前川ほまれのレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    シリーズ4作目。
    明日町こんぺいとう商店街、という架空の町を共通の舞台にしたアンソロジー小説の4作目。
    うーん、1番最後の山本幸久さん作の「うさぎや」にはシリーズ1〜3の作品も含めて他の作品のキャラクターがたくさん出てくるけども、どうにもキャラクターの解釈違い感があって、だいぶガッカリ。このシリーズの他の作品にも他の作者さんと物語のキャラクターが出てくることはあったけど、こんなガッツリは出てこなかったから余計かも…シリーズ3作目に出てきた銭湯の孫息子の三助くんのキャラクターが特に解釈違いでガッカリしてしまいました それ以外は他のシリーズ同様ほっこりしたりほろりとしたり素敵な作品でした

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    2026年03月28日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    精神科単科病院の、その片隅で。
    季節を彩る多くの木々や花々が植えられた小径(こみち)を通ってたどり着くのは、離れ小島のような第七病棟。

    現実から隔離されたようなその空間は、
    人生の迷い道にいる人々に
    ちょっとだけ、ほっと一息をもたらす。
    そんな、見守られる安心感を抱かせるお話だった。


    ストーリーからはSOGI 支援医と、支援に関わる人々を通して、
    セクシャルマイノリティと呼ばれる人たちの生きづらさの片鱗がありありと見えてくる。
    差別や偏見はもちろんのこと、
    法律も障害となって、いろんな場面で大きく立ち塞がっていることを知った。
    「フツウに」生活することがこんなに保証されていないのか、一

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    2026年03月22日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    富士見ウエスト病院勤務のSOGI支援医の海野女医の患者と向き合う姿を描く。過去の「性同一性障害」は「性別不合」に変わり、LGBT+ が性的マイノリティを指すのに対し、SOGIは異性愛者やシスジェンダーを含め、誰もが持っている属性を指す包括的な言葉として近年重視されているようだ。
    SO(Sexual Orientation=性的指向): 誰を好きになるか(恋愛・性的対象)。
    GI(Gender Identity=性自認): 自分の性別をどう認識しているか(心の性)
    との事でなるほどと思う。

    多種のSOGI患者に接する内容だが、患者は皆んな同時に精神疾患を患っており、やはり色々と生き難い世界の中

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    2026年03月09日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    これな

    P251
    どうしてセクシュアルマイノリティだけが、より強く自らの性について語ることを求められたり、詮索されたりすることが多いのだろう。性は当然、パーソナルな部分だ。本人が希望しない限り、話すことを強要するべきではない。たとえマイノリティだとしても、第三者が勝手に触れて良い理由には成り得ない。

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    2026年02月19日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI支援外来を担当している精神科医(=SOGI支援医)とその患者や家族、同じ職場で働く職員とのやりとりが書かれた一冊。

    SOGIと言う言葉には、性的指向(好きになる性: Sexual Orientation)と、性自認(心の性: Gender Identity)それぞれの頭文字を取った、「人の属性を表す略称」ということ。
    認知が広がってきたLGBTQという言葉が少数派を指すのに対し、SOGIは異性愛の人なども含めすべての人が持っている属性を指す言葉ということを、この本を読んで初めて知りました。

    特に印象深かったのは「反転文字の向こうで」と「種の行方」。
    死別したパートナーの連れ子との関

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    2026年01月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    購入済み

    こんぺいとう商店街シリーズ第4弾。いろんな作家さんたちがそれぞれのお店を描くこのシリーズ。いろんな作家さん達によるアンソロジー本。

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    2026年01月17日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    精神科が舞台で患者さんとの関わりを物語にして
    短編で読みやすいです!
    性別についての考えは人それぞれあるんだと勉強になりました

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    2026年01月07日
  • セゾン・サンカンシオン

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    世の中に多数ある依存症の、患者本人と家族の様子を語った連作短編でした。厳しい日々が語られる中で、それらは脳内物質に関わる病気であり、誰もが患者になり得て、もしそうなったとしても適切に治療を行える、そういった趣旨だったのかもしれません。私としてはストーリーの上がり下がりがないようにも感じてしまったところがありますが、そこがノンフィクション的なリアルさも感じさせて面白かったです。星3つといたしました。

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    2025年12月01日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所の話題にはなかなか触れることができないので、知らない世界に触れることができて勉強になった感じがしました。

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    2025年11月29日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    2冊目の前川ほまれさん。『臨床のスピカ』が結構良かったので、9月に発売された新作です。

    こちらのお話は、ある精神科病院の第七病棟を舞台にした、4章プラスエピローグからなる連作短編集です。

    休職明けの看護師・倉木透子
    精神保健福祉士の岡田樹里
    急性一過性精神病性障害で入院中の山口佑樹
    第二病棟の医師・滝本政成
    病棟医長でSOGI支援医でもある海野彩乃

