前川ほまれのレビュー一覧

  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    2冊目の前川ほまれさん。『臨床のスピカ』が結構良かったので、9月に発売された新作です。

    こちらのお話は、ある精神科病院の第七病棟を舞台にした、4章プラスエピローグからなる連作短編集です。

    休職明けの看護師・倉木透子
    精神保健福祉士の岡田樹里
    急性一過性精神病性障害で入院中の山口佑樹
    第二病棟の医師・滝本政成
    病棟医長でSOGI支援医でもある海野彩乃

    SOGI〈ソジ〉とは、性的指向、つまり「恋愛対象となる性」を表すSexual Orientationと、性自認、いわゆる「心の性」を表すGender Identityの頭文字をとった言葉で、すべての人に関わる概念です。

    サブタイトルから、L

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    2025年11月11日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI支援医と患者さんとの日々を描く。sexual orientation and gender identityこの言葉はつい最近まで知らなかった。心がふっと軽くなるような声掛けの出来る先生は良いなぁ。半分しか、ではなく半分も、など。

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    2025年10月27日
  • 臨床のスピカ

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    病気や治療についての説明が深くて患者に寄り添う犬についての説明も結構専門的。スピカが自分の想いとは関係なく指示に従って動いた結果、他者に寄り添って見えるように感じられて小説としては物足りなかった。犬が出てくる前川さんの小説ということで、期待しすぎたかも。

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    2025年08月03日
  • 臨床のスピカ

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    DI犬ハンドラーの遥と、その同期の看護師である詩織を中心に、様々な病状を持った人々をDI犬のスピカが癒していく物語。精神疾患から末期ガン患者まで、多様な病状が詳しく書かれていて、臨場感は高い。しかしながら、病状の説明やDI犬の制度の内容が多いので、若干読み疲れるところはある。

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    2025年07月16日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    近頃は孤独死と言わず孤立死というのか。確かに孤立して死んでいても、孤独かどうかはわからない訳で。
    話は極めてオーソドックス。笹川の立ち直りや社名変更、引っ越しまで分かりやす過ぎる展開だが、遺品整理をためらう浅井に「それじゃあ誰もサヨナラを言ってあげられないじゃないか」などたまに刺さる箇所も。
    「悲しくないけど、ちょっとだけ寂しい」他人の死、わかる…

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    2025年06月26日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    ネタバレ

    矯正官としての立場、加害者としての立場、被害者としての立場、納税者としての立場、色々な視点で見ることが出来ました。
    海に落ちたところはびっくりでしたが、ベタのイメージと白衣が揺蕩うイメージが重なる。水の中にいるから濡れていることがわからない。

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    2025年04月20日
  • 臨床のスピカ

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    ネタバレ

    2024/11/13予約 25
    AAT(動物介在療法)初めて知り、動物が人を癒す力を医療で使うとのこと。動物好きとそうでない人がいたり、細心の注意を払っているとはいえ衛生面、コスト面など導入はハードルが高いのが現状か。看護師同期がお互い学び成長したり、うちひとりが若年性パーキンソン病に罹患、小児がん、産後うつ、など盛りだくさん過ぎで、全体に印象が薄くなった。どれもいいエピソードなだけに、残念。

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    2025年03月20日
  • 臨床のスピカ

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    作者は医療関係者かな?と思ったら看護師だそう。タイトルのスピカは(Dog Intervention=犬による介入)DI犬の名前。

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    2025年02月18日
  • 臨床のスピカ

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    確かに犬は喋れないし、採血もできないしバイタルも測れない。でも犬だからこそ、きっと出来ることがある。私も病棟にいたことがあるが以前、あざらしのぬいぐるみを使ったリハ?かなにかの話があったがアレはどうなったんだろ?いつの間にやらその話を聞かなくなったんだけど。それはさておき、人間には引き出せない患者の笑顔ややる気を犬が引き出せるなら、それはもう立派なセラピーだなあと思う。日本では病院に動物ってまだまだハードルが高そうだけど、動物介在療法が広まってほしいな。

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    2025年02月17日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる 下町の片隅に、ひっそりと 息づく商店街『 明日町こんぺいとう商店街』。シリーズの4作目です。金平糖の角は24個。24軒のお店が集まっていて、今回はその中から7軒のお店のハートフルなエピソードが収められています。
    お店ごとに作家が交代するのがこのアンソロジーの特徴で、私は前川ほまれさんの描いた 5軒目の『インドカレー ママレード』が心に残りました。
    2軒目の蛭田亜紗子さんの『ツルマキ履物店』の回はちょっとテイストが違い「あら?」と思いましたが、色々な作家さんを読めるのがこのシリーズの良さなので、こんなテイストもありだな、と思いました。

