唯川恵のレビュー一覧
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1990年に出版された本なので
この本に記載されているOLの実態は1970年~80年代のものだと思われますが、
古臭さを全く感じないのは2010年代になっても未だにOLの世界は変わっていないからだと思います。
OLという言葉はあまり聞かなくなりましたが、
それは事務職という言葉に変わっただけで、
お茶くみやコピー取りだけする女の人はそこらじゅうにゴロゴロいます。
そして、殆どの事務員が仕事にやり甲斐を持てずに
結婚か転職かを考えながら会社で作業をする日々。
著書である唯川さんは「普通のOL」であるという事を
正面から受け入れよう的な事を書いてますが、
ご本人はOLを辞めて小説家になっているので
やっぱりOLに未来は無いんだと思ってしまった事務員の私でした。
結婚か転職かで悩み、結婚しようにも相手が見つからず、
かといってやりたい仕事が見つからないのに
現状が嫌で転職して待遇が悪くなった事例が書いてあってので、
私はやりたい仕事が見つかるまでは
文句を言わずに今の会社で事務員である事を継続していきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は27歳。
ちょうど、失恋したばかりのOLさんでした。
そろそろ自分の実年齢がそれに近づきつつないこともないんですが……。
全然、その実感はない(ぁ)。
恋愛はちょっと僕から遠い所に墜ちているのだけれど。
まぁ、それはさておき。(所詮僕は、永遠の中二病なので)
この人のこの、気怠い「倦んでる」感じの小説が大好きだったりします。
日常生活に不満があっても、それをうまく言葉にできなくて。
前向きに行動したくても、すぐ、足下にあることに足をすくわれてしまうような、不安定な感じの心情……。
僕には、そのおぼつかなさが、とてもよく理解出来る。
「夢」を語ることを忘れてしまって。
その夢を語れない自分を歯がゆく思う主人公の気持ちはよくわかる。
何かしたい、でも、何か出来ない。
いや、出来ないんじゃない、しないだけ! というじれったさ。
しかも、そこに恋愛が絡むとまた、一大事。
それによって、人は振り回され。
美しくもなったり、醜くもなったりもする。
人に寄って、それは状況によって、それぞれだけど。
それが、人間として自然な姿なんだなぁ、と思って、羨ましくなります。
この物語には、主人公も含めて5人くらいの女の人が、出て来て、皆、それぞれに傷ついて。
それぞれの選択をして。
それぞれ、何かを捨てて。
次のステップへ上がって行く。
でも、そのステップは、正しい方向に進んでるのか。
先に待っているのが幸せなのか、誰も分からない。
それが人生。
それを普通に描いてある、この人の小説はとても好きです。
ぐっと来る感じではないのですが。
じわじわ来るのが、とってもいいと思う。 -
Posted by ブクログ
久々に唯川恵作品を読んだけど、やっぱりいいな。読みやすい。
読み手があれこれ考えないと頭に入ってこない本もあるけど、これは本の方がきちっとリードしてくれるので、それについてくだけでオッケーみたいな。がっつり読みたいときは物足りないかもしれないけど、疲れてるときには持ってこい。なのでタイミング的にピッタリでした。
たまにやってくる孤独感をやり過ごしながら、単調な毎日を過ごす24歳のOL志織がある日高校時代の仲間に偶然会ったことがきっかけで、一気に過去に引き戻される。キラキラして充実していた過去。
私は志織くらいの時も今もそれほど絶望していないし、戻りたいと願ってしまうほどキラキラした過去もないので、なんとなく他人事のように淡々と読んでしまった。
似た経験のある人が読んだらもっと心に響くのかもしれないな。
でも、大人になって毎日化粧をするようになって、心にも化粧してるみたいだと話す志織には少し共感してしまった。
顔の化粧はすぐに落とせるけど、心の化粧はどうやって落とそう?
過去に戻りたいとは思わないけど、美星町の星空は私も見てみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
✨無邪気な悪魔✨美保が送別会で…「待ってっ!」やはり自分にもかえってきますね。わるいことはできない
✨ささやかな誤算✨新入りのホステスの話 そうきたか!ってかんじ 唯川恵の書く女ってずる賢い
✨蒼ざめた夜✨浮気相手が女友達のさしがねだったなんてーーーうそだといって
✨女友達✨お高く止まらざるをえなくなってしまった女の人の話
故意だとしたらこの友達悪魔
✨残月✨若さには勝てないのね…みたいな?唯川恵は、ほんと若さを妬む女の気持ちをよく描写してる
✨雨に惑う✨よりこにてがみをかく
✨一夜まで✨結婚しても、ほんとにこんなことが刺激になるのー?!
そんなのいやだね
✨あね、いもうと✨これがいちばんおもしろかった!この双子、やっちゃったんですね -
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25歳というのは、女の子にとって諦めの歳だ、と、解説に書いてありました。
夢に憧れる気持ちと、現実と向き合う気持ちの狭間の年齢。
うーん、確かに・・・。
そんな25歳、私と同い年の女の子たちのお話。
求めていたとおりのドロドロの展開で(笑)、とっても良かったです。
つくづく人生って上手くいかないものだな、と思いました。
さすがに、侑里や流実子の行動はちょっと行きすぎだし、見ていて
「それじゃだめだよー」
って言いたくなるけど、
何が正解で何が誤算かは、最後まで分からないものです。
ラストの流実子は逞しくてかっこいいです!
ぜひとも瑛子の鼻をあかしてやって。