってましたが、以前違う本を読んでいたようです。

    現在の社会情勢を描いたもので、身動きの取れない現状と打破するための妥協を惜しまずをえないような苦しい状況。
    でもそればかりじゃないということを訴えかけられるような作品でした。

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    2010年04月03日
  • 愛に似たもの

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    読みやすい短編集なんだけど、後味はあまり良くない。
    女のイヤな部分が丸解りしてしまう内容は、
    男性には読ませたくないと思わざるを得ない。

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    2010年03月13日
  • OL10年やりました

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    OLという人種は数が多い割には発信者になる人は少ないのか、
    OL生活を題材としたエッセイというのは珍しい気がする。

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    2010年03月10日
  • 愛なんか

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    短編集。一つ一つの話は「物語」になる以前の、登場人物紹介で終わってる気がする。

    「ホストとのセックスにハマって風俗で働いて貢いでるけど幸せなんです」とか「女を使って仕事もゲット。同性の友達はいないけど寂しくないわよ」とか、単発だと自己肯定したいだけの私小説のようにも見えるけど、それをさまざまな女性のバリエーションで描けるのはすごい。

    ただ、その中でも小噺風にオチがついている『恋愛勘定』は白眉。

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    2010年03月10日
  • さよならをするために

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    情熱的な言葉は、確かにふたりを盛り上げる。
    結びつきも固くなる。
    けれどいつか、それがふたりを傷つける。
    約束はどこかで負担にすり替わる。



    さよならと言って終れる恋なら
    きっと幸せな次の恋があるのかもしれない。

    前向きな終わり方の恋ばかりだけれど読んでいて苦しい気持ちになる。
    自分が失恋したときに読めば慰められるのかもしれない。

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    2010年03月04日
  • 彼の隣りの席

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    すんなりスイスイと読めるのは、すごく日常以上から脱していないありそうな内容だから。書評で山本文緒が、「OL経験が如実に出ている」と書いてあったけど、その通りだと思う。

    途中、嫌なことは話して共有したい女子と、嫌なことは聞きたくないという男のやり取りがすごくすごく納得できた。

    そういう男の子に魅かれてしまうけど、でも、本当はうんうんって聞いてくれる人がいい。

    理性と本能は違うって分かる分かるって思った作品。

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    2010年02月28日
  • 愛には少し足りない

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    アレキサンドラだっけ?
    婚約してるのに、遊びに行く主人公。
    婚約者と義姉に子どもができました。

    一気に読んじゃった。ハラハラしたけど、最終的に結婚式挙げてたし、なんか安心ってかんじでした。

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    2010年02月23日
  • シフォンの風

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    唯川恵さんの本は「これでもかっ!」っていうくらい読んでいる。最初は恋愛もの、そしてミステリー。いつもその展開に驚かされ、うまいなぁと思う。
    この作品もしかり。ただ、1991年の作品なので、今読むと随分時代錯誤な感じがする。お茶くみはOLの仕事だったり、社内恋愛はマル秘だったり、なにより携帯電話のない時代にはこんなことになっていくのか・・・という感じ。もちろん私はその時代に恋愛をする世代なので、わからないことはないけど。ストーリーはいかにも作り話ぽくって、・・・・・?

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    2010年02月04日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    失業して、失恋して、再就職は難航中・・・もはや絵に描いたような不幸にみまわれた主人公の琴子。

    友人に誘われたパーティでせっかく知り合った一流商社の男と身体の関係を結んでから、分かる衝撃的事実。

    パスポートを片手に貿易の仕事に携わり、世界を飛び回るという夢を諦めきれず、妥協ができない。

    しかし夢という言葉に縛られて身動きできなくなってしまうのはしょうがないのだ。

    悪いことが重なりすぎると人は自分の責任を負いきれなくなって、現実逃避してしまいがちである。
    努力が実らず「不景気だから・・・理解のない経営者や上司だから・・・社会の仕組みのせい・・・年齢のせい・・・」と誰かのせいにして

