前川ほまれのレビュー一覧

  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    2025/08/29予約1
    「SOGI(ソジ)支援医」の海野先生。からだと心が一致せず悩む人のための支援をする医師。治すことが目的ではなく、生きやすくなるための支援を一緒に考える。今は「性同一性障害」ではなく「性別不合」と言うらしい。自認の性別に変更するにも決められた要件があり生殖機能を失くす手術は適応する人しか出来ないので、そもそもそこで選別されている。だからといって簡単に変えられたら男女別のトイレや更衣室の意味がなくなる。当事者も周りも生きやすいってどういうことか、わからなくなる。
    考えるいいきっかけになった。

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    2025年10月30日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    富士見ウエスト病院の名物医師である海野先生は、性の在り方にまつわる不調をケアする「SOGI支援外来」を担当している。

    さまざまな悩みを抱える患者にかける言葉には、先生というような威圧感もなく、心を柔らかにしてくれるような対応をする。

    ストレスが多い日常で不安定になる心を解きほぐすのは精神科医であるのだが、なかでも海野先生は、不安や悩みを軽減させる力を持っている。

    一見、ふわっとした掴みどころのない感じだが、話すと胸の内が凪ぐ、そして何を悩んでたんだろうと思わせてくれる不思議な人である。


    「反転文字の向こうで」が特に印象に残った。
    急性一過性精神病性障害の弟と脳出血の兄のその後…。

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    2025年10月23日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    臨床のスピカではじめて前川さんの作品を拝読したのですが、今作も医療者と患者の感情や、病状について丁寧に描かれていて、きめ細やかな作品だなと思いました。
    セクシャルマイノリティに関して、少しずつ知られている、と私は思っていました。
    けれどまだまだ自分の知らない感情を持つ人々がいて、ハッと思い知らされたのも事実です。
    海野先生のような方がいるのは、性のあり方に悩む人にとって救いだなと感じました。
    人と違うということを、気にしない人もいるけど、大半は気になるだろう。そんな人と違うことに悩む人を決して否定はせず、おおらかに包み込むような優しさを持つ先生。
    海野先生みたいな方が、悩む人のそばにいてくれた

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    2025年10月23日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの話はすごく考えさせられて、もし自分がその立場だったら?もしくはヤングケアラーと今出会ったら何ができるのだろう?と考えた。青葉さんのように手を離しなさいねと言ってあげられるのだろうか。
    何事もそうだけれど経験した人にしかわからない痛みがあって、その痛みに簡単に寄り添えるわけがないけど寄り添いたい、でも本当にその痛みを理解するのは難しいのだろうな、だから経験者同士の輪というのも大切なんだろう。
    また震災についての話も同様でこれも経験した人とそうでない人では理解の仕方が全く違うだろうし、その痛みを乗り越える、抱える、忘れる、向き合う、人それぞれなんだと思った。自分がその立場にいたら向

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    2025年09月23日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの毎日が、ここまで辛く大変なものだとは、全く想像も及ばなかった。父親が、自分の子供に親の介護を押しつけるなんてあり得ない!本人がSOSを発するのは難しいように思ったので、気が付いた周りに居る大人が、少しずつでも支援の手を差し伸べることができると良いが。

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    2025年07月07日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラー×震災がテーマ。それでいて重くなりすぎない空気を纏ってるのはすごい。過去の自分と同じ立場の若い子に手を差し伸べてあげられる人になりたいね。宮城に来る前に読めて良かった! 明日は石巻に行く。

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    2025年05月07日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    最初は、主人公の高圧的な態度が、なんだかとてもキツく感じられました。でも話が進むに連れて、色々な真実が明らかになり、鎧を脱ぐように柔らかく自然になっていく姿に、惹きつけられました。

    冷酷な現実だけど、優しさを感じる、そんな話でした。

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    2025年03月12日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ネタバレ

    高校2年生の青春ものだったらどんなに良かっただろう。ヤングケアラーとして家族を支える3人それぞれの終わりの見えない日々と友情、偶然知り合った優しい女性の励ましと支え、そして何もかも飲み込んだ震災。前半の重いテーマに胸ふさがりながら後半へ。11年後を描いた生き残った人の苦しみを読みながら、最後に明るい兆しが見えて良かった。

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    2025年01月09日
  • 藍色時刻の君たちは

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    暗くて地味で救いのなさそうな展開もジワジワと引き込まれていく筆力は経験者だからなのかと。被災者一人ひとり、考え方、乗り越え方は異なり、経験してない私達はただただ寄り添ってあげることが大事なのかなと考えさせられた。

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    2024年12月29日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとうの角って、24個あるんだなーと今さらですが知りました。

