前川ほまれのレビュー一覧

  • セゾン・サンカンシオン

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    依存症も様々。なった理由も様々。スリップする背景、生き方依存症に関わるものとしてとても参考になった。

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    2024年03月30日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの同級生3人に寄り添う青葉さんという女性。震災で青葉さんは亡くなるが、彼女を忘れられない3人は成人後再会し、青葉さんの過去を知る人と知り合える。青葉さんが錦糸町の店と繋がる場面が少々強引な話の運び方とは思ったが、精神疾患を看護する家族の辛さは、身に染みる

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    2024年03月04日
  • 藍色時刻の君たちは

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    友人の紹介で拝読。ヤングケアラー,震災という重く暗いテーマに一筋の光が差し込む感覚がありました。印象的だったのは「手を離すことは、誰かに託すとか、他人に委ねるって言い換えることができるかもしれない」という言葉。どうか似た状況におかれている方々に寄り添える一冊となることを願います。

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    2024年02月18日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    ネタバレ

    俺が飛び込んだのは、
    わけありの死に方をした人達の部屋を片付ける会社だった――
    選考委員の満場一致で選ばれた、
    第7回ポプラ社小説新人賞受賞作!

    良い内容だった・・・悲しい死報われない死・・・それを取り巻く人たちが少しずついい人で救われた。バイト君は少々生意気だけど(笑)

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    2023年08月01日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    死んだら終わり…か…
    そういう考え方を否定するつもりもないし、ある意味そうかもしれん。
    でもなぁ…それも寂しい気もする。
    確かに死んでしまったら、それまでかもしれんけど、今まで、何とか生きた!って誰かには分かって欲しいと思ってしまう。
    まぁ、自分が死んでしまったら、分かるも何もないかもしれんけど。

    特殊清掃ってのは知ってたけど、凄い現場!
    死に方も色々やけど、特殊清掃に依頼されるんやから、病院とかやなく、家とかで、看取られる事なく、亡くなった方の跡を消す。
    孤独死とか、自殺とかやけど、何か、居た堪れんな。

    こんな壮絶な死と向かい合ってこなす仕事ってハード。多分、私にはできんかもしれん。興味

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    2023年07月16日
  • 夜更けのおつまみ

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    少しずつそれぞれの作家さんのお話がいただける、まさに「おつまみ」な本。
    読み進めていると、缶ビールが2本、空の状態で目の前にありました。

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    2022年07月24日
  • セゾン・サンカンシオン

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    すごいものを読んでしまった…
    依存症の現実を垣間見た気がします。
    家族が受け入れることは簡単じゃない、そう分かっていてもつらすぎる。
    何年経っても完全に解放されることはなく、「回復を続ける」という表現も重い。
    自分が当事者になったら、あるいはその家族になったら、どうしたらいいんだろう。怖い。

    でも忘れたくないのは、依存症になってしまった人たちの心に傷つきがあったこと。最初のきっかけは、傷つきや問題を自分で何とかするために嗜癖に手を出している。
    その社会的解決なくして、依存症を減らすことはできないと感じる。

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    2022年05月12日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    これから読む人には、是非あらすじを読まないまま手に取って欲しい。もしも、十代の頃、まだ間に合う頃、この本に出合っていたら、私の生き方は変わったかもしれない、そう思えるほど「渾身の」一作だった。

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    2021年12月10日
  • セゾン・サンカンシオン

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    「人を依存症にするのは、快楽じゃないよ。
    心身の痛みや、それぞれが感じている生きづらさが原因で依存症になっていくの」
    アルコール依存症の母親をもつ柳岡千明は、退院後の母親が入所する施設「セゾン・サンカンシオン」へ見学に行く。そこは、様々な依存症に苦しむ女性たちが共同生活を行いながら、回復に向けて歩んでいくための場所だった。迷惑を掛けられてきた母親に嫌悪感を抱く千明だが、施設で同じくアルコール依存症を患っているパピコとの出会いから、母親との関係を見つめなおしていく――。

    ☆最高!最高!最高!☆読み終えた後、興奮してなかなか寝つけなかった。目を瞑るとシーンが瞼の裏に浮かんできて、自分のココロがグ

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    2021年09月20日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    罪人に医療を提供することは是が非か。
    その葛藤の狭間で揺れ続けながらも、医師という職業柄、受刑者に対しても治療を続ける主人公。彼が抱え続ける過去の傷が、受刑者である患者との関わり合いの中で鮮明になる過程、そしてその想いが少しずつ変化していく様子が読んでいてじっくりと心に沁み渡ってくる。
    罪を犯し、他人を傷つけた者は、本当に医療を受ける価値のない、死すべき存在なのだろうか。被害者側の立場に寄り添えば言語道断だろうが、その間違いを犯した人間が更生する場を与えないことは、あまりに非情ではないだろうか。
    どちらの考え方も誤ってはいないと思うし、だからこそ答えは見えてこない。それでも今、目の前に苦しむ患

