宇佐美まことのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
他の方のレビューから興味を持った作品。
カバーイラストの不穏さがすごい!
タイトルの「愚者の毒」は作品の中でひとりの登場人物によって語られるもので、理解するのがちょっと難しい内容だった。
弱い立場にいるもの(愚者)であっても
己の中に何か武器となるもの(毒)を持て、的な感じかなと理解していた。
この人物は作中では善人として描かれていて、
暗く悲惨な宿命をかかえる者たちの中において
唯一の癒しとなる存在。
にもかかわらず、
このことがのちのち与える影響を思うと、
励ましのつもりで言ったことも
受け取る側の捉え方によって変わるものであり、
なんだか皮肉だ。
最後の伏線回収の章は
あらかたそ -
Posted by ブクログ
家、部屋、土地に纏わる超怖いアンソロジー
“物件怪談小説集”
人気作家+事故物件サイトの大島てるさんの11編
土地や建物に関わるホラーが好きなのです
と思い、読みましたが、人がやっぱり怖いという作品が多かった気がします
「妹の部屋」神永学
死んだ妹の賃貸の部屋
片付けて解約するも 元に戻っている
事故物件小説ではなかったけれど
ありそで怖い
「笛を吹く家」澤村伊智
息子を預かってくれる家は、幽霊屋敷
両親の望む息子の行末
この2編が、私のBestかな
「倒福」大島てる
事故物件系かなと思っていたけれど
反発もある情報提供をしているから
こんな経験もあるのかな
いろんな摩擦があるのでし -
Posted by ブクログ
堤防の土から人骨がみつかり、事件か?となって調査したところ、それは骨格標本だった。なんだろうねぇという新聞記事が掲載されたんだけど、それをみて子どもの頃の記憶がよみがえってきたとある男性、豊。豊は小学生の頃、友だちと連れ立って学校の骨格標本を埋めに行った。その骨格標本が?いや、でも埋めたのはちがう場所だったはず・・・そこから、自分たちが埋めたのは、実は本物の人骨だったのではないか、と疑い始める。すでに40となり、ばらばらになった幼馴染をたずね、豊は真相を探すとともに、自分の人生とふりかえる・・・という話なんだろうなぁ。
面白かったと思う。
豊が訪ねた友人たちのその後が、なかなか濃ゆくて