宇佐美まことのレビュー一覧

  • 黒鳥の湖

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    ネタバレ

    白鳥ではなく黒鳥というタイトルになるほどなあと思わせるストーリーでした。
    善人が実はというパターン、あるあるといえばあるあるだが、それだけとは思えない。
    1番最後の結末だけはまさかのそこに!という驚きがありましたがただ一言。闇は深い。
    終始少し重めだが、著者の読ませる力が凄くて飽きずに読めた。

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    2025年09月14日
  • 愚者の毒

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    師匠が先日宇佐美さんを読んでおられ、積んであった中から宇佐美さんを選びました。


    職安で葉子と希美が出会うところから物語の幕が開く。
    2人とも過去に何があることが匂わされるのだが、真実はジワジワと開示されていく。この辺りを読んでいる時は、遠田潤子先生のような感じの本かな?と感じていた。

    第一章は葉子目線で、葉子の過去が明らかに。

    第二章から舞台が一気に変わり、希美目線で、壮絶な希美の過去が少しずつ明らかになっていく。


    宇佐美さんはこういう古い時代の描写がお得意なのかしら?まだ数冊しか読んでいないのでわかりませんが、昭和の時代の重たい描写が非常に巧みで、巧み過ぎて感情移入型の私は苦しくて苦しくて。゚(゚´ω`゚)゚。


    愚者の毒。何故愚者の毒なんだろう?
    考えますよね。

    おびのりさんのレビューを読み直して、読み方が流石だなぁ、、、
    考察が深いなぁと感心しました。

    それから師匠のレビューを見たら、素晴らしいことが書かれていて。
    たまに良いこと書かれていますが、流石師匠!って思いました。

    暗くて辛くて疲れる描写が多いですが、宇佐美さんは注目していきたいなって思いました。


    三連休ですね(*´꒳`*)
    特に予定はありませんがお休みは嬉しいです♪

    先日から何故か鰻が食べたくて仕方ないです。
    鰻食べたいなぁ。。。

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    2025年09月13日
  • 入らずの森

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    もっとバタバタなホラー物かと思ってたら意外と面白かった。
    四国の田舎に赴任してきた中学教師と転校生、Iターン就農者。
    それぞれ別々の物語が少しずつ重なってきてホラーというよりサスペンスに近い感じでドキドキしながら最後まで読むことができた。
    でも結局最後は人間の醜い心は絶ることはないってことなのかなぁ。

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    2025年09月12日
  • 謎は花に埋もれて

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    フラワーショップ周辺で起こる出来事を集めた短編集。
    小さな花屋さんの周囲でこんなに物騒な事件があるのだろうかと最初は思ったが、どの話も奥が深くて読み応えがあった。
    最後の「家族写真」は良かった。

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    2025年08月24日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • ボニン浄土

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    小笠原の歴史がわかり面白かった。ニュージーランドに行った時に、マオリの祖先がハワイ近辺から渡ってきたと聞いて驚いたが、小笠原にも来ていたなんて!ちょっとミステリー要素があるのも楽しめた。

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    2025年08月12日
  • 羊は安らかに草を食み

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    はじめての宇佐美まことさん。題名に惹かれて手に取るも、全く想像してなかった内容だった。著書を読んだこともないのに勝手にイメージしていた宇佐美さんと違った。良い方に裏切られた。

    別れる辛さを思うより、この世で出会えたことを喜びましょう

    素敵な言葉。
    これは本当にかけがえのない相手と出会えた人だけがわかる境地だと思う。
    私の場合、相手は猫だけど…

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    2025年07月15日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    子供向けのホラー短編集。
    好きな作家さんがいたので購入しましたが、サクッと読めて、怖さもほどほどで期待通りでした。
    「青いコップ」「よあるきのうた」がお気に入りです。

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    2025年07月10日
  • 謎は花に埋もれて

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    「花」と関連するように進行するミステリ短編集。
    なるほどなるほどと真実がわかって爽快な話からバックストーリーが切ないものまで様々な種類があった。
    個人的には1番最後の「家族写真」が好き。