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    2020年11月28日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    mourning=喪中、哀悼。morning=朝。どちらもカタカナ表記だとモーニング。会社名が『デッドモーニング』なのは、この2つの言葉をかけているのかな、と思いつつ、読み進めた。作中では『朝』の方だけ出てくるけれど、『朝』を迎えることの尊さ、きらめき…読んでて、生きることの、生きるためのエネルギーを浴びたような気がする。

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    2020年08月17日
  • 夜更けのおつまみ

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    このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
    どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
    あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
    人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
    さらに、一編ずつが短いのもポイント。
    ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰

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    2020年07月14日
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎

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    医療刑務所というのは知らなかった。そこでは罪を犯していても無料で医療が受けられるのだ。そこにやってきた新人精神科医の視点で、入院する精神を病んだ患者、背景のある病気の囚人たち、彼自身の過去などが複雑に絡み合い、色んなことを考えさせられる作品となっている。贖罪の意識を求める工藤医師は、そういう意識の希薄な囚人たちに落胆するが、かつての友人が入所しており、その男と深く関わっていくうちに、彼もまた成長していくという話しだった。

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    2019年10月09日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    この本で初めて知ったSOGI(ソジ)という言葉。
    性的指向と性自認を指す言葉なのだそう。
    今はLGBTQも認知され始めて、あからさまな差別も減ってきている気がするけど、まだまだ悪意のない差別や偏見は多く、当事者が精神疾患になることも多い。
    この病院の支援医海野先生は、腫れ物に触るようになったりしがちなところ、セクシャルマイノリティであるとか精神疾患であるとかを取っ払って、人として接している。さらりと自然な対応が素晴らしいなと思った。
    私自身、カミングアウトされたり…ということは今のところないのだけど、「在る」がままを受け止められる人でありたいなぁ。

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    2026年02月18日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    精神科病棟のシーンの端々を少し感じさせてもらいながら、セクシャリティに関連したストレスを抱える人を対象とする診療のあり方を考えることができた。
    また、セクシャリティだけでなく、この本では多くの社会的養護や親権、身近な人の死といった話題を取り扱っている。自身のセクシャリティを問うということは、深々と自分とはなにかとルーツをたどる作業になる。

    アセクシャルでありながら暴力的に妊娠し出産した子を手放した女性にまつわる章がある。女性はその後、自分を責め、生きる資格がないと自傷行為をしている。海野先生は、「生まれた命を第一に考えた末に、手放せた勇気を褒めて良いんだよ」と腕に刻まれた言葉の傷痕に語り掛け

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    2026年02月07日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラー、東日本大震災、様々な重いテーマを内包した小説。作者は宮城県出身の看護師であるということで伝わってくる切迫感やリアリティが強い。

    ヤングケアラーについては最近ちょっと話題になったし、物語を読んでいても感じたけど、これほど辛いことがあろうかという気持ち。
    自分の現在、未来を犠牲にして家族の面倒を見ないといけない。逃げたくとも家族への情と責任があるから逃げることを自分自身が許せない。そうして疲れて追い詰められて‥。家族といえど、子供に背負わせるには大き過ぎる犠牲です。「いつかちゃんと、手を離しなさいね」という言葉の重みを感じました。

    この本を読むことで考え方が変わった部分が確かに

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    2026年01月26日
  • 跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング

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    ネタバレ

    特殊清掃を通して成長していく主人公の物語
    主人公はおバカで上面の優しさを本質と捉えてフラフラと生きている青年。わたしのとても苦手なタイプの人間
    彼が、3ヶ月の子供を亡くした清掃会社の笹川さんと仕事を通して、死とは何か、死後何が残るのか、を学び成長してゆく。そして3ヶ月の娘を失った笹川さんの心と向き合っていく。

    私は実際に主人公のような人がいたらとても苦手だ。自分の物差しで心に踏み入ってくる、そして自分の正義を振りかざしてこうあるべきというものを押し付けてくるような感覚
    そこが終始売れ入れ難かった。成長はしているけれど、現実はそんな言葉を受け入れることなんてできないのではないか。
    私は笹川さん

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    2026年01月22日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    一人ひとり、ステレオタイプに括れない
    いろんなひとがいるんだなと言う
    当たり前のような気づき。

    多分自分はマジョリティであるという
    無意識の安心?みたいなもの、持ってるなーと
    自分を省みる。

    知らないでいることは
    知らないうちに誰かを傷つけてしまうような気がして
    この作品で知った多様性はすごい学びだ。
    それを自然体で受け止める海野先生
    私は医師ではないけど、イチ医療人として憧れる。

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    2025年11月23日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    SOGI(ソジ)支援医、という言葉を初めて知る。セクシュアルマイノリティの「からだ」と「こころ」の健康をサポートしているとのこと。性同一性障害は、現在は性別不和や性別違和という呼び名に変わっている。わかりやすく学べる。

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    2025年11月21日
  • 在る。 SOGI支援医のカルテ【電子版特典付き】

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    海野先生の患者さんにかける言葉は患者さんの生きづらさに寄り添い患者さんの心にひびくものでした。
    私も悩んでいる生徒に寄り添える言葉をかけていきたい。

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    2025年11月15日