宇佐美まことのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
北川フサのルポかと思いきや、靖男のルポでした。
戦後の闇市や食糧難についてはドラマや小説で見聞きしたことはありましたが、孤児たちの暮らしがここまで詳細に書いてあるものを読んだことがなくて…とにかく悲惨で衝撃でした。子供や女性に人権がない時代。守られるべき存在のはずが、飢えないためにひたすら必死に生きる姿に胸が苦しくなりました。
千代ちゃんの最期とシンジの川のシーンは本当に辛すぎて…
ライターにすべてを打ち明けるわけでもなく、北川フサに取り込まれて殺意が暴走するわけでもなく、まさに月白という感じの静かな終わりで意外でした。噛み締めるような重い余韻が残る話でした。 -
Posted by ブクログ
まことさん、師匠、ともちん、館なのさん、ゆーきさん、NISMOん55さん等々、そして同時期におびのりさんっ!嬉しい♡
錚々たるブクトモさん方が良かったとこの本!!
めっちゃ良かったですっ!!!٩(ˊᗜˋ*)و
この時期、読んで良かった。
海老原誠は、交通事故で妻を失い、夏樹という小学生の息子と二人暮らしをしていた。
父子家庭になり、これまでの仕事を辞めて、自由がきくフリーのジャーナリストになった。
勤めていた新聞社の出版局からルポタージユの依頼を受けていた。戦後の連続殺人犯、北川フサについてのルポを書いて欲しいと。
北川フサは戦後の混乱期に5人の男を次々に殺害し、逮捕され死刑判決 -
Posted by ブクログ
これはすごく良かったです。話に引き込まれました。
全体的に悲しさが占めてると思う。「光」の主題の主人公ピアニストの友澤伸多、谷底の牢獄に登場する糸井須美、桜のお印の随子、3人は違う時代に生きている。3人とも満ち足りた生活をしているしているように思われてたけど…。伸多は病気になりピアニスト生命が危うくなり、須美、随子は"家"のために心が折れてしまい、悲劇が待っている。この2人の女性のパートを読んでいる時が本当につらかった。もっと自由に出来たらいいのに…。自分の想いを伝えることが出来たらいいのに…,時代のせいと言えば仕方がないと思うのだけど、2人を助けることは出来なかったんだろうか?それが悲しい -
Posted by ブクログ
プロローグ
“小さな奇跡が起きた”ね
ほんの小さな奇跡が…
これは、幻想か現実か!?
いや、その先にあったんだよ
ホントに小さな奇跡がね…
本章
『13月のカレンダー』★5
まことさん、みんみんさん、師匠、まきちゃん…
沢山のブク友さんたちのレビューにて手に取る
本当は、来月のXDay付近に読みたかったがフライングで読んでしまった
こういうお話しは大好物だ
挫折した主人公が、祖父母の実家である松山を訪ねることになるのだが
そこで初めて知る、祖母の生い立ちと苦悩、父の隠された葛藤、そして80年前の“ピカドン”という悪魔が巻き起こした惨劇を目の当たりにするのである
祖母の生い立ちを探 -
-
Posted by ブクログ
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
この物語は古き時代が中心に進んでいきます。
いろいろなものに縛られた時代は、今からは想像を絶する世界だったことでしょう。
物語は壮大で、最後の最後に全てが繋がっていく様は、大きな感動を呼ぶものがありました。
今の世の中、どんどん縛れることが減っていき、多くの若者は、義務教育と消費税の支払いぐらいしか、縛られるものはないのではないかと思います。
何にも縛られることなく自由を謳歌した人たちが、やらなければいけないことに直面した時に、それをストレスと感じ、簡単に体調を崩したり、メンタル不調になっていく。
それでもAIの普及により、 -
Posted by ブクログ
児童虐待や性的虐待、不妊治療、貧困問題など、胸が苦しくなるテーマが次々と描かれ、読み進めるのが辛くなる場面も多かった。それでも最後まで読んで本当に良かったと思える一冊。
虐待やネグレクトを受ける5歳の壮大くんを助けたいと奔走する「こども家族支援センター」の志穂。不妊治療を続ける専業主婦の郁美。兄から性的虐待を受け、家を飛び出した17歳の那希沙。三人の女性を中心に物語は進んでいく。
単に「虐待はいけない」「貧困はつらい」と訴えるだけではなく、「血のつながりだけが家族なのか」「子どもは誰が育てるべきなのか」「人は過去を抱えながらも前を向いて生きていけるのか」と、さまざまなことを考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
前回読んで、すっかりファンになってしまった!こちらも良かったー!
主人公の侑平という青年が、もと祖父母の実家の愛媛を訪ねることから始まる。侑平の両親は離婚しており、正確には他人だが、子どもの頃良くしてもらっていたこともあり、祖父母が他界し空っぽの家を訪ねた。祖母の寿賀子は長い間闘病生活をしていた。祖父の日記を見つけ、その闘病生活の様子を知る。そこで祖母が「13月はあったのよ」と言っている日記の記述と、13月のカレンダーを発見する。祖母の、父の、そして自分のルーツを知るために、祖母の知り合いに話を聞いて回る。そこで祖母は広島出身であり、兄を原爆で亡くしていた。原爆の悲惨さ、戦争の恐ろしさをダイレ -
Posted by ブクログ
初めての作家さん、話題になっていたので軽い気持ちで読み始めたが…内容に大分衝撃を受けた!心に残る一冊だったと思う。
持田アイ、須田富士子、都築益恵の3人は出会って20数年の友人である。3人とも80歳ほどになっており、その中でも益恵通称まあさんは認知症が進んでいた。そんな中、まあさんの夫の三千男が、アイ、富士子にあるお願い事をする。それは3人でまあさんの記憶を辿る旅をしてほしいということだった。まあさんは満州で生まれ、戦争を経験し、その後日本に渡っている。まあさんは満州でのことを一切誰にも話さなかったが、時折り「カヨちゃん」と口にするようになる。まあさんの記憶のつかえを取り除き、安らかな老後を迎 -
Posted by ブクログ
一台のピアノ「ニーマイヤー」を繋ぐ感動の物語。
若手ピアニスト友澤伸多は、世界の注目を一身に集めていた矢先、ジストニアを患いピアノが弾けなくなる。
遡り、大正時代に平松伯爵の娘・随子は、才能ある若きピアニスト・グスタフ・アッカーにピアノを教えて貰っていた。
アッカーの為に随子の父は、グランドピアノを造らせていたが…。
ロンドンで造られた、この世に二つとない至高のグランドピアノは、誰が弾き継いでいったのか…
(第三楽章 谷底の牢獄〜悲しく辛い不幸な話だった)
(第四楽章 桜のお印〜随子の残酷な運命に心が痛い)
血塗られた物言わぬピアノは、紆余曲折の末に左手のピアニストとして生まれ変わろう -
Posted by ブクログ
一台のピアノ、ニーマイヤーという「呪われたピアノ」と云われるピアノを巡る物語。
友澤伸多という新進気鋭の若手ピアニストはジストニアという病でピアノが弾けなくなります。
時は遡り、大正時代アッカ―という日本人の華族である16歳のヨリコを愛するピアニストもまた右手を車に轢かれてピアノを弾けなくなります。
二人のピアニストが弾いたニーマイヤーのピアノとは…。
私は実は読み始めは何の話かわからなかったのですが、主人公はピアノだったようです。
ーーーーーーー
私もピアノは五歳の誕生日に買ってもらい20年は弾いていました。
中学の時は物凄くよいピアノの先生に当たり、毎日下校してから四時間くら