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    2010年02月02日
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

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    初めて手に取ったのは、大学2年生のころだっただろうか。
    テーブルの上に置いてあるのを見た当時付き合っていた彼が、「なんでこんなもん読んでるの?」と言っていたっけ。

    振り返ると、2003年は私が生まれて初めて男を疑うことを覚えた年。
    仕事を抜きにして、精神的に追い込まれたのも、この2003年と2008年。
    まわりのみんなが言うように、2003年にもっと毅然とした態度で関係を絶ち切っていればよかったのかなと思うけれど、それ以降に得たもの・与えられたものがたくさんあったので、結果はどうであれ、続けて良かったんだと思っている。

    何かを選択することは、本当に難しい。
    本書に登場する主人公たちの姿を見

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    2010年01月29日
  • 愛なんか

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    学生時代に何度も読んでいた本。
    ボロボロになるまで、読み込んである。
    でも今読むと、それほど心に残らない。
    いろんな経験を経て、感じる心にも変化があったんだろうな。

    そして「愛なんて」ではなく、「愛なんか」というタイトルがいい。
    少し強がりな、でも前向きな女性が、見える。

    吹っ切れた女性ほど、強いものはいないんじゃないだろうか。

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    2010年01月26日
  • 泣かないで、パーティはこれから

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    さくっと数時間で読み終わった。
    会社は倒産、恋人には振られ、最悪の日々を過ごす琴子が、本当に自分のやりたいことを見つけ出すまでのストーリー。
    すっきりとすがすがしい内容。

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    2010年01月20日
  • シフォンの風

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    OLとして生きる女性が対面する、様々な人間関係が綿密に描かれている。
    佐和の選んだ答えは、心に柔らかい決断だったと思わせる。
    人と心を通わせることは、こんなにも難しい。

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    2010年01月05日
  • 愛に似たもの

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     唯川恵さんの本はたくさん読んでいる。恋愛小説はどれも秀逸で、ミステリーっぽい短編も面白い。たくさん読んでいると似たようなものがあると感じるが、この「愛に似たもの」もそのひとつだ。ちょっとブラックめいたストーリーとけっしてさわやかでなはい読後感。それがまた読者を唸らせる。さまざまな男女の関係を見事なまでのストーリーで運び、最後の結末は予想できるものもあり、そうでないものもあり。
     とってもたくさん読んだので、このたびは「普通」といった感想です。でも、面白いですよ!

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    2010年01月04日
  • 不運な女神

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    唯川作品何作目だろう…もう結構読んでますね。
    男運がない女性たちの短編集。
    タイトルぴったりですね。

    唯川ワールド全開の8つの短編集。
    さりげなーく繋がっています。
    もう皆さん、悲惨です。
    読んでいると暗ーくなっていきます。
    でも読んでしまうのが唯川まじっく。
    「桜舞」と「彼方より遠く」は怖い…。
    たまにこういう怖さにぞーっとします。
    これは現実にありえそうだから?

    この作品で唯一いい男だったのは「枇杷」の恭二さんだけです。
    この作品の終わり方は好きでした。




    『すべてにおいて、大概、始まりは男が執着し、終わりは女が執着するものだ。』

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    2009年12月11日
  • 愛に似たもの

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    唯川さんの作品はどれも大好き★☆

    つらくなったら、読みます。
    自分自身の葛藤を、すこしやわらげてくれる気がするから。

    私にとっては自分へのご褒美のような、たとえるならケーキみたいな文庫本です。

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    2009年12月04日
  • 不運な女神

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    タイトル通り不運な女たちの話。
    そして、「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」という裏表紙。
    当然のごとく全体に、切ないくて物悲しい雰囲気が出ています。
    文章が読みやすいからこそ、落ち込んでるときに読んだら一層悲しくなりそうなお話でした。

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    2009年12月01日