宇佐美まことのレビュー一覧

  • 愚者の毒

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    面白かったです!
    貧しく地獄のような場所から逃げる為に父親を殺した少年と少女が過去を捨て、ひっそりと都会に紛れ
    何も望まず人生の共犯者となる。
    そんな二人がまるで過去からの亡霊が近づくかのように、じわじわと追い詰められていく。

    え?白夜行みたい?
    似てますね…途中で気づきましたd( ̄  ̄)
    白夜行はとても面白く読みましたが主人公に共感は
    できなかった。
    こちら共感しまくりで逃げのびろ!と息がキレそうでした。

    この作品は暗いし辛いしで読むのに二日かかってしまったんですが素晴らしい!

    ストーリー、構成、主人公達、関わる人々、ラストまでの展開、結末。
    全てがわたし好みの作品でした♪
    宇佐美まこ

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    2023年04月07日
  • 展望塔のラプンツェル

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    児童虐待がテーマになっているので、胸が痛んで読み進めることが辛くなるようなシーンもありましたが、最後は切なさの中にも希望を感じられる暖かな作品でした。
    映像化は難しいであろう、小説ならではの " 面白さ " がある作品です。

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    2023年03月19日
  • ドラゴンズ・タン

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    第1章~第5章それぞれが独立した物語かと思いきや始まりは漢の時代、中国。『竜舌』の怨念は時代と舞台を変え暗躍する。翠の玉石、鋭勍微、小指…不気味である。壮大で濃密、伏線回収も円滑だった。

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    2023年02月05日
  • 少女たちは夜歩く

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    宇佐美先生の作品は大好きです。
    この本は短編集ですが、すべての作品がある小さな町の城山を中心におきた出来事が繋がって話が進んでいき最後はなんとも哀しい気分にさせられる作品でした。

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    2023年02月01日
  • ドラゴンズ・タン

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    舞台は漢・唐・明時代の中国から昭和の上海、
    そして令和の日本へと、
    それぞれの時代の物語は現代に繋がっていて、
    連作短編集でありながら、
    受け継いで受け継がれて現代に到達する、
    悠久の時を越える壮大な物語でした。
    すっごく面白かった!
    古代の中国での出来事が、
    こんな風に進んで行くなんて、
    古の世界の中に飛び込んだように、
    どっぷりはまりました。
    ファンタジー系はあまり好きではないのですが、
    この作品はホントに面白かったです!
    進むにつれてはまって行きました。

    ***ネタばれ***
    翠の耳飾りが片方づつ受け継がれ、
    2000年の時を越え、
    現代の日本で再び揃った時、
    「あぁ、こう揃った」と、

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    2023年01月19日
  • 熟れた月

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    「世界は輪っかのように繋がっているのだ、一度も会ったことのない人と人も、実は深い関係があり、昔起こった些細な出来事が、今日の出来事を引き起こす、ということが。」
    秩序は巡るがメインテーマ。

    最後には、おまじないのような言葉は、ちゃんと伝えられるのだろうな、と、思いながら読んだけど、確かに巡り巡ったなぁ。

    私は、宇佐美まことさんの本は、読むべき時に手に取っている気がする。 
    これも、秩序は巡る、なのかなぁ。

    この本を読んで色んなことを言われた気がした。

    お金に翻弄される人達ばかり出て来るけれど、博(ken)は言う、お金はただの道具でその道具を使いこなせるかどうかで人生は決まる。と。
    人間

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    2023年01月16日
  • 展望塔のラプンツェル

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    ネタバレ

    つらくて何度も閉じようと思った。こんな本、なんで読んでるんだろーって。

    でも、ハレに会えて良かった。
    こんなに心に残る本ないし、ずっと考えさせられるんだろうな。

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    2023年01月15日
  • ドラゴンズ・タン

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    以前読んだ「螺旋プロジェクト」の1人作家版?中国の壮大な歴史からホットなウイルスまで、あまりに壮大なスケール…読み終わってグッタリ。核かなという予想も大きく外れ。荒唐無稽ではあるが「人の一生は一夜の夢に過ぎないかもしれないが、そのひとつひとつがあるからこそ悠久の歴史がつながる」にロマン感じる。「陰があれば必ず陽がある」「竜の舌ウイルス」「くだらない感情に左右されることがない人間の肉体を食い尽くす仮借のない機械」知念さんと同じウイルスの捉え方だ、へー。

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    2023年01月07日
  • 愚者の毒

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    読みたかった本。
    とてもよかった!

