前川ほまれのレビュー一覧

  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    孤独死 自死の現場の掃除をする会社にひょんなことから入ったバイトの話。軽く読める文体ですぐに読み終えた。過度な演出でも劇的な展開もないけど、面白かった。仕事に貴賎はない。

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    2026年06月14日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI支援医、初めて知った。それ以外にも、初めて知る心の病気も。
    4章とエピローグの短編集。それぞれ、つながりはあるが、それぞれ、問題を抱えた中心人物と医療関係者、そしてSOGI支援医の海野先生が織りなす物語である。みんな、一生懸命、生きているんだなぁ。
    海野先生の風貌、ゆったりとした言動に癒される。
    セクシャルマイノリティの事以外にも、心の問題や家族の絆など、考えさせられる内容でした。

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    2026年06月01日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    特殊清掃専門の会社で働くことになった主人公
    特殊清掃といえば孤独死などの痕跡を現状復帰する業者さん。
    身内があと数日発見が遅れていたら特殊清掃をお願いすることになる状況だったので、自身の気持ちの整理の意味合いも込めて読んだ。
    死への向き合い方に考える場面も多く、主人公への共感はあまりなかったが全体的に暖かく優しい話だった。

    描写は死の状況を必要以上に描くことなく淡々としている。
    それでもどういう状態のお部屋なのかが手に取るように伝わる。
    その人が生きていた痕跡は掃除するとなくなる、でも確かに生活していた場所がここにある

    遺品のことを「誰かのたったひとつの生活のかけら」という表現はよかった。

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    2026年05月26日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    浅井航は吐いたり小便もらしたり、様々な粗相を起こす
    これでは笹川の会社じゃ働けない
    俺もツンデレ女王の楓ちゃんに叱られたい(どMのうたがひ)
    誰かが大切にしているものを、自分も同じように大切に扱うって、意外と難しいんだよ 望月さんの名言に生き方を学ぶ
    下らないことだっていい 自分の声を使って話がしたいんだ 相手の目を見つめて、息づかいを感じながら…
    航の金言に世界中の誰もが頷く
    グッドバイが溢れているならさ、新しいハローを探せばいいじゃなーぃ こんな啓介の発言に俺の涙腺は崩壊寸前だ

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    2026年05月23日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーと東日本大震災の両方をテーマとして盛り込むのは、重すぎるし、内容が散漫な感じになるのでは?と心配しましたが、周到に考えられた完成度の高い作品でした。
    とは言え、重い。

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    2026年05月19日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    初めて読んだ作家だったが、期待以上に良かった。

    特殊清掃の過酷さや死への向き合い方など、過度にドラマチックにせず、現実味のある内容だったので心に響いた。

    最初は主人公の甘ったれな性格にイライラしたが、失敗して少しずつ成長していく様があまりにも等身大で最終的には応援している自分がいた。

    「遺品はゴミではなく、死者の大事な持ち物だから大切に扱う」この考え方がすごくよかった。

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    2026年05月14日
  • 藍色時刻の君たちは

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    物語の前半、ヤングケアラーたちの置かれた環境の描写は、あまりにも詳細で、そして容赦がない。
    家庭の中に「母親」という機能が存在しない絶望。
    精神的な病に罹っていたり、依存症だったり、あるいは亡くなっていたり。10代の彼らが、親の「親」にならざるを得ない逆転現象と、終わりの見えない介護の泥沼。
    それは決して美談などではなく、自由を奪われ、社会から切り離されていく「生存をかけた孤独な戦い」だった。

    暗闇の中、3人に「大丈夫よ」と温かい手を差し伸べてくれた青葉さん。
    けれど、彼女自身もまた、抱えきれない痛みを抱えていた。自分を削ってでも誰かを守ろうとする彼女の祈りが、どれほど3人の救いになり、そし

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    2026年05月06日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの日常がリアルに辛く迫ってきた。
    大変な中にも愛情があり、その葛藤や救いを求められない苦悩にとても胸が苦しくなる。青葉のように入り込んでいくことの大切さ、気持ちだけの寄り添いではなく、現実的な行動によるところが何より大切だとわかる。
    震災については風化させないように、という思いと共に、忘れてしまいたい現実であることも思い知らされた。
    3人が前に進もうと自分の道を歩み、自ら選択した人生を生きる様子に心からエールを贈りたいと思う。

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    2026年04月09日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    受刑者に緩和ケアは必要か、受刑者として扱うのか患者として扱うのか等、今まで考えたこともなかった問いを投げかけられたようでした。読んでいる間ずっと灰色の壁の中にいるようなもやもや感を抱え込み、気持ちを沿わせながら読んでいたけど、滝沢が殺人を犯した理由を知り一気に沿った気持ちが離れてしまった。なぜそれで殺したの?なんともやりきれない読後感。

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    2026年03月13日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    この本で初めて知ったSOGI(ソジ)という言葉。
    性的指向と性自認を指す言葉なのだそう。
    今はLGBTQも認知され始めて、あからさまな差別も減ってきている気がするけど、まだまだ悪意のない差別や偏見は多く、当事者が精神疾患になることも多い。
    この病院の支援医海野先生は、腫れ物に触るようになったりしがちなところ、セクシャルマイノリティであるとか精神疾患であるとかを取っ払って、人として接している。さらりと自然な対応が素晴らしいなと思った。
    私自身、カミングアウトされたり…ということは今のところないのだけど、「在る」がままを受け止められる人でありたいなぁ。