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    2025年06月28日
  • 羊は安らかに草を食み

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    上手く感想がまとまらない。
    頭がヒートした感じ。クールダウンして、客観的にみて、浮かんだ最初の言葉。
    何でこれ一冊にまとめたんかな。勿体ないと思うんよなぁ。

    満州からの引き揚げという壮絶な過去がある、まあさん。
    作中に俳句が詠まれると満州のターンになる構成がお見事で、緊張感が襲ってくる。

    その過去を知る為、認知症を患ったまあさんを連れて旅する、アイさんと富士子さん。
    ままならない自分の体にムチを打ちながら行動する二人の、まあさんへの想いが温かい。

    ところが、後半途中がらりと急展開を見せてくる。
    一冊にまとめるのが惜しいと思った理由がこれだった。

    読む前に深呼吸が必要なくらい、戦争の悲惨さを訴える力強い描写や、年老いた女性達が、旅先で見つめる人生や終いかたなど、とても丁寧に描かれていると思う。
    だけど、どうしても、詰め込んだ感じがしてしまう。
    満州の話に私の頭がいっぱいになったのも原因だとは思うけれど、それぞれの視点で分けて、世の中に色んな事を投げかけて欲しかったなぁ。
    あーほんとにそれで読みたかった。

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    2025年06月25日
  • ボニン浄土

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    みんみんさん、ひま師匠にご紹介頂き購入しました(*´꒳`*)

    ボニン浄土、、、タイトルから外国のお話かしら?何かの宗教かしら?なんて想像しながら読み始めたのですが、時代は過去に遡り、1840年。江戸時代ですかね。

    気仙沼から出港した五百石船が難破し、漂流するところから物語が始まります。

    吉村昭の漂流という小説がとても良かったですが、この本も出だしは負けないくらいのリアリティで期待がどんどん膨らみます。
    ワクワクドキドキしてきた頃、物語は現代に。


    あれ?現代になっちゃった。
    全てを失った中年男。離婚し、水泳の得意な息子とも会っていない。彼は幼少期祖父母に育てられた。
    実父母の記憶はない。ある日偶然祖父が持っていた木製の置物を手に入れるところから、自分のルーツを探り出すことに。

    そしてその話も短く、またもう一つ別の現代のお話に。音楽一家に生まれ、チェロの英才教育を受ける少年。
    とある事故がきっかけでチェロの音が聞こえなくなってしまう。

    これからこの3つの作品をどう繋げるんだろう?


    過去の描写が丁寧で、小笠原の歴史がこれでもかとギュッと詰まっていました。
    島に行ったことは無いのに、島の情景が浮かぶような描写にうっとり(*´꒳`*)


    関係ないような3つのお話。
    小笠原で交差します。ガッツリ全てが混ざり合うのではなく、薄ら交差?
    読者は色々な情報を持っている状態で読むからさらに面白くなるんです(*´∇`*)
    あー!あれはこれで、それはそーゆーことね!読者だけが知ることができます(*´꒳`*)



    小笠原の歴史を小説という形を通して知ることが出来ました(*´∇`*)
    上質な小説でした(*´꒳`*)

    宇佐美さん、とてもいいなぁ。。。これからも注目していきます!


    三つの話、もっとがっちがちに繋がって欲しかったので、★5よりの★4でm(_ _)m

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    2025年06月24日
  • 羊は安らかに草を食み

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    どこにでもいるような、普通のおばあちゃん、
    でも、壮絶な戦争を生き抜いたから今があるということに
    今更ながら気付かされる。
    賛否両論だとはおもうが、私は、最後のはいらなかったかな。

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    2025年06月23日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 超怖い物件

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    家や土地にまつわるホラーアンソロジー。
    事故物件だけでなく住民そのものが怖いヒトコワものまで豪華11話収録。