    知っている作家たちが描いて紡いでいくストーリー、私はとてもほんわかして好きでした。

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    2024年12月25日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    特殊清掃。
    死んでしまった方の家の掃除をするお仕事。
    職業について知ってはいたのですが、想像以上に酷い状態の家も対応されるのだなと。
    警察関連で亡くなった方の清掃の部があって遺体を運んだ後に多少の清掃を行なっているのかなと勝手に思ってました...
    特に最後のお家の話は描写は控えつつも、かなりグロテスクな状態だったのではないかと読み取ることができました。
    こういった職で働いてくださる方々に本当に頭が上がらないです。

    物語の中で私が一番好きな人物は望月さん。
    暗い会社内でも明るく、気を利かせながらも気を利かせている感じを決して出さないムードメーカー的な存在。

    中盤、あまりにも悲しすぎて泣きなが

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    2024年11月06日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    死というものについて深く考えるきっかけになった作品。読む前は死を全ての終わりとして一括りに考えていたが、そうではないと気づくことができた。全体的に重い話だが読んで良かったと思える。

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    2024年10月15日
  • 藍色時刻の君たちは

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    苦しい
    ヤングケアラーの話
    ずーっと、親の様子を伺いながら、学校行っている間も、帰ってきてからも、ずーとこれやってあれやって、親の相手して、あれやって、これやってと家事の段取りを考える。

    その忙しさは、まるで赤ちゃんを育てながら仕事しながら家事をする親と一緒だ。
    稼いでいない分更に辛く、
    赤ちゃんではなく、親や祖母であるということも更に辛い。

    統合失調症、双極性障害、アルコール依存症…
    静かにずっとしんどい。でも続きが気になるし、どうにかいい結末であってくれと祈りながら読む感じ。

    そしてさらにそこに震災も組み合わさってくる。

    2010年10月 11月 2011年2月 3月と、
    202

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    2024年09月08日
  • 藍色時刻の君たちは

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    構成が本当に巧みだった。医療用語が沢山出てくるので、少々堅苦しさはあるものの、ストーリーの構成や各キャラクターの掘り下げが上手く、最後まで飽きなかった。

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    2024年08月14日
  • セゾン・サンカンシオン

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    依存症になってしまう人の不幸な生い立ち、なってからのさらなる不幸、よく書かれていました。読むのが辛かったです。
    でも、最終章には希望があって救われました。

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    2024年07月17日
  • セゾン・サンカンシオン

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    精神科で働いている時に読みたかったな

    依存症について、細かい専門書を読むよりリアリティだし入り込みやすいと思う
    依存症の人を見たことがある分、家族が間違いなく崩壊していくのも見たことがあって
    どちらも疲弊していた

    受け止めることが大事

    よく聞くけれど、当事者家族としては物凄く難しいことだと思うし、それができたら家庭崩壊しないよね

    埋もれてるのがもったいない、もっと知って欲しいと思える本でした

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    2024年07月14日
  • 藍色時刻の君たちは

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    一気に読ませられた。かなりボリュームあるけど、読んでしまう。

    ヤングケアラー、震災遺児、に反応してしまう場合は気をつけて読んだ方がいいと思うくらい、かなり人物の気持ちが四方八方から飛び込んでくる感じ。

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    2024年07月09日
  • セゾン・サンカンシオン

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    「セゾン・サンカンシオン」は
    依存症患者が集まり回復を目指す施設。

    アルコール、ギャンブル、窃盗症、薬物依存。
    P244
    〈依存症は病気です。誰にでも発症する可能性があります〉
    苦痛を抱え生きて行く。
    周りの者たちが寄り添うだけでは解決しない。
    しっかりとした治療が必要だ。

    淡々とストーリーは進んでいく。
    それだからこそ依存症から抜け出すことが
    どれほど困難なことなのかわかる。

    巻末の参考文献のリストの多さに驚く。
    前川さんから届けられたこの一冊を手に
    知ること、そこから始めるのが第一歩なのかもしれない。

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    2024年05月07日
  • 藍色時刻の君たちは

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     社会問題として認識されながら、潜伏して表面化しにくいヤングケアラー。かつて、ヤングケアラーとして苦しんだある女性と、いま(設定は2011年の震災前後)ヤングケアラーとして苦労している高校生男女3人の交流を描いた物語。
     頑張りすぎて、助けを求められない高校生たちに、声をあげて良いんだよ、と優しく寄り添ってきた女性は津波にさらわれてしまう。
     そして、10年が経ち女性と同じ歳に達した彼等が気付きはじめた女性の思い。
     山田風太郎賞って、もっとエンタメ色強い賞だと思っていたけれど、こんな重いテーマでも受賞するんだね。
     泣きはしないけど、感動的な話ではある。こういうのを有名なインフルエンサーは紹

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    2024年04月30日