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    2026年02月18日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    精神科病棟のシーンの端々を少し感じさせてもらいながら、セクシャリティに関連したストレスを抱える人を対象とする診療のあり方を考えることができた。
    また、セクシャリティだけでなく、この本では多くの社会的養護や親権、身近な人の死といった話題を取り扱っている。自身のセクシャリティを問うということは、深々と自分とはなにかとルーツをたどる作業になる。

    アセクシャルでありながら暴力的に妊娠し出産した子を手放した女性にまつわる章がある。女性はその後、自分を責め、生きる資格がないと自傷行為をしている。海野先生は、「生まれた命を第一に考えた末に、手放せた勇気を褒めて良いんだよ」と腕に刻まれた言葉の傷痕に語り掛け

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    2026年02月07日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラー、東日本大震災、様々な重いテーマを内包した小説。作者は宮城県出身の看護師であるということで伝わってくる切迫感やリアリティが強い。

    ヤングケアラーについては最近ちょっと話題になったし、物語を読んでいても感じたけど、これほど辛いことがあろうかという気持ち。
    自分の現在、未来を犠牲にして家族の面倒を見ないといけない。逃げたくとも家族への情と責任があるから逃げることを自分自身が許せない。そうして疲れて追い詰められて‥。家族といえど、子供に背負わせるには大き過ぎる犠牲です。「いつかちゃんと、手を離しなさいね」という言葉の重みを感じました。

    この本を読むことで考え方が変わった部分が確かに

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    2026年01月26日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    ネタバレ

    特殊清掃を通して成長していく主人公の物語
    主人公はおバカで上面の優しさを本質と捉えてフラフラと生きている青年。わたしのとても苦手なタイプの人間
    彼が、3ヶ月の子供を亡くした清掃会社の笹川さんと仕事を通して、死とは何か、死後何が残るのか、を学び成長してゆく。そして3ヶ月の娘を失った笹川さんの心と向き合っていく。

    私は実際に主人公のような人がいたらとても苦手だ。自分の物差しで心に踏み入ってくる、そして自分の正義を振りかざしてこうあるべきというものを押し付けてくるような感覚
    そこが終始売れ入れ難かった。成長はしているけれど、現実はそんな言葉を受け入れることなんてできないのではないか。
    私は笹川さん

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    2026年01月22日
  • 臨床のスピカ

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    様々な患者さんの想いが具体的な治療法や入院生活、状況からリアルに捉えられる。患者さんだけではなく、医療従事者の方もいろいろな思いの中で私たちに関わってくれているんだろうなと感じた。スピカに会って、あなたは本当にすごいね、素敵だねとなでてあげたくなった。

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    2026年01月17日
  • 臨床のスピカ

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    入院してる人たちの悩みにそっと寄り添う
    スピカが犬だからこそできる
    そっと前を向く為の存在になってるだと感じる物語
    働く看護師にもストーリーがあって
    読み応えがありました!

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    2025年12月31日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    一人ひとり、ステレオタイプに括れない
    いろんなひとがいるんだなと言う
    当たり前のような気づき。

    多分自分はマジョリティであるという
    無意識の安心?みたいなもの、持ってるなーと
    自分を省みる。

    知らないでいることは
    知らないうちに誰かを傷つけてしまうような気がして
    この作品で知った多様性はすごい学びだ。
    それを自然体で受け止める海野先生
    私は医師ではないけど、イチ医療人として憧れる。

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    2025年11月23日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI(ソジ)支援医、という言葉を初めて知る。セクシュアルマイノリティの「からだ」と「こころ」の健康をサポートしているとのこと。性同一性障害は、現在は性別不和や性別違和という呼び名に変わっている。わかりやすく学べる。

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    2025年11月21日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    海野先生の患者さんにかける言葉は患者さんの生きづらさに寄り添い患者さんの心にひびくものでした。
    私も悩んでいる生徒に寄り添える言葉をかけていきたい。

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    2025年11月15日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    2025/08/29予約1
    「SOGI(ソジ)支援医」の海野先生。からだと心が一致せず悩む人のための支援をする医師。治すことが目的ではなく、生きやすくなるための支援を一緒に考える。今は「性同一性障害」ではなく「性別不合」と言うらしい。自認の性別に変更するにも決められた要件があり生殖機能を失くす手術は適応する人しか出来ないので、そもそもそこで選別されている。だからといって簡単に変えられたら男女別のトイレや更衣室の意味がなくなる。当事者も周りも生きやすいってどういうことか、わからなくなる。
    考えるいいきっかけになった。

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    2025年10月30日
  • 臨床のスピカ

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    我が家の愛犬が亡くなってはや10年。賢いミックスの女の子でした。もう年齢的に飼えないけど大きい子を迎えたくなった。無理解への静かな挑戦に感動です。スピカありがとう

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    2025年10月23日