    第1章の最後に、え?!っという展開に!
    驚いた。

    筑豊廃坑集落での地獄のような暮らしは、悲惨で壮絶で読むだけで辛い。実際に大なり小なりあった話なんだろうなと、思った。

    「身の内に毒をお持ちなさい。中途半端な賢者にならないで。自分の考えに従って生きる愚者こそ、その毒を有用なものに転じることができるのです。まさに愚者の毒ですよ」と、達也は難波先生から聞く。
    達也がしたことがこの言葉によってだとしたら悲しいな。もっと別の解釈をして、二人には一切関わらないで生きていって欲しかったなぁ。

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    2023年01月06日
  • 展望塔のラプンツェル

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    宇佐美さんの本、毎回、気持ちが沈んでしまうような設定で、でも、ラストが明るいのでまた読みたくなります。
    今回のこの本は今までの中で一番、気持ち悪く、ところどころの描写、読めなかったです。
    最後また救いがあるので良かったのですがね。

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    2022年12月08日
  • 骨を弔う

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    宇佐美まことファンになりました!
    『子供は怖い夢を見る』に続き、2作目だが、ミステリーなのにファンタジー!
    内容はヘビーできついところも多々あったけど、読後感がとても良い!
    オモロ〜

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    2022年10月18日
  • ドラゴンズ・タン

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    漢の時代から現代の日本までの壮大なスケールの作品でした。
    最初は中国名が難しく読みにくい感じがしましたが、最終章の舞台は日本だったので、すべてはここに着地するためだったのかと納得しました。
    各話が最後へとつながる連作短編集。
    ロマン溢れる壮大なファンタジー作品でした。
    最初は竜舌(ドラゴンズ・タン)が活躍する作品かと思ったのですが竜舌は悪役でした。


    第一章流沙の王国
    物語の始まり。
    漢の時代の竜将軍と幼なじみ。
    竜将軍は蘭鷲という白い狐と交わり何千年もの命を授かります。
    そして、竜将軍は竜舌になります。

    第二章機関木人(からくりにんぎょう)
    唐の時代。
    動物の芸を操る道士と彼に養われてい

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    2022年10月08日
  • 愚者の毒

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    初めて読む作家さんですが、かなり面白かったです。
    日本の現代ミステリーで面白いのは大抵読んでしまったかと思っていた自分が恥ずかしい。
    まだまだですね、これからも貪欲に良作を探していきたいと考え直しました。


    1980年代、葉子は深大寺の難波家で住み込みの家政婦として、甥の達也と共に暮らしていた。
    妹夫婦が借金苦の末に心中をはかり、生き残った達也を引き取らざるを得なかったためであった。
    両親の心中を機に言葉を発しなくなった5才の甥の他、妹夫婦は多重債務による借金も葉子に残していた。
    途方に暮れた葉子は、職安で生年月日が全く同じ希美と出会う。
    2人次第に心を通わせるようになり、葉子は希美の紹介で

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    2022年09月03日
  • 熟れた月

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    なんだかんだでハッピーエンドがいい。フィクションくらい最後に救いがないと
    無関係っぽい人たちが最後に繋がる快感
    感想はホント人それぞれなんだなあ。個人的には宇佐美作品でも上位に入ります。大好きな作品です。

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    2022年05月19日
  • 恋狂ひ

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    ネタバレ

    瓶覗、この本に出て来たワード。
    空の色を映しとった、はかない色。空を恋う色。綺麗な色。初めて知った。
    私は寧ろ、姉の亜弥の話、どんな手を使って幹久を奪ったのだろうか?
    これには無いが、気になってしまい知りたいと思ってしまう。
     

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    2022年05月07日
  • 少女たちは夜歩く

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    読み始めたら止まらなくなった。
    次々と繋がっている連作短編集。先がきになり一気に読んでしまいました。
    最後まで読んでまた、再読しくなり細かい繋がりを確認したくなりました。

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    2022年04月27日
  • 少女たちは夜歩く

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    宇佐美まこと3冊め。
    短編って、あんまり好きじゃないんだよな~と読み始めたら、かなりがっつりな連作でした。
    少しだけリンクじゃなくて、けっこうリンクしてて、時代もバラバラだったり、読んでいて面白かった。
    ちょっとホラーでファンタジー入ってます。

    よく分からない話もいくつか。
    絵画修復士の話とか・・・、気持ち悪さは一番。
    若者と赤ちゃんの話とか・・・、話は、好きだけど。

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    2022年02月19日
  • 少女たちは夜歩く

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    ネタバレ

    この作品は、322ページなんですが、私は読むのに足掛け三日かかってしまったのですが、これから読まれる方にはなるべく短期間で読まれることをお勧めします。

    8作の連作短編集で、すべての物語が最後に繋がっていたとわかるのですが、時系列が難しく、誰と誰とがどういう関係だったとかも私は途中でかなりわからなくなってしまいました。

    物語の場所は四国の松山の城山を中心にしたところで、ジャンルとしてはホラーミステリーです。
    そこで、8つの不思議な物語が語られます。


    以下完全ネタバレです。お気をつけください。



    一番印象的だったのはいなくなった、アメリカン・ショートヘアが城山に住みつき、妖獣となり人を

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    2022年02月04日
  • 死はすぐそこの影の中

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    初読みの作家さん♪
    ホラーっぽくて、怖いのは嫌だなぁと思いつつ、読み進めてみると、しっかりとしたミステリーで、よかった!
    2度読みすると、なるほどなぁと腑に落ちた。
    他も読んでみたい。

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    2021年10月25日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐ろしさなんですよね……。
    久しぶりに読んだ服部まゆみ「雛」も、再読でさらに恐ろしくなったかも。そしてラスト、小林泰三「人獣細工」で締めるとは!

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    2021年10月16日