前川ほまれのレビュー一覧

  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    1.羽根と体温/ 2.動物たちの咆哮 / 3.下を向いて / 4.檸檬の夜 / 5.塀の中の子ども / エピローグ

    医療刑務所では無料で医療を受けられることは知らなかったです。
    とても重いテーマだったけれどこの作品を読めて本当に良かった。
    また、参考文献の量が多かったので著者の努力を感じました。

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    2022年10月01日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所で治療に当たる医師が、「受刑者に(国民の税金を使って)医療を提供することは正しいのか?」という悩みを抱きつつ、刑務所での勤務を始めるところから物語は始まります。
    半年という限られた期間だから、という理由で勤務を引き受けた工藤医師でしたが、通常の病院と同じように治療をしたり緩和ケアをしたりする同僚に不信感を抱いたり、精神疾患からくる症状も相まって被害者への悔恨の情を抱かない受刑者に嫌悪感を抱いたりと、精神的に負担を感じながらの勤務が続く中、幼なじみが収監されてきます。
    幼なじみとの再会を通して、悩みはさらに深まり、工藤医師自身の過去の「キズ」も明かされることになります。

    幼なじみに会

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    2022年05月19日
  • セゾン・サンカンシオン

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    岡本歌織さんの装丁から。なんらかの依存性を抱えた人たちが暮らすセゾンサンカンシオン。三寒四温の言葉どおり、依存性との戦いは一歩ずつ。ぐっとくる小説だった。

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    2022年03月08日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある商店街の物語、第4弾。
    戦後の焼跡に24軒集まって始まった商店街ということだったけれど、今では80軒近くの店があるという。
    毎回、冒頭に地図が載っているけれど、その本に載っている短編のタイトルのお店だけなので、これは・・・あの物語のお店の場所なのだが・・・と迷ってしまう。
    今回の桜さんのように、お店を出て歩きながら紹介してくれると、ふむふむ、川平金物店は、水沢文具店の向かって左隣なのだな?とわかって嬉しい。
    今までに登場した、全部のお店が載った大きな地図が見たいなあ〜

    老朽化した二階建てで、一階がお店で二階が住居という作りが多い。
    看板も古い言葉で、若い

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    2022年03月02日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所の矯正医官として半年間勤めることになった精神科医の工藤守。
    罪を犯した者に、税金を使って医療を行う必要はあるのか?受刑者は本当に自分の罪を悔いることがあるのか?
    病院の人事によって、一時的に派遣されてきた工藤は、医療刑務所というものに納得できない思いを抱えている。
    そんな工藤の言動は、読んでいて気持ちがザラザラするが、知らなかった世界へと引き込まれた。
    登場人物が不幸な人ばかりで、気は滅入る。
    だが、工藤が最後に自分なりの答えのようなものにたどり着いたことに、少し光を感じられた。

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    2022年01月24日
  • セゾン・サンカンシオン

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    根気が必要と分かっていても

    あまりにもその道のりが長く

    本人も家族も疲弊していくのは

    仕方がない・・・と思えるほど



    作中の皆も

    道半ば

    終わりなき道のりの長さに

    本人が一番絶望するな



    でも三寒四温というのは

    とても ぴったりなタイトルですね

    寒さに震えていても

    少しづつ 春が近づいていく

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    2021年12月06日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所で昔の友だちに出会ってしまった
    医者と患者
    嫌々来ていた派遣医
    彼の心の動きが丁寧に描かれていました。

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    2021年11月20日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所に精神科医として働くことになった工藤、アル中で働かない父親が交通事故を起こすなど、生い立ちが彼を精神科医にした。受刑者に税金を使って医療を提供する事に反対の気持ちでいる彼は、幼馴染か受刑者として目の前に現れる。

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    2021年09月21日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    病院からの指示で、期間限定で医療刑務所の配属となった精神科医の工藤。そこでは、受刑者ながらも、民間と同等の医療行為を受けている光景に工藤は複雑な感情を持っていた。
    さらにそこには、かつての友達だった滝沢が受刑者としていた。蘇ってくる昔の記憶、工藤が抱える「ある罪」に対する罪悪感。工藤は、様々な受刑者とどう向き合っていくのか?