    SOGI〈ソジ〉とは、性的指向、つまり「恋愛対象となる性」を表すSexual Orientationと、性自認、いわゆる「心の性」を表すGender Identityの頭文字をとった言葉で、すべての人に関わる概念です。

    サブタイトルから、L

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    2025年11月11日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI支援医と患者さんとの日々を描く。sexual orientation and gender identityこの言葉はつい最近まで知らなかった。心がふっと軽くなるような声掛けの出来る先生は良いなぁ。半分しか、ではなく半分も、など。

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    2025年10月27日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    近頃は孤独死と言わず孤立死というのか。確かに孤立して死んでいても、孤独かどうかはわからない訳で。
    話は極めてオーソドックス。笹川の立ち直りや社名変更、引っ越しまで分かりやす過ぎる展開だが、遺品整理をためらう浅井に「それじゃあ誰もサヨナラを言ってあげられないじゃないか」などたまに刺さる箇所も。
    「悲しくないけど、ちょっとだけ寂しい」他人の死、わかる…

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    2025年06月26日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    ネタバレ

    矯正官としての立場、加害者としての立場、被害者としての立場、納税者としての立場、色々な視点で見ることが出来ました。
    海に落ちたところはびっくりでしたが、ベタのイメージと白衣が揺蕩うイメージが重なる。水の中にいるから濡れていることがわからない。

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    2025年04月20日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる 下町の片隅に、ひっそりと 息づく商店街『 明日町こんぺいとう商店街』。シリーズの4作目です。金平糖の角は24個。24軒のお店が集まっていて、今回はその中から7軒のお店のハートフルなエピソードが収められています。
    お店ごとに作家が交代するのがこのアンソロジーの特徴で、私は前川ほまれさんの描いた 5軒目の『インドカレー ママレード』が心に残りました。
    2軒目の蛭田亜紗子さんの『ツルマキ履物店』の回はちょっとテイストが違い「あら?」と思いましたが、色々な作家さんを読めるのがこのシリーズの良さなので、こんなテイストもありだな、と思いました。

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    2025年02月10日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    受刑者の医者として働く主人公の態度がどうなのかと思ったが、この物語を通して、主人公の心の変容が見られる話だった。

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    2024年11月03日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    今回の作品はどれも、手探りながら悩みながらも未来に向かって前に進もうとしている。こんな商店街あれば良いのに。どこかにあって欲しいとしみじみ思う。

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    2024年10月29日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの問題と震災が絡んだ話なので、かなり重い題材です。
    ただあまり重く感じなかった。小羽、凛子、航平たちが淡々と現状を受け入れているからかな~と思った。苦しくもがいているというより「淡々と」。そんな感じ。
    最近はニュース等でヤングケアラーの問題が取り上げられたりするようになっているが、ただその状況を受け入れている子供たちがまだ多くいるのは変わらないと思う。
    あくまでも小説の中の話だけれど、少しでもそんな子供たちの感情を知ることができてよかった。

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    2024年06月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    【収録作品】
    一軒目「サクマ手芸店」寺地はるな
    二軒目「ツルマキ履物店」蛭田亜紗子
    三軒目「川平金物店」彩瀬まる
    四軒目「~中古楽器・中古レコードの買取・販売~しゑなん堂」芦原すなお
    五軒目「インドカレー ママレード」前川ほまれ
    六軒目「カフェ スルス~コアラちゃんの巻~」大島真須美
    七軒目「おもちゃ屋『うさぎや』」山本幸久

    明日町こんぺいとう商店街シリーズ4

    あったらいいなと思える商店街。

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    2024年06月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ4弾

    『サクマ手芸店』寺地はるな
    糸子さんと充輝の不器用な親子関係のなかに温かさが良い
    康恵さんと城戸の関係が切ない

    『川平金物店』綾瀬まる
    主人公がなんて可哀想な人と思ったら、、
    意外性のある生き物
    その生き物が商店街を歩く
    理由が涙ぐましい
    傷ついた茂さんにジイちゃんはじめ商店街の人々が温かく優しい

    上記の2作品が良かった

    人気作家さんが描く商店街
    現代に失われつつある人情味があり
    通いたくなるお店ばかりだった

    疲れた私の心が癒された

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    2024年06月07日
  • 藍色時刻の君たちは

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    前川ほまれさん著の『藍色時刻の君たちは』の概要と感想になります。重苦しい内容のため、ご注意下さい。

    概要です。
    小羽、凛子、航平の高校生三人にとって一度きりの青春時代は、家族の介護と東日本大震災という傷だらけの想い出を残して過ぎ去った。
    ただ三人の救いは、震災前に出会った少し年上の格好良くて優しい浅倉青葉というお姉さんと過ごした日常。
    三人は青葉さんにそれぞれの憧れを抱きながら大人へ成長するが震災後も未だに癒えない傷は多く、11年振りに奇跡的な再会を果たした三人は苦しさを承知で故郷を訪れる。

    感想です。
    本作でヤングケアラーという言葉を初めて知ったことと、私の読書歴の中で初の二段組の長編を

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    2024年04月08日