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    2025年02月10日
  • 臨床のスピカ

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    患者の心をほぐしていく犬の力ってすごい。うちの犬は病院スタッフにはなれないけど、家族としてみんなを癒してくれている。
     医療従事者として幼少期や母親との関係の悪さにどうしても向かい合わなければいけない時がある。私もカウンセリングしながら、時に自分のトラウマが蘇ってきて苦しい。しかしこの本を読んで、この辛さは私だけじゃないんだと思えたのが、とても良かった。
     

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    2024年11月03日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    受刑者の医者として働く主人公の態度がどうなのかと思ったが、この物語を通して、主人公の心の変容が見られる話だった。

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    2024年11月03日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    今回の作品はどれも、手探りながら悩みながらも未来に向かって前に進もうとしている。こんな商店街あれば良いのに。どこかにあって欲しいとしみじみ思う。

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    2024年10月29日
  • 臨床のスピカ

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    ネタバレ

    同期の看護師、遥と詩織の成長お仕事小説。D I犬の重要性を説き病院に導入を目指す詩織は若年性パーキンソン病のため諦め、遥がハンドラーとなって夢を叶える。
    白いゴールデンレトリバーのスピカと共に患者に寄り添って癒していく。ただ黙って寄り添い触れ合い体温を感じる、そういうことの大切さを感じた。

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    2024年10月08日
  • 臨床のスピカ

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    切ない話でしたが、コロナ禍での事、DI犬の存在、色々な病気を知りました。犬が、医療に関わる大変さは、いろんな肯定を経て実現出来る事をしりその重みを感じました。

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    2024年09月27日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの問題と震災が絡んだ話なので、かなり重い題材です。
    ただあまり重く感じなかった。小羽、凛子、航平たちが淡々と現状を受け入れているからかな~と思った。苦しくもがいているというより「淡々と」。そんな感じ。
    最近はニュース等でヤングケアラーの問題が取り上げられたりするようになっているが、ただその状況を受け入れている子供たちがまだ多くいるのは変わらないと思う。
    あくまでも小説の中の話だけれど、少しでもそんな子供たちの感情を知ることができてよかった。

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    2024年06月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    【収録作品】
    一軒目「サクマ手芸店」寺地はるな
    二軒目「ツルマキ履物店」蛭田亜紗子
    三軒目「川平金物店」彩瀬まる
    四軒目「~中古楽器・中古レコードの買取・販売~しゑなん堂」芦原すなお
    五軒目「インドカレー ママレード」前川ほまれ
    六軒目「カフェ スルス~コアラちゃんの巻~」大島真須美
    七軒目「おもちゃ屋『うさぎや』」山本幸久

    明日町こんぺいとう商店街シリーズ4

    あったらいいなと思える商店街。

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    2024年06月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ4弾

    『サクマ手芸店』寺地はるな
    糸子さんと充輝の不器用な親子関係のなかに温かさが良い
    康恵さんと城戸の関係が切ない

    『川平金物店』綾瀬まる
    主人公がなんて可哀想な人と思ったら、、
    意外性のある生き物
    その生き物が商店街を歩く
    理由が涙ぐましい
    傷ついた茂さんにジイちゃんはじめ商店街の人々が温かく優しい

    上記の2作品が良かった

    人気作家さんが描く商店街
    現代に失われつつある人情味があり
    通いたくなるお店ばかりだった

    疲れた私の心が癒された

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    2024年06月07日
  • 藍色時刻の君たちは

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    前川ほまれさん著の『藍色時刻の君たちは』の概要と感想になります。重苦しい内容のため、ご注意下さい。

    概要です。
    小羽、凛子、航平の高校生三人にとって一度きりの青春時代は、家族の介護と東日本大震災という傷だらけの想い出を残して過ぎ去った。
    ただ三人の救いは、震災前に出会った少し年上の格好良くて優しい浅倉青葉というお姉さんと過ごした日常。
    三人は青葉さんにそれぞれの憧れを抱きながら大人へ成長するが震災後も未だに癒えない傷は多く、11年振りに奇跡的な再会を果たした三人は苦しさを承知で故郷を訪れる。

    感想です。
    本作でヤングケアラーという言葉を初めて知ったことと、私の読書歴の中で初の二段組の長編を

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    2024年04月08日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日