    医療刑務所を舞台にした物語でしたが、医療刑務所自体あまり知らなかったので、その実態やそこでの事情などについて知らないことだらけでした。

    民間と同等の医療行為を受刑者が受けるということについて、さらに税金が使われていることに複雑な気持ちがありましたが、それも含めて難し

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    2021年09月18日
  • 夜更けのおつまみ

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    まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。

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    2021年06月10日
  • セゾン・サンカンシオン

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    アルコール、ギャンブル、薬物、万引き‥‥様々な依存症を抱える女性たちが共同で暮らしながら社会復帰を目指す場所「セゾン・サンカンシオン」。
    そこで暮らす女たちがここに行き着くまでの経緯、依存を断ち切れず苦しむ今、そしてこれからへの小さな希望、彼女らが失ったものと彼女らを支え、または突き放す家族らの姿を描く5つの連作短編。

    そして、章の合間に挟まれる一見関係なさそうなごく普通の家族の日常。ほんのちょっとした経緯で依存症に陥り家族が崩壊していく姿を見る時、依存症が決して特別なものではなく私たちの日常と地続きのところにある病なのだと認識させられる。

    「だらしないから」「弱いから」「自己責任」と切り

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    2021年05月08日
  • 夜更けのおつまみ

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    原稿があがった後の枝豆とビール、秘密のレシピでつくる肴、大切な人との一皿…。31人の人気作家がおつまみにまつわる思い出を語ったエッセイ・アンソロジー。『asta*』掲載を文庫化。投稿コンテスト大賞受賞作も収録。

    いろいろ試したくなるおつまみ。

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    2021年04月03日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    前作に続き、あまり知ることの無い仕事をベースにした重い作品。特に前半は読むペースもあがらなかったけど、最後まで読んでよかった。

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    2021年03月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    この商店街の魅力というか、根底に流れる想いみたいなもののが自分の好みなのか、「合わないなぁ」と感じるものがなくどれも平均点以上のおもしろさ。
    安定・安心・粒揃い なアンソロジー。
    いろいろ増えてきて忘れてる話もあるので、第1集から読み直してみたくなりました。

    どうでもいいことだけど、巻末の〈初出〉の日付、本当?

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    2021年01月24日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    正直、前半は読み進めるのに時間がかかりました。
    工藤の顕にする真っ直ぐすぎる嫌悪感のような感情がしんどいなぁっていう印象で。

    でもそれぞれの先生が抱える背景や、そこからうまれている診療スタイル、また、工藤自身の抱える過去、そういうものが見えてきてからは、気づけば止まらなくなってしまい、一気に読み終えていました。

    医療刑務所という、極限の選択をしてきた人たちだからこそ、見えにくいけれど、根本に抱えるものを見つけてあげる、それぞれの従事者のそれぞれの経験からの考え方や視点が散りばめられていて、とてもおもしろかったです。


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    2020年09月14日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    その人が死に至るまでの歴史、人が亡くなってデッドモーニングに依頼して跡を消していく現在。跡が消えた未来を丁寧に伝えてくださっていた1冊。特殊清掃という仕事は変な言い方だけど興味があって、今回読ませてもらった。生きていた人が死ぬこと、残された人たちのこれからの人生。様々な視点から描かれていて本当にいろんなことを考えさせてもらった。

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    2020年09月04日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    死を見ることは生きるを見ること
    誰1人同じ生き方が出来ないのと同じように
    死に方だって違う。

    跡を消す、なんか寂しいと思ったけど
    精一杯人が生きた証と向き合うことだとも感じられた。

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    2020年08月31日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    「サスペンスドラマや映画じゃ、犯人が逮捕されて終わりだ。それから彼らがどんな風に生きていくかなんて描かれていない。」ましてや、病気になった受刑者がどのような処遇を受けるかなんて情報が入ってくることもない。
    主人公、精神科医の工藤守は医局人事により半年間の期限付で夜来医療刑務所に派遣される。そこで、幼なじみの滝沢真也と再会する事で物語は回り始める。滝沢は殺人罪で服役していたが自殺企図を繰り返し医療刑務所に収監されていた。

    物語の興味は、医療刑務所に収監されている受刑者のプロフィールや医療刑務所が抱えるジレンマ。多大な公費=税金を使って受刑者に医療を提供する事の是非であるが、そんなテーマを背景に

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    2019年10月07日