宇佐美まことのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白かったです!
貧しく地獄のような場所から逃げる為に父親を殺した少年と少女が過去を捨て、ひっそりと都会に紛れ
何も望まず人生の共犯者となる。
そんな二人がまるで過去からの亡霊が近づくかのように、じわじわと追い詰められていく。
え?白夜行みたい?
似てますね…途中で気づきましたd( ̄  ̄)
白夜行はとても面白く読みましたが主人公に共感は
できなかった。
こちら共感しまくりで逃げのびろ!と息がキレそうでした。
この作品は暗いし辛いしで読むのに二日かかってしまったんですが素晴らしい!
ストーリー、構成、主人公達、関わる人々、ラストまでの展開、結末。
全てがわたし好みの作品でした♪
宇佐美まこ -
Posted by ブクログ
舞台は漢・唐・明時代の中国から昭和の上海、
そして令和の日本へと、
それぞれの時代の物語は現代に繋がっていて、
連作短編集でありながら、
受け継いで受け継がれて現代に到達する、
悠久の時を越える壮大な物語でした。
すっごく面白かった!
古代の中国での出来事が、
こんな風に進んで行くなんて、
古の世界の中に飛び込んだように、
どっぷりはまりました。
ファンタジー系はあまり好きではないのですが、
この作品はホントに面白かったです!
進むにつれてはまって行きました。
***ネタばれ***
翠の耳飾りが片方づつ受け継がれ、
2000年の時を越え、
現代の日本で再び揃った時、
「あぁ、こう揃った」と、 -
Posted by ブクログ
「世界は輪っかのように繋がっているのだ、一度も会ったことのない人と人も、実は深い関係があり、昔起こった些細な出来事が、今日の出来事を引き起こす、ということが。」
秩序は巡るがメインテーマ。
最後には、おまじないのような言葉は、ちゃんと伝えられるのだろうな、と、思いながら読んだけど、確かに巡り巡ったなぁ。
私は、宇佐美まことさんの本は、読むべき時に手に取っている気がする。
これも、秩序は巡る、なのかなぁ。
この本を読んで色んなことを言われた気がした。
お金に翻弄される人達ばかり出て来るけれど、博(ken)は言う、お金はただの道具でその道具を使いこなせるかどうかで人生は決まる。と。
人間 -
Posted by ブクログ
漢の時代から現代の日本までの壮大なスケールの作品でした。
最初は中国名が難しく読みにくい感じがしましたが、最終章の舞台は日本だったので、すべてはここに着地するためだったのかと納得しました。
各話が最後へとつながる連作短編集。
ロマン溢れる壮大なファンタジー作品でした。
最初は竜舌(ドラゴンズ・タン)が活躍する作品かと思ったのですが竜舌は悪役でした。
第一章流沙の王国
物語の始まり。
漢の時代の竜将軍と幼なじみ。
竜将軍は蘭鷲という白い狐と交わり何千年もの命を授かります。
そして、竜将軍は竜舌になります。
第二章機関木人(からくりにんぎょう)
唐の時代。
動物の芸を操る道士と彼に養われてい -
Posted by ブクログ
初めて読む作家さんですが、かなり面白かったです。
日本の現代ミステリーで面白いのは大抵読んでしまったかと思っていた自分が恥ずかしい。
まだまだですね、これからも貪欲に良作を探していきたいと考え直しました。
1980年代、葉子は深大寺の難波家で住み込みの家政婦として、甥の達也と共に暮らしていた。
妹夫婦が借金苦の末に心中をはかり、生き残った達也を引き取らざるを得なかったためであった。
両親の心中を機に言葉を発しなくなった5才の甥の他、妹夫婦は多重債務による借金も葉子に残していた。
途方に暮れた葉子は、職安で生年月日が全く同じ希美と出会う。
2人次第に心を通わせるようになり、葉子は希美の紹介で -
Posted by ブクログ
ネタバレこの作品は、322ページなんですが、私は読むのに足掛け三日かかってしまったのですが、これから読まれる方にはなるべく短期間で読まれることをお勧めします。
8作の連作短編集で、すべての物語が最後に繋がっていたとわかるのですが、時系列が難しく、誰と誰とがどういう関係だったとかも私は途中でかなりわからなくなってしまいました。
物語の場所は四国の松山の城山を中心にしたところで、ジャンルとしてはホラーミステリーです。
そこで、8つの不思議な物語が語られます。
以下完全ネタバレです。お気をつけください。
一番印象的だったのはいなくなった、アメリカン・ショートヘアが城山に住みつき、妖獣となり人を -