    糸柳寿昭氏『やなぎっ記』軽い雰囲気の日記だと思っていたら最後のメールで鳥肌立っちゃうやつ。

    澤村伊智氏『笛を吹く家』この方の描く歪んだ家族っていつも気味が悪いし悲惨…本当にいそうなのがまた怖い。

    芦花公園氏『終の棲家』宗教が関わるホラーではやっぱりこの方。得体が知れない信仰の気持ち悪さと逃げられない絶望感。

    平山夢明氏『ろろるいの家』ホラー描写が本書で一番怖かったかもしれない。不気味な現象に徐々に侵食されていく感じがゾクゾクした。

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    2025年06月10日
  • 謎は花に埋もれて

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    花屋さんを営む女性とその旦那さんの刑事が関わる事件に関わるストーリー短編集。
    事件の中に植物が関わっていたり、解決のきっかけになっていたりして草花に関してや花屋さんに関する知識も散りばめられてて興味深く読み進めて楽しめました。宇佐美まことさんの作品、親しみやすいので他の作品もボチボチ読んで行きたいなぁ〜(^_^)

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    2025年05月31日
  • 謎は花に埋もれて

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    花屋さん×刑事の夫婦の周りで起こる殺人事件6編。
    近くでよくこんなに殺人事件が起こるなというのは置いといて…
    花が効果的に使われているところがよかった。
    花言葉は有名なものしか知らないけど、ここぞという場面(あまりないけど…)で、さらっと披露できたらいいなと思ってみたり。
    設定が闇に葬られてしまいそうな事件ばかりというのも面白くて、短編のミステリーでは珍しく引き込まれた。

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    2025年05月28日
  • 鳥啼き魚の目は泪

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    『鳥啼き魚の目は泪』宇佐美まこと

    作庭という言葉を初めて知った。
    ある侯爵家の広大な庭の池を埋め立てて枯山水を作り上げた作庭師。
    そもそも枯山水は水を引いてくるのに適さない場所や池を作るほどの広さに恵まれない場所に水を使わずに石や砂で山水の景色を表現するものである。
    なぜわざわざ本当の池を埋め立てて枯山水を造ったのかという謎を追いながら、大正から昭和にかけての華族の生活も丁寧に語られていて頁をめくる手が止まらなかった。
    大勢の使用人、驚くべき分業制(ランプを磨くだけの係もいたとか…!)、華族間での格差、賑やかな園遊会など話題は尽きない。

    女中さんから見た優しい語り口が心地よい。華やかな世界だけど人と人の気持ちのつながりやすれ違い、時代の変化の中でそれぞれどう生きていくかというところも丁寧に綴られている。

    「鳥啼き魚の目は泪」は芭蕉の俳句から。読み終わった後にまた違った感慨を持つ。タイトルに呼応するような美しい本。

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    2025年05月08日
  • 謎は花に埋もれて

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    ネタバレ

    基本はフラワーショップの店主とその夫の所轄署刑事が事件の謎を解いていく短編集。
    悲しい結末と花言葉、ときには完璧なアリバイを崩す…
    予定調和の安心感のある作品も良かったが、変化球な「家族写真」も素敵な作品で、特に「クレージーキルト」が心に残った。
    「ある一点に収斂(しゅうれん)していく運命には、抗しきれない」けれど、それは事件や事故だけでなくすべての人の人生に起こっていることで、クレージーキルトが調和していくように受け入れて生きていくしかない…

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    2025年04月15日
  • 謎は花に埋もれて

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    ある町のお花屋さんを絡めた短編集
    面白い!
    お花屋さんは中年女性で、遅くに結婚した旦那さんが刑事って設定
    殺人事件が絡んでるミステリーが無理なく生かされてた
    それぞれ30ページくらいの短編だけどちょっと切ない殺人事件ばかりでジンときます
    ラストの「家族写真」がラストに相応しく良かったなぁ……

    久しぶりの宇佐美さんでした〜♪
    またちょっと読み始めよ♪︎~(・ε・。)


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    2025年04月13日