宇佐美まことのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私たちは、認知症を患った友人を連れ、彼女の人生を辿る旅に出る。彼女の心の奥底にある「つかえ」を取り除くために-。
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俳句教室で知り合い二十数年の友情を紡いできた益恵、アイ、富士子の老婦人。
ある日、アイと富士子は 益恵の夫から、認知症が進行した益恵を連れて、「彼女の過去を探す旅に出て欲しい」とお願いされる。
認知症となる前は自身の過去を多く語ることのなかった益恵。アイと富士子は、益恵の住んでいた町や、かつての知り合いを訪ねる旅で、益恵が送ってきた壮絶な過去を知ることになる。
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物語は、益恵の詠んだ句集と共に 現在の旅の章と、益恵の生きた過去 -
Posted by ブクログ
両親の離婚により、疎遠になっていた父方の祖父母の家に訪れた主人公の侑平は、その場所で、13月まであるカレンダーを見つける。それは祖父が祖母のために、知り合いに作ってもらった特別なカレンダーだった。
祖母の寿賀子の出身が広島で、原爆で亡くなった兄がいた事を知り、祖母と交流のあった友人に会うために広島を訪れる侑平。そこで二人の老人から原爆投下直後の広島の惨状を聞くこととなる。壮絶な体験の描写がとてもリアルで、広島平和記念資料館で展示されていた被爆者の遺品や写真、資料を思い出した。どれだけ多くの人が、たった一発の爆弾のために運命を狂わされたのだろうか。被爆後の差別や偏見、理不尽な扱いを受けながらも -
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タイトルに惹かれて読み進める
十三月の奇跡が起こって良かった!
侑平が、仕事を辞めたこと
父がお祖父ちゃんの家を売却して、そのお金をやると言われる…そこは両親が離婚するまで長期的に滞在していた夏休みの場所
今まで足が遠のいていた後ろめたさが込み上げながら訪れる
祖母の闘病生活、十三月カレンダー、そして自分が書いた年賀状を見つける
ルーツを辿ることで父の思い、自分がなにをしたかったか改めて知る機会を得る
被爆者の思いは、とても言葉ではいい尽くせない辛さがありました…そして、2世やその親族の思いは計り知れないもの
サバイバーズギルド 生き残った者の罪悪感
そして、語り部となって原爆の悲惨さを若い世 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ認知症になった高齢女性の読んだ俳句を元に、彼女の人生が語られていく読み応えのある作品だった。
おばぁちゃま達の友情が素敵だなぁという気持ちと、戦後の満州での壮絶な体験にぞっとするのとで気持ちが忙しかった。
たくましく生きる少女ふたりの体験にはらはらした。
終盤に娘のクソ旦那を殺してやろうみたいな展開がいきなり火曜サスペンスっぽいチープさがでて、あまり好きじゃなかった。
しかも益恵さんが手を下すならまだしも、なんでお友達の2人が???という気持ち。
あれだけ大変な日々を共に生き抜いた2人が、人生の終わりにようやく再開して寄りそう。そういうシンプルな終わり方が素敵だったなぁ…
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俳句仲間である友人の富士子とアイが
認知症が進む益江のために
益江の人生を辿る旅に出かけるロードノベル
人生を深掘りするだけのよくある物語かと思ったら
とんでもなかった!
悲惨な戦争体験が絡んだ重たい重たいお話でした
11歳の益江が家族と満洲から引き上げる際
逃げ惑い自分と妹以外は集団自決で亡くなる
赤ん坊の妹は連れては行けず置き去りに
その後同じ境遇の佳代と知り合い
二人の少女だけで満洲から日本への引き上げを果たすがその体験が壮絶だった
本当に辛い思い出は心の奥深いところに沈んでいて
認知が進んで剥ぎ取られていくように
直近の思い出が薄らぎ
奥底の封じ込めていた思いが
露わになっていくよ